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07 搭乗者を無視

「もう本気だからね……!」


 黒髪の少女が加速してくる。ただでさえ空飛んでて俺より速いのから工夫して逃げてるのに、加速されたら追いつかれちゃうじゃーん。


 どうやって逃げようか……。


「お、いいところに歩道橋が」


 彼我の距離をほどよく調整して、歩道橋の階段の手すりを勢いだけで片輪走行して登る。


「あ、もう!」


 黒髪の少女も俺に合わせていい感じに高度を上げて追いかけてくる。


 よし、クライマックスだ。


 ────シャッ


 歩道橋の手すりが終わり、空中へ飛び出す。今のうちにスケボーを片手に抱える。


 そして、ここで腕一本分離れているように計算しておいた街灯のポールを空いている片手で掴み、


「え?」


 ポールを軸に、勢いのままに横に回転し、ちょうどここに到達した黒髪の少女を蹴り飛ばす。


「ぎゃっ!」


 黒髪の少女は青い直方体から離れ、斜め前方のオフィスビルへ飛んでいく。


「……くっ」


 自分が飛んでいる軌道上に有るビルに気づいた黒髪の少女は、搭乗者を無視して直進している青い直方体に一度手を向け、次にビルに手を向ける。青い直方体は黒髪の少女とビルのあいだに割り込み、黒髪の少女を受け止める。どうやらコントロールを取り戻したようだ。


「魔法を使ってないのになんて動き……! よくもやってくれたわね……って、あれ?」


 もちろん俺はスケボー持ってさっさと身を隠しながら逃亡していた。


前話の直後に書き終えちゃったよ。前話と繋げればよかったかも。

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