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 オルはどうやら静かに過ごすタイプらしい。それとも慣れていないだけだろうか? 予備のコップを貸してやり紅茶を飲んでいるが、ストレートは合わなかったらしくハチミツを溶かして飲んでいる。それなりに掻き混ぜていたが、中間ぐらいかな?。


 イデアは何ともいえない顔だが、理解出来ないという程でもない。そんな顔をしている。子供達3人が早めに起きてきたが……と思っていたらウェルが起きてアリシアも起きたので、後は2匹だけのようだ。


 そう思いながら2人を見送ると2匹も同じタイミングで起きた。あっと言う間に賑やかな朝となり、オルが静かかどうかは関係なくなったな。


 部屋を片付けて紅茶を飲み終わったら、宿を出て食堂に移動する。中銅貨8枚を支払い朝食を食べたら一旦帝都を出てダンジョンへと行く。1層目の人の少ない方向へと行き、そこでオルの練習を始める。


 もちろん皆の練習も行うし、1つ1つの確認と練度を高める訓練だ。これに終わりはないので励んでもらい、オルに神血を飲ませた後で魔力と闘気を教えていく。流す事を教えたら、次は循環だ。オルの感覚というか、魔力と闘気に対するセンスは良いみたいだな。


 少しずつ循環させる事に慣れてきたら、極小の魔力と闘気で身体強化を行わせ、その状態を維持する。魔力と闘気が無くなったら神丹を飲ませ、再び身体強化の訓練だ。何故この訓練をするのか分からないオルに、意味を1つずつ丁寧に教えていく。


 耐久力が強化された肉体は疲れにくい事、筋力が強化された肉体は通常以上のパワーが出せる事。身体強化が使えるかどうかで戦える魔物が変わる事。強い魔物を倒せる方が儲かる事。お金に関する事を言うと喰い付きが凄いな。


 まあ努力するなら何でもいいので、気にせず教えていけばいい。何かに執着がある方が、必死になって学ぼうとするしな。


 昼になったので焼き場などを作り、ヘビーブルとデスボーアのミンチでハンバーグを作っていく。またもや子供達が喜んでいるが、料理に集中してもらいつつ、今はサラダの用意をしていく。


 ある程度の時間が経ったら、【念動】を駆使してフライパンの上に浮かせて焼いていく。落ちる脂はソースに使うのでフライパンに集めておく必要があるんだ。じっくりと焼いていき、ハンバーグが焼けたら皿に盛りソース作りとなる。


 今回は黒砂糖と【粉砕】した野菜に灰持酒。そして少量の味噌とチーズを混ぜて熱し、これでソースは完成。味見したら結構美味しく出来たし、子供達も気に入ったようだ。味噌を少量にしたのが良かったのだろう。


 ハンバーグには掛けずに付けて食べる形とした。全ての盛り付けが終わったので、いただきます。



 「ハンバーグはいつも美味しいけど、今日のはヘビーブルとデスボーアだから本当に美味しい!! お肉の味が強いけど、脂の美味しさが負けてないの! どっちも美味しくて、ほあ~ってなる!!」


 「最近は頑張ってたが、やはり美味しい物を食べると語彙力が低下するなー。とはいえ、この星は水が美味しくないからか、語彙力の低下は久々だけど」


 「そういえば、そうでしたね。アルドさんの言う通り、ここ最近は頑張ってたのに……。でも、これが蓮と言えばそれで終わりですか」


 「すごい! こんなのたべたことない! なにこれ、すごくおいしい! ほんとにおいしい! なにこれ!!」


 「猛烈に語彙力が低下してるな、まさかの2人目だったとは……。それとも今まで美味しい物を食べた事が無かった反動か? 今回が初めてだから何とも言えないなー」


 「ここまで美味しいんですから、語彙力が低下する事ぐらい別にいいのでは? まあ、別に責めてたりする訳じゃないのは分かりますけど」


 「とはいえ蓮もそうだが、美味い物を食べると子供に戻る……蓮は子供か。それにオルもまだ子供の範疇だな。ならば良いのか……?」


 「元々は蓮が美味しい物を食べると、何故か語彙力が低下していたというだけだからな。本当に何故か分からないが」



 その蓮は外野なんぞ気にせず、満面の笑みでハンバーグを食べている。その笑みを見ていると話しているのも馬鹿らしくなったので、俺達も熱いうちに食べていく。今日のハンバーグも成功だな。


 そんな美味しかった昼食後、後片付けを終えてゆっくりしたら午後からの練習を開始する。オルには【集中】を使って学ばせていく事により、強制的に覚えさせていく。人間種の集中力なんて長く保たないしな、そこは諦めてもらおう。


 宿は6日後まで泊まれるので今の内に覚えさせ、更新せずに次の聖国に行く事になる。なのでここで極力学ばせていこう。そう思いつつ、今日の練習を終えた。


 ダンジョンを出て帝都に戻り、食堂で中銅貨8枚を払って夕食。急に食堂の料理が美味しくなくなったんだろう、オルが百面相をしている。どう自分の中で結論を付けるか大変らしい。


 その辺りは折り合いをつけてもらうとして、食事後は宿の部屋に戻ってゆっくりする。子供達は昨日と同じくリバーシで遊んでおり、オルはコツが分かったらしく何回か勝っていた。


 眠たくなったようなので布団に寝かせ、女性2人も寝かせたら部屋と体を綺麗にする。これでやっと寝られるな。それじゃあ、おやすみなさい。



 <呪いの星50日目>



 おはようございます。今日もオルの練習の日です。朝の日課を終わらせて紅茶を飲みつつ静かに過ごし、皆が起きたら食堂に行き、中銅貨8枚で朝食を食べる。食事が終わったらダンジョンへ。


 ダンジョンで夕方まで練習し、終わったら帝都へ戻り食堂へと移動。中銅貨8枚で夕食を食べたら宿に戻ってゆっくり過ごす。子供達も2匹も2人も寝かせたら、おやすみなさい。



 <呪いの星51日目>



 おはようございます。今日も昨日と変わりません。朝の日課を終わらせて皆が起きたら食堂へ。中銅貨8枚で朝食を食べたらダンジョンへと移動。今日も身体強化の練習だが、オルの武器を作成する。


 色々やらせたが、オルが得意なのは斧だった。どうも薪割りとかを実家でしていたので馴染みがあるらしい。なので盾と斧を持たせての練習に移行する。超魔鉄で作ってやったので、慣れさせないといけない。


 夕方まで練習したら、帝都へと戻り食堂へ。中銅貨8枚で食事をしたら、さっさと宿へと戻って休ませる。今日は武器を使っての練習もあったので大変だったのだろう。オルは既に眠そうだ。


 子供達と2匹と2人を寝かせたら、綺麗にして、おやすみなさい。



 <呪いの星52日目>



 おはようございます。今日もオルの練習日です。朝の日課を終わらせて、皆が起きたら食堂へ。中銅貨8枚で食事をし、終わったらダンジョンに移動。昨日までと同じく人のいない所で練習していく。


 夕方まで練習したら、帝都へ戻って食堂へ。中銅貨8枚で食事をしたら、宿の部屋へと戻る。いつも通りに寝かせたら、おやすみなさい。



 <呪いの星53日目>



 おはようございます。宿の期限が来るまでは同じ日々が続くでしょう。今日も朝食を食べたらダンジョンへ。練習が終わったら帝都へ戻り、夕食を終えたら寝かせていく。全員寝かせたら、おやすみなさい。



 <呪いの星54日目>



 おはようございます。今日も変わりませんが、明日は最奥に行く必要があります。呪いの魔物が出てきてくれればいいんだが……とりあえず、起きたから食堂へ行こう。


 朝食を食べた後はダンジョンへ行き、夕方まで練習したら帝都へ。食堂で夕食を食べたら宿に戻り、子供達と2匹を寝かせ、2人を寝かせた。綺麗にしたら、おやすみなさい。


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