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0431




 面倒なんで送風機をそのままにして、食堂へと移動する。朝から雨なので足止めされるのかと思いきや、商人と傭兵は朝食を済ませると宿を後にした。雨の中移動するのか……大変だな。


 大銅貨16枚を支払って朝食を注文したら、テーブル席の椅子に座ってゆっくりと待つ。皆もダラダラしながら待ち、運ばれてきた朝食を食べる。今日は珍しくスープ系の朝食だ。


 今日も雨で蒸し暑いので、スープ系は厳しいと思ったんだが意外に食べられた。何と言うかアッサリした味のスープで結構美味しかったんだが、魚介の香りがしたんだよな……。


 内陸の国ではあるが、川に魚はいて漁師じゃないが獲って売る人は居る。メインの仕事としては成立しないが、副収入としてやってる人が居るんだ。罠漁らしいんだが、そこはどうでもいいか。


 興味も無いし、俺の場合【水魔法】で獲れるからなぁ……。しかし魚介系の香りって事は、煮干しみたいな物で出汁をとったのかね? 考えても意味ないから、さっさと部屋に戻ろう。


 部屋に戻って昨日の続きをする。青銅と鉄のショートソードは5本ずつ作り終わったので、これはもう終わりだ。となると、次はどうしようか……パルチザンなんかが良いかな?。


 パルチザンは三角刃の槍だ。突き刺す事も切る事もできる槍で優秀だったらしいんだが、長く使われる事も無く消えていったらしい。それでも一世紀は使われたらしいんだが……。


 確か騎兵用のランスに取って代わられて消えていったとか、パイクに取って代わられて消えていったとか聞いた事がある。この世界では魔物がいるし、むしろ傭兵は使うだろう。


 俺的にはどっちつかずの槍にしか思えないが、評価する人は居るかもしれない。なので作っていくのだが、コレは3つぐらい作ればいいな。無駄に金属が沢山必要で、高価になるぞコレ。


 三角刃といっても斬撃の為には大きく作らなくちゃいけない。結構な大きさの上、根元に小刃と言われる小さな刃も付けなきゃいけないので面倒臭い。マジで3本くらいでいいわ、コレ。


 終わったので次の武器を作ろうと思ったんだが、相変わらずだが木が無くなった。仕方なく、外に木を伐りに行く。隠密の4つの技を使い、外に出て木を5本伐ったら丸太にしていく。


 収納したらさっさと宿に戻り、中庭で服を【乾燥】してから中に入る。部屋に戻ったら、次に作る武器を考えよう。次は斧かねぇ……? 今は持ってないが、前に使ってたのでいいか。


 半月の刃を持つ、柄が1メートルの斧を作っていく。コレも石と木で作った物、青銅で作った物、鉄で作った物を3本ずつ作る。これもなかなか優秀な武器なんだよな……カチ割るのに。


 次はメイスだな。……というか、この世界メイスがあんまり発達していない気がする。頑丈であり強力な武器だが、見た目が野蛮だからか? ハッキリ言って勿体ないとしか思わない。


 武器としてみれば、非常に優秀な打撃武器なんだよな。そもそも斧もそうだが、鉄の兜相手には重量級の武器で叩き潰すのが1番良いんだよ。剣のように折れる可能性は高くないし。


 それに野蛮かどうかより、敵に勝てるかどうかを考えろと言いたい。まあ、それは横に置いとこう。石と木で球が先に付いたメイスを作り、青銅でフランジが4枚付いたメイスを作った。


 鉄ではフランジが8枚付いたメイスを作って終了だ。ちなみにメイスも各3つずつ作成した。メイスに関しては、青銅と鉄の物は柄も金属製にしてあるので非常に強力な武器になった。


 まだ微妙に青銅と鉄が余ってるんだよなぁ……使うにしても何を作ろうか……? そう考えたところで丁度良い物を思いつく。それはハチェットだ。片手専用の斧って作った事ないんだよな。


 ハチェットとは簡単に言うと、斧刃とは逆の方にハンマーが付いている斧の事だ。折角なので片方は青銅、もう片方は鉄のハチェットにしよう。ちゃんとバランスはとるので問題ない。


 ……なかなか面白い物になったんじゃないかと思う。少し青銅の方が分厚いが、そこはバランスをとる為には仕方がなかった部分だ。青銅と鉄でなかなかの凶悪さだし、威力は相当強いと思う。


 さっきから誰かさんが振っていて凄い音がするんだよ。というか、部屋の中で武器を振るなと言ってるだろう。危ないんだから止めなさい。子供じゃないんだからさー、下ろしなさい!。


 そもそもギルドに納品する武器を振り回すんじゃないっての。俺は武器を全てアイテムバッグに収納したら、傭兵ギルドへと納品に行く。明日でも良いんだが、後回しにするのもな……。


 とりあえず食堂に行き昼食を食べてからにするか。俺は皆と一緒に1階の食堂に下りる。すると、ダラダラとやる気の無さそうな5人組と、酒を飲むリンデと、撃沈してるリヴィが居た。


 カオスな空間になってるなぁ。いったい何でこんな事になってるのかは知らないが、”触らぬ神に祟り無し”と言うしスルーしよう。俺は大銅貨11枚を支払って昼食を注文して席に座る。


 ジャン達は昼食を食べるか分からないし、リンデ達は酔っ払ってる。なので払う必要は無いだろう。そう思っていると、部屋からジャン達が出てきた。どう見ても、今起きたところだな。



 「ジャン達は今ごろ起きてきたのか? 昨日、明日雨なら休みにするとは言ってあるが、昼まで寝てるっていうのはどうなんだ? さすがに生活が乱れすぎだと思うんだがな」


 「昨日もそこまで疲れるような狩りじゃなかった筈だしね。昨夜も遅くまで盛ってたのか、それとも朝から盛ってたのかは知らないけど、矯正しなきゃいけないかもしれないねぇ……」


 「すみません。朝起きて食事をとった後、部屋に戻ったら眠くて……。気付いたら、もうお昼でした。昨夜、途中で起きてしまって……その後、なかなか眠れなかったんです」


 「そうだったのか? 私は朝までグッスリと眠っていたので知らなかった。昨夜はそこまで寝難い気温ではなかったと思うが、一度目が開くとなかなか眠れないものか……」


 「昨夜は私も早くに寝てしまいましたね。朝起きた後食事をとって、ジャンとミレイアとまた寝てしまいましたが。季節の変わり目って、何故か眠くなる事が多いんですよ」


 「まあ、分からなくもありませんが……。ジャンに関しては絞り取りすぎなだけだと思いますがね? アルドなら私達が相手でも問題ありませんが、ジャンは厳しいでしょう」


 「2人相手に何とかなっている時点で優秀だとは思うけれど、流石にジャンも限度があると思うし大変よね……。どうしても駄目なら、自分でイエローボアを狩るしかないわ」


 「イエローボアで精力を付けても、その分搾り取られるだけだと思うけどね。ミレイアもシャローも、その辺りの手加減をするとは思えないし、するならジャンはああなってないさ」


 「ジャン本人が枯れないようにした方が良いと思うがな。長く楽しむ為には手加減を覚えるべきだと思うのだが、ミレイアが手加減をしてやる姿が全く想像出来ないのは何故だろうな……」


 「仕方ないよ。全力でしか出来なさそうだし、ずっと突っ走って行きそうだからね。止まったら死んじゃう生き物みたいな生き方をしてるよね、ミレイアって」


 「元々そんな感じじゃなかったが、第五騎士団から解放された辺りからああなったと思う。もしかしたら元々のミレイアはこっちで、第五騎士団の時には腐ってたのかもしれないな」


 「さて、どうだろうな。私だって私自身の事をよく分かっていないが、子供の頃の様に今は生きるのが楽ではある。その感じで考えると、今の生き方が私の本質なのかも……」


 「なるべく心の負担無く生きられているなら、今のままで良いんじゃないですか? 私も魔法士隊の隊長をしている時より楽ですし、自分らしく生きられていると思います」


 「アルドさん……他に技はありませんか? 【房中術】も頑張っているんですが、2人がかりだと簡単には勝てないんです。凌ぐのが精一杯な事も多くて……」


 「他の技もあるけどな。それを使うと、アイツ等覚えて使ってくるぞ?」


 「………」



 そこまでは考えて無かったみたいだな。



 ▽▽▽▽▽


 0431終了時点


 大白金貨3枚

 白金貨9枚

 大金貨36枚

 金貨108枚

 大銀貨215枚

 銀貨213枚

 大銅貨491枚

 銅貨91枚


 神鉄の太刀

 ヒヒイロカネの矛

 アダマンタイトのサバイバルナイフ

 氷擲竜の棒手裏剣

 アダマンタイトの十手

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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