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 「まずアタシ達は真っ直ぐ南へと進んだんだよ。ただ、その辺りは大島殿が平定していた事もあって何も問題は無かった。残る部分も平定してすぐ終わったというか、村に隠れていた武士が襲ってきたから真っ二つにしてやったよ。それであっさりさ」


 「それ以上南へ行くと北畠に従う者の土地だとの事で、私達はそこから内陸へと向かいました。村々を見て回るのですが、北伊勢の武士が隠れていたり賊が居たりと面倒でしたね。なかには村人を脅していて、村人のフリをしていた者達も居ましたよ」


 「そういう連中も悪意を向けてくるから分かりやすいのよね。後は確認して殺してしまえば済むし、何ならちょっと拷問染みた事をすると村人共々震え上がるから、すぐに言う事を聞くようになるわ。どうせ殺す者なのだから、見せしめの役に立ってもらわないとね」


 「更に内陸に進みつつ、平定出来ていない場所を走り回って平定し、襲ってくる賊を殺している時だったかな? ちょっかいを掛けてきたバカが居たんだよ。六角に従っている武士らしいんだけど、私達が賊を減らしたからね、欲を出して取りに来たんだ」


 「勝家がここは織田が平定していると言っても、六角の名を出せば退くと思ったのだろう、強気で来たのだが私達が退く義理など無いからな。争いになった。もしかしたらそのつもりだったのかもしれないが、皆殺しにしてやって終わりだ。その後は平定を進めていたのだが……」


 「そいつらの仲間が仇討ちだとか言って襲ってきたんだよ。面倒だったから皆殺しにしたけどね。私達は六角に従っている連中の土地までは取ってなくて、攻めてきたから皆殺しにしただけだよ。そもそも織田が平定しているのは六角だって知っている事だしね」


 「勝家も言っていましたが、戦の最中に横槍を入れてきた者など、殺されても文句は言えません。私達には何の落ち度も無いし、向こうの土地さえ取らなければ問題無いそうです。六角がこれ幸いにと、家臣の子か自分の子を負けた家の養子に入れるくらいだそうで。それで乗っ取れるので六角に損は無いと言っていましたね」


 「そうそう。それでその後は順調に終わらせてたんだけど、最後の最後にスズカ峠の近くの奴等が襲ってきてさ。そこまで行くつもりも無かったのに、面倒な事するよ本当。おかげで今度はスズカ峠の方までさ」


 「攻めて来た連中を叩き潰し、逃げていく連中を追いかけてどういう事かと問うと、関とかいうあの辺りで一番力のある者の命令だとの事でな。その後も周辺の者が襲ってきたので、結局城を落とす事になったのだ」


 「関という奴の城に行って身体強化の投石と、火魔法で城門壊して中に突入、火魔法を乱射して全部燃やしてやったよ。城の中に居た関とかいう奴は捕らえて勝家に、残りの奴等は襲ってきたけど真っ二つにしてやって終わりさ」


 「関とかいう者達の家族も人質となり、他の家臣だなんだと襲ってきた連中を殺したら、最後に城ごと燃やして火葬しておきました。その段になって、ようやく私達に喧嘩を売った事の意味を理解したようですけどね」


 「ま、時既に遅しという事だよ。後は早く帰りたかったので、関とその家族を背負って、身体強化で走って帰ってきたって訳さ。もしかしたら関とかいう者の土地を誰かが奪っているかもしれないから、早めに誰かを行かせる必要があるね。そんな所かな?」


 「言葉にすればそれだけだが、本当に大変であった。それでも通常の戦争に比べれば遥かに楽だし移動も速い。それでも7日ほどは掛かるのだから、戦争など碌なものではないな。此度の戦争でどれぐらい使ったのやら」


 「そこは織田家が何とかするところだろうけど、いまだに銅から金銀を抽出しているだろうし、それで儲かってるんじゃないの? このヤシマの国の技術が遅れているのと、金銀が含まれているからこそ出来る方法だけど」



 銅といったところで使い道は色々あるしな。全く使えない金属じゃないし、青銅にすればそれなりに使える金属だ。柔らかいと言ったところで、鉄の刃先だけの農具よりはマシだろう。そんな事を考えていると、子供達が舟を漕いでいた。


 布団は既に敷いていたので寝かせ、2匹を左右に寝かせて【昏睡】。その瞬間、女性陣が襲い掛かってきた。野獣の如き女性陣を捌きつつ、繰り返し繰り返し撃沈させ満足させていく。7日という日数で溜まったんだろう、大変だった。


 今ようやく全員が寝たけど、どれだけ飢えてたんだと言わんばかりの猛攻だったぞ。とにかくさっさと綺麗にしよう、色々なもので汚れすぎだ。【浄化】の権能を使い、部屋と体を綺麗にして一息吐く。


 神水を飲みつつ既に寝ていた王女組の方も【浄化】し、飲み終わったので寝よう。いやー、疲れた。それじゃ、おやすみ。



 <異世界886日目>



 おはようございます。今日で北伊勢での戦17日目です。未だに終わっていない事にビックリだけど、後はそれぞれの村を支配下に入れていくだけだ。内陸の方まで行かなきゃいけないし、それぞれの武士に土地を与えてやらなきゃいけないぐらいかね。


 とはいえ、それは俺達に関わりない事だし、特に気にしなくていいだろう。北伊勢の平定はだいたい終わったと思うんだが、後の事は信秀さんに任せて、俺達はそろそろ戻りたいもんだ。そう思いつつ朝の日課を終わらせる。


 緑茶を淹れて飲んでいると、最初に起きたのはメルだった。俺を見つけるや一目散に来てキスしてくる。なかなかに濃厚だが、これは昨夜の分だけじゃ完全に満足してないな? どうにも時間がかかりそうだ。


 【房中術】と【喜昇】で撃沈し、ゆっくりさせておく。朝から濃厚なのもどうかと思うし、少しはそこで反省してなさい。そう思っているとヨロヨロと起き上がりトイレに行った。まあ、それはしょうがない。手を出してきたのはメルだから諦めてほしい。


 そんなメルを見送ると蓮が起きてトイレに行った。紅茶を出そうか悩んでいるとイデアも起きたので、出して準備をしておく事に。メルが戻ってきたタイミングで蓮もイデアも戻ってきたので、子供達に紅茶を淹れさせる。


 どっちが淹れるかはジャンケンなりトランプを使うなり、好きな方法で決めなさい。自分で淹れたいという気持ちは分かるが、そこまで揉める事でも無いと思うぞ。結局、カードを引いて数の大きさで決めるらしい。


 イデアが先で、引いたのは3。流石にそれはちょっとな……蓮も自分が勝ちを確定させたかのように勝ち誇っているが、引いたカードは3。もう一度となった。不思議に面白い戦いをしていると思うが、次にイデアが引いたカードは8。


 蓮は真剣にカードを選び納得したのがあったんだろう、勢いよく引っ繰り返したらなんと1だった。これには起きていた女性陣もビックリしている。別の意味で簡単には引けないと思うのだが、逆に運が良い気がする。



 「おかしいよ、なんでそこで1がでるの? どうかんがえてもおかしい!」


 「まあ、珍しい事ではあるよなー。確率的には、あそこで1を引く確率は低いからなあ。ある意味では運が良いと言えるし、難しいところだ」



 蓮は俺に抱きついているが、好きにしなさい。ちょっと納得いかなくて泣きそうになっているが、あそこで1を引くのは運が良いと思うけどな。今日は蓮が紅茶を淹れても上手くいかないから、1を引いたのかもしれない。


 そういう風に考える事もできる。負けて腹立たしいのは分からなくもないが、そのうち蓮も機嫌が治るだろう。こういう時は無理に何かを言っても良い事は無いしな。腹が立ってる時は、何に対しても腹が立つ。ここは好きなようにさせてやろう。


 まあ、俺に抱きついてるだけなんで、特にどうこうと言う事は無い。強いて言うと、メルがジーッと見てくるだけだ。なので【念話】で余計な事は言わない方が良いし、好きにさせる事を説明しておく。


 すぐにメルの目線が止んだのでヤレヤレというところだ。



 ▽▽▽▽▽


 1721終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2057枚

 大銀貨1660枚

 銀貨2569枚

 大銅貨159枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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