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 2匹も起きたので少しゆっくりした後、部屋を片付けてから食堂へと移動する。大銅貨5枚を支払って朝食を注文したら、席に座って雑談をしながら待つ。すぐに運ばれてきたので食べていると、王女組がやってきて近くの席に座った。


 向こうも朝食を待って雑談を始めたら、すぐに運ばれてきたので戸惑っている。今日は何故か妙に早いんだよな。俺達は先に終わったので食堂を出て港へと行く。今日も見張りの仕事だが、流石に攻めて来るのはもういないと思うがなぁ。


 それでも仕事だからやるけど、そろそろ女性陣も帰ってきそうな気がするし、そうなると北伊勢の賊って壊滅してると思うんだよ。そうなるとクワナを見張る必要も無くなるし、俺達の仕事も終わりかね?。


 そんな事を話しながら、子供達とゆっくり釣りをする。蓮は相変わらず蛸狙いだが、そもそも港の近くに蛸が来る事自体が珍しい気もする。多分だけど、あの時は偶然釣れたんだと思うし<2匹目の泥鰌>は無いと思う。


 もちろん思っているだけで口に出したりはしないけど、蓮が蛸を釣るのは無理そうだな。イデアは適当に釣りをしていて、釣れても釣れなくてもどっちでもいい様だ。何かイデアの方が釣りそうな気もする。


 今日は寒くなったからか、魚の食い付きが悪い。昨日に比べても随分と下がったから仕方ないんだろう。3人とも1匹も釣れてないが、偶にはこんな日もあるさ。そう言いつつ昼食の用意をする。


 チャパティを作り、味噌野菜炒めを作ったら挟んで食べる。スープは貝の出汁が効いた物となっている。今日は王女組は居ないので、俺達だけのゆっくりした食事となる。居ない理由は朝からヤってるからだ。


 港に来ないので少し探ったら、宿に戻ってヤってたのが気配で分かったからな。まあ、賊狩りも終わったからゆっくりしてて良いんだけどさ、早速か? と思わなくもない。あいつららしいとは思うけど。


 子供達と満足する食事を終えたら、再びボーッと釣りをする。相変わらず釣れないなと思いながら適当に釣りをしていると、いきなり【念力】を感じたので身構えた。すると、蓮が蛸を空中に持ち上げていたので気を抜く。


 蓮は喜び勇んで俺の所に持って来たが、釣るんじゃなくて無理矢理引き上げるとは思わなかった。これにはイデアもジト目で見ている。釣りなんだから釣れよ、といったところだろう。気持ちは分かる。


 蓮が五月蝿いのでさっさと捌き、山葵魚醤を出して食べさせる。1匹丸々は難しいので、残りの部位は【乾燥】させて渡してやった。蓮はこっちも気に入ったらしく、硬く乾燥した蛸をガシガシ噛んで楽しんでいる。


 よっぽど蛸が好きなんだろうけど、刺身として出した分は食べるようにな。蓮は乾燥蛸を食べていて顎が疲れたのか、急に食事のペースが落ちたんだ。なので顎を身体強化して食べる方法を教えてやる。


 バカみたいな方法ではあるが、それでも顎が疲れたり、硬い物を噛み砕く際には使える方法ではあるんだよな。蓮も疲れが楽になったのか、刺身の蛸を再び食べ始めた。結構な勢いだが、大丈夫かね? この星の蛸って大きいんだよな。


 ダイオウイカとは言わないまでも、思っている以上に大きくてビックリする。まあ、それぐらいでないと獰猛な魚連中に喰われてしまうんだろうなぁ。蛸は悪食だが、魔物と化した魚も何でも食うからしょうがない。海の中での死闘だ。


 生存競争ってそんなものだけど……っと、今日初めて竿にあたりが来たな。おそらくは鯵だろうけ、ど。何か急に重くなったが、お前だったのかよ。已む無く【念動】で上げたが、何故かイカだった。蛸に続き、お前もくるのか。


 イカは蓮が好きな訳じゃないし、どうするかと思ったけど、腸とか抜いて綺麗に【浄化】したら纏めて【乾燥】させて蓮に渡す。蓮はおそるおそる足を噛むが、どうやら美味しいと分かったんだろう喜んでいる。


 しかし胴だけで1メートルあるイカか……デカいなあ、本当。前は物凄く小さなイカを見たし、色んなイカが居るんだろう。元の星でも色んなイカが居たんだし、当然といえば当然か。ホタルイカとかは小さいし。


 そうしていると夕方になったので食堂に行くのだが、女性陣は今日も帰ってこなかったな。蓮も少し寂しそうにしているが、女性陣が時間が掛かるという事は丁寧に殲滅してるのか、それとも移動距離が長いという事だろう。


 もしかしたら兵士と一緒だから時間が掛かっているのかもしれないな。幾ら女性陣が早く移動できても、足手纏いと一緒なら遅くなってもしょうがない。食堂で大銅貨5枚を支払い、夕食を食べたら宿へと戻る。


 布団を敷き、子供達と一緒に遊んだ後でブラッシングをしてやる。どんどんと眠っていったので、最後に綺麗に【浄化】して、おやすみなさい。王女組も早く寝ろよ。



 <異世界885日目>



 おはようございます。今日で北伊勢での戦16日目となりました。このままズルズルと半季節ぐらい戦をする事にならなきゃいいけど……大丈夫かね? 朝の日課を終わらせて、緑茶を淹れて飲んでいるとイデアが起きてきた。


 トイレから戻ってきたイデアに紅茶を自分で淹れさせて、お互い静かな時間を過ごす。ある程度経ったらダリアが起きたので、水皿に神水を入れて出してやると、飲んだ後で胡坐の中に入り込む。いつも通りの行動だ。


 蓮もフヨウも起きたので挨拶した後ゆっくりし、部屋を片付けて食堂へ。大銅貨5枚を支払い朝食を注文したら席に座る。朝食を食べて港に行き、<鬼ごっこ>を含めて体を動かす遊びを子供達として運動させた。


 昼になったので、麦飯を炊きつつヘビーブルのステーキを焼き、子供達にはスープを任せた。久しぶりのステーキはガツンと来るのだろう、子供達も喜んで食べている。昼食後も再び遊び、夕方近くになった時クワナから大きな声が聞こえた。


 何だろうと子供達と首を捻っていると、ウチの女性陣と勝家君の気配が町にある。どうやら帰ってきたらしい。とはいえ俺達が港から動く訳にもいかないので、今はここに居るままだ。そう言って子供達を止める。どのみち女性陣の方から来るだろうし。


 子供達も俺の一言で納得したらしく大人しい。現に女性陣の反応はどんどん近付いてるからな。そうすると港の方に女性陣が現れた。子供達は走って行ったが、港の中なので問題無い。


 蓮がメルに抱き上げられ、何故かイデアがエイダに抱き上げられている。イデアは子供扱いをあまり受けないからか、何故か戸惑ってるな。呪神が知識を多く与えた影響で、どうしても子供らしく居られないからな。偶にはいい事だろう。



 「皆、お疲れさん。随分時間が掛かったみたいだな。王女組は既に帰ってきているよ。後は皆を待つだけだったんだが、王女組が帰ってきてから2日遅れというところだ」


 「あの子達より2日も遅れたのかい? それはまた……アタシ達も修行が足りないというか、それとも城なんていちいち落とすんじゃなかったと言うべきか……」


 「城を落としてたのか、どうりで時間が掛かる筈だ。皆の事だからそれでも早かったんだろうが、何で城なんぞを落とす羽目に? っと、夕方なんで食堂に行くか」



 皆と連れ立って食堂に行き、大銅貨14枚を支払って夕食を注文する。運ばれてくるまでの間は適当な雑談をし、宿の部屋に戻ってから話を始めた。周囲に聞かれたくなかったのか、それとも酒を飲みたかったのか。



 「どっちもだね。面倒な事もあったから、お酒飲みながら話したい感じかね。いちいち鬱陶しいバカどもが面倒掛けてくれたし、それを思い出すとイライラするからさ」


 「そうですね。実力もないザコほど迷惑を掛けてくるのは何故でしょうね? それ自体はヤシマの国だろうが、大陸だろうが全く変わりませんけど。いちいち面倒なので相手をしたくないんですよね」



 どうやら面倒臭い奴に絡まれたらしいな。皆の顔が「面倒だった」と言いたげになっている。



 ▽▽▽▽▽


 1720終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2057枚

 大銀貨1660枚

 銀貨2569枚

 大銅貨159枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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