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10S.紅姫のファミル

「マラディナ」達は、白郎の「Mサークル」を抜けると、そこは「紅姫の前線基地」の中に、繋がりました。紅姫は、待って居たようで、彼の姿を見ると、喜びました。彼女が、言いました。「やぁ、白郎さん。やっと来てくれましたね。こちらの準備は、万端です。彼女マラディナが、貴方の新しい仲間ですね。こんにちは、私が紅姫です。」と、言うと彼女は、手を出してマラディナと、握手しました。


「マラディナ」は、紅姫が、思いのほか「感じの良い」人だったので、安心しました。彼女も挨拶しました。これから、紅姫達との共闘が、始まりました。紅姫は彼女に、自分の「直轄の配下」を、紹介しました。「紅姫の第2眷属」の名前を「ジョナ」と、言いました。彼女は「ウルフェイサ」と言う、魔狼族の娘でした。


この魔狼族には、3態が有り「普通は〝人間態″で、生活しますが、戦闘時には〝魔人態″と成り、その姿で戦いました。そして遠征時には〝魔獣態″に成り、移動して居る。」と、言いました。「人間態」から「魔人態」に、変わるのは、早いのですが「魔獣態」から「魔人態」に、変わるのは、少し時間が掛かりました。「魔獣態」は、移動に特化した、形態で有り、4つ足形態に成るので、長距離を短時間で、苦も無く、早いスピードで、移動することが出来ました。


彼女の通常は「人間態」でしたが、戦闘時には、人狼のような専用の「魔人態」に、変わりました。彼女の「戦闘スタイル」は、白郎のものと似て居ました。それに変わると、彼女の両腕は、金属と同等の強度を持ち、指先が鋭利な刃物に、成りました。それを縦横無尽に、敵に切り付けて、相手を殺戮しました。


「ジョナ」の容姿は、小柄な黒髪の美少女でした。彼女は「人間世界」に、居ると言う「インディアンの娘」のようでした。顔の彫が深くて、瞳の色が、インディゴブルーでした。そして唇の色は、ローズピンクでした。肌色は、やや浅黒くて、長めの黒髪を、左右に分けて、太めの3つ編みにしました。


彼女の胸は、巨乳では有りませんが、綺麗な膨らみを持つ、とても魅力的な美少女でした。ジョナは、白郎と同等の接近戦に長けた「戦闘系魔人」でした。


そしてジョナと、大変仲の良い「紅姫の第3眷属」の名前を「エメリア」と、言いました。彼女は、この世界の獣人系魔人では、最強と恐れられた「黄金魔獣ピューマイザ」の娘でした。その姿を、人間世界で言うと「巨大なピューマ」に、良く似た姿でした。体高だけでも2mも有り、全長では5~6mも有りました。


体毛は、黄金色をした無柄で綺麗な毛並みでした。その体毛は、光を良く反射するので、いつも輝いて見えました。その毛並みの防御力は、とても高くて、弾丸やジョナの鋭い爪攻撃でも、この魔獣の身体に、傷を付けることが、出来ませんでした。例え傷が付いたとしても、この魔獣の治癒能力は、とても高いので、直ぐに完治しました。


この魔獣の種族名は「女豹族ピューマイザ」と、呼ばれました。個体数は少ないのですが、群れを作って「右側神の世界」に在る「魔獣地帯・東南部」を、統治しました。「エメリア」の場合は、この「魔獣態」が、最強形態で有り、他に魔人類との交渉が出来る「人間態」の姿も、持ちました。


「黄金魔獣エメリア」の容姿は、ジョナと背格好が、良く似て居ました。小柄で細身な、若い娘の姿でした。あの大柄な黄金魔獣の「人間態」だと言っても、誰も信じない姿でした。肌色が、抜けるように白くて、青い瞳を持ちました。髪の色は、亜麻色で有り、とても美しい姿でした。彼女は、一見すると白人種のように、見えましたが、顔付きは、アジアンでした。


「エメリア」の身体は、細身でしたが胸は、やや大きくて全身からは、神々しい明るいオーラを、放ちました。黄金魔獣のことを「ダルタニアの聖獣」とも、呼ばれましたが、その辺の由来は、この「神々しさ」から、来て居ました。


「エメリア」の戦闘スタイルは、その最強魔獣と化して、鋭い牙と爪を使って、相手を、殺戮するスタイルでした。彼女は「悪質なのに弱い者」が許せず、容赦せずに、殺戮することが、出来ました。


そして最後の「紅姫の第4と、第5眷属」は、同種の魔獣人で有る、空飛ぶ魔鳥「エンゼル・パピー」でした。彼女達の名前を「タリン」と「マリン」と、言いました。2人の身長は「エメリアとジョナ」よりも、高いのですが、決して高い方では、有りませんでした。この種の女型めがたは、細身で痩せて居ましたが、巨乳の持ち主でした。


2人共、姉妹ではないのですが、顔が良く似て居ました。「エンゼル・パピー」は、男女共基本、顔が同じで、目が大きくて、ギョロッとした印象を、他者に与えました。鼻と口が小さくて、特徴的で異様な顔でした。しかし見慣れて来ると「女型の顔」は、とても可愛く見えました。


「タリン」は、色白で髪の色が、金髪でした。髪質はゴワゴワして、髪は長かったのですが、鳥の巣のような髪型でした。そして瞳の色が、青でした。一方「マリン」の肌色は、浅黒でした。髪の色も黒ですが、綺麗な直毛でした。瞳の色が赤くて、神秘的な印象を、他者に与えました。


「エンゼル・パピー」の女型は、細身でしたが皆、巨乳ばかりでした。いつも裸に、近い姿で、空を舞って居たので、他の「男型おがた魔人」からは「巨乳天使とか、エロ天使」と言う名称で、呼ばれました。彼女達は、とても人気の高い獣魔人でした。


「エンゼル・パピー」の男型も、女型も上半身は、軽装なのが普通でした。上着を着ると、重く成ったり、身動きが出来なく成ったりするので、いつも軽装なのが、普通でした。下半身は、筒状にして上の部分に、紐を通したミニスカートのようなものを、男女とも穿きました。それは「腰巻」と、呼ばれました。


「タリンとマリン」の姿は、まるで天使のような姿でした。「タリン」は、神々しく、白い羽が、背中に生えて居ました。「マリン」の羽の色は、灰色でした。


「エンゼル・パピー」にも3態が、有りました。タリン達は、背中に羽が有ったので、それが「魔人態」でした。背中に羽が無い状態だと「人間態」でした。タリン達は、両腕に長い槍を、持ちました。それを持ち、上空に飛び上がり、下に向けると「魔人態」の攻撃態勢に、入りました。それで侵入者を見付けると、上空よりそれに、突き刺して、殺戮しました。「魔人態」でも、上腕部が発達しました。


名前通りに、彼女達の容姿は、天使のようでした。タリン達の「人間態」と「魔人態」では、違いが殆ど有りませんでした。「魔獣態」に成ると、凶暴な猛禽類のような怪鳥に、成りました。「エンゼル・パピー」は、強敵が現れると「魔獣態」と成り、本気の戦いを始めました。


装備して居る長槍を、背中に背負い直したり或いは、地面に突き刺したりして、手放すと、羽と手が一体化して人間界の「怪鳥ハーピー」のような姿に、変わりました。身体全体が、弾丸をはじく、防御力の高い羽毛に覆われて、両足には強力な、鍵爪が出現しました。この両足は、鋼と同等の強度が有り、剣のように鋭利な鍵爪と、成りました。飛行能力が格段に上がるので、素早い動きが可能に、成りました。


また「エンゼル・パピー」の上位種には、全身が発火して、文字通りの「火の鳥」に変わる者が、居ました。対戦中の魔獣は、相手が突然、発火して火に、包まれるので、驚き大概の強敵魔獣達も、逃げ出すものが、多く居ました。魔獣は本来、火を恐れるものでした。火球の温度は、最高でも数百度程度と、余り高温には、成りませんでした。それは「相手に対する、威嚇行為で有る」と、言われました。


「ジョナ達」4体が、主な「紅姫直轄のファミル達」でした。特に注目度が高かったのは「最強魔獣」と、言われた「黄金魔獣」を、紅姫が従えたことでした。この黄金魔獣は「右側神の世界」では、ダルタニアの最強魔獣、序列4位と、言われた怪物でした。この「黄金魔獣」を、倒せるものは、この世界では、3種族しか存在せず、人型魔獣としては「ギガンデス」以外は、討伐することが、出来ませんでした。「黄金魔獣」は、本来「ギガンデスの飼い猫」と言われ、それの直轄配下でした。

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