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 十分に汗が引いたら部屋に戻るも、女性陣も既に呆れている。どうやら気配で分かったらしい。幾らなんでも分かりやす過ぎるし、そこまでか? と思うのは俺だけではないようだ。あいつらはウェリアの事を言えないっていう自覚が無いのか。



 「本当にね。わざわざアルドが用意してくれてるけど、やってる事はウェリアと何も変わらないんだよ。病気には罹らないだろうけどさ、それでも王族の晒していい姿じゃないんだけどねぇ?」


 「ま、今は何を言っても無駄でしょうけどね。ヤりたい盛りなのは事実ですし、ヤらせなければ落ち着く事も無いでしょう。私達よりも見境が無い気がしますが、あの子達は分かって無さそうです」


 「王族といえども浅ましい雌である事に変わりはない。女王であった私とて同じなのだ。所詮はそのようなものではあるものの、外に出たからこそ鬱屈したものがあったのかもしれん。周りはヤりたいようにヤっているだろうしな」


 「ああ、成る程ね。自分達は外に出ても王族として守らなければならないものがある。でも、周りの傭兵は好きに生きている。となれば、溜まっていくわよねえ。そしてヤってもいい男性が目の前に現れた……か」


 「それはもう、爆発しない方がおかしいだろうさ。女としての本懐を遂げるチャンスだ、しかも2度は無いかもしれない……となれば、あそこまでになるんだろうね。誰か知らないけど、物凄く暴れてるけど」


 「そうだな。踊っているというより、暴れているという方が適切だ。アルドも見る気は無いだろうが、あそこまでだと男性陣が大変そうだな。4人の中の誰かは知らないが、男性陣が心に傷を負うような事は止めてほしいが」


 「落ち着くまでは話を聞かなさそうだし、何とも言えないところだよね。面倒極まりないないけど、そこまで鬱屈としてたなら解消するまでは暴走かなぁ。日中はそうでもないけど、案外必死に取り繕ってたりして」


 「それが冗談ではない可能性がありますけどね。一皮剥けば雌なのは誰も変わりませんから、忘れてしまえるなら問題無いのですが……。どのみち1度火が着くと、簡単に女に戻ってしまいますけどね。まあ、当たり前の事ではありますが」


 「そうだけど、それは忘れてた場合だろ? あの子達って忘れるも何も鬱屈して溜め込んでただけっぽいし、ずっと燻ってただけって言った方が正しくないかい? 今燻ってた火が燃え上がってる訳でさ。1度燃え尽きるまで、簡単には治まらないと思うよ」



 まあ、エリアの意見が1番真実に近そうだな。こうなったら好きなだけヤらせて落ち着くのを待った方がいいだろう。リンデが外に出たのは、俺がこの星に下ろされた年だ。つまり2年前なんだが、そこから燻り続けていたのなら、あの暴れっぷりも仕方ない。


 そう、暴れているのはリンデなんだ。流石に激しすぎるので気になって調べたんだよ、動きがおかしいからさ。そしたらリンデが暴走してただけっぽい。今は落ち着いているのでいいけど、男性側の事も考えろよな。まったく。


 女性陣にその話をすると、何とも言えない顔になった。子供達が起きているので暈して伝えているものの、直ぐに理解できたんだろう、溜息を吐いている。リンデは4人の中では1番マシそうだったんだけどな。



 「そんな事は無いんじゃないかい? 本人も知らないウチに溜めこんでいたのかもしれないよ。アタシ達は毎日と言ってもいいし、ジャン達もそうだったろ? リンデが1番日々の暮らしで溜め込んだのかもね」


 「まあ、周りがシていて自分だけ無いとなれば溜まりますか。仕方がないですが、ザラとエイルズでマシになっていたと思っていたのですけどね。結果としては更に溜め込む事になっただけだったと」


 「元々性欲が強かった可能性もあるけどね。王族としての意志で抑え込んでいただけなのが、今爆発しているのかもしれないさ。それに関しては本人しか分からないだろうけど、果たして本人も分かるのかな?」


 「スッキリしたら、どうでもよくなって忘れそうよね。あの子達もそういうところがあるわ。リンデもリヴィも……って、リヴィってどちらかと言うと女性好きだったわよね? 大丈夫なのかしら、すっかり忘れてたわ」



 あいつも元気にヤってるよ。かなりの乗り気って言うか、どこが女好きだったんだ? っていうくらいしてるぞ。王女として男を近づけない為の方便だったのか、近づけない為に捻じ曲がってたのかな。


 それとも古傷の所為で男は嫌だったのかもしれないが、今は元気にヤっているという事実だけがある。ま、いちいち言ってもしょうがないので適当に伝えるべき部分だけを伝えるが、それだけで皆は分かったらしい。


 俺は子供達と一緒にトランプで遊びながら話しているが、子供達は真剣に何を出すか選んでいる。そこまで真剣にしなくても……という気持ちはあるが、それは口には出さずに見守る。


 そうやって遊んでいた子供達も、舟を漕いでいたので寝かせ、2匹も左右に寝かせて【昏睡】を使う。2人と2匹を深く眠らせたタイミングで、両腕をホールドされて連れて行かれた。久々だな、コレ。


 【房中術】と【鋭覚】で撃沈し、女性陣を寝かせていく。今日の最後はフォルなんだが……やっぱり、それ? フォルは全身同時が最近のお気に入りだ。まあ【念動】を使えば可能なんだけどさ。割と面倒なんだよ、頑張るけど。


 様々な箇所を【念動】で同時に攻めつつだから大変なんだけど、今は「満足した!」という顔のフォルを寝かせている。後は部屋と体を綺麗にし、勾玉で邪気を【浄化】したら寝るだけだ。


 あいつらは……駄目だな。今もまだ盛ってやがる。俺もさっさと寝るが、明日はお猿さんを厳しく指導するべきだな。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界850日目>



 おはようございます。王女組を厳しく指導する一日目です。あいつらは本気で一度厳しく指導するべきだと思う。でないと同じ事を延々と繰り返しそうだ。一度燃え尽きるまでと思っていたが、それまでに4人が潰されかねん。


 あの4人も修行をさせる必要があるので丁度いい。そんな事を考えながら朝の日課を終わらせて、台所に行って緑茶を淹れて飲む。今日は最初に誰が起きてくるのかと思ったらウェリアだった。まさかのお前かよ。


 麦飯を炊きつつ、グレイトシープとシルバーバッファローのチーズ・イン・ハンバーグを作りながら、ウェリアの愚痴を聞く。何でも昨夜、せっかく光とヤれると喜んでいたら、王女組の所為で1度も出来なかったらしい。


 そりゃ御愁傷様と思うも、あれだけ暴走していたら無理だろうとも思う。ウェリアも流石に王族4人には何も言えなかったんだろうしな。暴走具合も含めて。ま、素直に諦めるこった。


 子供達が起きてきたのでウェリアも愚痴を止めた。子供に聞かせる事でも無いしな。どうも子供には気を使うんだよな、コイツ。良い事だとは思うけど。


 俺は起きてきた蓮とイデアにスープ作りを任せる。作るのは野菜の味噌汁だ。乾燥椎茸を【粉砕】して出汁にしているので十分に美味しいだろう。


 子供達の視線はチーズ・イン・ハンバーグに釘付けだけどな。ちゃんと鍋を見てなさい、それ朝のスープなんだからさ。そう言うと鍋に視線が戻るも、匂いもあるんだろう、再びフライパンの上のハンバーグに視線が向く。


 そんな事を繰り返していると、疲れた表情の4人が起きてきた。なので、俺はすぐに神様謹製の精力剤を飲ませる。飲んで少しした4人は元気になり……過ぎて困るくらいには元気になった。



 「すまんが効果に関しては諦めてくれ。それは薬の神、つまり薬神が作った薬なんでな。それぐらい凄い効果なんだが、効果が高過ぎて使い勝手が悪いんだ。そのうち治まるだろうから、縁側でゆっくりしてるといい」



 そう言うと、4人とも前を隠しながら縁側へと移動していった。どこまで搾り取ったんだ、あのバカどもは。幾らなんでも限度というものを知らんのか。そう思っていたら起きてきたので、いつもの場所に座らせる。


 ウチの女性陣は全員既に起きているが、その女性陣から「後で説教だ」と言われて何の事か理解したらしい。


 4人がダウンするほど搾り取るっておかしいからな? 幾らなんでも滅茶苦茶過ぎるぞ。少しは反省しろ。



 ▽▽▽▽▽


 1693終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2097枚

 大銀貨1702枚

 銀貨2620枚

 大銅貨448枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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