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30 世界の説明書

「先輩、これで、赤達のフルメンバーです」


「え、これで? 戦闘員しかいなくね? 勢力扱いしていい規模じゃないよね? そういやさっき、誰かが消えたって言ってたな」


「はい・・・・」


 掛道は、あまりそのことに触れて欲しくなさそうに目を逸らす。


「教えろ」


 本当に触れて欲しくなかったとしても、知ったことか。俺は聞く。


「・・・・この世界で六度死ぬと、時間が止まっていたあいだの記憶を失って、もうこの世界には呼ばれなくなるんです。それで、私達の仲間の三人が、六度目の死を迎えて、この世界から消えたそうです」


 うん、いいルールだ。魔法使いがあふれるハチャメチャ世界にはならなそう。でも六度ってキリが悪いな。意味わからん。


「この勢力、多い時でも六人だったのか。新人って、どのくらいの頻度に出んの?」


 他にも聞けそうなことを聞いておきたい。


「あ、本があるんで読んでください」


 この世界の説明書キターー! と思ったら違うようだ、と思ったらあっていそうだ。



連載一周年を祝しまして、新話投稿。

いやー、一年経ちましたねー。

・・・はい、放置期間がありながら、さも一年間コツコツ頑張ってきたかのように言いました。すみません。

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