32 カウント
「あれ? 赤魔法使いの人数、更新されていないな・・・・。今は四人だってのに」
本を覗き込んでいた浪人生君が呟く。
「三人でいいんじゃないのか? 一、二、三」
浪人生君、微ロリ、掛道を順番に指さしながらカウントする。敬語は慣れてないので勘弁願うことにする。ゆとり大事、超大事。
「え? 四」
俺を指差しカウントを追加してきた。なんだ、そういうことか。
「え~と、その、吉上さん・・・・」
掛道が口を挟み、本のページを少し繰くる。
「その、こっちです・・・・」
他の項目が書き記されたそのページの一節を指差す。
・現在、黒魔法使いは一人である
「黒魔法使い・・・・!」
「え!? 黒って言った!? こいつが!?」
浪人生君と微ロリが驚愕に顔を染める。ちょっと愉快な気持ちになる。そして微ロリ、お前は黒魔法使いの存在を知っていたような言い方だな。掛道が知らないだけで過去にもいたのかな、黒魔法使い。
ちょっと魔力を練って黒いガス出して驚かしてやろう。むむむむ、集中集中。
この小説ね、書き溜めてたら完結しちゃった。
で、もう満足でいっぱいだから公開しなくていーやと思ってる。
今回は閲覧数1万突破記念に気まぐれ投稿。




