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 <異世界888日目>



 おはようございます。今日も特にやるべき事は無く休みです。俺はダンジョンに入って銅と錫と多少の鉛を手に入れ、大銅貨を作る仕事をするが、皆はゆっくりとした休みだな。俺は見張りだったが、皆は色々な所を巡っての賊退治だった。


 なのでゆっくりしてほしいんだが、放っておくと王女組はヤるだけの日々になりそうだなぁ。それはそれで問題なんだが、あいつら未だに暇があるとヤってる。慣れてるとは思うんだが、言い訳として使ってるんだろう。


 当初の予想通りだとは思うが、本当に西の大陸に戻る際には治るんだろうな? 王太子から面倒な事を言われたくはないぞ。朝の日課を終わらせ、緑茶を飲みながらそんな事を考えていた。


 麦飯を炊きつつ、闇蠍とヘビーブルの野菜炒めを作り、そこに魚醤とお酢と甜菜糖と片栗粉を混ぜたタレをサッと掛ける。なんちゃっての酢豚だ。まあ、サイコロステーキのような牛肉だし、色々違うが気にしてはいけない。今は朝だしな。


 野菜の味噌汁を作り、後は麦飯を終わらせるだけなんだが、既に起きている連中が五月蝿い。王女組というか、ウェリアとエイルズだ。ウチの女性陣と子供達はまだ寝ている。何でも昨夜頑張ったのでお腹が空いているらしい。


 男4人も期待して待っているらしいので、さっさと大皿に酢豚モドキを乗せて、椀に味噌汁を盛ったら出す。丁度その時蒸らしも終わったので、熱々のまま椀に盛って麦飯を出してやった。俺はウチの皆と食べるから気にするな。


 そう言って緑茶を飲みながらゆっくりしていると、早速イデアと蓮が起きてきた。タッチの差でイデアの方が早かったが、そこに納得がいかないらしい蓮。別にそんな事を競う意味も無いんだから、ゆっくりしてなさい。起きてすぐに食事をするのは良くないからな。


 その後ウチの女性陣も起きてきたので、温めなおして朝食を出す。新しい味というか、片栗粉を使ったトロミのあるタレが珍しいんだろう。蓮が「美味しい」を連発している。そりゃ良かったなー、だがちょっと落ち着こうか?。



 「あのねー、トロっとしたのがね、プリプリのさそりのお肉に絡まるんだよ! それにお肉の方にも掛かってて、脂がね外に出てないの。だから口の中で脂がジュワって出て美味しいんだよ」



 うん、そうか。良かったな。とりあえあず美味しいのは分かったから、食べる事に集中しなさい。酢豚モドキって言うのはアレだけど、正式名称が分からないし、割と適当にありもので作ったもんだしな。ま、適当な名前でいいか。


 そんな食事も終わったので、昨日と同じく俺は尾張のダンジョンと美濃のダンジョンへ行く。そこで銅と錫と少々の鉛を手に入れて帰り、大銅貨を作っていく。昨日よりは銅や錫の量が減っているので、やはり回復するには時間が掛かるようだ。


 夕食を挟んで終わらせ292枚を手に入れ、ザラとエイルズから写本を受け取る。部屋に戻って子供達と2匹を布団に寝かせ、女性陣を撃沈させたら、綺麗にしておやすみなさい。王女組も早く寝ろよ。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 「で、何故か神酒も飲んでないのに神界ですか? 訳が分からないんですが。今度はいったい何でしょう?」


 「簡単な事じゃよ。お主には別の星に行ってもらう。そなたが書かせた写本を渡し終えたら、ルーデル町の近くにある、そなたを下ろした場所まで来い」


 「えっ!? ……何だか急にですね。もしかして何かありましたか?」


 「ある意味で緊急事態です。とある宇宙にある星に、かつて【世界】が手を出した事があるのです。何らかの実験だったのでしょうが、結果的に未曾有の大惨事を引き起こしました」


 「【呪魂環】と当地では呼ばれおる、実際には呪いと高濃度の魔力の塊じゃ。それを我ら神の力で封じたが、そこからは常時魔力や呪いが漏れ出ておる。それ自体は想定内であるし、我らの望んだ形でもあった」


 「しかし馬鹿者どもは碌でもない。その呪いと高濃度の魔力が混じり合った物、奴等は【呪魂】と呼んでいますが、それを悪用するものが現れました。そこまではマシだったのですが……」


 「ですが……? 激しく嫌な予感がするんですけど……」


 「愚か者どもめ、広範囲殲滅兵器として使いおったのだ。その【呪魂】を。それだけではない、その結果呪いが増えてしまい……それに激怒したであろう【世界】が【呪魂環】を破壊した」


 「その結果、星の中に高濃度の呪いと魔力が撒き散らされたのです。【世界】にとっては自分の中にある小さなどうでもいい星でしょう。ですが調整役の我々としてはそれどころではないのです」


 「その星では呪いの所為で新種族が大量に生まれ出る始末。特異な進化ではなく、強制的な変化になってしまっています。いえ、それすら【世界】が意図したことかもしれません。私達はそれに対応しなければいけません。いけませんが……」


 「が?」


 「我等の干渉が何故か禁じられておる。慌ててお伺いを立てたが、お主を派遣するなら構わんそうだ。更にあの子供達も連れて行け。子孫どもは修練じゃ。お主と子供2人、それに猫とスライムならば耐えられようからの」


 「女性陣は呪いに耐えられない? ……そうなんですか。イデアは分かるんですが、蓮や2匹もとは思いませんでした」


 「知識の神と猫神、それにスライムの神がやらかした所為じゃ。気にするな。それはともかく、子孫どもは修行が終わり次第、お主の下に行かせる。何時になるか分からんがな。とはいえ、これからの事を考えれば何処かで集中して鍛えておかねばならん」


 「あの星では、後はダラダラと繰り返していくだけですからね。それよりも緊急事態に対処してもらわないといけません。何の為に様々な事を教えたのか分かりませんからね」


 「多くの物は回収し破棄する事になる。精霊木や精霊石、それに神の金属もだ。次の星にはそれらは存在せんからな、それを持ち込ませる訳にはいかんのだ。武具は全て没収されると考えよ」


 「竜の素材の物などもじゃ。向こうにも竜や龍はおるが、それは向こうで何とかせい。それよりも、早う所定の位置へと行けよ? 待っとるからのう」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 <異世界889日目>



 おはようございます。八は末広がりで縁起が良いという話は何処にいったのでしょうか? 俺にとってはとんでもない日になりました。それはともかく、準備しないと駄目だなコレは。


 早く起きてタコスモドキを作り、【覚醒】で皆を起こして準備をさせる。朝食時に全てを説明したが、全員が仰天した。俺もビックリだよ。とはいえ、どうしようもない事実だ。受け入れるしかない。


 子供達は離れ離れになる訳じゃないから特に気にしていないようだ。朝食を食べたら、すぐに温泉地を出て出発する。那古野城に行くと、信秀さんはまだクワナに居る筈だと言われたので、急いでクワナに行く。


 聞いた通りクワナに居たので浄化魔法の紙束を渡し、さっさと京の都へと行く。京の都に着いたら山科さんの家に行き、浄化魔法の全てを書いた紙束を帝に渡してほしい事を頼んだ。京の都で大銅貨14枚を払い昼食をとってから出発。


 急いで移動をするも、この日はアカオカで終了。宿代で大銅貨6枚、夕食で大銅貨14枚を支払い、夕食をとったらさっさと撃沈して寝る。急いで戻らないと神様が五月蝿いと思うので大変だ。



 <異世界890日目>



 おはようございます。今日も一気に移動します。大銅貨14枚を支払って朝食を食べたら、一気に西へと進みヒロハラで昼食。大銅貨14枚で昼食を食べたら、出来得る限り高速で移動。


 無理矢理にハタまで戻ってこれた。既に夜中だけど気にしてはいけない。カマクラを作って適当に食事をし、さっさと撃沈させて寝る。明日は舟で大変だろうしな。王女組も速く寝ろよー。



 ▽▽▽▽▽


 1724終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2057枚

 大銀貨1659枚

 銀貨2563枚

 大銅貨1065枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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