ここに淡路の底の神秘を目指すんだよ!
部室の中には病院から退院をした俺と誠が本を読んでいた、俺はフランケン・ふらんを誠先輩はGOKUSAIを呼んでいた、そして無言の続いている部室の空気を俺は打ち破った。
「クローンについては…貴方は容認派ですか?」
「クローンは嫌いねんな…偶像はクローン容認派であり自分のクローンも大量に存在しとるそうやけど…そら余り気持ちのええもんやあれへん」
「そうですね…俺もクローンは色々と受け入れ難いです…サイボーグ化・強化人間・コールドスリープ・核融合・ナノマシン・光学迷彩・量子コンピューター・人工生命・人造人間・デザイナーベビー・パワードスーツ・拡張現実・ドローン・人工知能などなどの禁忌とされている技術についてどう思っていますか?」
「そらめっちゃむつかしいことを聞きまっさ?」
「凄く難しいのは承知ですが…答えて欲しいです」
「せやんな…サイボーグ化は偶像は色々と軟弱性があるから強化人間に機械を足したほうが効率がええとか意味不明な事を言うとりましたが…まあ純粋に色々と倫理観の観念的にあかんもんであるとは思っとります」
「これはかなり難しいところですが…今の人間の倫理観では駄目であり…この俺個人としては何ともですかね」
「…強化人間はまあ別にかまわんとこの我は思とる」
「…俺は強化人間は否定派ですね…許容派なら肉体は改造しているので?」
「いや肉体を改造するとこの芸術の感覚がのうなるかもしれへんからやっとれへん」
「自分は嫌ですが人がする分には特に気にならないと言うラインの許容派が誠先輩ですか」
「…コールドスリープは巻き添えで禁忌になった可哀想な凄い技術であり当然容認派やねん」
「これは俺も同じ考えです」
「…核融合はエネルギー問題を解決する夢のもんでありこの我は容認派であるが…まあ禁忌とされていても当たり前の技術やで」
「戦争や大陸の消滅などでのこの技術を思うと…人間に容認出来る技術では無い」
「…ナノマシンは人間の病気などを解決する夢のもんでありこの我は容認派であるが…まあ禁忌とされていても当たり前の技術やで」
「病気を広めて人を大量に殺して見せたこの技術は…人間に容認出来る技術では無い」
「…光学迷彩は芸術家としてはほんまに欲しゅうて余裕で容認派であるが…まあ禁忌とされていても当たり前の技術やで」
「透明な兵器達…透明な人間達… この技術は人間に容認出来る技術では無い」
「…量子コンピューターは技術を更に発展させる…故に禁忌でも可笑しくはおまへん…我はどちらでもかまわへんが技術は基本的には発展したほうがええので一応は容認派やで」
「人間は科学の発展によって絶望した…故に禁忌は妥当である」
「…人工生命は我はかまわへんがまあ倫理的に妥当な判断やで」
「禁忌からこの技術が解禁される事は正直に言ってないと思っている」
「…人造人間は我はかまわへんが…めっちゃ諸説が存在しとるものやで」
「これは難しいところですが…まあ禁忌でも仕方が無いと思えるものです」
「…デザイナーベビーは我はかまわへんが…まあ当然ながら禁忌の技術やで」
「これはまあ…禁忌で当たり前であり…他の技術の様に少しも惜しくも全く無い」
「…パワードスーツは我はかまわんと思うし実際に世間でもかまわへんものやで」
「コールドスリープの様にかなりの巻き添えで消える事になってしまった技術である」
「…拡張現実は便利な凄い技術であり我は容認派やけど…まあ禁忌でも当たり前の技術やで」
「技術とは危険な面を持つ合わせるが文明を発展させるもの…だがこの世界は恐れている…この地球の終わりでは無い…人類と言う種族の終わりを…それは本当に仕方の無い事ではあるが」
「それを恐れていては人類の発展はここで終い…テレビをつけてもええか?」
「構いません」
そうして誠はずんだホライずんを流し始めて言った。
「人間は様々な存在を実験と言う名前の虐めをしとる」
「まあ人間は人間を特別な存在においている存在ですからね」
「それでいながら動物虐待を謳ったりとほんまに愚かな種族やで」
「統一性と言うものが無い様で最悪な形であるのが人間ですからね」
「我は色んな側面でほんまに人間と言う種族が嫌いであったりしとる」
「だがある側面では人間と言う種族が好きであったりもしていると?」
「まあ大体の人間と言う存在はある側面では人間の事が嫌いであり好きやで」
「それはそうですね…この俺の事を汲み取って下さった…かなり良いお話でした」
「…さて本題を話させて貰うが…ついに明日…神秘が存在すると偶像が主張しとる場所に行く」
「遂に明日ですね…まあ俺はかなりの間病院にいたので実感は無いのですが」
「…それで神秘は果たして存在すると思うか?」
「最近は余りにも現実感が無い様な事を連続で経験して感覚が麻痺している俺でも正直に言って分からない事です…分かるわけがない事です…それでも…愛餐 偶像…或いは山田 麻衣は余りにも不思議すぎる」
「あの山田 良平の娘である事ぐらいしか我は知りまへんね」
「本当に不思議な人…あの人は善では無い…あの人は悪で無い…」
「敢えて表現すんねやったらば混沌と言える様な結構おもろい人物やな」
「面白い人物であるのは確かですが…凄い熱量を持っているのも確かですがあの人は
そうして俺達はずんだホライずんを見ながら会話をし続けた。
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そうして遂に当日を迎えて俺が部室でハイパーインフレーションを読んで一人で待っていると。
「拙者は二番乗りなのだ」
そう言って車椅子に座っている六花が部室に入って来た。
「この俺が一番乗りです」
「…君は彼をどう見るなのだ?」
「分かりかねていますが見届けるつもりです」
「それは彼が何をしても変わらないなのだ?」
「今の内容ならばそうですが…内容によっては変わるでしょうね」
「軽い気持ちでも重い気持ちでもここから去る事をお勧めするなのだ」
「それは正義感からですか?それは善行からですか?それは悪ですか?」
「それはこの拙者の凄く独善的な優しさと呼ぶ事が出来るものからなのだ」
「…貴方は自分の価値観の正義と言うものによって行動をしているのですか?」
「拙者は別に世界を救いたいわけでは無い…世界を良くしたいとも思ってなどいない…拙者は世界を維持したいだけなのだ」
「それだけですか?」
「細かい話をするのであればそれだけでは無いが…まあ基本的な大目標はそれだけなのだ」
「…それが本心であるかは俺には分かりません…故にこの俺は貴方に直接問わせて貰います…貴方は何故爆弾によって洞窟を倒壊させたのですか?」
「それは天に決めて貰う為なのだ」
「天によって決めて貰う為?」
「山田 麻衣は今の世界を維持している存在であり殺すべきでは無い存在である…だが同時に奴は余りにも危険であり世界を崩壊させる要因にも成りかねない…故に生かすべきか?故に死ぬべきか?それを天に決めて貰ったのがそれなのだ」
「…何故天に任せたのですか?何故俺達を巻き込んだのですか?」
「この拙者は結構優柔不断な性格をしている…故に中立を保ったり…天を頼ったりする…そして二人を巻き込んだのは…それが銀のサイコロの選んだ選択だからなのだ」
「…貴方と言う存在は部員で一番…全く持って理解出来ませんね」
「拙者も自分を理解出来ないのに他人に理解出来たら驚きなのだ」
そう俺達が話をしていると部室の扉が開いて誠が無言で入って来てよく分からない言語が表紙に書いてある本を読んでいた。
「…さてそんな話は終わりにしてカードゲームでもするなのだ?」
「カードゲーム?」
「キングオブライフと言うカードゲームをご存知では無いなのだ?」
「世界中の神話や伝説などを元にして作られたカードゲームですよね?それならまあ結構知っていますが…この俺は今カードを持っていないのですが?」
「それは実は特に問題は無いなのだ」
そう言って八卦炉の様な物を取り出してそれを弄ると。
「これはプロジェクションマッピングですか!?」
俺の目の前には大量のカードが広がっていた。
「いやこれは拡張現実と言う技術なのだ」
「…俺はそう言った特別なゴーグルや眼鏡などを付けていないのですが?」
「人間の体内に入っているチップの応用によって可能なのだ」
「…そうなんですか」
「そうなのだ」
そう話をしながら俺はカードを選んでデッキを組んで言った。
「これって恐らくはカードに書かれているものもこう見えるんだろうけど…この部室の大きさだと収まらないんじゃないのか?」
「そこら辺は調整をかけるから問題は無いなのだ」
そう話ているとお互いのデッキのカードがお互いの体をメビウスの様に回る。
「それじゃあ早速…始めるとしますか」
「「サーキット展開!!描け描いて見せろ!!誰にも予想できない未来を!!」」
「ラグナロク[世界を終わらせる者]」
「オーディン[戦争と死の神]」
「「三枚ドローーーーーーーーー!!!!」」
「そして機械の判定により先行は俺が貰った!故に更に一枚ドローーーーーーー!!!!!…そして俺はこのカード[オーディオの目](橙)をバトルゾーンに出して発動して当然効果発動!その効果により私は自分のデッキよりこの[知恵の泉ミーミル](青)を手札に加える!そして手札に加えた[知恵の泉ミーミル](青)をバトルゾーンに出して発動して効果発動その効果により[賢者の神ミーミル](青)をデッキからインヴォカーレ・マギーカ!」
<自然現象の象徴にして水の巨人であるこの私の大好きな存在[賢者の神ミーミル]ーーーーーーーーーーーー!!!!!!>
「そうして俺はカードを一枚セットしてターンエンドだ」
「拙者のターン一枚ドローそして拙者は手札から[ラグナロク](虹)を見せて発動する…その効果によりデッキの全てのカードをセメタリーに送るが…この効果によって落ちたカードは効果を発動する事は出来ない」
「…ならばそれに対してこの俺は手札のこの[女神テミス](虹)を発動してその効果を無効にする」
「ならば当然この拙者はそれに対して[ヘル](虹)で無効を無効にする」
「それに対して俺は更に[ヘル](虹)で無効を無効にする無効を無効する」
「ならば拙者は手札のもう一枚の[ラグナロク](虹)を見せて発動するその効果によってデッキの全てのカードをセメタリーに送る…そして拙者は山札が全て無いので条件を達成して手札から[スルト](虹)を場にインヴォカーレ・マギーカ」
<今ここに世界は真っ赤に染まり天候は超絶荒れありとあらゆる存在が嘆く…ギャラルホルンは鳴らされた今こそ現れよ[スルト]ーーーーーーーーーーー!!!!!!!>
「拙者はバトルゾーンに存在するスルトの効果発動その効果によりバトルゾーンのカードを全て破壊する」
<レーヴァテイン>
「…この展開は」
「これによりそちらのバトルゾーンに存在する賢者の神ミーミルとスルトがセメタリーに送られる…そして拙者は当然イレギュラーを宣言する…そうしてランダムなイレギュラーがインヴォカーレ・マギーカされる」
*そう言うと沢山の白紙のカードが天井から降ってきて六花がそれを一枚取る*
「このカードか…ならば運次第ではこのターンで勝てるな」
「運次第でこの状況で勝てるイレギュラー…成る程奴らですか」
<恵比寿天!大黒天!毘沙門天!弁財天!福禄寿!寿老人!布袋![七福神]ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!>
そう俺達がサーキットをしていると部室の扉が盛大に開いた。
「ワタ94とガブリエルが到着したんだよ!」
そこには普通の服の上に恐竜の骨を背負っているの様な格好をしている偶像とギャルの様な格好をしているガブリエルがいて、そうして遂にその時が訪れた。
「今日の予定を話すんだよ…今日は今から船に乗って海の底に沈んでいる淡路の場所に行って台風が来るまで待って台風が来たら潜水艦に乗って神秘を目指すと言う予定になっているんだよ」
偶像は近くのホワイトボードを勢いよく回してドンと叩いてそう言って見せた。
「ここに淡路の底の神秘を目指すんだよ!」
「「「「おぉーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」」」
「声の声量がまるで足りていないんだよ!」
「「「「おぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」」」」
「よしそれじゃあ今すぐ早速出発なんだよ!」
そうして遂に集まった俺達五人の部員は神秘に向かった。
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