1700
女性陣を満足させて寝かせた俺は、部屋と体を綺麗にし勾玉で邪気を【浄化】した。向こうを確認したら既に寝ていたので、部屋と体を綺麗にしておく。それにしても、そこまでヤるかという程だぞ。
ウチの女性陣も割となので、あまり王女組にも強く言えないのだが、邪生の心臓で精力が強くなっているのが幸いだ。そうでなければ男4人が毎回ダウンする事になっていただろう。下らない事を考えていないで、そろそろ寝るか。
今日も一日お疲れ様でした。
<異世界861日目>
おはようございます。今日もダンジョンですが、王女組と監視の女性陣だけです。俺は昨日女性陣が仕留めた獲物を干し肉にする作業とか、色々な事をするのでダンジョンには行けない。おそらくだけど、大丈夫だろうと思う。
朝の日課を終わらせ、台所に行って緑茶を淹れつつ朝食を考える。何にしようかな? と思うもプレーンの饅頭が食べたくなった。正しくはプレーンの饅頭にチーズを付けて食べたい。昨日チーズも作ったし。
まだジャガイモが余っているので全粒粉に混ぜつつ生地を作る。スープは乾燥椎茸を【粉砕】したものに貝類と蛸を入れた物だ。朝はシンプルにしよう。スープを作り終えた俺は、生地を量産しつつ饅頭を作っていく。
そうしていると皆が起きてきたので朝の挨拶をし、蓮とイデアにチーズの味付けを頼む。俺は蒸篭を取り出して饅頭をセットしたら蒸していく。そのまま待っていると王女組も起きてきたので挨拶し、2つ目の蒸篭をセットして蒸し始める。
俺達の方は出来上がったので取り出し、2度目をセットしたら食べようか。それじゃ、いただきます。
「今日も王女組にはダンジョンに行ってもらうんだが、女性陣の何人かはついて行ってくれないか? 俺は昨日の獲物を干し肉に加工したりしなきゃいけないんで、残念ながら行く事が出来ない」
「ああ、成る程。そりゃ確かにそうだね。ならアタシ達で行くかい? 別に全員で行っても構わないしねえ。元々王女組は7人で、そこに男4人が加わってるから11人も居るんだよ。そこにアタシ達が加わっても今さらでしかない」
「人数が多いと狙われやすいと言うか、見つかりやすいですけど、11人の時点で既に多いですからね。どう考えても今さらです。抜け駆けされても嫌なので、全員で行きましょうか」
という事で全員で行く事に決まったらしい。11人も居るんだし、確かに今さらかもしれない。俺は朝食を終えたら後片付けをし、庭に出て解体を始める。【浄化】しながらなので血腥さは殆ど感じない。
昨日の女性陣も干し肉欲しさに結構な数を狩っているので大変だ。旨味を移して干し肉を作り、残った部分はフヨウが溶かして処分する。それを繰り返し、終わった頃にはダリアとフヨウ以外誰も居なかった。
当たり前ではあるのだが、アイテムバッグに全て回収して早めに昼食を食べる。面倒な俺はタコスモドキで早めの昼食を済ませ、準備を整えたら家を出る。温泉地の外に出て木像に乗り、アジロのダンジョンに移動し中に入った。
1層目は草原で、ここで木像に乗り一気に進んで行く。5層で平原、10層で海、15層で森、20層で夜の山だった。ここで木像を降りたが、ダークチキンが居たので狩っていく。上から槍鳥が降ってくるので明かりはつけない。
十分に満足する量のダークチキンが獲れたので帰ろうかと思ったら、アイテムバッグを発見した。夜の地形でコレを置くとは、神様も人が悪いと言うか何と言うか。
21層に小型、22層に小型、23層に中型、24層にポーチ2つ。25層も一応見ていこうと思って進むと夜の砂漠だった。急に難易度が上がったと思ったら、呪いを感知してしまう。こうなると行かない訳にはいかない。
ヤレヤレと思いつつ走って行くと、呪いのゴブリンが居たので【浄化】する。コイツ一体とは思えないので進むと、26層に呪いのコボルト、27層に呪いのオーク、28層に呪いのオーガが居た。
4人分手に入ったので脱出し温泉地の家に戻ると、まだ誰も帰って来ていなかった。なのでダークチキンの羽を毟ったりしていると、布団を作る事を思い付きツシマへ布を買いに行く。銀貨2枚分買って大橋さんの店を出ると既に夕方だった。
慌てて木像に乗り急いで家に帰ると、既に皆が帰っていたので謝罪し夕食作りを始める。女性陣に干し肉を渡し、エリアに麦飯を任せ、フォルにはスープを任せる。メルと子供達にダークチキンの唐揚げを任せ、俺は呪いの魔物の解体だ。
それを見た瞬間に男4人が嫌そうな顔をしたが諦めて貰おう。解体して4等分したら食べさせていく。3つ目のオークと、4つ目のオーガの時に多少痛そうな顔をしたが、今までよりは大分マシなようだ。
体が内側から頑強になり、骨や筋肉の密度が少し増えたように思う。それと、股間のモノが大きくなっているな。その効果は必要なのだろうか? ジャンにもリクにも起きたが、何故なのかは相変わらず不明だ。
それと、4人ともイケメン度が上がっている。肌が綺麗になったり、髪に艶が出たり、傷跡が綺麗になって無くなったりしているからだろう。元々イケメンな光と聖は凄いなと思う。
藤次郎は若いのと、万次郎は元々少年の姿だからな。イケメンより可愛い系の方か。藤次郎は歳を取ったらイケメンになるのかもしれない。ま、そんな事は考えなくてもいいか。とりあえず夕食の準備だ。
サラダとドレッシングを作り終えたら唐揚げを手伝い、それが終わったら夕食を食べていく。皆の方は上手くいったのかな?。
「アタシ達の方かい? まあ、あんなものじゃないかねえ……。男4人は基本が無いからさ、今日はきっちりと基本を教えてた感じだよ。昨日は獲物の方が先だったから、ダンジョン攻略に必要なものは何も教えてなかったしね」
「そういえばそうだったな。肉が足りなかったんで獲りに行くのを優先してたのは確かだ。という事は1層目から順番に教えていった感じか?」
「そうですね。私達は看ていましたけど、メルや姉上は子供達を看ていましたよ。子供達も戦いの基本は学ばなければいけないですし、浅い層のモンスターなら問題ありませんからね。まあ、他の者の邪魔にならない程度にですが……」
「蓮もイデアも普通に強いのよね。だから浅い層のモンスターじゃ相手にならないのだけれど、体の大きいモンスターが出てくると途端に不利になるしで難しいのよ。身体強化が使えるから倒せなくはないのだけれど、危険がね?」
「そこまでリスクをとって子供達に教える必要が無いからね。今のところはゆっくりと成長してくれればいいだけで、急ぐ必要性がどこにも無い。なので運動していたって感じかな?」
「逆に王女組は必要な事をどんどん教えていく感じだったな。男4人組は特に覚える事が多くて大変だったろうが、1度で覚えられるものでもない。何度も失敗しながら学ぶしかないな」
「誰しもが通る道というか、誰もが失敗しながら学ぶ訳だしね。アルドも言ってたけど、失敗しない奴の方が怖いんだよ。大きな場面で取り返しの付かない失敗をする恐れがあるから。それなら小さな失敗をしてくれる方が断然マシだよ、本当」
「取り返しの付かない失敗は人が死ぬからの。それに比べれば笑って済ませられる失敗の方が遥かにマシなのは間違いない。命が失われてからでは、如何にしようもないのだ」
「それで細かい失敗をしてたんだから、良かったんだけどね。今日はそんなところだったよ。アルドの方は……鶏肉が出てる以上はアジロのダンジョンに行ってたんだろうけど、何故だい?」
「干し肉作りが思っているより早く終わったからさ、ついでに鶏肉を獲ってこようと思ってアジロに行ったんだよ。まさか中で呪いの魔物が出てくるとは思わないし、アイテムバッグが手に入るとも思わなかったよ」
そう言って、俺は小型のアイテムバッグを4つ出した。男4人に1つずつだ。男4人は恐縮しつつ受け取ったが、価値を聞いて仰天していた。極僅かな者しか持っていないと聞いて顔が青くなっているが、そのうち慣れるだろう。
俺達は全員が持ってるし。
▽▽▽▽▽
1700終了時点
大白金貨101枚
白金貨498枚
大金貨1795枚
金貨2097枚
大銀貨1701枚
銀貨2618枚
大銅貨448枚
銅貨50枚
神銅の処刑剣
神銀の錫杖
神金のヴァジュラ
精霊木の浄化棍棒
精霊木石の浄化盾
氷擲竜の棒手裏剣
神金銀の勾玉
神銅の数珠2個
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




