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0096




 昼食を終えて、イチャイチャしながらゆっくりする。浄化が終わった事を伝えて午後から何をするか話していたら、領都の武具を見たいとメルが言い出した。


 折角なので俺も「見よう」と言い、武器屋へ行ってみたのだが失敗だった。青銅や鉄の武器ばかりで魔物の素材の物すら無かった。武器は沢山あるんだが、これじゃあなぁ。


 店員に聞いたら魔物の素材の武器は売れ筋らしく、ここ最近は品薄状態が続いているそうだ。どこの店も変わりは無いと言われたので、宿の部屋に戻る事になった。


 部屋に戻って明日からの日程を相談する。領都から北にサウスアルムの町があって、その北に王都ガイアルムがある。ダンジョンは王都の直ぐ側にあるが傭兵ギルドが管理している。


 サウスアルムまでは普通に歩いて半日ぐらい。サウスアルムからガイアルムも歩いて半日程だそうだ。そこまで遠くはなく目的地は既に近い。


 久しぶりに濃厚にイチャイチャしていたからか、3人と2匹はとても嬉しそうにしているな。夕方になったので、食堂で夕食を注文して大銅貨6枚を支払った。


 美味しい夕食を堪能し、満足して部屋に戻る。3人は酒を飲み始めたので、離れて2匹の相手をしよう。少し考えて【念術】の【心静】を使うと2匹は落ち着いて体を寄せてきた。


 【心静】は字のままの技で、心を鎮めて落ち着ける効果がある。浄化をすると2匹はやたら興奮するので使ったのだが、上手くいった様だ。2匹はそのまま眠りに落ちていった。


 3人は酒をそこそこにして、ベッドに俺を連れて行く。今日は【房中術】と軽い【至天】を使った。軽く使うだけにして本当に良かった。


 【至天】は心の悦楽だからか、【房中術】と相性が良かったらしい。今日の最初はダナだったんだが、完全にキマって帰ってこなくなってしまった。


 それを見たシュラは怖がるどころかお強請りしてきて、同じようにキマって帰ってこない。メルも同じように強請って、同じ結果だ。


 明日大丈夫かな? まあ、大丈夫か。3人を浄化して、そろそろ寝よう。今日も1日お疲れ様でした。



 <異世界53日目>



 おはようございます。今日で領都を離れます。妙な事や余計な事に巻き込まれずに済んで何よりだ。ゆっくり浄水を飲みながら浄化をしていると、ダナが起きて来た。珍しいな……。



 「チュッ! おはよう、アルド」


 「おはよう、ダナ」


 「アルド……チュッ!///……チュッ!///」



 どうも正気ではあるものの、昨日の【至天】の影響が残っているらしい。ダナは朝から猛烈に甘えてくるし、抱きついてキスをしてくる。満足するまで放っておいた方が良いな。


 その後、2匹が起きてきたので内側から丁寧に浄化する。こらこら、落ち着きなさい。2匹が興奮して飛び跳ねると、シュラとメルも起きてきた。


 2人もダナと同じように、猛烈に甘えてきたので満足するまで好きにさせる。それにしても、今日は2匹より3人の方が激しいな。


 ひとしきりイチャイチャして満足したのか、3人は落ち着いた様だ。やれやれ、【至天】は禁止にした方が良いな。翌日にまで影響するという事は相当ヤバいという事だろう。



 「ふぅ、スッキリした。やれやれ……こう、内側から愛しさが爆発した感じだったね」


 「あー、分かります。愛が溢れて止まらなくなるんですよね」


 「分かるわー。触れていないと切なくて堪らなくなるのよ」


 「ゴメン、3人とも。昨日の技は禁止しておくよ」


 「「「何で!?」」」


 「いや、翌日まで影響が残るのは駄目だろう?」


 「「「問題ない!」」」


 「……そうか?」


 「「「問題ない!」」」


 「………はぁ、分かった」



 何かヤバい気がするんだがなぁ……。3人とも欲望に忠実だからなー。軽く使うだけなら大丈夫か。たぶん今日のようになるだけだろうし。他の技も混ぜれば、もっと軽く出来るだろう。


 見た感じ落ち着いてるみたいだから、影響がずっと残り続ける事は無さそうだな。準備を整えて出発しよう。……だから3人とも服を着なさい。


 領都を出て北東へと歩いて行く。正確には北北東だが、その辺りはどうでもいいな。更に傭兵や商人なんかが増えていて、常に多くの人が居るという状況だ。


 道の途中に休憩地のような場所があり、多くの人が休憩していたがスルーして進む。俺達は特に疲れている訳でもないので休憩する必要が無い。面倒なのに絡まれるのも御免被る。


 いつものように身体強化の鍛錬をしながら進み、結構早くサウスアルムに到着した。入り口で登録証を見せて町に入る。大きさは領都より小さくて本当に町だった。


 王都と、王都の東西南北の町は王の直轄地らしいので、町と言いながら都市クラスなんじゃないか? と思っていたんだが、あまりにも普通の町だ。……あえて普通の町にしてる?。


 王制だから、面倒な貴族どものネチネチした攻撃を回避する為に……無いな。下らない想像は止めて浄化に集中しよう。町をウロウロしながら浄化して綺麗にしていく。


 神殿は人が多いので深夜にするとして、先に町中の住宅地を浄化する。町なんかを浄化するのも結構慣れてきたので、今日だけで終わるせる事が出来るだろう。


 昼前に食堂を兼ねている宿を見つけたので、入って部屋を確保する。4人部屋で昼と夜の食事込みにしたら、大銅貨18枚だったので銀貨1枚で支払った。王都に近いと高いな。


 昼食は直ぐに出てきたので早速食べる。不味くなかっただけマシか……。気を取り直して町の浄化に勤しもう。結局、夜を待たずに全て終わってしまった。


 神殿も人が多いだけで気が付くような者は居ない。見るような物も特に無いので、さっさと部屋に戻り2匹と遊んでやる事にした。2匹は興奮する事も無く俺の横に寝そべって甘えてくる。


 3人は夕方前の時間から酒を飲み始めた。ゆっくり楽しむように飲んでいるので、俺も小言を言ったりはしない。


 夕食の時間になったので食堂に行き夕食をとる。昼は何だったのかと思うほど夕食は美味しかった。同じ金額でコレか? 何か納得がいかない……。


 部屋に戻ると3人はまた酒を飲み始めたのだが、2匹が酒に反応してる? 今日飲んでるのはシードルとミードか……。甘い匂いに反応したのか? それとも酒の匂いに慣れたのかな?。


 俺は少し貰って水飲み用の椀に入れ、2匹の前に置いた。2匹はミードの椀に近付いて舐めている。どうやら気になってたのはミードか。あっという間に寝てしまったが、大丈夫かな。


 残ったシードルを飲んでいると、いつも通り連れて行かれた。今日は【房中術】と【闘気術】の【鋭覚】を使う。3人はビックリするも、どういう技か分かったようで嬉しそうだ。


 【鋭覚】は感覚を鋭敏にする技で本来は自分用だ。ただし闘気と魔力を併用すれば相手の身体感覚を変化させる事は出来る。悪用は可能だが、他人の感覚を変化させるのは難しい。


 撃沈した3人を纏めて浄化したので、俺も寝よう。今日も1日お疲れ様でした。



 <異世界54日目>



 おはようございます。今日は王都に行く日ですが、ちょっと期待しています。流石に王都は都会だろうと思いたい。領都も都市と言いながら、ただ大きいだけだったんだよ。


 都会らしさが全く無かった。あれで……ゴメン。ちょっとモフり方が雑だったようで叱られました。集中してモフろう。



 「「「チュッ! おはよう。アルド、ダリア、カエデ」」」


 「おはよう、3人とも」 「ニャ」 「ガル」


 「アルド、昨日の技は色々スゴかった///」


 「ええ。あの技は色々な事が感じられ過ぎます///」


 「素晴らしい技だったわ。色々な感覚を味わえたのよ///」


 「あれは本来自分に使う技だから、練習すれば使えるようになるよ」


 「「「!!!」」」


 「あー……。教えた方が良い?」


 「「「もちろん!!」」」



 出発までの時間、技の内容と使い方を教える。町を出て王都に向かう道でも3人は熱心に練習していた。エロは強いと思うが、女性陣のエロへの情熱が強過ぎる。そこまでか?。



 ▽▽▽▽▽


 0096終了時点


 大白金貨1枚

 白金貨2枚

 金貨30枚

 大銀貨35枚

 銀貨9枚

 大銅貨38枚

 銅貨5枚


 ヒヒイロカネの矛

 アダマンタイトの小烏丸

 剣熊の爪のサバイバルナイフ

 風鹿の角の十手

 二角の角の戦斧

 二角の革の帽子

 剣熊と銅亀の革鎧

 剣熊の骨の半篭手

 剣熊の革の指貫グローブ

 剣熊の革の剣帯

 剣熊の骨の脛当

 強打猪の革のジャケット

 強打猪の革のズボン

 剣熊と銅亀のブーツ


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