0680
午後からの鍛錬も終わり、今は夕食中だ。夕食は、久しぶりのタコスモドキと野菜のスープを作った。タコスモドキには熊肉がたっぷり入っているので、思っているよりも重い。食べながら今日の反省点と改善点を話し合っている。
地味に勝家君と藤の発言が多いのは、尻に火が着いているという自覚があるからかもしれない。まあ、やる気が出るなら何でも良い。そう思いながら食事を終えて後片付けをし、カマクラへと入る。
今日は3匹は酒を飲むらしく、あっさりと撃沈した。皆を【房中術】のみで撃沈したら、布団に入れてさっさと寝かせる。それじゃあ、おやすみ。
<異世界282日目>
おはようございます。今日で訓練6日目です。そろそろ実戦訓練に移行したいけど、今日の結果次第だな。
とりあえず朝食を作るか。今日の朝はちょっと寒いのでうどんでも食べて温まろう。
朝食を食べたらダンジョンへ行き素材を集め、いつも通りツシマへ行ってお仕事をする。終わったら港へ戻り【集中】を使って鍛錬させていく。お昼はご飯、干し肉と野菜のスープ、それと熊肉の餃子にしよう。
昼食後、再び【集中】を使い鍛錬をさせる。夕方前にウチの女性陣と話したが、問題児2人が合格ラインを越えたか聞くと、全員の意見が一致して越えたとなった。となると、明日からはダンジョンで実戦訓練だ。
夕食はご飯と野菜の味噌汁に、熊肉の角煮だ。その夕食を食べながら、明日はダンジョンに行って実戦訓練をする事を全員に告げる。塚原さんと藤は理解していなかったので、ダンジョンの事を正しく教えておく。
「成る程のう。大陸の西では魔物と言われておるのか。それに、ダンジョンとやらの中では死兵となって襲ってくるとは……面白い」
「師にお聞きしたいのですが、死兵とはそこまで違うのですか? 私は死兵と戦ったことがありませぬので、何となくでしか分かりません」
「うむ。気迫云々ではない、噛み付いてでも殺しに来る者達じゃ。槍で突かれ様が、刀で斬られ様が突っ込んで来るのだ。そなた等なら好きに出来るんじゃろうが、普通ならば怖ろしい者達よ」
「まあ、そうだねぇ。特にアルドやメルなら大量の落とし穴でも作るんじゃないかい? 落としてしまえば、どうにでも出来るからさ」
「怖ろしいのう。まともに戦っても貰えんとは。しかし、戦う以上は勝つ事が全てじゃ。勝つ為に何でもするのは当たり前の事か」
そんな話の朝食後、いつも通りダンジョンへ行って素材を集める。その後、ツシマへ行って仕事をしたら港へと帰った。
まだまだ良銭は足りてないが、それでもマシにはなっている。錫が大量にあればもっと作れるんだが、これ以上錫を手に入れるのは難しい。
皆の下に戻り指導をしながら考えているが、やはり解決策は出てこない。そもそもヤシマの国が解決しなければならない事であり、俺がやるのは筋違いではあるんだけどな。だけど良い流れにしない事には、いつまで経っても変わらない。
邪気の浄化を促したい身としては、魔物を狩れば儲かるという形にしたいんだ。そうすれば浄化が進むからだが、神社なんかにも頑張ってもらわないといけないな。
とはいえ、そこは然程心配していない。浄化魔法の力が足りなければ、突き上げを喰らうだけだからだ。
そのうち魔物を狩る奴等が満足する程度の浄化魔法の使い手が揃うだろう。需要と供給ってヤツだ。そんな事を考えながら強制的に【集中】させていると、もう昼前になっていた。昼はうどんでいいか。
適当にうどんを作り食べていると、動きながらの身体強化の難しさを語っていた。出来る様になってくると、良い意味で足りない部分が見えてくる。
自分の足りない部分も、他人の足りない部分もだ。互いに指摘しあう事で、お互いが気付いてない部分を知る事が出来る。
なかなか良い状況になっているが、もっと早くこうならなかったものか……。無駄に時間が掛かったな。まあ、いい。午後からも頑張らせよう。
午後からも強制的に【集中】させながら鍛錬をさせる。黙々と鍛錬に励ませて、無理矢理にでも体に刻み込む。そこまでしなきゃいけない時点で、この2人はどうなんだと思わなくもない。
面倒だから一定程度の実力にはしてやるが、そこから先は知らない。自分で何とかしろと思っている。
明日からの実戦も、多分この2人は足を引っ張るんだろうなぁ……。そろそろ夕方か、夕食何にするかな? ……大根があったな。菜っ葉飯、干し肉と野菜のスープ、熊肉の味噌漬けステーキでいいか。
料理も終わり配膳を手伝わせる。料理が揃った人から好きに食べさせるが、結構な勢いで食べ始めた。相変わらずな感じがするが、本当にこいつ等はよく食うな。好きに食べさせている俺も俺だが、こいつ等は俺が居なくなったらどうするんだろう?。
まあ、そんな後の事はいいか。明日からダンジョンに行く事を改めて告げたが、予定より遅れた事も言っておく。理由が下手クソな2人にある事も言ったが、これには2人からのジト目が飛んできた。
なので、集中せず適当に手を抜いていたからだとハッキリ言っておく。2人は前に言われた事を、もう忘れていたらしい。
思い出したのか2人はフリーズしているが、ウチの女性陣や塚原さんからジト目を喰らっている。俺は2人が調子に乗りやすい性格をしている事、そういう奴は戦場であっさり死ぬ事を指摘しておく。
自分は大丈夫。そう思っている奴ほど簡単に死んでいき、怖れて慎重なほど長生きする。そして簡単に死ぬ奴は軽んじられるだけだとも言うと、流石にこのままではマズイと気付いたらしい。少し考え込んでいる。
明日からはダンジョンでの”実戦訓練”だ。運が悪ければ死ぬ。その事は、ここに居る全員に正しく言っておく。
塚原さんは理解しているが、他の連中は正しく理解していない。明日、若い子達は死兵の意味を理解するだろう。その際に事故が起きる可能性は否定出来ない。
だからこそ、この場で言っておく必要があった。食事中にこんな話はしたくないんだが、調子に乗る2人が浮ついているので言う必要があったんだ。なんで俺がこんな事をと思わなくもないが仕方がない。
食事後、カマクラへと入り3匹の相手をする。ダリアを梳いてやりながら、フヨウとガウラのリバーシを観戦する。皆は酒を飲んでいるが、既に結構怪しい。焼酎を混ぜたり聖水の白湯を混ぜたりしてるんで、早めに撃沈するだろう。
結局、3匹よりも先に皆は撃沈した。布団に入れてやりながら浄化していると、3匹もウトウトしているので布団に入れてやる。その後、3匹も浄化したら寝てしまった。不思議とガウラも布団で寝るんだよな。なんでだろう?。
ディルを【房中術】と【鋭覚】で撃沈したら、俺もさっさと寝る。今日も一日お疲れ様でした。
<異世界283日目>
おはようございます。今日は訓練7日目であり、実戦訓練の初日です。あいつ等というより、あの2名は大丈夫だろうか? 不慮の事故はどこででも、誰にでも起こりうるからなぁ。
とりあえず外に出て朝食を作るか。カマクラの外に出て焼き場の前で悩んだが、今日は揚げ饅頭と海鮮野菜スープにしよう。寸胴鍋に聖水と、骨を【粉砕】して一口大にした魚を入れて、野菜と少量の干し肉も加えて煮込む。
揚げ饅頭はいつも通りの物だ。竜の脂で揚げていると、匂いや音で皆が起きて来たので朝の挨拶をする。料理が終わったら皆の皿と椀に盛って朝食を始めた。
「この揚げ饅頭とやらは美味いな。饅頭を脂などで揚げるとは何を考えているのかと思ったが、食べてみると非常に美味しいのだから、料理とは分からぬものだ」
「そうじゃのう。しつこいのかと思ったら、そうでもない。これはこれで良いな」
朝食後、俺は先に行って素材を収集する。いつも通りに回収したら一度ツシマへ行き、大橋さんの所で仕事を終える。今までの仕事の報酬として大金貨2枚を貰った。仕事が終わったのでダンジョンへと戻るか。
皆はどこまで行ったかな?。
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0680終了時点
大白金貨3枚
白金貨36枚
大金貨785枚
金貨497枚
大銀貨873枚
銀貨850枚
大銅貨1413枚
銅貨64枚
神石の浄化剣
神鉄の杖
神鉄の大太刀
アダマンタイトのサバイバルナイフ
氷擲竜の棒手裏剣
アダマンタイトの十手
神石の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




