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境界のクロスシティ  作者: 空廻 永遠
第二章-境界的日常生活『始まり』-
10/28

境界巡りメンバー決定?

今まで長らく休んでしまい申し訳ありませんでした。

今回は短いですが、是非見ていって下さい。


叫びの主は俺らがよく知っているものだった。

そう、紛れもなく……


「ルースさんの声だ!何かあったんだ!早く行こう!」


ヒカルに腕を引かれ前へと進んでいく中、俺は違和感を感じていた……ルースの叫び声に何も悪い感じがしなかったのと、あまりにも周りが落ち着いている。


何故だ?


その答えはすぐに現れた。


「ルースさん!大丈夫ですか!」


ヒカルが声をかけた先にいたのは……

何故か頭をさすり痛そうにしている寮長と

顔を真っ赤にして副寮長に抱き付いているルース

そしてルースを慰めながら呆れ顔で寮長を見ている副寮長


「おや?この二人はルースちゃんの知り合いかな?」


ヒカルの声に気付き、副寮長がルースに聞いている。ルースはこちらに気付き、少し焦っているように見えた。


「は……はい。」


すごい小声になっているが…いったい何があったというのだろう?


「えっと……何が起きたんですか?」


副寮長は苦笑いしながら教えてくれた。

どうやら寮長はモフモフしているものに目がないらしく、昨日部屋に着いてからずっと追いかけ回されていたんだとか……

それで副寮長が守っていたが、さっきの朝会の終わりに隙をつかれて、ルースがいきなり触られたから、それでつい叫んでしまったらしい。


「それは……ルース……大変だったな。」


「うん……。」


まだまともに喋れない程のショックだったらしい。


「まったくなぁ、愛さんとは長い付き合いだけど、どうしても直らないからなぁ。」


ため息を吐きながら、副寮長が呟く。

すると涙目になった寮長が副寮長を見上げてぼやく。


「だからって、だからって全力で殴らなくてもいいじゃないか……頭割れるかと思ったじゃん……。」


寮長も寮長でかなりのショック(物理)を受けていたらしい……。


「さて君たち二人はルースちゃんに何か用があったんじゃないのかい?」


どのタイミングで入ればいいのか分からなくなっていた俺らに、副寮長が助け船を出してくれた。


「そうでした……えっと、俺らの部屋の先輩がこの街を案内してくれるらしいから、一緒に行かないか?」


ルースと副寮長は顔を見合わせて少しきょとんとしていた。

どうやら、ルース側でも同じ事を考えていたらしい。


「なるほど、君たちの室長は誰だったかな?」


「えっと…不知火「「僕たちです。」」


俺の声を遮るように、千里さんと冥夜さんが登場してきた。


「あら、君たちは…………被害者の一部ね……。」


「まぁ……そう言ってしまえばそうなりますね。」


副寮長と先輩達は苦笑いをしている……いったい何人犠牲になってしまったのだろう。

千里が話を進める。


「それでなんですが副寮長、そちらも案内をするようでしたら、是非一緒にいかがでしょうか?」


「それはとてもありがたい誘いです。間違いなく楽にな………コホン、楽しくなりますもんね!」


今絶対に楽になるって言おうとしたんだろう、別に良いのに……

そうして境界巡りのメンバーは揃ったのだった。


「よーしそれじゃあ皆もう準備は良いよね!」


そう言っていつの間にか復帰していた寮長がしきり始める。

皆顔を見合わせて笑いあった。

こうしていきなり交流を深めることも出来た。


「それじゃあ、まずはどこに行こうかなー?」


寮長がとてつもなく楽しそうにして聞いてくる。

絶対に一番楽しんでるの寮長だよこれ。

今もまだ少し怯えてるものの、ルースが答える。


「私は学校の外見だけでも見てみたいです……。」


すると寮長は凄く喜んだ様子でうなずく。


「じゃあじゃあさっそく外に行こうかー。」


皆と一緒に外に出たとき、俺は気付いていなかった、友人からの連絡に。


「ズドンッ」


重い音をたてて目の前に槍が降ってきた。

こんなこと出来るのは……俺が知るのはただ一人であった。


「よぉ白亜、楽しそうじゃねぇか。」

しばらくぶりなので、文章がおかしいところとかありましたらお知らせ下さい。


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