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 熱かったものの美味しい料理を堪能した後、皆の食休み中にカマクラを作っておく。料理の後片付けも終えているので、特にする事も無い。子供達は【光球】で照らして遊んでいる。


 相変わらず動物の形などにしているが、それを見たエイダが子供達から習っている。エイダ自身が使える魔法は【清潔】と【小浄】だけだったので、子供達から【光球】の魔法陣を見せてもらい、覚えようと頑張っているようだ。


 1国の女王が魔法を使えなくても、お付きの者が使えば済むからだろうな。それで2つしか使えないんだろう。そう思っていたら、【清潔】も【小浄】も誘惑した相手から引き出したらしい。


 魔法は秘匿されていて当たり前だったらしく、【清潔】と【小浄】を引き出した後は、様々な相手に教えてやったそうだ。この2つの魔法ぐらいは誰でも使えるようになるべきだと。そう言って、国中に広めていった。


 引き出した奴から命を狙われたりしなかったのか聞くと、やっぱり狙われたらしい。ただ、結構な犯罪を裏でやっている奴だったので、暴いて始末してやったそうだ。引き出せるものを引き出した後に、用済みとして処理したんだな。


 当たり前と言えば当たり前だし、死ぬ前に良い思いが出来たんだから良かったじゃないか。そう言えば終わる話だ。


 カマクラに入って送風機と冷房を付け、皆と一緒に中に入って閉じる。【冷風】を使ってカマクラ内を冷やして涼しくすると、皆は酒を飲み始めた。相変わらずだとは思うが、好きにさせる事にする。言っても聞かないし。


 子供達の相手をしたり2匹の相手をしたりしていると、女性陣がチラチラ見てくる。昨日は酒で撃沈したからだろう。今日はチビチビ飲んでいるが、別の欲が透けて見えてますよ。まだ子供達が起きてるんだから隠しなさい。


 子供達はミニゴーレムを使ってリバーシをするという無駄に高度な事をやっている。何の意味があるのか分からないが、面白そうにしているので放っておこう。ダリアをブラッシングした後、フヨウもブラッシングで撃沈させる。


 その頃には子供達も眠そうにしていたので、神獣のブラシで髪を梳いて眠らせた。2人と2匹を寝かせて【昏睡】を使うと、すぐに女性陣に襲われたものの上手くいなしていく。


 興奮する女性陣を丁寧に撃沈し、昨日無かった分も満足させたら綺麗に【浄化】して寝かせる。邪気を吸引して【浄化】したので、俺もそろそろ寝るか。それじゃ、おやすみ。



 <異世界798日目>



 おはようございます。今日は舟に乗って無人島に行く日です。朝の日課を終わらせたら、カマクラを開けて外に出る。海の傍まで近寄ったら古い神水を捨て、新しい神水を作っていく。水の樽を満タンにしたら、朝食を作っていこう。


 面倒なのでタコスモドキにするか。まずはブラックリザードマンの肉を薄切りにして、調味液と根菜と共に炒める。次に解凍して千切った葉物野菜を用意してマヨネーズを作り、最後にチャパティの生地を作ったら【熟成】して焼いていく。


 【覚醒】を使って皆を起こし、自分で挟んで食べていってもらう。今日は早めに出発しなきゃならないから、無理矢理にでも起こす必要がある。今日と明日だけなので諦めてもらおう。とはいえ無理に起こされた訳でもないので、そこまで機嫌が悪い訳じゃない。


 朝食後、後片付けを終えたら焼き場を破壊する。皆はトイレに行ったりなどの準備を終えたので、カマクラやテーブルなどを全て破壊して更地に戻す。その後、4分割の舟を取り出して地面に並べる。


 【融合】を使って1つの舟に戻したら、【念動】で浮かべて海に持って行く。海の上に浮かべたら乗り込み、全員が乗ったのを確認したら出発する。目指すは南東にある無人島だ。どちらかと言うと、方角は南南東だけど。


 舟の上は暇なので、魔法の練習をしたりして皆は過ごしている。エイダも最初は興奮していたが、直ぐに暇になったらしい。まあ、舟の上では出来る事も限られているし、いつもの事なんだけどさ。それでも暇なんだろう。


 俺は舟を動かすので忙しいのだが、他の皆はやる事が無い。そんな時間も夕方前には終わった。無人島についたからなんだが、体が固まっているのか、皆は上陸後すぐに動いて体を解している。


 俺は砂浜の上にまで舟を引き上げたら、舟を綺麗に【浄化】して4分割にし、アイテムバッグに収納する。寝ている間に壊されても困るし、外に置いておく事に嫌な予感がしないでもない。


 焼き場やカマクラなどを作ったら、今日はもうゆっくりしていよう。明日も舟の上だが、こればっかりはどうしようもない。今は夕方前だが、早めに食事をしておく事にしよう。何が居るか分からない島だし。


 エリアに麦飯を炊いてもらい、メルと子供達には野菜とドレッシング、フォルにはスープを任せ、俺はハンバーグを作っていく。ブラックリザードマンの肉を磨り潰し、そこに【破砕】したウインドチキンと竜のかす肉を加える。


 更に小麦粉を少量加えて練っていき、纏まったら空気を【抽出】で抜きながら成形して完成。後は焼いていくだけだ。フライパンで焼いていくが、脂が多くないのでソースは別で作った方がいいな。


 竜の脂に魚醤やハチミツに灰持酒などを混ぜて作り、ハンバーグの上から掛ける。完成したものは出して直ぐに食べていってもらうが、皆待っているので急いで焼いていこう。


 待たせるのは仕方ないにしても、ダラダラやっているのを見ると腹立たしいからな。そういう姿は見せられない。まあ、実際に忙しいので、余裕のある態度なんて出来ないけどね。………よし、やっと終わった。それじゃあ、いただきます。



 「今日のハンバーグは変わってるね。何だかいつもに比べてスカスカな感じがするけど、ブラックリザードマンの肉が軽いからかい? それともウインドチキンの肉が軽いからかい?」


 「確かに、いつものハンバーグに比べて重厚感がありませんね? 代わりに、かす肉の旨味と脂が凄いですけど。これはこれで美味しいので文句はありませんが、こういうのも有りなんですね」



 皆もいつものと違うので少し困惑している感じだ。まあ、エイダはいつものを知らないから特に気にしていないみたいだけど。それはともかく、冷めると美味しくないので早く食べてしまおう。


 夕食後、後片付けを終えたら、さっさとカマクラに入る。魔物の楽園とも言える島だ。外で起きていても襲われる可能性があるので、カマクラの中に入って安全を確保したい。それに、外で過ごしていても暇でしょうがないし。


 子供達も含めたトランプ大会で遊び、子供達が寝たら【昏睡】を使って寝かせた。襲ってきた女性陣は返り討ちにして寝かせていき、体と邪気を【浄化】したら、おやすみなさい。



 <異世界799日目>



 おはようございます。今日は東の大陸に戻る日です。朝の日課を終えて、さっさと外に出よう。俺は神水を適当に飲んだら、朝から料理を始める。昨日の昼はチーズとか干し肉で適当に済ませたが、今日もそれだとちょっと厳しい。


 という事で、朝から海老と蟹の炊き込みご飯を作る。もちろん麦飯でだけど。それを土鍋で炊きつつ、小麦の全粒粉を塩と神水で練っていき、饅頭の生地を作る。乾燥椎茸と冷凍松茸を出汁にして、野菜のスープも作っていく。


 シャキシャキ感を出す為、半分を先に煮込みつつ【熟成】を使う。十分に旨味も出たら残りの半分も入れ、火が通ったら置いておく。饅頭の生地にチーズを入れて包み、蒸篭で蒸しながら【覚醒】を使って皆を起こす。


 カマクラから出てきた皆に朝の挨拶をし、蒸しあがった饅頭を出して朝食を食べさせていく。2度目の饅頭をセットし、俺は炊き上がった麦飯を【念動】でおにぎりにしていく。横から手を出すな。コレは昼食だ。


 おにぎりを全てアイテムバッグに収納し、俺も朝食を食べる。エリアと蓮は何か言いたそうだったが、昼に食べられるんだからとスルーした。朝食後、さっさと後片付けをして準備を整えたら、カマクラなどを壊していく。


 全て壊した後、4分割の舟を取り出したタイミングで、またも巨大な聖銀が来た。俺は樽を出して神水を浮かべ、聖銀の口元に持っていってやる。聖銀はガブガブ飲んだ後、満足したのか島の中央へ戻って行った。


 エイダが硬直していたが、気にせず神水を補充し、舟を【融合】したら出発する。ほら、エイダ。いつまで固まってるんだ、早く乗り込んでくれ。出発するぞ。



 ▽▽▽▽▽


 1617終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1795枚

 金貨2906枚

 大銀貨1713枚

 銀貨2643枚

 大銅貨1309枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神銀の錫杖

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神金銀の勾玉

 神銅の数珠2個

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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