1572
部屋を片付けて出たら、宿の従業員にキャンセルと返金不要を言って食堂へと行く。大銅貨13枚を支払って朝食を注文したら、席に座ってゆっくりしながら待つ。特に面白い話も聞こえてこないので、食事を終えたら店を出た。
町の入り口へと歩き、門番に登録証を見せたら外へと出る。まずは南の村へと走って行くか。皆と一緒に歩きつつ、町からある程度離れたら走り出す。周りの景色は特に目を引くようなものではないが、暇潰しとして見ながら走っていこう。
走っていると意外と早くサルト村に着いた。俺達が速いのか、それとも距離が短いのかはちょっと分からない。俺達はサルト村をスルーし、そのまま南へと走って行く。順調に走り続け、狩人や馬車を追い越しながら進み、セルテ村が見えてきた。
そのセルテ村もスルーし、今度は西へと走って行く。それなりに距離はあるのか、何だかんだと言って時間は過ぎている。このまま行くと町に着くのは確実に昼を過ぎるだろうが、一気に行った方がいいか皆と【念話】で話す。
その結果、一気に行ってしまう事になった。身体強化をしながら走り続け、昼を過ぎた頃にオクム町に到着。門番に登録証を見せて中に入ると、まずは食堂の場所を聞く。3人に大銅貨を1枚ずつ渡し、宿と食堂を聞きだすと早速向かう。
食堂に入り大銅貨13枚を支払って昼食を注文すると、席に座って待つ。直ぐに運ばれて来たので食事をし、終わったら店を出た。聞いていた宿に行き、大部屋があるか確認すると1泊大銅貨10枚だったので支払って部屋に入る。
送風機と冷房を設置したら起動し、部屋の中を【冷風】で冷やす。皆は思い思いに過ごすらしいが、俺は今の間に少し寝かせてもらう事にした。というのも、夜中に神殿に行くからだ。その事を皆に説明し、おやすみなさい。
「もう夕方だよ、おきて~! もう夕日が出てるよー」
「う……ん……もう夕方か?」
どうやら連が起こしてくれたようだが、もう夕方らしい。仕方ないか、この町に来た時には昼を過ぎていたからな。そんなに長くは眠れないのは最初から分かっていた事だ。俺は起きて伸びをし、部屋の中と体を綺麗に【浄化】する。
皆は酒を飲んだり練習したりと思い思いに過ごしていたようだ。送風機や冷房を片付けて部屋を出たら、食堂へと移動する。大銅貨13枚を支払って夕食を注文したら、席に座って雑談をしながら待つ。
俺が寝た後は、皆も面倒だったからか町へは出なかったらしい。暑いし行くべき所も無いので、わざわざ外に出る意味が無いとの事。まあ、言われてみれば当たり前だし、食べ物はまだ沢山入ったままだからなぁ。
買い物に出る必要も無いし、買うにしても王都に行ってからか。そんな話をしながら食事をし、終わったら宿の部屋へと戻る。再び送風機と冷房を設置して起動したら、ゆっくりと過ごす。どうやら子供達はミニゴーレムで遊ぶようだ。
俺が寝た後はそろばんを使って勉強したりしていたらしいので、今はようやく遊べるというところか。俺が教えた下手投げや上手投げが使えるようになっているのは、純粋に凄いと思う。
柔道の小外や大外に内股も教えたが、こちらはイデアが気に入って練習しているようだ。ちなみに蓮の得意技は張り手とぶちかましだ。おおよそ女の子らしくない技だが、それが蓮と言えば終わるので気にしない。
集中して疲れたのか、2人は今日も早くにミニゴーレムを仕舞い布団に寝転がる。2匹も寝転がり【昏睡】を使うと、直ぐに深い眠りに落ちていく。女性陣に連れて行かれた俺は、今日も丁寧に技を使い撃沈しておいた。
適当に技を使っているつもりはないが、俺も日々修行だと思って集中し上手く使えたと思う。皆を寝かせて部屋と体を綺麗にしたら、勾玉を使って邪気を吸引し【浄化】する。全ての準備が整ったので、神殿へと行こう。
部屋の窓から外に出た俺は、隠密の4つの技を使い移動していく。神殿は直ぐに見つかったので中に入り、生命反応の多い建物に入る。腕輪を着けた俺は、赤色に光る奴等をどんどん聖人に変えていきながら進む。
もはや流れ作業のように聖人化を熟していき、役職持ちからは話を聞く。するとピエズ商会と共に悪さをしている事が分かった。全ての聖人化が終わったら、神殿で聞いたピエズ商会へ。ここも聖人化して潰そう。
ピエズ商会の店の裏には、従業員が宿泊している建物があったので侵入。中に居る連中に話を聞きながら聖人にしていき、終わったら商会の所有者の下へ。それなりの豪邸に住んでいるらしいが、俺の敵ではない。
裏口から進入し、赤く光る奴は全て聖人にして去る。どうやらこの町では貴族は悪行に関与していないようだ。なのでオクム町はこれで終了となる。町の外へ出たら、次はコウト町へと木像で移動する。町が多くて面倒臭いな。
外から侵入した俺は、コウト町でも同じ様に聖人化していく。神殿を済ませ、コルボ商会を終わらせ、貴族を聖人にしたらさっさと町を出る。早く帰って寝よう、明日も朝から移動だ。
木像に乗ってオクム町に帰ってきた俺は、さっさと宿の部屋に戻り布団に寝転がる。目を瞑った後、部屋と体を綺麗に【浄化】したら、おやすみなさい。
<異世界777日目>
おはようございます。今日は王都の手前まで移動し、その町で休む予定です。朝の日課を終わらせて、緑茶を淹れたらボーッとする。少々眠たいので、何も考えずにいるのが1番だ。今日も夜に聖人化の仕事だが、仕方ないと諦めよう。
適当に過ごしているとダリアやフヨウが起き、その後に皆が起きてきた。朝の挨拶をした後、お茶を飲んでいる間に片付けよう。皆の頭が覚醒し飲み終わったら、送風機と冷房を仕舞い部屋を出る。
食堂に行き、大銅貨13枚を支払って朝食を頼んだら席に座る。今日の予定といっても大した事じゃないが、それを皆に話しておく。
「昨夜、北のコウト町まで終わらせてきた。なので、今日は王の直轄地であるゲルト町まで行く。そこの聖人化と、出来れば王都の神殿ぐらいは終わらせたいんだが……。迂闊にせずに一気に終わらせた方が良いかな?」
「アタシは一気にやった方が良いと思うけどね? 今日はゲルト町だけにして、明日王都に着いてから一網打尽にするべきさ。逃げられたりすると面倒だよ? 保身に長けた奴は直ぐに気付くかもしれないし」
他の女性陣も同じ意見だったので、今日はゲルト町だけにしよう。朝食後、町の入口まで歩き、門番に登録証を見せて外に出る。オクム町を出て歩き、ある程度離れたら身体強化で走って行く。
昨日夜中とはいえ通っているので、道も距離も分かっているので気分的には楽なものだ。それなりに走るとコウト町が見えてきたがスルーし、今度は北へと進む。馬車や狩人の姿が増えてきたが、気にせず走って進んで行く。
幾ら子供達の速度に合わせているからと言っても、子供達も身体強化を使っているので十分に速い。昼前には余裕でゲルト町に到着した。門番に登録証を見せて中に入り、4人に大銅貨を1枚ずつ渡して食堂と宿を聞く。
まだ昼には少し早いので宿に行き、大部屋を大銅貨11枚で1日借りる。思っているより値段が高いが、商人の国なので仕方ないか。何より1日じゃ割引もしてくれないしな。とりあえず部屋は確保できたので、昼食に行こう。
聞いた食堂に移動し、大銅貨13枚を支払って昼食を注文する。席に座って待っていると、少ない量の昼食が来た。これでも良心的な店って聞いていたんだが、いったい何処が良心的なんだ? 王の直轄地だろうに。
あからさまに少ない訳じゃないが、今までよりは微妙に少ない。なんだか金を払って損した気分だな。腹立たしさを抱えながら食事をし、終わったら宿の部屋に戻る。送風機と冷房を出して設置したら、子供達が起動してくれた。
俺は皆に冷凍していたアルダやビレンを渡したら、ゆっくりと寝かせてもらう。それじゃあ、おやすみ。
▽▽▽▽▽
1572終了時点
大白金貨101枚
白金貨498枚
大金貨1704枚
金貨2676枚
大銀貨1649枚
銀貨2429枚
大銅貨1209枚
銅貨50枚
神鉄の刀
神鉄の槍
神金のヴァジュラ
精霊木の浄化棍棒
精霊木石の浄化盾
氷擲竜の棒手裏剣
神金銀の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




