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0235




 今日から王都への旅なので準備を整えてから部屋を出る。食堂に行くと女将さんがいたので、20日分の予約を先に取り銀貨6枚を支払っておく。2階のいつもの部屋は確保しておこう。


 大銅貨9枚を支払って朝食を頼んだタイミングで、ジャンが起きてきた。今日の予定と道中で身体強化の訓練をする事を先に言っておく。訓練の一言で気合いが入った様だ。


 朝食後、宿を出て村の入り口へ行き、門番に挨拶をして村を出る。北の分岐路を東へ進みサングの町を横目に、東へと進んで行く。シグの村に到着したら、昼だったので昼食をとる。


 大銅貨9枚を支払い昼食を食べたら、シグの村を出発。ゴードの町を通り過ぎ、ロワの村に到着した時には夕方だった。慌てて宿に向かうも、1人部屋しか空いていない。


 仕方なくジャンをその部屋に突っ込み、部屋代の大銅貨2枚と夕食代の大銅貨9枚を支払う。夕食後、ジャンを部屋で休ませて村の外に出たら、土のカマクラを作ってそこで休む。


 ダナから順番の夜番で、いつも通り俺が最後だ。カマクラの中に入って十分に浄化したら、夜番の為に早めに就寝する。今日も1日お疲れ様でした。



 <異世界111日目>



 おはようございます。夜番の交代で、ディルは直ぐに眠ってしまいました。それじゃあ、外に出て夜番を始めよう。カマクラの前に座り【探知】と【空間把握】で調べる。


 特に危険な魔物も邪生も近くにはいない。ゆっくり集中して周囲を警戒しよう。このまま朝まで何事も無ければいいが。何かあっても俺の時なら皆の時よりもマシだな。


 結局俺の夜番の間に、スマッシュボーアの邪生と小角鹿の邪生が現れたので安らかに送っておいた。心臓は3分の一ずつに分けて収納する。皆が起きたら、最後に7等分しよう。



 「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」


 「おはよう、皆」 「ニャー」 「ガウッ」


 「アタシはマシだけどディルがキツそうだね。夜番の時は仕方がないとはいえ、眠かったらいいなよ。皆で交代で背負ってあげるからさ」


 「済まないが、どうしても駄目な時は頼む。今日は何だか厳しい。昨日、直ぐには眠れなかった所為なのだろうが……」


 「まぁ、そういう日もありますよ。特にいつもは気絶するように眠っているだけに、寝付けない事なんてありませんからね」



 ディルに3分の一の邪生の心臓を食べさせ、三分の一を7等分にしてディル以外の皆で分ける。村の外で待っているとジャンが出てきたので、今の内に邪生の心臓を食べさせておいた。


 その後出発し、ナイダの村を通り過ぎ領都ディムアストに到着。昼前だったが、いつもの小さな宿に行き大銅貨9枚を支払って昼食を食べる。相変わらずこの店の料理は美味いなぁ。


 食べ終わったら直ぐに出発し、サウスアルムを通り過ぎて王都ガイアルムに到着した。邪生の心臓を食べた分ジャンの魔力と闘気は増えているのだが、少し早くなったぐらいにしか活用出来ていない。


 それでも夕方に到着したので、直ぐに前に御世話になったラーファンさんの宿に行く。ラーファンさんに前にとった部屋を頼み、10日分の銀貨3枚を支払う。空いてて良かった……。


 それとジャンの泊まる1人部屋の宿泊費、10日分の銀貨1枚と大銅貨10枚を支払っておく。これで部屋を確保出来た。隣の食堂へ行き大銅貨9枚を支払い、夕食を注文する。


 食事中に前回居なかったアルメアに対して、ラーファンさんは食堂までついてきて色々な質問をしていた。アルメアは丁寧に答えていたが、大半は夜の事だった。結局か……結局なのか?。


 ウチの女性陣は猥談をする運命なんだろうか? ……ヤな運命だなー。そんな下らない事を考えながら部屋に戻る。ジャンも早く寝ると言って部屋に行った。今日の移動で疲れたんだろう。


 俺達も部屋に戻ろう。皆は酒を飲み始めたが、2匹も貰って舐めている。ディルは感覚強化の練習をして過ごしている様だし、俺はどうしようかな……。装備の浄化や修理をしよう。


 そんなに汚れてもいないし、壊れてもいないが暇だからなぁ……。そう思ってたらベッドに連行された。どうやら2匹は、酒を舐めながら寝てしまったらしい。2匹が寝た途端にか……。


 【鋭覚】【極幸】【至天】という珍しい組み合わせで、幸せにしておいた。徹底的に浄化をし終わったので、もう寝よう。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界112日目>



 おはようございます。到着した事を知らせるにはどうしたらいいんでしょうか? 最悪、ダナとシュラに任せてしまおう。第二王妃経由で知らせてもらえばいい。手紙は持ってきたし。


 まあ、本当に支払われるかは分からないが、払わなければ妙な噂が大量にばら撒かれるだけだ。俺としてはどっちでもいい。この国がどうするのか、ちょっと楽しみではあるんだよな。


 ちなみに妙な噂と言っても、嘘や捏造ではなく真実をばら撒くだけにする。これなら王国が否定しても、真実を知っている傭兵達が拡散してしまうからな。おそらく上手くいくだろう。



 「おはよう。ダリア、カエデ」


 「ニャー」 「ガウッ」



 今日も2匹には浄水を出して飲ませる。朝から浄水を飲むと落ち着いてる事は多いんだが、水を飲んでると意識が逸れるんだろうか? ……まあ、今ぐらい静かだと助かるんだけどな。


 あんまり五月蝿くして、皆を起こしてしまうのも嫌だし。それに、そろそろ落ち着いてもらわないと困るしな。2匹は女の子だし、いつまでもお転婆じゃ流石に駄目だろう。


 今の2匹はゆっくり落ちついて甘えてきている。どうも今日は体を擦り付けたい気分らしい。さっきから頬を擦り付けたり、体の側面を擦り付けたりしてくる。


 2匹の好きにさせながら、撫でたり浄化したりと2匹が好きな事をしてやる。最近は、浄化をすると落ちつくというかウトウトし始めるのだが、朝だから大丈夫そうだ。



 「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」


 「おはよう、皆」 「ニャ」 「グルゥ」


 「今日は2匹とも普通に甘えてるみたいだ。最近アタシ達が撫でても、少し喜んでくれるようになったんだよね。……ところで、今日はどうするんだい?」


 「王都に来た事を伝えなくちゃいけないんだが、向こうはどうするつもりだったんだろうな? こっちに伝手が無い場合、到着を知らせる事が出来ないと考えなかったのかね?」


 「さて、どうなのでしょうね? それよりも、到着を伝える相手ですか……。あの子かライブルで良いのでは? こちらとしては受け取った手紙を出せば済むでしょうし」


 「どうするかな……。ライブルの所が1番手っ取り早いか。近衛の本部だし、侵入してライブルに説明してくれば問題ないだろう」


 「また侵入するのですか……。それが1番簡単だと言うのは分かりますが、不法行為である事は忘れない方が良いですよ。とはいえ、第二王妃様に言うのもおかしい気はしますが」


 「窓口が無いのも事実だよ。王都に着いたらどこそこに行け。普通はそういう指示があるものだけど、それが無かった以上は相手の責任さ」


 「普通はそういう行き違いを無くす為に、指定しておくものだ。ワザとなのか本気で忘れていたのかは知らないが、相手のミスならそこを攻めてやればいい」


 「そもそも報酬を払うのは当たり前で、払わなきゃいけないのは向こうだっていうのに、何でいちいち手間が掛かるんだろうな? 受け取る側が苦労するっておかしいと思う」



 皆で文句を言いながら宿を出て食堂へ行き、大銅貨9枚を支払って朝食にする。ジャンは宿の1階に居たので連れて来た。朝食を食べながら、今日の予定をジャンに話しておく。


 俺がライブルの所に行ってる間は、身体強化の練習。戻ってきて今日の予定が無ければ、ダンジョンで実戦訓練。予定があってもジャンが必要ないなら、身体強化の練習を続ける。


 ジャンの予定も皆の予定も決まった。朝食も終わったし、早速動こうか。



 ▽▽▽▽▽


 0235終了時点


 大白金貨1枚

 白金貨2枚

 大金貨18枚

 金貨68枚

 大銀貨107枚

 銀貨56枚

 大銅貨22枚

 銅貨2枚


 ヒヒイロカネの矛

 ヒヒイロカネの小太刀

 剣熊の爪のサバイバルナイフ

 アダマンタイトの十手

 二角の角の戦斧

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 剣熊の骨の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 強打猪の革のジャケット

 強打猪の革のズボン

 真っ黒なブーツ

 大型のアイテムバッグ


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