0589
<異世界246日目>
おはようございます。今日から安芸に入りますが、安芸と言えば毛利です。3本の矢で有名らしいけど、本当に言ったのかは知らない。謀略の人であり厳島で陶に勝った事で有名な人物だが、謀略はともかく統治は印象に無いな。
まあ、その辺りはどうでもいいし興味も無いのが本音だ。どんどんと通過していきたいが、なかなか進まない最大の原因はヤシマの国の広さとなる。流石に倍の国土というのを少々舐めていた。身体強化を使っていても、思っているより遥かに大変だ。
今日からは少々速度が上がるだろうし、皆にとっても良い修行になるだろう。十分速いと言われるかもしれないが、俺の予定からすれば随分遅い。本来の予定ならとっくに近畿に入っていても良い筈なんだ。それがまだ安芸の手前なんだぜ?。
「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」
「おはよう、皆」 「ニャー」 「………」
皆と挨拶を交わし、少し雑談すると直ぐに宿を出る。昨日と同じ食堂に行き、大銅貨9枚を支払って朝食を頼む。
朝は雑穀の雑炊だったが味噌が使ってある物だった。この時代は雑炊が基本だった筈なので普通と言えば普通なのだが、味噌が使われていたりと元の世界の戦国時代よりマシな気がする。
それに村はともかく町では、各家で料理はしないのが基本みたいだ。薪とか炭、つまり燃料の問題が大きく、各家で料理をしていたら燃料が幾らあっても足りなくなる。なので食堂が纏めて作っているらしい。
国土が大きく日本よりも山林は多いのに、燃料を節約する体制になっているという事に驚いた。
とはいえ、魔物が徘徊する中で林業を行うのも大変だから、節約する様になったんだろうけどな。傭兵が居ればいいが、ヤシマの国には傭兵業が無い。いずれ何かが生まれそうな気はするが、まだまだ先かもしれないな。
朝食後、町の中で情報収集を行う。5人に銅貨5枚ずつ渡して情報を得たあと、商人の所へ行き野菜を大銀貨1枚分購入した。
ヤシマの国では水の季節も野菜を作っているらしいが、季節の関係からこの時季は値段が高い。やむを得ないが、他の季節の半分くらいしか買えなかったと言えば高さが分かるだろう。
町を出発して北から北東へと走っていく。少し北東にはシマという町があり、その向こう岸に厳島があるそうだ。
更に北東にはアキの町があり、そこから東に行くとクマサカの町があるらしい。海沿いだと時間が掛かるので、ここも内陸を東に突っ切った方が早い場所みたいだな。
シマの町は少し入って浄化したら、すぐに立ち去った。そのまま北東に進みアキの町に入る。少し観光するフリをしながら浄化して、この町もすぐに立ち去ってしまう。
俺達は外国人なので割と目立つ。ここの住人から毛利に連絡がいったりしたら、絶対に面倒にしかならない。
ある程度アキの町から離れた所で焼き場を作り昼食にする。全員に全粒粉と聖水と塩を渡して練ってもらい、出来たら生地を【熟成】してチャパティを焼いていく。
焼けたら一旦皿に重ねておき、鍋を取り出してチーズを分離して入れたら溶かしていく。ミードと聖水と胡椒モドキを入れて味を整えたら完成だ。
チャパティを千切って、鍋のチーズを付けて食べる。この料理って何て言うんだっけ? 名前忘れたけど、美味しそうだなって見てた覚えがあったので作ってみた。
皆にも好評でダリアもフヨウも美味しそうに食べているが、油分が多い事は伝えておく。肌がギトギトになる程じゃないが、気を付けた方がいい。
若干恨めしそうな顔をされたが、事実なんだからしょうがないんだよ。言わなきゃ言わないで責められるんだから、先に言うのは当然だろ? そう皆に言うと、流石に視線を逸らした。
ダリアとフヨウは気にせず食べているので、2匹を見て諦めたのか、その後は美味しそうに食べている。……食べる事は諦めないらしい。
昼食後、焼き場を壊させて出発する。フォルは細かく壊せるようになってきたな、レベルアップは順調の様だ。石と木で練習させているが、実は普通の石と木は意外に難易度が高かったりする。素材の強度と、魔力に対する耐久力が低いのが原因だ。
体感で1時間ほど走るとクマサカの町に着いた。意外に早かったと言うべきか、昨日よりも速い速度で移動していると言うべきか。
とにかくクマサカの町で情報収集を行う。4人に銅貨4枚ずつ渡し【白痴】を使って情報を得る。その後、町をすぐに出て東へと走って行く。
東にヒロハラの町があり、その東にフネミチの町。そして、その東にフツヤマの町があるそうだ。安芸は東西に長いなぁ……元の世界の広島の倍だから仕方ないとはいえ、なかなか安芸を出られない。
そんな事を考えていたらヒロハラの町に到着した。流石に日も暮れてきたので、ここで宿をとる事にする。大銅貨5枚を支払い部屋を確保したら、食堂で大銅貨9枚を支払い夕食を食べた。
鹿汁と言えば良いのだろうか? 鹿肉の鍋だったが、味噌で誤魔化そうとして失敗した感じで肉が臭かった。食べられなくはないので食べたが、あまり何度も食べたい味ではない。
宿に戻り、口直しに紅茶を淹れていると、皆は酒を飲み始めた。まあ、鹿汁がアレ過ぎたのでしょうがないか。紅茶を飲んでるのは俺とディルだけだが、皆は意外に早く撃沈した。
身体強化に集中して疲れてたんだろうか? ディルを【極幸】と【至天】でキメて布団に寝かせたら、俺も寝るか。おやすみなさい。
<異世界247日目>
おはようございます。今日は備後に入りますが、備前まで行けるでしょうか? フネミチの町はすでに備後ですが、フツヤマの向こうは備中です。
元の世界で言うと広島の東の方と岡山で、備後、備中、備前となります。その向こうは忠臣蔵で有名な赤穂だったはず。流石に兵庫に入れば近畿だろう。
「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」
「おはよう、皆」 「ニャー」 「………」
「今日も移動だけど、進んでいるのかい? 思っているよりもヤシマの国って広い気がするんだけど、どう思う?」
「確かに広いですが、日本という国が元々東西に長いそうですから、何とも言えませんね……」
「それにアルドの言う日本の倍の大きさでしょう? 東西に2倍の長さと考えると、なかなか進まなくても仕方ないわよ」
「今日で備前を抜けられれば、近畿圏に入る。そうすれば2日か3日で京の都だろう。それでも十分過ぎるほどに速いんだけどな」
そんな話をしながら、宿を出て昨日とは別の食堂に行く。大銅貨9枚を支払い朝食を頼むと、味噌の雑炊だった。昨日と同じだとは思わずビックリしたが、鹿汁より遥かにマシなので美味しく頂いた。
ヒロハラを出発してフネミチの町、そしてフツヤマの町に到着した。まだ昼になってもいないので、情報収集のみを行って出発する。3人に銅貨5枚ずつを渡して得た情報はなかなか有益だった。
東に備中のカサグチの町があり、その北東にクラシマの町。そこから東は備前で、北東にアカオカの町。その東にワトの町があり、更に東にビゼンの町。
そこを抜ければ近畿に入る。中国地方は東西に長くて大変だった……いや、まだ抜けてないんだ。気合いを入れて走ろう!。
それからも頑張って走り、カサグチで大銅貨9枚を支払って昼食を食べたら先を急ぐ。クラシマを越えてアカオカに着き、更に移動してワトに着いた時にはもう夕方だった。
慌てて宿をとり大銅貨8枚を支払って部屋を確保する。……やれやれ、先を急ぎすぎたかな?。
皆と一緒に食堂に行き、大銅貨9枚を支払って夕食にする。ここでは珍しい事に、うどんが出てきた。スープの味はアレだったし全粒粉の麺だったが、うどんがある事に驚く。
日本でも古くから西日本にはうどんがあったと聞いた事があるが、今まで見た事は無かったんだよな。
こんな所で見るとは思わなかった。香川に行かないと見れないと思ってたんだ。とはいえ、よくよく考えれば、ここから南が讃岐だっていうのを忘れてたよ。
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0589終了時点
大白金貨3枚
白金貨36枚
大金貨152枚
金貨528枚
大銀貨597枚
銀貨530枚
大銅貨218枚
銅貨150枚
神金の矛
神鉄の太刀
アダマンタイトのサバイバルナイフ
氷擲竜の棒手裏剣
アダマンタイトの十手
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




