この私は山田 麻衣では無い!この私は愛餐 偶像である!
春それは桜が咲いて薄寒い季節、この俺がこの美術で有名である、仙台でぶっちぎりで一番大きい学園である、天ノ川学園高校に入学する季節、そしてこの俺が運命に導かれてあいつと出会ってしまった季節である。
俺は1年1組でのクラスでの初めての挨拶で自己紹介で自分でもかなり無難な良いものをしたと思ったけれども、そのイメージはクラスメイトには無いだろう、と言うかまあこのクラスの自己紹介は実質的に一人しか行われていないから俺だけに限った話では無いだろうが。
あいつは自己紹介をする前から余りにも目立っていた、身長は目算だが150cm〜155cm程であり真っ白な肌をしている美少女だからでは無い、赤の目に金の髪でかなり長い髪でイカリングヘアをしていて変わった形のメガネを特に付けずに頭に乗っけていて真っ白な手袋をしていて真っ白な白衣の様なものを着ているからでも無い、いやまあこの時点でも目も髪も普通の日本人では無いし服装も学生服では無いからかなりヤバイんだけれども。
この俺達が心の底からドン引きしているのは天使の輪っかに悪魔の様な翼を当たり前の様に付けている事である、こんなコスプレの様なものをしている人物にあまりにも異様な雰囲気を感じて故に皆んなが恐怖して誰も注意する事が出来ていない、俺にも当然出来ない…だってこの人凄く怖いから!、漫画やアニメならともかく現実でこの客観は余りにもやば過ぎる!、そしてあいつはそんな格好に似合った発言をし始めた。
「…次に[山田 麻衣]さん」
「この私は山田 麻衣では無い!この私は[愛餐 偶像]である!」
そう彼女が椅子から勢いよく立ち上がって変なポーズで言うと無音が教室の中を支配した。
「…次に愛餐 偶像さん」
「私は愛餐 偶像!この私の幸せの為に!この私の納得の為に!この世界の真理を探究するものである!」
そう大声で言って見せて深く息を吸って更に言った。
「この私は同志を求めている!この私の意思に賛同してくれる同志を!故に私の私による私の為の部活をここに始める!」
そう大声で言ったが、やはり教室は静寂に支配されていた。
「以上!」
そう言い切って椅子に勢いよく座った。
そうしてこの自己紹介の後も自己紹介は続くわけだが当然ながら俺は何も覚えていない、と言うかそれどころか入学式の内容がこの後の出来事が全て吹き飛ぶほどの衝撃が皆に奔った。
故にこの俺が説明する次の場面は学校で行う色々が終わって帰ろうとした時に起こった絶望の場面である。
「そこの丸メガネを着けた大柄の男!」
「…何ですか?」
「私の同志になって共に活動をしないか!」
「…全くいやです」
そう言って偶像を無視して俺は帰ろうとしたが回り込まれた。
「いや君は口ではそう言っているが!熱い魂を底に感じるよ!」
「そんな校則違反みたいな格好をした人とそんな意味不明な活動なんてしたくないです」
「校則違反では無いですよ!服装などは学校に許可を貰っているので!それに意味不明な活動とは侵害ですね!この私の世界の真理を探究する事の何処が意味不明な事なんですか!」
「この世界の真理を探究するとは一体何なのですか?」
そう話ながら左右に素早く動いてフェイントをかけて抜け出そうとするが完璧に引っ付かれていた、これでも俺は元サッカー部でエースだったのにこの体たらくであり、この俺は自分の身体能力の衰えと偶像の鍛え抜かれた肉体の身体能力の高さとそれを完璧に使いこなす俺以上の技術の高さを感じていた。
「貴女はこの世界をどう思っていますか!」
「どうとは具体的に何ですか?」
「私は色んな事を知ると言う事が大好きです!故に本当に様々な事を調べました!例えば一例としては生命とは心とは意識とは魂とはクオリアとは世界などなどは果たして一体何なのか?スワンプマン・世界五分前仮説・水槽の中の脳 ・哲学的ゾンビ・メアリーの部屋・テセウスの船・トロッコ問題 ・臓器くじ・洞窟の比喩・中国語の部屋・バイオリニストの思考実験・ゾンビ論証・囚人のジレンマ・逆転クオリア・中国脳・コウモリの視点・カルテジアン劇場・マリーの部屋・色即是空・時間・決定論・自由意志…これらすらほんの一部に過ぎない程に私は哲学を科学を知っています!形而上学・二元論・一元論・現象的意識・独我論などなどもほんの一部に過ぎない程に!そしてそう言ったこの世に存在しているありとあらゆるものを調べてこの私は一つの結論に到達したのですがそれは果たして何だと思いますか!?」
「全く分かりません」
「この世界とは余にもつまらない!科学信仰が過ぎる!科学には夢が無い!質量保存の法則はゴミである!この私は様々な事実とされる事に世界に絶望すらした!」
「科学信仰では無く科学を信頼していると言う言葉の方が正しいのでは…と言っていい空気ですか?」
「そんな空気では無い!この私の話を静粛にして聞け!…静寂になったので話を再開して言います!そんな私は世界に自分に希望を取り戻す為に今までとは違う様々な経験をしては一つの結論に辿り着きましたのですがそれは果たして何だと思いますか!?」
「宗教などですか?」
「正解にかなり近いですが不正解です!…正解は神秘と言うものです!」
「神秘ですか?…と言うかもう話を少しの時間だけなら聞くので帰りながらで良いですか?」
「…別にそれでも私は構いませんよ!」
そうして俺と偶像は歩きながら話を始めた。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////
「神秘とは伝説や神話などの様々な言葉を端的に表す言葉です」
「…それらがどうこの世界の真理の探究の話に関係してくるんですか?」
「私は神秘と言うものを見つけてこの世界を面白い方向に変えて見せる!それがこの部活の一つの目的である!」
「一つの目的?」
「そう一つの目的である…もう一つの目的はその時の私のしたい事を叶える事である」
「その時の私のしたい事を叶える?」
「まあこの私のただの我儘であり傲慢である」
「…そんな部活に誰かは入ると思っているんですか?」
「私と君と彼女と彼とあの人が入るから問題は無いです!」
「…何故今日初めて会った俺にそこまで執着?なんて事をする?」
「一目見て分かったんですよ!これは重力によって導かれたのだと!」
「因果や運命などの言葉では無く重力?」
「そう重力です!因果や運命では無く!」
「それはどう言う意味の言葉ですか?」
「それは
そう言った様にこの俺と偶像は話をし続けた。
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
「人間の言う心とは神経細胞に伝わる電気信号に過ぎない、故にAIも心と言うものを持つようになる様になるだろうがそれは
「俺の家に着いたので今日の所は話はこのくらいで良いですか?」
「…そうですね!他の部員の勧誘もあるので今日はこの辺でさらばだ!」
「…さようならです」
そう言って偶像は走り去って行った。
俺は余りにも怖かった…表情を何も変えずに声もまるで機械の様な変なトーンで何十分も話し続ける彼女が…この俺には漫画の演出の様に白黒の化け物に見えた。
そうして俺はマンションの303号室を開けて色んな事をして寝た。
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
次の日、色んな事をして玄関を開けるとそこには身長は目算だが150cm〜155cm程であり真っ白な肌をしている美少女であり、白の目に白の髪でそこそこな長さの髪でありおさげとは言えない様な三つ編みをしていてヘッドホンを首に付けていて手には綺麗なネイルをしていて背中にはリュックを背負っていてゴスロリ系の様なものを着ている異常者が存在していた。
そしてその異常者は更に獣人の様な耳が生えていて背中には身長よりも少し小さい程の大きさの後光が存在していた、服装や化粧やカラーコンタクトレンズや鬘などなどで見た目は全く違っていたがこの奇抜さでこの俺にはこいつが誰であるかが一発で分かった。
「…何で偶像さんはそんな格好をしているので?」
「服装は毎日変えるのが当たり前なのですよ?」
「…それはまあそうですが…そう言う事じゃ無いです」
そうして俺は偶像の部活の勧誘を受けながら学校に向かった。
「物事とは新しい方が優れているとされるがアップデートで改悪されるアプリの様にポリコレと言う様な思想の様にそうとは限らないのが現実であり
「人の書いた絵と機械の書いた絵に違いはあるのか?美とは何だ?この儂は美は絶対的なものを目指すべきと考えて
「ボカロはよく衰退したと毎年の様に言われているがそれはただの嫉妬である…またとある馬鹿なボカロ曲作者は歌で衰退論を広めた害悪であり…その顔はこう思っていますか?我はこうも思いますその歌にそう言う意味がなかったとしてもそれを咎めなかったのならば
俺はそう言った話を登校の時に教室の中で帰り道の時に聞いた、けれど俺は当然の事ながら部活になんて入るつもりは無かった。
「正々堂々なんてものは弱い奴の言い草であり
「究極の冷笑系て表に出てくる事が無いから観測不可能ですけど
「どの界隈でも言われているけれども自浄作用がある界隈など無く
「無断転載は犯罪であるが当然の様に世界に蔓延って許されていて
「僕はカードゲームと言うものが好きなんですけれど…それに関する悩みと言うものがありまして
「俺が前にTRPGで発狂して敵も味方も皆殺しにして意味不明なエンドに辿り着いた時の話なんですけど
「やらかしても炎上する人としない人の差は何か?炎上してもダメージが無い人とある人の差は何か?世界とは知っての通り不条理であり
「うちは昔のVtuberと言うものがかなり好きでした…今のVtuberが嫌いと言う訳では無いんですが…昔のVtuberと今のVtuberは全くの別物であり
「ハッピーエンドの定義とは?バッドエンドの定義とは?それは主観でしか無い…人が死んだのに何故笑顔で読者はそれをハッピーエンドと言う事が出来る?主人公は死んだけれど
「なろう主人公は同じ見た目と言うが沢山存在している中から同じ見た目を集めて言っているだけだし…そもそもとして日本人などが当時の流行の同じ見た目になるのは別になろう以外にも当てはまる事である…昔の漫画で筋肉質のキャラが流行った様に…と言うかこれはイラストレーターの問題での話でなろうの問題では無いのでは?…と言うか漫画と小説と言う媒体が違うと
「全ての出来事とは主観である…故に人間は一つの芯を無数の枝を見つける必要がある…それが生きると言う事であるとこの自分は考えています…自分が見つけた芯とは神秘であると君も君以外も思うかもしれないけれど正確には実はかなり違っているのだがそれは果たして何だと思いますか?ちなみに答えを聞くにはうちの好感度がまだまだ足りていません!誠に残念でした!」
毎日の様に偶像の格好が変わって毎日の様なに語尾すらも変わって、そして部員集めや部室の確保などに偶像が駆け巡る事、十日の時が過ぎた時に偶像はこの俺に対してこう言った。
「部室の用意と前に言っていた部員の所属が決まったから歓迎会を行うんですが参加しますですの!」
「…俺は部員では無いのですが?」
「これから先の未来では部員になるから別に問題は無いですの!」
「…俺にはやはり貴女と言う存在が僅かにも理解できないですよ」
「人と人が相互理解なんて十日で出来るわけが無いから当然ですの!」
「…そう言うことでは無いのですが…まあ歓迎会に参加くらいはしますよ」
「そうですか!ならこの部室の鍵を渡しておきますですの!そしてあたしは部室関係の用事があるので今はここでさらばですの!」
そう捲し立てて言って鍵を置いて偶像は何処かに行った。
俺は歓迎会に参加する事にした、何故そう判断したのかと言うと…ここ十日の偶像の余りの熱意に押されてだろうと俺は判断している。
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
そうして俺は部室を三回ノックして貰った鍵で扉を開けて「失礼します」と言って部室の扉を開けるとそこにはカーテンが完全に掛けられて日の光が無くて電気がその部屋を照らしていて、本当に様々なものが凄いものが混在している研究室の様な場所であった。
「ようこそ!あたしの部室へですの!」
「…これは一体何ですか?」
「これはあたしの家から運んできた設備ですの!」
「…研究施設の様な豪華な設備に豪華な神秘ですね?」
「最新の研究設備・アンティキティラ島の機械・ネブラディスク・ヴォイニッチ手稿・ローマン・コンクリート・越王勾践剣・リュクルゴスの聖杯・摂社・神鏡・旧約聖書・ロザリオ・土器・三鈷杵・三方・法華経・ソロモンの大いなる鍵・大奥義書・黒い雌鳥・ソロモンの小さな鍵・新約聖書・ヨベル書・第四エズラ書・エノク書・知恵の書・般若経・維摩経・涅槃経・華厳経・法華三部経・浄土三部経・金剛頂経
そうして偶像は数十分言い続けて見せた。
「…所で質問なんですが…ここで歓迎会をするのですか?」
「歓迎会は当然ながらここでは無く隣の部屋でやるですの!」
そう言って偶像が隣の部屋の扉を開けるとそこは普通の部室があり机には豪華な料理が並んでいた。
「…何で先にこちらの部室を紹介しなかったんですか?」
「あたしはこっちの方がスムーズだと思ったが間違っていたですの?」
「間違っていたと言うか…う〜〜ん…この俺でも説明するのは難しいですね
そう話をしているとコンコンコンと扉が鳴って一人の人物がこの部室の扉を開いて現れた。
部室に入って来た一人の人物は以下の容姿をしていた。
一人は身長は目算だがこの俺よりも高くて185cm〜190cm程でありかなり焼けていて茶色の肌をしているボーイッシュな女性の人物で有り学校の制服を着ていているが、肉体はボンキュッボンであり、特に胸は110cm〜115cmの程のかなりの巨乳である、茶目茶髪であり髪の長さはボブくらいで髪型は外ハネであって、大量の変わった形のピアスを耳に付けていた。
「……お邪魔します」
「あれ?二人はどうしたんですの?」
「……六花は好きなVtuberの緊急配信……誠は良い芸術品が思いついたらしいです」
「はっーーーーー…あの二人はあたしの知っている通りですがこのくらいは参加して欲しいですの!」
この俺は思っていた…部活の他のメンバーもこの人並みにやばい人なのかと…この見た目でこの人は無口系のキャラなのかと。
「まあそれは仕方ないので置いておいて話をするんですけど…まずガブリエル!自己紹介ですの!」
「……自分は[ヴァイオレット ガブリエル]…アメリカのニューヨークが出身である……あの事件では別に家族は犠牲になっていないから気にしなくて構わない……芸術は全般である」
「それで自己紹介は終わりですの!?」
「……終わりです」
「趣味とか!好きな食べ物とか!尊敬する人とかは!」
「……趣味は……創作を作る事……好きな食べ物はハンバーガー……尊敬する人は葛飾北斎」
「…まあこんな無口で何かを作るのが好きな…まあこの部活のメンバーの中では一番普通な奴と覚えてくれれば良いですの!」
「えっ?俺この人よりも?この部室なら俺は普通の人間のつもりなんですけど?」
「お前は結構あれなところが多いから普通では無いですの!そしてそのまま自己紹介ですの!」
この俺は本当に色んな事を思ったけれども飲み込んで自分の自己紹介を始めた。
「…俺は[幽谷 士郎]…日本の宮城県が出身であり芸術は音楽を専攻している…趣味はTRPG…好きな食べ物は肉系統…尊敬する人はハワード・フィリップス・ラヴクラフト」
「……ハワード・フィリップス・ラヴクラフト?」
「クトゥルフ神話で有名な人なんですけどご存じでないですか?」
「……知らない人です」
「なら今度本をあげるので読んでくれると嬉しいです」
「……どう言う系統の本ですか?」
「怪奇小説・幻想小説の先駆者の一人の作品ですから当然の事ながらそう言う本ですね」
「……まあ取り敢えずは読んでみます」
「そうですか!なら電子版と物理的な本のどちらの形式で欲しいですか?」
「……それなら物理的な方で本は欲しいですね」
「やっぱりそうですか!やはり本は電子などでは無くて
そうして三人で様々な話しをしている中で俺は言った。
「…所で質問なんですが…他の二人はどんな人なんですか?」
「そうですね!一人は[十六夜 誠]…見た目は身長は173cm程であり日本人として平均的な肌をしていて顔に腕に脚に刺繍や入れ墨がある一般的にはかっこいい男性の人物で有り…パッチワークの様な色んな色を組み合われたの一般的には変な服装でありマントも付けています…またスカートには様々な彫刻道具が入っているポケットが五つ存在しています…赤い太陽が描かれた青い三角帽を被っていて首にはペンダントが掛かっています、黒目黒髪であり髪型はぱっつんロングヘアであり…肉体は本当に凄くバランスが取れていて実践的な筋肉質であり強そうであるが趣味の登山の影響で腕の指は数本欠けていています…日本の北海道が出身であり芸術は彫刻を専攻しています…好きな食べ物は変わったもの…尊敬する人は自分自身と言う人ですの!」
「……思想の強いやばい奴に見せかけた……芸術好きの本当にヤバい人物です」
「そしてもう一人はあの超有名人である[小鳥遊 六花]…見た目は身長は115cm程であり後遺症によって病気によって余りにも真っ白な肌をしている中性的な見た目な人物で有り…大正書生の様な格好に黒のマントを羽織っていて白目白髪であり髪型はストレートロングヘアであり…肉体はガリガリのゲソゲソで簡単に折れて死にそうである…日本の秋田が出身である…趣味はインターネットである…芸術は全般的に完璧に出来る…まあ所謂大天才と呼ばれる存在である…好きな食べ物は無いと言うか固形物は食えない…尊敬する人はジョン・フォン・ノイマンですの!」
「……後遺症な病気で死にかけているあらゆる分野の世紀の大天才……世界で一番の人類史で絶対的に一番の天才……それと同時に凄くオタクの人物です」
「あのその人高校生では無いですよね?と言うかそれ以前にもあんなに凄い人が何故参加をするのですか!?」
「この私は色んな話をして説得して如何にか入って貰ったですの!」
「…それは本当にかなり凄いですね」
「そう本当に凄まじく凄いですの!」
「……やっぱり部員は個性が強い人達ですね」
「そう言うメンバーを集めた節はあるですの!」
「……部員の条件て一体何なんですか?」
「それは果たして何だと思いますですの!」
「今の所は共通点がよく分からないですね?」
「……共通点は芸術くらいであるけど……ここの生徒であればそれは当然の事」
「重力であるとは話していましたが
そうして三人で様々な話しをしている中で俺は言った。
「…所で質問なんですが…神秘をどうやって見つけるつもりなんですか?」
「そう!それを今回の歓迎会で皆んなに話すつもりだったのにあいつらはなのですの!」
「まあまあ落ち着いてくださいよ」
「落ち着きました!」
「凄い切り替えですね?」
「さて神秘をどうやって見つけるのか?この部活の最初の活動とは果たして一体何か!それはこれですの!」
そう言って偶像は近くのホワイトボードを勢いよく回してドンと叩いて見せた場所には。
「これは一体何ですか?」
「これはこのあたしが様々な古文書を読み漁って科学的に様々な検証をして導き出した一つの仮説ですの!」
「仮説?」
「そう仮説ですの!あたしは日本で最初に伊弉諾尊・伊弉冉尊によって天沼矛で作られたとされる淡路には潮の満ち引きなどの様々な条件をクリアする事で現れる場所が存在する事を特定したんですの!」
「ある場所?」
「そうそこには古文書によれば希望が絶望が存在すると言うのですの!そしてその条件を満たす日を六花に計算して貰った所!何と4月30日の20時〜24時に奇跡的に起こると知ったのですの!これは様々な条件から考えるに地球温暖化などの影響を考えるとこれがラストチャンスですの!」
「それを部活のメンバーで行うつもりなんですか?」
「そうですの!あたしの用意する最新型の小型潜水艦を六花に改造して貰ったものでその時にだけ出来る隙間を通って行う作戦ですの!」
俺はその話しを聞いて心の底から困惑した…今までも本当に様々な事でしていたがその比じゃ無いレベルで困惑して一周回って本当に俺は冷静だった、故に言った。
「そんなかなりの確率で死にそうな危険なものを何故そう言うの事のプロでは無く俺達とやるんですか?」
「それが重力ですの!」
「……重力の奴隷ですか?」
「そうと言えばそうですの!」
「……貴方は奴隷でいる事に本当に何も思わないのですか?」
「あたしはガブリエルの様に何かを思ったりはしないですの!」
「……全く考えと言うものが自分とは根本から違う様な感じがします」
「あたしとはあたしでありガブリエルとはガブリエルですから…まあ至極当然の事ですの?」
「……自分が言っているのは人間と動物程の差を感じると言う様な話なんですけれど……分かってて言ってますよね?」
「分かっていますけれど人間も動物であると更に続けて言わせて貰うですの!」
「…所で質問なんですが…今日は4月14日ですから今日から16日後に旅行に行く予定だしても水曜日て普通に学校があるのに休んで行く事はこの際いいんですけど
そう言った様に三人で飯を食べながら歓迎会を行なった。
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
俺と偶像は学校の屋上で少し話しをしていた。
「学校の屋上はもう殆ど封鎖されてしまったですの」
「ここの屋上も封鎖される事になるらしいですね」
「全くもって近年の時代は息苦しいですの!」
「色々とまあ仕方のない事ですよ…それに悪いところはありますが昔よりも今の時代の方が色々と優れていますよ」
「本当にそうであると士郎は思っているのですの?」
「…まあ熊関係の話やらポリコレやら気温やら給料やら物の高騰やら色んな事を聞くと昔の方が良いと思える事もありますが…実際は昔の方が酷いですよ」
「例えば何が昔の方が酷いですの?」
「例えばテレビ番組が今は規制が厳しいですが昔は命が軽いです危険な動物に芸人を簡単に近づけたり危険な場所に行かせたりリンチが起きたりヤラセが今よりも酷かったりテレビ番組以外で言うと昔は有名人の住所が公開されていたり年収なども公開されていましたし犯罪に巻き込まれた人の住所も公開されていましたしトレーニング中水分補給禁止やら連絡網やらパワハラやら飲み会やら接待やらエイズネタやらタバコやらが酷かったりスマホなどの様な便利な物が無かったりと…これでもほんの一部ですが…まあ昔の方が酷いです」
「まあそうですね一般的に過去の方が良いとされているとは今の当たり前のもののありがたみを実感せずに過去を美化するバイアスによるものですの!」
「まあそうでしょうね」
「人間とは未来を暗いと言う!昔を羨み!今を好き放題して!未来に負債を押し付けるのが人間ですの!」
「今を好き放題して!未来に負債を押し付けるのが人間と言う部分には同意しますが…残り二つは時代によりけりですね」
「20年前の22億6180万6249人が死んで一部の科学技術が国際法で禁止になった第三次世界大戦…17年前の世界中の優秀な科学者を集めて世界を復興しようとしたプロジェクトアースの実験の失敗によって地上に圧縮された極小の太陽が僅かな時間顕現して南アメリカ大陸が消滅してその時に大陸にいた人は全員死亡して大陸が消滅して余波で発生した様々な事象での合計の死者が39億9317万9230人…これらの事件によって一部の科学技術が絶対の禁忌になった人類史上最悪の事件…それらの話は避けるんですの?」
「…そう言う貴方も話題を避けたいなのでは?」
「貴方と言う存在を少し試しただけですの」
「…そうですか」
「そうですの…ちなみに数百国の良いところだけを切り貼りして理想の存在しない外国を創り上げる…日本の負の側面だけを掲げて日本下げを行うですの!」
「捏造を忘れていますよ?」
「そうですね…捏造も存在
そうやって偶像は本題に入らない会話しかしないので俺は言った。
「……で結局何の話をしたくて屋上に俺を呼び出したんですか?」
「まあここらで前置きは置いて聞いて貰うですの…今日の部活での話ぶりを聞く感じ!このあたしの部活に入ってくれるみたいですけどそれは何故ですの?」
そう偶像は急速をいきなり変えて喋りながら俺に対してホラーの様に向いた。
「…それは恐らく…貴方の熱意に負けたからでしょうね」
「あたしの熱意に負けたですの?」
「貴方のその余りにも強い熱意に負けた…まあそれだけです」
「あたしの行動は一般的に言ってかなり酷いものなのにですの?」
「そうです」
「美少女無罪ですの?」
「貴方が不細工でも変わらないです」
「自分は人間の見た目に惑わされる事が無いですの?」
「俺は別に普通の人間なので惑わされているとは思いますが結果は変わらないです…俺は貴方の思想に同調した訳では無い…だがこの俺は貴方の熱意に負けたそれだけです」
「なかなか嬉しい事を言ってくれるですの!」
「ただの本心にそんな事を言われても何て返せば良いのかわからないので辞めてください」
「そうですの」
「そうなんです…所で質問なんですが…貴方は地獄と言うものをどう思ってきますか?」
「地獄と言うものをどう思っているですの?」
「まあなんでも良いので少し感想を聞かせてください」
「…まああたしは地獄は嫌いですが…まあ必要な場所ですの」
「それはどうしてですか?」
「無に還るなんて事よりも輪廻転生をする…まあこれはどっちが良いのかは諸説あると思うけれどあたしはそう思うですの」
「それ以外にはどう思ってますか?」
「…それ以外にですの?…まあそうですね…逆に貴方は地獄の罪と罰と言うものをどう思っているですの?」
「地獄の罪と罰ですか?…そうですね…意味不明な程に重かったり…守る事が不可能であったりと…不完全と言うか…善悪と言うのは宗教が作り出したシステム…社会を大勢をより良い方向に導く為に作られたもの…本来世界は生存競争…弱肉強食…それが自然の摂理…人間は争う…人間は競う…生きる事とは苦しい事である…故に平和とは一瞬でも尊いもの」
「閻魔大王とは善悪を定めた罰を与える罪深いもの傲慢なもの慈悲を持つもの」
「成る程…大体分かりました」
「この程度で分かるとは士郎は賢いですの」
「愚者であるからこそ簡単に分かる事がありますよ」
俺は偶像と言う人間について初めて会ってから十日の間で調べた、故にこの俺はこの質問を偶像にした、そしてその質問の答えに俺は満足した、そして偶像は歩いて軽くジャンプして3mはあるフェンスの上に両足を立てて言った。
「この私は山田 麻衣では無い!この私は愛餐 偶像である!
愚者と呼ばれるものである
愚直に神秘を目指すものである
名を捨てて過去から逃げたものである
偶像を名乗って走り続けるものである
トラウマを克服する事が出来ない弱きものである
トラウマをバネにして飛び跳ね続けるものである
この私は悪である…無間地獄に落ちる事が決定している
この私は悪である…だがそれでも悟りなんて蹴飛ばして
この私は辿り着く…ようこそ!私の私による私の為の部活に!」
「それが貴方の生きる理由…それが俺が巻き込まれるものの正体」
「果たして君は何の為に生きて…何の為に死と言うものを迎えるので?」
「…さあ…でもそうですね…ある意味ではそれを見つけるのが俺の生きる意味」
こうして俺の運命により…いや重力によって己が意志で始めたんだ…絶望を希望を。
「いいね」「レビュー」「ポイント」「感想」
「ブックマーク」を本当に大量にお願いします




