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 <異世界851日目>



 おはようございます。今日も新人4人を鍛える日です。王族4人は懲罰的に鍛えてるだけなんで、実質的に鍛えなきゃならないのは男性4人の方なんだよな、当たり前だけど。早めにダンジョンで戦えるようにしておきたい。


 朝の日課を終わらせて台所に行き、緑茶を淹れて飲みながら朝食の用意をする。今日はスタンダードでいいや。プレーンの饅頭と肉野菜炒め、アサリと蛤の味噌汁の朝食にしよう。多少でも肉が入っていれば文句はないだろう。


 生地を練って作りつつアサリと蛤の味噌汁を作る。それが終わったら呪い熊の肉をふんだんに使った野菜炒めを作る。味付けは魚醤や酢を混ぜたものだ。それが終わったら休ませていた生地を饅頭の形に成形していく。


 この時点でウチのメンバーは全員起きてきているので、饅頭を蒸し始める。そうしていると王女組と男性4人も起きてきたので、2つ目の蒸篭を蒸し始めた。準備自体は既に終わっていたからな。後は蒸すだけだったんだ。


 妙にスッキリした顔の3人と、不満が溜まってそうな王族4人。そして苦笑いの男性4人が居た。どうしたのか聞くと、昨夜疲れていて碌に出来ずに寝たらしい。それの何が不満なんだ? 連日暴走して迷惑かけてただろうに。



 「それは………まあ、そうなんですけど。でも……」


 「でも、じゃないんだよ。暴走し過ぎだったから疲れるまで修行させられたっていうのに、まだ足りないのかい? アタシ達は暴走するなって言ってるのさ。誰にとっても迷惑にしかならないからね。そこまで暴走するなら普通の男さえ無理だろ」


 「「「「!!!」」」」


 「何を驚いているのかしら? 当然でしょうに。流石にそんな暴走する女性を好む男性は少ないというか、いないわね。連日自分が満足するまでシてくるのよ? 自分が気持ちよくなる為に、男を道具の様に使っているだけじゃない。そんな女が好まれるとでも?」


 「「「「………」」」」


 「君達のやっている事は男性と交わるというより、男性を使って自分を慰めているだけだ。道具を使ってやっている事と大した違いなんて無いよ。それを自覚した方がいい」


 「流石にね、それは駄目だと言わざるを得ないよ。僕だって体を売ってたから分かるけど、そういうお客さんってね、ちょこちょこ居るんだ。そして全員凄く独り善がりなんだよ。相手の事を全く考えていなくてさ、あれは商売している者にしか相手をしてもらえないだろうなって分かるんだ」


 「4人の相手は奴隷だからな。だからこそ余計に考えなくなるのかもしれないが、相手の事を考えなくなったら終わりだ。腐った貴族のやっている事と何も変わらない。メイドを無理矢理に手篭めにする貴族と何が違う?」


 「「「「!!!」」」」


 「まあ、同じですね。逆らえない相手に対しやっているという事は何も変わりませんし。だからこそ気を付けなければいけないのですが……このままでは奴隷を持たせる事なんて出来ませんけど、どうします?」


 「そうだな………ここは保留にするしかないな。誰かに聖を預ける気だったが、この調子だと主人としては失格だ。流石に奴隷だからといって好き勝手が許される訳じゃない。幾ら男に飢えていたとはいえ、限度というものがある」



 という事で保留にするしかなくなった。流石に暴走する4人の誰かに預ける訳にはいかない。奴隷を奴隷として扱わず、己の欲望を満たす為に扱う。男であろうが女であろうが、それが許される事は無い。奴隷を持つ者こそ己を律する必要がある。


 ここ最近の4人を見ていると、そんな心は欠片も無かったな。自分の性欲を満たす事に必死だったし、それ以外に無いほど暴走していた。何より、メイドに手を出すクズ貴族とやっている事が全く変わらない。流石にこれを王族がやっているというのはな……。


 そんな事を話していた朝食も終わり、再び今日も練習が始まる。男性4人はそれなりに感覚を掴んできたらしく、体操に進んでも問題無さそうだ。奴隷だったかどうかは別にして、4人とも根は真面目らしい。ちゃんと頑張っている。


 そんな4人に身体強化をしつつの体操や走る事を覚えさせ、夕方になったので台所に入る。夕食作りを行い、食べたら風呂へ。先に男性4人を入らせて、その後はゆっくり浸かる。上がったら縁側へ。


 涼みながら確認してみると、流石に暴走はしていなかったが4人はヤっていた。まあ暴走しなきゃいいんだが、事ある毎に凹ませておかないと、また暴走しそうな気もするなぁ。おっと、そろそろ部屋に戻るか。


 子供達は絵を描いて遊んでいたので放っておき、ダリアとフヨウと遊ぶ。何だかジャレついてくるので適度に相手をしていると、子供達が舟を漕ぎ始めたので寝かせる。それと同時に女性陣に襲われたが、次々と返り討ちにして撃沈させていく。


 最後に残ったリューのリクエストも熟し、全員を寝かせたら部屋と体を綺麗にする。勾玉で邪気を【浄化】した後で王女組を確認すると寝ていたので綺麗にしておいた。寝る前にアイツらを綺麗にするのって久々だな。


 それぐらい暴走してたって事なんだが、アイツらに自覚は無さそうだ。まあ、いいや。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界853日目>



 おはようございます。今日も練習の日です。ヤシマの国に来ているが、今年は戦も無いようで何よりだ。ま、無いのは尾張だけっぽいけどさ。さて、朝の日課を終わらせて台所に行くか。


 ………今日も特に何も無く、いつもの一日だった。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界854日目>



 おはようございます。今日も男性4人を鍛える日です。走れればいい訳じゃないんで、今日から戦闘訓練だ。ダンジョンに連れて行けるのは、まだまだ先だな。とりあえず朝の日課を終わらせよう。


 ……今日も練習を監督して終了。いつもと変わらない一日でした。おやすみなさい。



 <異世界855日目>



 おはようございます。今日も何も変わりません。早く男性4人を戦えるようにしないとな。それと王女組も叩き直さなきゃいけない部分が出てきたし。ま、それはともかく、朝の日課を終わらせて台所へ行こう。


 ……多少は戦闘が出来るようになっただろうか? それでもまだまだだなぁ。仕方ないんだけどさ。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界856日目>



 おはようございます。流石に長く奴隷だった事もあり、戦闘を覚えさせるのも楽ではありません。まあ、王女組の事もあるので丁度いいとは言えるけどね。朝の日課を終わらせて、緑茶でも飲むかな。


 ……まだまだだな。盾の扱いがなってない。特に盾を持っている2人は前衛で戦う2人だからな。明日からは彼らを重点的に鍛えるか。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界857日目>



 おはようございます。まだ時間は掛かりそうですが、こういうのは地道にやっていくしかありません。多少でも戦えるようになれば後は実戦を経験させていくんだが、まだ実戦に出せる程じゃない。


 ………多少は盾の技術が向上したかな? それでも危うい事に変わりはないが。とにかく明日もだな。おやすみなさい。



 <異世界858日目>



 おはようございます。4人も頑張っていますが、戦闘となると命が懸かるので手は抜けません。とりあえずでも納得出来る形には仕上げたいですね。朝の日課を終わらせて、朝食の準備をするか。


 ……それなりには良くなってきたか。ただ、まだ危ない部分がある。希少種族だからな、念には念を入れておこう。それじゃあ、さっさと寝るか。



 <異世界859日目>



 おはようございます。もうちょっとでダンジョンに行けそうな感じですが、今日は最終試験的な感じです。隙を見せると傷を受けたり、殺されたりしかねない。それが実戦でありダンジョンだ。今日はその部分だな。


 ………まあ、ギリギリ及第点ってトコかな。王女組との連携も上手くはなったと思う。それよりも、思っているより王女組が連携下手な事が、ここまで練習が長引いた理由でもある。お前ら先輩だろうに何やってたんだ。


 そう思ったが、どうやら王族組には意見し辛かったようで、ザラとエイルズがフォローしてたらしい。もちろん、まったく連携が出来ない訳じゃないんだが、甘すぎて仲間を危険に晒すような連携だった。


 そこを矯正するのに無駄な時間を喰った訳だ。アイツらも凹んでたが、自分が見えていなかったようだな。俺達が居る間に矯正できて良かったよ。無駄な負担がザラとエイルズに掛かり続けるところだった。


 明日はダンジョンだから早く寝るように言っておいたが、まだ盛ってやがる。まあ、ここ最近は自重してたみたいだから見逃すけどな。今日も一日お疲れ様でした。



 ▽▽▽▽▽


 1697終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2097枚

 大銀貨1701枚

 銀貨2620枚

 大銅貨448枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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