0157
部屋に戻りゆっくりしていると、いきなりダナがキスをしてきた。それもディープな奴だ。急にどうしたんだと思ってダナを見ると、悪戯が成功した子供みたいに笑っている。
「珍しく隙があったね? 考え事でもしていたのかは知らないけど、不意打ちが成功するとはね~」
ちょっとムッとしたので、こっちからディープキスを【房中術】も使ってすると簡単に崩れ落ちる。相変わらずアッサリ崩れるなーと思ったら、3人からも激しく要求された。
仕方なく3人も崩れさせると、床に倒れて嬉しそうにしている。俺はもう1度椅子に座りゆっくりと休む事にした。そういえば、あのベッドに4人で寝ているが狭くないんだろうか?。
「そのベッド4人じゃ狭いんじゃないか? 誰か俺と一緒に床で寝る?」
「「「「はいっ!!」」」」
「いや、全員で言われてもさ。俺の布団は2人しか無理だよ。順番を決めればいい」
「「「「………」」」」
物凄く目で牽制してるな。お互いに牽制し合っていて収拾が付かないので、ジャンケンをさせた。この世界にもジャンケンはあるのだが、場所や人によってルールが違っている。
その為、元の世界の日本のルールでジャンケンをさせた。面倒なルールなんて要らないし、こういうのはシンプルなものでいい。ジャンケンの結果、今日はダナとメルになった。
あれ? ……布団は2人しか寝れないって言ったよな? 俺以外に2人じゃなくて、俺以外に1人なんだけど? ああ、分かってて2人選んだんだ……。狭いんですけど!?。
狭いのが良いのか? くっ付けるから……? 何を考えているんだか、これから暑くなるんだけどなぁ。まぁ、我慢出来る間は我慢するか……流石に喜んでる所に水を差す気は無い。
2匹が寝たので、【房中術】と【鋭覚】で撃沈して浄化する。今日からまた左右に人が居る状況だが、慣れたのか何とも思わなくなったな。それじゃあ、おやすみ。
<異世界90日目>
おはようございます。今日は特に目的がありません。狩りにでも行くか、それとも農具を作っておくか。そういえば農具の依頼をされたら石や木が足りないな。特に木が足りない。
木を伐りに行ってくるか。ゆっくりと起こさないように布団を出て、椅子に座り浄水を飲む。アイテムバッグには樽に入れた浄水が常に入っている。
樽や浄水はこまめに浄化しているので腐る事は無い。ただし、浄水専用の樽は、浄化し過ぎて色が抜け落ちてしまっているけど。とはいえ、綺麗な水がいつでも飲めるというのはありがたい。
「おはよう。ダリア、カエデ」
「ニャー」 「グルゥ」
2匹にも浄水を飲ませてやる。水用の皿に注いでやると、2匹は美味しそうに飲んでいる。2匹を含めて全て浄化しながら、ゆったりと過ごす。たまには穏やかな朝も良いな。
2匹が浄水を飲み終わったので、一緒に遊んでやろう。木のボールを転がすと猫パンチで返してくるので、俺も返してやる。その繰り返しで遊んでいると、2匹は楽しそうにボールで遊ぶ。
「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」
「おはよう、皆」 「ニャ」 「ガゥ」
「今日はどうします?」
「農具作りが何時になるかは分からないけど、木が足りないだろうから伐りに行くよ」
「それ以外は特に用も無いって事ですね!」
「まぁ、そうなんだが……何かあったのか?」
「用が無ければ、アタシ達の相手をしてほしいんだけど?」
「今日はゆっくり楽しめそうだね?」
「そうね! 朝から楽しみだわ!」
「あー……。朝から皆の相手をした後、木を伐りに行ってくるよ。4人はしばらく動けないだろうし」
「「「「///」」」」
「は、早く御飯食べに行こうか!///」
「そうですね! 早く行きましょう///」
「早く食べて、早く相手をしてもらわなくちゃ///」
「なんとういうか、もどかしいのも良いね///」
期待し過ぎじゃないですかね? ……どうして、こう、性欲に溢れてるんだろう。エロの方面だけ元気良すぎないかな? 引っ張らなくても行きますよっと、だから落ち着いて!。
食堂のカウンターに行き、大銅貨7枚を支払い朝食を注文する。少し待っていると、女将さんが運んできてくれた。
「お待たせ。朝食を持ってきたよ!」
「「「「頂きます」」」」 「ニャオ」 「ガウ」
「今日は随分急ぐんだね。何かあったのかい?」
「朝食の後、部屋に戻って愛してもらうんです」
「今日は朝からの日なの。だから皆、早く愛してほしいのよ」
「楽しみで、だからもどかしいのさ」
「朝から愛してもらえるってなったら、頭の中はその事でいっぱいさ!」
「それも、どうなんだろうな? 思春期の少年じゃあるまいし……」
「男と女なんて一皮剥けばそんなもんさ。ヤりたくてしょうがないんだよ」
「そうですよ。朝からなんて、なかなか無いんですから」
「1日中してほしいけれど、簡単にダメにされてしまうのよね」
「それでも、楽しみでしょうがないね」
本当にウチの女性陣はコレなんだよなぁ。女将さんはどう言っていいのか、微妙な顔をしてるな。後、周りの客が妙な目で見てくるぐらいか……。悪意は感じないから、放っておくけどな。
まぁ、朝っぱらから妙な会話をしてる奴等が居たら、微妙な表情になるのも無理はないか。食事を終えると押されるように部屋に戻された。そこまでか? そこまでなのか、君達?。
仕方ないので【房中術】【鋭覚】【喜昇】【楽豊】【極幸】【至天】を使う。まだ解禁していない技は沢山あるが、今のところ使っている全ての技を駆使して何度も撃沈させた。
完全にダメになって、キマってる4人を浄化して部屋を出る。それなりに時間は経っているが、まだ昼にはなっていない。地球で言えば朝の11時くらいだ。今から木を伐りに行こう。
「あれ? もう下りてきたのかい?」
「4人が説明出来ない状態になったので、部屋を出てきたんですよ」
「説明出来ない状態……羨ましいね」
「皆が起きてきたら、木を伐りに行ったと伝えて下さい」
「あいよ」
女将さんとの話しをさっさと切り上げて、一路森の拠点へ。いつもの道を2匹と一緒に歩いて行く。拠点への道を広げるように木を伐り、丸太の作製をする。
全部で10本になったので止めて、一旦休憩にしよう。浄水の樽を出し、2匹にも飲ませながら水筒の浄水を飲む。そうやって休憩していると、近くに妙な6人組が居た。
「ん? ……お前等昨日のモヒカンか。一体何の用だ?」
「「「「「「死ねぇっ!!!」」」」」」
いきなり襲い掛かってきたが遅すぎる。そもそもこいつらの悪意は近付く前から分かっていた。色んな意味で遅すぎるんだよな、既に対処が出来る状態なんだからさ。
俺は右手に金砕棒を持ち、左手に十手を持った状態で殴り飛ばしていく。昨日あれだけボコボコにされた癖に理解していないのか? 何だか妙な感じがするな。
俺は昨日殴り飛ばしていたリーダー以外の頭を潰し、リーダーは四肢を圧し折ってやった。呻いてる奴の目の前で死体を穴に放り込み、淡々と処理をしていく。
その様子に恐怖している様だが知った事ではない。処理が終わったので拷問の開始だ。既に四肢を圧し折っているので、足で蹴りながら【白痴】を使い聞いていく。
分かったのは、コイツ等は侯爵家の犬だったという事だ。傭兵の癖に貴族の犬をやっているとは、碌な奴等じゃないな。自分達より実力のある奴をスカウトして来いと命じられたらしい。
そんな命令を受けて真面目に聞く奴は、そもそも傭兵なんてやっていない。自分達より強い奴を連れて来いって、完全にバカにされてるからな。当然コイツ等も命令なんか聞く気も無かった。
で、昨日ボコられたと。どうも侯爵は伯爵領を攻める兵力を求めているらしい。自らの強化と相手の弱体化を狙った見事な策なんだそうな。……バカバカしい。
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0157終了時点
大白金貨1枚
白金貨2枚
大金貨14枚
金貨62枚
大銀貨81枚
銀貨50枚
大銅貨37枚
銅貨5枚
ヒヒイロカネの矛
アダマンタイトの小烏丸
ヒヒイロカネの小太刀
真っ黒な金砕棒
剣熊の爪のサバイバルナイフ
アダマンタイトの十手
二角の角の戦斧
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
剣熊の骨の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
強打猪の革のジャケット
強打猪の革のズボン
真っ黒なブーツ
大型のアイテムバッグ