状況を纏めてこのあーくしはこう判断する
この俺達は旧世界と比べて変わり果てた部室の中で五人で集まって一つの話をしていた。
「このあーくし達は神秘に辿り着いて全く未知の経験を体験したなのよ…そしてその結果として世界は再構成されたなのよ!」
「……自分達以外に旧世界の事を記憶している存在はいない……これは旧世界の人間と同じ存在なのだろうか?」
「それは正直に言って俺達には全く分からない…だがこの世界は第三次世界大戦も南アメリカ大陸の消滅も無い…けれど表の科学技術の発展は禁忌になっている時と変わらない水準であり…裏の科学技術も六花が支配をしている」
「…そこら辺についてはこの拙者が後で調べておくとする…問題はこの記憶にある」
「この世界では我らは深海に向ったさかいは無くこの天ノ川学園高校の七不思議を解き明かして秘密の部屋に辿り着いとる」
「その部屋はあの神社の古い型のパソコンが存在している部屋なのよ」
「……その部屋はまだ探索をしていませんがこれからしに行きますか?」
「また同じ様な何かやばい事が起きる可能性があるのに?」
「その前にこれらの話を詰めてから行動をしましょう」
「ならこのあーくしが部長として代表して順番を追って説明をさせて貰う」
「宜しゅう頼んます」
「まずあの鳥居や神社は分からない…あの神社で崇め崇め奉られている真なる全てを創造したとされる造化三神も聞いた事が無く全くの不明である…また貴方達五人が古の盟約によって訪れて始めて意味を持つ特別な場所とも言われていたが意味が分からない」
「またイースの大いなる種族と呼ばれる存在の唯一の生き残りであるオメガ様についての説明をする…イースの大いなる種族とはハワード・フィリップス・ラヴクラフトによって沢山書かれたシェアード・ワールド小説であるクトゥルフ神話と言うものに…ちなみにクトゥルフ神話と言うのは全てのコズミックホラー的な小説をひっくるめてそう言う…ちなみにこの名前は1928年発表のクトゥルフの呼び声と言う名作から来ている名前でありクトゥルフは別にこのクトゥルフ神話の中で凄い存在と言うわけでは無い…まあそれでも人類くらいは余裕で滅ぼせる存在ではあるが…その程度の比較的…弱い部類の神である…で本題に戻る」
「イースの大いなる種族はクトゥルフ神話に登場する神話生物と言う超常存在であり本来は空想の存在である…古くても1917年のダゴンから始まった百年程の歴史しか持たない神話無きアメリカに生まれた新たな神話に過ぎない…けれどそれは事実として実在していた…それはラブクラフトが真実を書いていたのか?それとも因果関係が逆であるのかはこのあーくし達には分からない」
「イースの大いなる種族とはクトゥルフ神話では時間の秘密を解き明かした唯一の生物であるとされている存在であり…時空の移動を可能と種族であり…本来は醜いと言うか吐き気を催す程に気味の悪い姿をしている…今回あの様な姿で現れたのはイースの大いなる種族の得意とする精神交換によって人間と体を入れ替えたのでしょう」
「また唯一の生き残りとはどう言う事かは分からない…ちなみにこの世界にはクトゥルフ神話と言うものは存在していない為に、クトゥルフ神話やイースの大いなる種族やクトゥルフについては後で六花に纏めた本を作って貰うのでそれを読んで知ってください」
「それで話を戻すとあの神社は太陽系を模して造られていました…いや本物の太陽系が小さく見えていたなどの可能性もありますがそれは分からないです…また地球の約109倍差の太陽すらも正確な大きさの差であり…2043年9月16日の配置を正確にしていました…これがルルイエが浮上してクトゥルフが本来目覚める日であるとこのあーくしは予想しています」
「そしてあの二つの部屋については…一つの部屋は地面には精密な魔法陣が描かれていて何も置いていない七つの台座が七芒星の様な配置で置かれている…そして真ん中には一つの勉強机の様なものが置いてありその机の上には
1980年代程のパソコンのMZ-80Bに似ている様な物が置いてありましたね…パソコンがあるのはイースの大いなる種族は人間よりも遥かに高度な科学技術を持っているので納得出来ますが…何故こんなに古いパソコンなんですかね?これについてはこのあーくしでも分かりません」
「そして一つの部屋は入り口は鳥居であり地面は玉砂利であり壁一面には符が護符がお札など様々な物が貼ってあってそれには真言や祓詞や様々な事が書いてあった、御柱としめ縄や紙垂によって空中に様々な五芒星が描かれていていてその中には七つの台座が存在した、台座にはそれぞれ銀の鍵…アル・アジフ…輝くトラペゾヘドロン…ド・マリニーの掛け時計…バルザイの偃月刀…窮極の門らしき物?…ガチで分からない何かが置かれていた、そして真ん中には大きな十字架が存在していて謎の人物がイエス・キリストの様に茨の冠を着けて磔にされていた」
「ちなみに銀の鍵は長さ5インチ(約13cm)奇妙なアラベスク文様に覆われた銀色の鍵であり呪文と合わせて使用する事でウムル・アト=タウィル(ヨグ=ソトースの化身)と言う超常存在に会う事が出来て窮極の門に導かれて試練を達成すると時空を自由自在に移動する事が可能になる、アル・アジフはあの超有名なネクロノミコンの原点に当たるありあらゆる知識が詰まっている魔導書」
「輝くトラペゾヘドロンは宝石と小箱であり宝石は4インチ(約10cm)の黒く光り輝いていて血管の様な赤い線が所々に走っている球体に限りなく近い多面結晶体であり、この宝石は金属製の帯と腕の様な形をしている七つの支柱によって箱の中で浮いている状態で小さい浮き彫り模様で異形の化け物が描かれた非対称形の箱に収められている物で、ありとあらゆる時空に通じる窓であり宝石を見つめ続けると心の中から異界を覗き見る事が可能であるけれどそれは異界側から見える為にかなり危険である、また混沌の彼方より闇をさまようもの(ニャルラトホテプの化身)をある条件を揃える事で呼ぶ事が出来る物です」
「ド・マリニーの掛け時計はタイムマシンの上位互換の様な物であり見た目は大きな意味不明な動きをする4本の針を持った棺桶方の時計であり過去や未来や別の世界に行く事が可能であり何故かビームを撃つ機能を有していたりもする物である、バルザイの偃月刀は儀式によって作る事が出来る青銅で出来ているシミターでありヨグ=ソトース(他の外なる神も種類によっては可能)を召喚する時に使用する儀式剣の類です、窮極の門らしき物とガチで分からない何かはこのあーくしても説明は出来ない」
「そしてこれらの説明は完璧には合っていない可能性がかなりあります…それはまずクトゥルフ神話はシェアード・ワールドであり世界によって様々なものの効果や規模などが違っている…基本的に同じ様なものではあるが…故に断言する事は出来ない…この説明を聞いた時にラブクラフトの原点以外は信じなければ良いのではと思ったかもしれませんがこれらの説明の中でもラブクラフトの作品には登場しない物が混じっている為にその手は使えません…故にこの話は絶対的な物では無く…あくまでも参考として使ってくれ」
「そして謎の儀式(恐らくはクトゥルフを目覚めさせる儀式)が始まってオメガ様が歌っていたのは旧支配者のキャロルと言う曲であり…鐘のキャロルの替え歌である…そして謎の儀式が進行してあーくし達は謎の場所で窮極の門を見た…ちなみにこのあーくし達は体内から大量の魂を放出していて普通に考えれば人間の魂と言うものは一つであるのに?人間を構成する全てにも魂は存在すると言う事なのか?それにしても魂が出た量を考えると数が合っていなくて可笑しかったりしますがそれ理由は不明です」
「また門がクラス以上に開くと言う意味不明が起きました…クラスとは全ての集合を含むと言う事であり自然数・整数無限大・実数無限大・到達不能基数・可測基数・コンパクト基数・巨大基数よりもでかいふざけた規模である…それを超えると言う意味不明の矛盾が起きていますが…それは世界に矛盾が無いと神秘が無いと考えていたからであり…別にこの世界に神秘が存在しているのであればそこに疑問は無いと思われる」
「またあーくし達の眼はあの時は意味不明な性能をしていたが…それは恐らくは魂が関係すると思われるが詳細は不明です」
「またあーくし達は門の中で様々なものを垣間見ました…11次元すらも超えてクラス以上に存在している次元…この世界を小説だと思っている存在がいる世界を見た…小説だと思っている存在がいる世界を小説として見ている世界を見た…それがクラス以上に入れ子構造として続いているのを見た」
「そしてあーくし達が気がついたらオメガ様がクトゥルフに成っていて…クトゥルフが存在する事によって…星が重力を持つのと同じ様に…その影響によって世界は終わりを迎えた」
「…本来のクトゥルフは寝ている状態で重武装の蒸気ヨットで当たられて少し怯んだけれど無傷であり…またクトゥルフが目覚めかけると地球全体の毒電波が余波で放たれて全ての人間の思考に悪影響を与えて感受性が高いものは可笑しく成ってクトゥルフを崇拝したり廃人になったりする…また都市ルルイエ(日本よりもでかい広さ50万平方km)が海から浮上する」
「クトゥルフの強さは作品によって上下するが…ラブクラフトのクトゥルフは少なくとも人類を滅ぼすくらいなら可能であると様々な事から判断をあーくしはしていますが…今回のクトゥルフは世界を簡単に破壊した…これは本当に珍しい部類のクトゥルフである」
「クトゥルフはさっきほどもあった様に神話の名を冠しているが神の中で凄い存在と言うわけでは無い…故に世界を滅ぼせると言う設定の作品は本当に少なかったりしている…基本的には海=宇宙と言う解釈が限界である…だがこの世界のクトゥルフはそれを成したと言う事は…他の神話生物も同様に想定よりも強い可能性があると言う事であり
そう言った風に話をしていると突如として偶像は高速に動いて六花の顔面を軽く殴って脳震盪を起こして気絶させて地面に寝かせて、そして車椅子から数十発の弾丸が放たれて来ているが車椅子の弾丸の軌道を予測していた為に簡単に回避しながら車椅子を窓に放り投げると、そのまま困惑している近くにいるガブリエルの顔面を盛大に蹴り上げて棚に吹き飛ばして本の下敷きにして、俺達に向かって大量のナイフを軽く投げて来た。
「偶像何をする!?」「そう言う作戦やったか!」二人は机の上のスプーンやフォークを投げて大量のナイフの軌道を変えて同時に走り出して攻撃を仕掛けようとする=偶像は更にナイフを取り出して大量に軽く投げる──「ハァ!」「ドラァ!」二人は近くの椅子を蹴り上げて椅子を容易に貫通するナイフの軌道をずらして接近して足を狙って左蹴りを突き出す+胴体を狙って椅子をそのまま更に蹴って吹き飛ばす=偶像は蹴りを椅子を超低姿勢で避けながらスライディングで士郎の足と自分の足を絡ませて偶像を地面に叩きつけて自分は立ち上がった──そして俺は薄れゆく意識の中で本の中から立ち上がる影を見た。
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そうしてこの俺が目を覚ますとそこは秘密の部屋であり、俺達四人は鎖によって全身を何十も拘束されていていたがそれ以上に体が動かなかった。
「全員目を覚ましましたなのよ?」
「この混乱の状況を利用してくるとはやられたなのだ」
「この状況でも無い限りはこの部屋に立ち入り不可能に六花にされてしまいますからね」
「……この状況は絶対的な緊急時であり直ぐに集合をした為に武器なども自分達には無い……それに別に依頼の為に部活室に置いておいた電磁パルスを使用して六花によって常駐されている大量の兵器を無力化するとは見事ですね……だが流石に偶像さんもまともに物を持って来れていなくて精神も凄い状態なのによくこんな事を起こそうと思いましたね?」
「まあ説明をしながら四人を観察して最低限の武器を持っていそうな六花は不意打ちで最初に排除して…強化人間であるガブリエルを不意打ちで倒せれば…まあこの私の身体能力であればどうにでもなると思ったなのよ」
「しかしこんなにもしっかりと鎖を何十も巻き付けているのに薬も+する必要があります?」
「念の為なのよ」
「……念の為に聞きます……強化人間の私にはどれだけ盛ったんですか?」
「0.1mgでクジラとか動けなする様な毒を…まあ10mgぐらいなのよ」
そう話をしながら偶像は机の中にある物を取り出していた。
「懐中時計・日本人形・鋭い爪を持つ太い機械の手・軽い鉄の様な箱・レトロなラジカセ・十桁位の数字が入り現在は1を示しているニキシー管・義眼・謎の硬貨・謎の地図・白紙の紙・マント・テレカ・ガラケー…説明書などは無しですか」
そう独り言を言いながら偶像はパソコンの電源を立ち上げた。
「パスワードの認証は無し…ログイン画面はエルダーサイン…通常は窮極の門に書いてあったセフィロトよりも発展したものか…ファイルは二十二個…中には何の情報が入っている?」
「…ファイル1…起点世界で人を蘇らせる方法?…起点世界とは何だ?」
そう言いながらファイル1を偶像が開いてその内容を読み上げて見せる。
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