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000,南の瓦礫の街 その二(没)

2日目


前日は結界を張って適当に食事を取ったあと、水魔法という素晴らしい力で体を綺麗にした後、8時間眠りました。素晴らしい朝です。


といってもまだ日が出ていないから薄暗くて、少し肌寒い。

正直、二度寝してしまってもいいがそれでは旅をしている意味が消え去ってしまうと考えているので、よっぽど疲れていない時以外は起きたら何か一つは絶対にするようにしている。

朝起きて絶対にやるようにしているのは軽い運動と食事、そして一日に一つだけ武器を磨くようにしている。使って刃こぼれをしてしまったものなんかは出来るだけその日のうちに修繕する。何かあった時は万全の状態で戦えるように。少しでも、生き残れる確率を上げるために。


今日もその3つを行い、日が上り辺りが明るくなってきたのと、だいぶ目が覚めたので、結界を外し、また街を見て回ることにした。


遠くに見える領主館、歩けど歩けど壊れた家と瓦礫、ひび割れた道、という感じの代わり映えのない景色が続き、辛うじて通ることが出来る裏路地を見つけ、暫く細い半壊した住宅地の道を歩き続けること約10分、瓦礫の山がなくなり、だいぶ開けた場所に出た。

腰元あたりまである枯れかけた草と冬手前の寒い時期でも青々とした草が入り交じった荒地が目の前に広がった。

田畑だったのだろうか。あぜ道だったのだろう場所だけ草が数センチ高くなっていた。

遠目で見る限り、大した物もなさそうだったので引き返してここで何があったのかを調べる為に領主館へ行くことにした。希望は無いに等しいが。

何があったのか調べるため、とは言ったがそれは建前で、、、武器庫が有るだろうから良さそうなものがあったらもらおっかな、と考えてしまったが、泥棒と変わりないかなと思ったのでやめておくことにした。


向かう途中、入れそうな家に入っては、日記なんかを探してざっと読んでみたりもした。人のプライベートだが、書いた人に出会うことは限り無くないだろうから気にせずに読んだ。

3つか4つ読ませてもらったが面白そうな武器の情報も書いていたので今度探してみよう。


ちょくちょく寄り道していったら領主館についた。領主館も他と変わらず埃が被っていて、扉を開けばホコリが舞い少し咳き込んでしまった。調理場やらデカイ部屋やら色々な部屋を回って、ようやく執務室を見つけることが出来たので、手始めに机に置かれている資料を見ていくことにしようかと思ったがお腹がすいたので執務室の場所を覚えて調理場でなにか作ろうか。

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