1615
皆の準備も整ったので送風機や冷房などを仕舞い、忘れ物がないか確認したら部屋を出た。食堂に行き、大銅貨14枚を支払ったら朝食を注文して席に座る。待っている間も大した話はなかったので、さっさと食べて店を出よう。
町を出て離れたら、木像に乗って東へと向かう。テットイの村、王都シャルム、オーカス町、デルイ町、オパン村、タタン村、ソルメスの街、国境、アットスの街に入って昼食をとる。それにしても、フェイマットまで戻ってきたか。
食堂に行き、大銅貨14枚を支払って昼食をとる。出てきた食事をとっていると、気になる話があった。
「そういえば聖神殿は取り壊されたが、今後はどうすんのかね? あそこ、腐った王族が危険な薬をバラ撒いてたトコだし、今さら誰かに領地として渡すのかもしれねえけど、どの貴族も受け取らないんじゃねえか?」
「そりゃ断るだろ。あそこってヤバイ薬があったうえ、それを使って薬漬けにして儲けてた所だぞ。あんなトコ持ったら、同じ事してるって思われるに決まってるじゃねえか。俺が貰えるってなっても断るぞ」
どうやら聖神殿は完全に取り壊されたらしい。まあ、八つ裂きにされた先王の死体とかあったから当然だし、金銭は全て俺がバラ撒いたからなぁ。残ってるのは美術品とか宝石か? どれだけ回収できたのやら。
ついでに聖神殿の持っていた宝石なんて高値で売れるのか? って話だ。今まで代々の王が、王位を退いた後に腐った事をしてきたんだから、今代の王が正さないとな。少なくとも知っていたんだし、王である以上は受け入れるしかないね。
昼食後、町を出て南東へと出発。ポーテンの町、シマウェ村、ラッド村、ファーマン町、王都ファエマ、フェイムン町、コーカイン町、アッヘン村、ターイマ村、エッリモ町で宿をとる。
町に入り、宿に行って大銅貨10枚を支払う。大部屋を確保したので、早めに食堂に行き夕食を食べよう。大銅貨14枚を支払って席に座ると、出来立てが直ぐに運ばれてきた。タイミング的に丁度だったらしい。
夕食後、宿の部屋に戻って送風機と冷房を設置して起動。後はゆっくりと休もう。木像に乗って一気に移動しているものの、それなりに時間が掛かるなぁ。長い距離を移動してきたとも言えるんだけど、帰るだけなのに、ここまで掛かるとは。
子供達は久しぶりにミニゴーレムで遊んでいて、エイダは身体強化の訓練だ。ディルとアルメアが教えているので大丈夫だろう。ダリアとフヨウは布団の上で遊んでいる。皆好きにしているが、俺はアイテムバッグの確認だ。
4分割した舟が入っているかとか、キチンと調べておかないといけないし、定期的に中身を確認しておかないと忘れるしな。忘れて同じ物を買うとか恥ずかしすぎるので、しっかり確認しておかないといけない。まあ、要らない物を捨てる機会でもあるんだけど。
今回は特に捨てる物も無かったので、このまま仕舞っておく。強いて言えばブラックリザードマンが邪魔なくらいか。16体も入ってるんで流石に邪魔なんだが、最悪は無人島に捨てればいいと思っている。あそこなら何かが食べてくれるだろう。
そうこうしていると子供達が寝ていたので布団に運び、既に寝ていた2匹と共に【昏睡】を使う。女性陣に【房中術】【鋭覚】【精気】を使い、満足させたら寝かせていく。今日はエイダが最後なのだが、どうやらリクエストがあるらしい。
………まあ、人には色々な性癖があるから何も言うまい。大満足して寝ているエイダも含めて綺麗にしたら、邪気を吸引して【浄化】する。数珠と錫杖の御蔭で本当に楽になったよ。安心して勾玉を使える。
我ながら単純だが、気分の良いまま寝てしまおう。それじゃあ、おやすみなさい。
<異世界796日目>
おはようございます。今日は何処まで行けるでしょうか? 頑張ったらカロセン王国に入れるかもしれないが、無理に頑張っても三日月浜で一旦泊まる事になる。なので無理に進む意味は薄い。
朝の日課を終わらせて暢気に緑茶を水出ししていると、邪気が急に膨れ上がった。慌てて調べると、宿のベッドに居る2人と邪生が見える。また痴情のもつれかとも思うが、全員男というのが何とも言えない。
見ないフリをしようかとも思ったのだが、どうやら全員起きたらしい。仕方なく説明すると、皆は呆れている。特に呆れているのがエイダだ。サキュバスは異性にしか興味が向かないので、同性愛は理解できないらしい。
成る程な、そういう種族特性なのか。またフォルが「あーだ、こーだ」と話しているが、俺はスルーして聞かなかった事にする。お茶を飲みながら子供達とゆっくりしているが、どうやら子供達も話に興味が無いようだ。良かった、良かった。
送風機や冷房などを片付け、忘れ物がないか確認したら宿を出る。食堂に行き、大銅貨14枚を支払って朝食を注文したら席に座って待つ。特に面白い話もなく、さっさと食事を終えて町を出た。
少し離れて木像に乗り、西に出発だ。アットン村、パエラ村、テミューの町、国境の砦、アオック街、ロチ村、ウェンタの町、王都ジューダ、ヒッペル町で昼食をとる。
エイダにとってはシャムニー狩王国ぐらいから未知の領域らしく、色々見ては驚いている。町に入った俺達は食堂に行き、大銅貨14枚を支払って昼食を頼む。席に座って雑談をしているが、周囲の話はどうでもいいものばかりだった。
昼食後、町を出て南へ出発する。アレンダ村、ドゥク村、モルタ町、ポッタ村、ランダン街、ショッズの街、ウェーヌの町、ノーウェ村、マウィ村、ヒッテの街、王都フィールセンで宿をとろう。
それにしても、カロセン王国まで帰ってこれたか……。ここから三日月浜までは近いが、あそこまで行けばゆっくり出来るな。とりあえず、王都に入って宿をとろう。前回と同じ宿に行き、大銅貨10枚で部屋を確保した。
食堂に行き大銅貨14枚を支払って夕食を注文すると、エイダから話があるみたいなので聞こう。
「ここまで目まぐるしく移動してきたが、いったい何処まで移動するのだ。詳しく聞いていないので分からぬが、海がどうこうとか言ってなかったか? 海とは何なのだ?」
ああ。エイルアーダ皇国には海が無かったのか。皆が海を教えていて、エイダが驚いている。東にある三日月浜で一度野営をし、朝から海を渡って無人島へ。その後は更に南東へと行って砂漠の船着場へ行く。
初めて詳しく聞いて仰天しているが、俺達が東の”大陸”から来たという意味を、ようやく正しく理解できたらしい。別の大陸があると知らなければ分からないか。大陸を渡らないと、実感なんて無いだろうし。
夕食を終えて宿の部屋へと戻る。昨日と同じく子供達はミニゴーレムで遊ぶようだ。エイダは身体強化の練習だが、闘神直伝の体操も追加して学ばせている。ゆっくりと動きを学ばせているので大きな音はしない。
それがエイダに合っているのだろう、思っているよりも上手くなっている。子供達が疲れて眠ったので布団に連れて行き、2匹と一緒に【昏睡】を使った頃には、既に女性陣は酒に呑まれていた。
久々だなと思いつつ、女性陣にも【昏睡】を使って眠らせていく。起きているのはアルメアとディルとエイダだけだ。全員が自分のリクエストを言ってきたので1人ずつ相手をする。最後はアルメアだったが、エイダの好みに驚いていた。
「アレってサキュバスの本能のように感じるけど、単なるエイダの好みなのかな? ちょっと気になるけど、深く掘り下げてもいい事は無いね」
その後、アルメアを大満足させて寝かせる。色々言いたい気持ちは分からなくもないけど、好みなんて本人の自由だしな。よほどオカシイ事でもない限り、特に問題は無いと思う。後は相手が受け入れられるかどうかだ。
俺としては特に問題無い。この事は、これ以上考えてもしょうがないので止めよう。部屋と体を綺麗にし、邪気を吸引して【浄化】したら、おやすみなさい。
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1615終了時点
大白金貨101枚
白金貨498枚
大金貨1795枚
金貨2906枚
大銀貨1713枚
銀貨2643枚
大銅貨1323枚
銅貨50枚
神銅の処刑剣
神銀の錫杖
神金のヴァジュラ
精霊木の浄化棍棒
精霊木石の浄化盾
氷擲竜の棒手裏剣
神金銀の勾玉
神銅の数珠2個
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




