……この自分ヴァイオレット ガブリエルである
そうして小鳥遊 六花に会った次の日でも俺はいつも通り家で猫と姉と食事をしながら誘拐事件のテレビを見ながら話をしていた。
「中国て嘘の塊じゃん」
「…俺は余り知らないので何とも」
「まあ中国てのは馬鹿みたいな嘘をつく国なんだよ…南京大虐殺が数十万に殺したとか…天安門事件を隠蔽したりとか」
「…それが何なのですか?」
「私は嘘と言うものが嫌いです」
「まあそれは昔から知っている事です」
「私は虚勢を張っている貴方が嫌いです」
「それはこの俺が大っ嫌いと言う話ですか?」
「私は本当に士郎が大好きと知っているよね?」
「それはまあ…本当に嫌と成る程に知っていますね」
「それじゃあこの私の言いたい事は分かっているよね?」
「まあ分かりますが…食事ぐらいはもう少し辛気臭い感じでは無い話をしない?」
「なら何の話するの?」
「俺はそうですね…世界一の芸術家であり今の芸術の時代を作り出した山田 良平についての話をします」
「戦争によって実験の失敗によって絶望が立ち込めていた世界に希望を齎した悲劇の大天才山田 良平の何の話をする?」
「俺は色々とあって傷ついた心をあの作品達を見て癒して貰いました…故にその恩返しの為に芸術家と言う職業を目指しました…そんな本当に素晴らしい彼の作品の中で一番の作品とは何だと思いますか?」
「今もネットで論争が荒れ続けている議題を出して来たか〜」
「俺はバベルの塔・天の御柱・南天鉄塔の三つの中に一番の作品があると思うのですが姉さんはどう思いますか?」
「私は
そう楽しい話を続けて飯を食べて色々して偶像と一緒に学校に向かった。
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俺は学校の授業が終わって部室で鵺の陰陽師を見ていると。
「この吾輩が一つの頼みを達成する為に来たんだが!」
そう言ってペスト医師の様な格好をした偶像は部室の扉を盛大に開けて現れた。
「……何の様ですか?」
「俺達は今から寿命が1日の女の子に最高の料理を作る為に密輸をするんだが!」
「……何故密輸なんですか?」
「これから取りに行くのは貝であり!これは神に捧げる為のものであり!一般の販売をされる事は数百年の歴史の中で一度として無いものであり!六花は見過ごしてくれるだろうが協力はしてくれないだが行う!」
「……そんな上手いかも分からないものを密猟するのですか?」
「女の子の婚約者でありプロの料理人であり今回この吾輩に頼んで来た彼女は女の子の好みをバランスを様々な事を側が得て調べた結果辿り着いた!最後の晩餐がこれだが何か文句でも?」
「……深海に行く事になるあの作戦では遠隔操作のロボットを使う事が出来ないのは分かりますが……この作戦では違法ですが遠隔操作のロボットがギリギリ使用可能ですよね?」
「遠隔操作ロボットは水中の中では僅かだが誤差が発生する…それではこの特殊な貝を取る事は出来ないからだが?」
「……特別な強化人間なら一人で達成出来ますよね?」
「この貝を取るには力では無くて状況に合わせて同時に別方向からの力が必要だからです!」
「……話を聞いている感じ……この行いはきっと命懸けですよね?」
「そうだが?」
「報酬は何ですか?」
「報酬など必要では無いんだが?まあこの俺が用意をする事は出来るが?」
「…‥犯罪である事はカメラに映っても見逃されていますが協力無しと言う事は下手をすれば捕まる……下手をすれば命を落とすのに報酬などは無い……そんなものにこの自分が協力すると思いますか?」
「思うんだが?」
「正解ですね!」
「士郎も行くアルネ?」
「…当然ながら行きますよ」
そうして俺達三人は学校を出て船に乗って目的地に向かった。
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俺達は船の上で目的に移動しながら話をしていた。
「二人は強化人間などには興味はない感じアルカ?」
「強化人間ですか?…俺は興味は特に無いですね」
「……自分も強化人間になりたいと思わないですね」
「それはどの様な理由でその考えに至ったのでアル?」
「…それは俺が幽谷 士郎と言う人間だからですかね」
「……それは自分が母親から貰った大切な肉体を変える事は…入れ墨やタトゥーの様で嫌だからです」
「士郎の言い分は一見意味不明アルシ…別にガブリエルは入れ墨やタトゥーは否定派では無いアルヨネ?」
「…まあそれを説明するつもりは無いので」
「……人が入れる分には構いません……あくまでも母親から貰う事が出来て残っているものが少ないこの自分だからこそと言う話です」
「そうアルカ」
「…所で質問なんですが…偶像は神秘を信じているのに何故今回の様な罰当たりな事をするので?」
「この地球では神を蔑ろにする行為をしても特に罰は降っていないアル…これらから考えられる事は神は昔とは違って寛大になった…神は人間などの矮小な存在に興味が無くなったなどなどの説が考えられるアルが…吾輩はまあこれくらいなら神の性質や伝承などを調べて問題は無いと判断したアル」
「そうなんですか…所で質問なんですが…貴方は毎日見た目を服装を一人称を語尾を変えるじゃないですか…それってどう言ったこだわりによって行なっている行為なんですか?」
「そうですね…本当に凄く端的に言うのであればこの吾輩が自分と言う存在が嫌いだからアルカネ?」
「自分が嫌いだからですか?」
「吾輩は過去の色んな出来事で後悔をしているアル…だがこそ神秘と言うものに縋っていると言う面がアル…そしてこれもある種の自分から逃げる行為でもアルが…これには別の理由もある為に止めるつもりは無いアル」
「それは一体なんですか?」
「それを話すには好感度が足りていないアル」
「…そうですかそれは残念です…所で質問なんですが…誠先輩が来ていないのは芸術関係ですか?それとも俺達みたいに泳ぎが得意じゃ無いんですか?」
「そうですね別に彼は普通に泳げるがこの特殊な貝を手に入れるには能力不足だったから今回は待機案件アル」
「……まあこんなにも泳ぎが上手い人物が三人もいるだけで珍しいですからね」
「まあそうでしょうね…所で質問なんですが…ガブリエルは何故この部活に入ったのですか?」
「……自分がこんな変な部活に入った理由ですか?……それは難しいですね……それは複合な理由である為に」
「でも敢えて言うのならば何になるんですか?」
「……敢えて言うのならば周りの人を助けたいから?」
「…そんな凄い善人みたいな理由でこんな事をしているんですか?」
「……これは犯罪行為ですが……これが偶像さんに助けて貰った自分の出来る限界です」
「…それを偶像は強制しましたか?」
「これは間違いなく自分の意思です」
「あっそう言えば異世界の門のレベルのクソアニメが最近出たんですけど一緒に観ないアルカ!」
そう言いながら偶像はコーラの瓶を冷蔵庫から取り出して手刀で切って飲み始めた。
「断面図が綺麗過ぎないですか?」
「……注目するところはそこなのか?」
「手刀で瓶を切れるのは別に偶像なら余裕で出来ると思いましたけど…この断面図は機械の様な精密さですよ?」
「吾輩は力を完璧にコントロール出来るアルカらこの程度の事は朝飯前アルヨ!」
そう言った風に三人は船の上で話を続けた。
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そうして船の上で話し続けていると遂に目的地に着いた。
「よし目的地に辿り着いた為に今一度説明を行うアル!今からダイビングスーツを着て酸素ボンベを背負って諸々の装備の確認をして潜水をするアル!目標は海中洞窟の中にある特別な貝キサガイヒメ・ウムギヒメでアル!」
「「はい!」」
そうして三人ともダイビングスーツに着替えて酸素ボンベを背負って諸々の装備を確認して潜水を開始する。
「脳内に声は響いていますか?」
「俺は特に大丈夫です」
「……自分も問題は無いです…この機械による念話の出来る距離を保ちながら潜水を続けます」
そうして三人が沈んだ街を通り過ぎてゆっくりと80mの深さまで潜水をして見せると目の前には洞窟が存在していた。
「昔はこんな地下では無かったのに地殻変動や海面の上昇によってこんなに地下深くにこの洞窟が存在するのは人類と言う種族の業と言うものを感じてしまうアルネ!」
「まあ人間はそう言うものですよ」
「……これ以上の被害は出したく無いものです」
そう念話で三人は会話をして洞窟に潜って行った。
「ロープはそこに設置してゆっくりと移動してくださいアル!」
「本当に泳ぐのにまるで適していない洞窟ですね」
「……水が濁っていて余りにも危険ですね」
そう念話で三人は会話をして偶像を先頭に洞窟を進み続ける、そして。
「ここは水が無い?これは目的地に辿り着いた様アルネ」
「あの壁に張り付いているのが目的の貝ですか?」
「……間違い無くあれが目的の貝ですね」
そうして三人が貝を取って帰ろうとすると。
「アル!?」
「揺れだ!」
「これは不味いんだぜ!」
そう洞窟が唐突に少し揺れ始めた=直ぐに三人は息を合わせて貝を回収して洞窟の脱出を目指す「揺れが少しずつだが強くっているアル!」「これは神の神罰であると言うのか!?」「不味い洞窟が崩れ始めているんだぜ!」──そうして三人は落石を避けながら偶像の先導を追い掛けながら洞窟の中を移動するが「ガァッーー!」ガブリエルの左足に回避不可能の落石が落ちて潰れた=「これは吾輩が解決するアル!」「先に脱出します!」「自分の足を切ると同時に処置をするんだぜ!」/そうして俺は一足先に洞窟から脱出した。
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そうして俺は嫌な予感がして近くの船を目指しながら肉体に負荷を掛けながらかなりの急浮上をして船の上で直ぐに治療が出来る様にロボットを起動しようとしたが何故かロボットが壊れていた為に、ダイビングスーツから医者の格好に着替えて治療の準備をして自分の簡易治療をして壊れたロボットを退けて船の位置調整をしていると。
「上がって来たな!速く船にガブリエルを引き上げてくれ!」
「今直ぐに引き上げるアル!」
俺は船を操作して二人の近くで船を止めると全身がボロボロの偶像と全身が偶像以上にボロボロであり左足が無いガブリエルが上がって来た為に俺はその場で応急処置を素早く少ししてから中にガブリエルを運んだ。
「何故全てのロボットが壊れているアル?」
「この地震もこの何故の現象も予想外であり全く分からないです!」
そう話ながら偶像は何か大きな機械の様なものを取り出して稼働して何かを高速で打ち込みながらこう言った。
「これはそうゆう事アルカ!?だがそれにしては余りにも可笑しいアルガ!…取り敢えず先にこの貝を届ける為にガブリエルを病院に送る為に船を操縦して仙台に戻るアル!」
そうして偶像が船を操作して仙台を最高速で目指し続ける中で横になりながら偶像と話しをした。
「ガブリエルの調子はどうアルカ?」
「医者でも無いこの俺のここで出来る限界の処方はしましたが…あの深さで左足を完全に失っていますからまあやばい状態です…ネット関係の物も壊れている為に陸が見える距離になったら直ぐに電話をしてください」
「吾輩は電話をしたらこの貝を届ける為に色々とする事があるので直ぐに向かうアル…故にガブリエルは頼んだアル」
「分かりました」
「急浮上は大丈夫アルカ?」
「気を付けながらもガブリエルの処置は一刻を争うのでかなりの速度で上がった為に…俺も暫くは病院ですかね?逆に偶像は大丈夫なんですか?」
「これでも拙者は強化人間である上に一部は機械なので問題は無いアル」
「…それはそれで別の何か問題がある様な気がしなくも無いですけど?」
「特に問題は無いアルヨ…と言うか別にガブリエルの様に休んでいてよいアルヨ?」
「…また何かさっきの様な可笑しな事があるかもしれないので一応ここに待機します」
「そうアルカ…こんな時に言うのは何アルガ…何で応急手当てや船の操縦なんて事が出来るアルカ?」
「それ関係の話をした事がありませんでしたっけ?」
「いやそう言う話をした事は一切無いアルヨ?」
「そうでしたか…これは俺のお婆ちゃんが漁師をやっていてお爺さんが医者をやっていて
そうして船で話をしていると陸地が見えた為に偶像は電話をして船が陸に着いて貝を持って何処かに去って行って、俺は救急車を待っていると来た為に俺もガブリエルを救急車に乗って病院に行って辿り着いたと思ったら気が遠くなって。
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俺が目を覚ますと知らない天井であり、横には偶像が椅子に座って嘘喰いを読んでいた。
「俺の体の具合はどうでしたか?」
「君の肉体は頑丈であり少しすれば問題は特に無い様なんよ」
「…ガブリエルの体の具合はどうでしたか?」
「目は覚めている…生きているとは言えるなんよ」
「…貴方の様に強化人間+一部の機械をしなければですか?」
「今からそう言った提案をしに行くつもりですが…着いてくるなんよ?」
「…そうですね…まあこの俺は二人の会話を見届けさせて貰うとしますか」
そう話をして俺は偶像に車椅子に座らされて押されて別の病室に向かった。
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偶像はノックをして扉を盛大に開けて言った。
「お邪魔するなんよ!」
「……偶像さんですか?」
「愛餐 偶像でなんよ!」
「……偶像さん……自分は日常生活は二度と送れないですよね」
「強化人間になれば機械を肉体に内蔵すれば日常生活を送れるなんよ」
「……この自分は当時は不治の病だった病気を患っていました……その為に自分に為に大量の金が必要でした……故に父さんは死んだ……けれどそのお陰でこの自分はこうして生きている……だが母さんは父さんが死んでからは荒れて仕事も辞めて認知症になって意味不明な行動を繰り返す……これは不幸な人生であると思いますか?」
「それは主観なんよ」
「……そうです……それは主観です……南アメリカ大陸と一緒に死んだ人達の事を思えば大したことがないと思う人もいるでしょう……でも自分はこの人生は不幸であると思っています……故に自分に与えられた数少ないものを守る為に生きる……そしてこの自分の様な人を周りで見たくなど無い……だから善行の様な何かをするのが……この自分ヴァイオレット ガブリエルである」
「…貴方の主観ではなんよ」
「……自分は貴方に金銭的な援助を受けて母さんも施設に入れれるようになって自分もバイトだらけの日々から解放されました……故に貴方と一緒に出来る歪んだ善行を行いました」
「全てを救う事など出来ない…故に気に入った人を助けるのは歪んだ善行なんよ?」
「……これは狂っている自分の主観です……ただの戯言ですよ……自分はそう思いますが」
「まあそれは一見すると正しい意見なんよ…まあ実際はこの地球の事を何も知らない意見なんよ」
「……でしょうね……私の世界とは余りにも小さい……病院の中……家の中……バイト先の職場……この一つの街のほんの一部で完結するもの」
「そんな話をしてなんよ?お前は生きたいのか?逝きたいのか?行きたいのか?一体なんよ?」
「……自分は強化人間に成ります……機械を肉体に内蔵します……自分は生きなければならないから」
「それはどう言う意味なんよ?」
「……自分は両親に残された希望の結晶である」
「それを分かっていながら何故このIについてくるなんよ?」
「……それはどちらも大事な事だから」
「釣り合いが取れているとは思えないなんよ?」
「……一見するとそうかも知れませんが…複合すればそうなのです」
「その複合の内約をこの愛餐 偶像は知りたいと言っているなんよ?」
「……敢えて言うのならば……それを話すには好感度が足りていないアル」
「…究極の善行は意味のある自己犠牲であるなんよ」
「……意味のあるかっこいい死に方をしたいものですね」
「そんなものをこのIは余りにもダサいと絶対に思うなんよ」
「……それは貴方の主観です……この私の主観と言うものは……ですよ」
「昔の貴方は翼が無い天使だから翼が欲しかった…天使の生まれ変わりであると自分の事を思っていたなんよ…故に空を飛べる様な気がしたなんよ……空を飛ぶ練習を毎日していましたなんよ…餓死寸前になってもそれは変わらなかったなんよ…天国に帰る事が出来ると夢見ていたなんよ…神の声が聞こえていたなんよ…冬の雪の中で死んでいる赤子を抱きながら餓死によって凍死によって死に絶えようとしていた…この人生は人類の中でもトップクラスの不幸である…アフリカの一部の地域の貧しいガキよりは幸せであると言う人もいるかもしれないですがそれは間違っているなんよ…それはこの偶像が断言出来るなんよ」
「……その理論がトラックに轢かれて骨を折った人に死ぬよりも大丈夫ですよね?と言い出すぐらい頓珍漢だからでは無いのですか……諸行無常などの理屈でも無いんですか」
「それが山田 麻衣では無い!この愛餐 偶像であるなんよ!」
そう言われてガブリエルは両手で顔を覆い隠した為にどんな顔をしたかは全く分からないが…俺にはその顔が余りにも簡単に分かった。
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