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 <異世界870日目>



 おはようございます。今日はダンジョンで食材確保の日です。戦があるので余分に確保しておきたいところだ。鶏肉を確保するかどうかは迷うが、ヘビーブルとデスボーアは確保しておこう。それ以外は……まあ、適当に。


 朝の日課を終わらせ、台所で緑茶を飲みつつ朝食の準備をする。今日の朝はうどんなのでパパッと用意し、後は麺を茹でるだけとなったら万次郎が起きてきた。眠れなくなったのかと思って聞くと唯のトイレか。その後、音がするので見に来たらしい。


 既に朝食の準備は終わっている事を言うと、驚きながらも緑茶を飲む。俺も飲みつつ他愛の無い話をしていると、蓮とイデアが起きてきたので緑茶を入れてやる。最近はイデアも慣れたらしく普通だ。


 既に朝食の準備は終わっていると言うと、早速食べたそうにしている。とはいえ起きてすぐなのと、まだ皆が起きてきていないので諦めてもらう。まあ、主たる理由は起きてすぐだって事だけど。子供だから気を付けてやらないと。


 4人で雑談をしていると次々に起きてきたので、そろそろかと思い麺を茹で始める。作っている最中に全員起きてきたので、結局全員分を作る事になったが丁度良かった。後にズレると面倒だからな。それじゃ、いただきます。



 「今日はダンジョンに行くけど、北伊勢での戦の為に肉類を確保しに行くから。米はまだ無くなってないから良いとして、場合によってはアジロまで行って鶏肉も確保する。それは覚えておいてくれ。急に居なくなったらアジロに行ったと」


 「そういえば戦は明日かい。明日の朝は早く起きてクワナまで木像で行ったら牽制だね。まあ、クワナっていう町が助けを求めてる以上は邪魔じないとは思うけど。それにしても、2年連続奇襲しておきながらねえ……」


 「どんな顔をして言ってきたのでしょうね? 幾らなんでも情けないとは思わないのでしょうか。背後に神殿が居たとはいえ協力しておいて、今度は襲った相手に助けてくれと泣きつくとは……心の底から呆れます」


 「とはいえ、商人なんてそんなものじゃないかい? 奴等は儲かればそれでいいんだし。違いといえば、先を見通せるかどうかさ。先を見通せる奴は下手な失敗はしないものだよ。下手な失敗をするという事は大した商人じゃないって事さ」


 「あ、戦には王女組も連れて行くからな。男4人は守ってやるように。心配しなくても王女組は特に問題無い。少なくとも3人は戦争に関わった事がある。実際に戦った訳じゃないが」



 男4人は驚いた顔をしたが諦めてくれ。お前達だけで家に残す訳にもいかないし、戦に参加させて人を殺すという事を経験させたい。それで駄目になる弱さはしていないだろうが、今なら俺達がケアできる。肝心な時に出来ませんじゃ困るからな。


 そう言って男4人に覚悟を持たせる。魔物を殺す事は出来たんだ、ならば後は人間種を殺すだけだ。それもまた必要な経験だしな、こういう時代には。出来なきゃ殺されるって可能性もある以上は仕方ない。合法的に経験するチャンスだ。


 そうじゃなきゃ盗賊を探すしかないからな。何処に居るか分からないし、そんな不確定な奴等を探す気にもならない。王女組はある程度理解しているからか大人しく聞いているだけだ。リンデは戦の経験もあるしな。おそらく問題無いだろう。


 朝食後、ダンジョンに入って牛の層まで進む。ヘビーブルとデスボーアの肉をゲットし、解体して肉だけにしたらアイテムバッグへ。それを終えたら一言皆に伝えてアジロのダンジョンに移動。


 中に入って確認すると構造は変わっていなかった。なので一気に20層の夜の山へ行きダークチキンをゲットしていく。十分に確保したら夜の砂漠へと進む。前回は帰ったものの確か……居た。


 ここの夜の砂漠には闇蠍とパープルボアが居るんだ。前回は獲ってもしょうがないって気持ちがあったのと、すぐに帰らなきゃいけなかったから獲らなかったんだけど、今回はガッツリと獲っておこう。


 絶対に王女組も寄越せと言ってくるに決ま……アレはブラックコブラじゃないか!? ………あれは獲っておかないと五月蝿いだろうなぁ。凍らせておけば保つからいいけどさぁ……はぁ、しょうがない。諦めて獲ろう。


 乱獲するほどゲットしたら、最奥に行かないように帰る。そのまま温泉地に戻ると、皆は既に帰っていた。夕方に近いからかちょっと怒ってるので、俺が何をしていたかを説明しておくか。夕食を作りつつ。



 「皆には悪いと思うが、俺が遅れたのはアジロのダンジョンで色々ゲットしてたからだよ。夜の砂漠に闇蠍とパープルボアが居たのは何となく覚えてたんだ。それを獲っている時にブラックコブラも見つけてさ。そっちも乱獲してきたんだよ」


 「それなら、しょうがないね! それにしてもブラックコブラが出てくる層がアジロにあったとは……覚えておく必要があるかな? ブラックコブラは既に絶滅していて居ないから、ダンジョンの中でしか手に入らないしね」


 「そうでしたね。古の王が乱獲した所為で絶滅したんでしたっけ? 本当に碌な事をしません。アレは女性にとっても良い物です。道具は使う者次第であり、恋人と使うなら問題ない物だというのに……」


 「ブラックコブラって何ですか? 皆さんが喜んでるのは分かるんですけど、そんなに美味しい魔物なんで? ……あれ? でも今シュラさんが……」


 「ブラックコブラはね、媚薬の効果がある蛇の魔物よ。古の王が奴隷を使って乱獲させた所為で絶滅したらしいの。ところがダンジョンの中では出てくるのよ。食べれば簡単に女を駄目にしてしまう蛇肉ね」



 何故か王女組が物凄く期待しているが、お前らも食うのか? 別に悪いとは言わないが、良い事とも思えないがね。まあ、そこら辺は好きにしてくれ。俺はスルーさせてもらうからさ。そう言いつつ夕食を作っていく。


 今日は蠍肉と鶏肉を使った味噌野菜炒めに麦飯、それと貝のスープだ。味噌野菜炒めの味が濃くて思っている以上に美味いな。蠍の肉がプリップリで伊勢海老以上に美味しいわ。これにちょっと驚いてる。流石は魔物の肉ってところか。


 皆も満足する夕食だったようだが、男4人は風呂に入ってきてくれ。俺は後片付けをしつつ、子供達のしりとりに付き合っている。そのまま男4人が風呂から上がったものの、子供達とのしりとりは続行で風呂へ。


 子供達と風呂に入りつつしりとりを続ける。頭を使う事は良い事だからやっているが、風呂の中で何かに熱中するのは良くないぞ。そう言いつつ温まったので上がって涼む。汗を掻いている子供達に神水を飲ませつつ、【冷風】で汗を引かせていく。


 だいぶ気温は落ちてきたものの、まだ寒いとは言えない。そんな気温の中、子供達と涼んで汗が引いたら部屋へ。何故か王女組も居るが………ああ、蛇肉ね。俺は台所に行き、パープルボアとブラックコブラを焼いてそれぞれに食べさせる。


 一度も食べた事が無いので興味津々なんだろうが、男4人がパープルボアを食べているのがどう出るのやら? まあ、向こうの事だから俺は知らんし興味も無い。それはいいとして、さっさと部屋に戻るか。


 部屋に戻ったら女性陣から聞かれたので、男4人にパープルボアを、王女組にはブラックコブラを食べさせた事を言っておく。ついでに効果も食べた後に言っておいたので男4人も理解していた。更に精力が強化される事を。


 女性陣はニヤニヤしながら聞いているが、早速始めたからだろう。俺はスルーしつつ子供達と遊ぶ。トランプで遊んでいると、子供達が舟を漕ぎ始めた。どうやら温まった事で眠たくなったようだ。


 子供達と2匹を布団に寝かせた後、女性陣にブラックコブラを食べさせる。ある程度で効き始めて暴走したものの、簡単に撃沈していく女性陣。漏れなくダメな顔をしているが、寝かせていくかね。


 女性陣を寝かせ、部屋と体を綺麗にしたら邪気を【浄化】する。それが終わって王女組の部屋を綺麗にしたら、おやすみなさい。王女組もあっさりとダメになったらしく、もう寝てる。


 男4人は大丈夫かね? 不完全燃焼の可能性が高いが……。



 ▽▽▽▽▽


 1708終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2057枚

 大銀貨1660枚

 銀貨2581枚

 大銅貨448枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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