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1507




 少年と女を聖人化し、ついでに薬も【浄化】しておいた。それでも薬を求める発作は無くならないだろうが、聖人になっているので2度と薬を打つ事は無い。さて、それじゃあ聞き出した裏組織を潰しに行くか。麻薬なんぞ使いやがって。


 そもそもここは王都だろうに、しっかりしろよな。そんな愚痴を心の中で吐きながら、東地区の更に治安が悪い所へ突入する。建物の前でウロウロしている奴等も聖人にし、中へと突入して気絶させていく。下っ端からは話は聞かなくていいだろう。


 ひたすら聖人化していき、1番奥の脱出路がある部屋の前まで来た。どうやら部屋に居るのは幹部とボスらしい。乳繰り合っているので手間が省けて助かる。部屋の外から気絶させ、中に入って5人に白い枷を2つずつ着けた。


 話を聞くと、前後左右からヤられてた女がボスらしい。コイツは後回しだ。先に幹部の男から話を聞く。すると、ここのボスは3代前の王族の血筋だった事が判明した。どうも王子だった者が逆恨みして、この裏組織を作り上げたようだ。


 もう1つ白い枷を着けて4人の幹部を聖人化しながら、ボスの女に話を聞く。色々な話を聞いたが、どうやら神殿の神官にも手を出しているらしい。最終的には神殿も自分達の勢力化に置くつもりらしく、壮大な計画を語っている。……良かったね。


 永遠に成功はしないし、その夢もここで終わりだがな。ちなみに何故5人でしていたのか聞くと、それぐらい居ないと満足できないらしい。ただの好き者かよ、バカバカしい。麻薬の場所も聞いたので聖人化し、終わったらさっさと出る。


 麻薬が隠してある倉庫に行き押収したら、次は中央神殿だ。西地区にある中央神殿に行き、宿舎の奴等に枷を嵌めて聞いていく。どうやら薬で狂っている奴等以外はまともな者が多い。相変わらず、この国は優秀だな。中央神殿でもか……。


 結局、半分ほどの神官を聖人化して神殿も終了した。薬で狂っている奴も聖人化したから数が多いだけで、割合としては地方と然程変わらないと思う。【浄化】して薬も抜いておいたので、もう大丈夫だろう。


 王都の外に出て穴を掘り、麻薬を捨てて【浄炎】で焼く。離れてから焼いているので臭いは付かないと思うが、念の為に後で【浄化】しとこう。それなりにあった麻薬も全て焼き、【粉砕】してから土と混ぜて埋める。……よし、終わった。


 全身を【浄化】しながら宿の部屋に戻り、さっさと布団に寝転がって目を瞑る。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界752日目>



 おはようございます。今日はダンジョン攻略の日です。昨夜は裏組織と神殿でそれなりに時間を使う事になったので眠いが、それでもダンジョン攻略ぐらいはどうにでもなるだろう。妙な凡ミスだけはしないように注意しておくぐらいだ。


 朝の日課を終わらせて椅子に座ったら、神水を入れて飲む。【探知】を使ってもアディアムとフェリューの魂魄が見当たらない。詳しく調べてないし、人が多すぎて分かり難いのだが、調べた範囲には居ないようだ。


 まあ、無理に調べる気も無いし、会って話す事も特に無いんだけどさ。とはいえフェリューの出身も出自もアレなんで、大丈夫なのかどうかは気になるところだ。流石に助けた相手が斬首はちょっと……。


 そんな事を考えていたら続々と皆が起きてきた。もうそんな時間だったらしいので、皆の分の神水をコップや水皿に入れていく。戻ってきた皆にコップを渡し、俺は部屋の片付けを行う。皆は少しボーッとしているようだ。


 昨日もそこまで暑く無く涼しい気温だったと思うが……単に寝起きで頭が動いてないだけか。そのまま放っておき、片付け終わったら皆も覚醒していた。昨日は遅くまで起きていた訳でもないのに、珍じく覚醒してなかったな。


 いつもなら割と早く覚醒するんだが、連日の疲れが……って昨日まではデルイの町で休んでただけか。結局、理由は分からないが、特に気にする事じゃないようだ。たまには皆がボーッとする事もあるだろう。珍しい事だが。


 宿を出て昨日と同じ食堂へ行き、大銅貨13枚を渡して朝食を頼む。席に座って待っていると、直ぐに出てきたので【浄化】する。やはり何の抵抗も無いので、有害な物や毒は含まれていない。ここは怪しいだけなのか?。


 首を捻りながらも食事をし、終わったら食堂を出る。食事は普通だし、セン麦のパンではない。ドッツ麦ではあるけど、それだけだ。パサパサなぐらいで普通に食べられるのだから、特に何の問題も無い。


 近くの人に食料店の場所を聞き、俺達は連れ立って移動する。着いたら中で売られている物を確認するのだが、セン麦が売られているのは確認した。果物があるならセン麦で良いのだが、どうやら売っていないらしい。


 小麦の売り場は小さいので量が少ないのだろう。ドッツ麦もそれなりに売られているが、1番売り場面積が大きいのはジャガイモだった。ここでも<芋>としか呼ばれていないが、1種類しか芋が無いからだと思う。


 サツマイモやジャガイモなどがあれば呼び名は複数必要だが、ジャガイモしかないなら<芋>で済む。それは横に置いといて、まずは銀貨3枚分の野菜を買って、【冷却】を使い冷凍しながら収納する。


 野菜が殆ど無かったうえに、メルが予備で買ってくれていた物まで使ってたからなぁ。メルは丁度良かったと言っていたが、俺が忘れていた所為なんで何とも言えない。とにかく野菜の補充が完了した。後は、どうしよう?。


 俺の場合、押し麦を炊けば済むので特に買う必要は無いのだが、皆は押し麦オンリーに耐えられないだろう。ジャガイモやドッツ麦にセン麦から選ぶしかないか……小麦はさすがに買う気は無い。少なすぎる。


 これを俺達が買ったら絶対に恨まれるだろうし、小麦が普通に採れる所からすれば値段が高い。仕方ないんだろうけど、高値で小麦を買う気にはならないので却下。まだサーサもある筈だし、無理に買う必要も無いか。


 皆は酒を買ったようなので、店を出てダンジョンへと向かう。皆が買った酒は珍しい物で、ハッキリと言えばウイスキーだった。大麦は売ってなかったが、酒にする為に栽培してるのかな?。


 そんな話をしながら門番に登録証を見せて王都を出る。ダンジョン街へと移動し、登録証を見せて中に入り列の後ろに並ぶ。順番を待っている人数は多くないので、俺達の番は直ぐに回ってくるだろう。


 俺が1番後ろで、その前に子供達が並んでいるのだが、相変わらずイデアは注目を集めている。本人は今でも嫌がっているが、それでも一時期に比べればマシになった。俺達も居るし、視線を遮ったりしているからだ。


 ジロジロ見られるのも強いストレスになるし、毎日精神を【浄化】している。それに酷い時には【心静】を使っているので、そこまでの大事にはなっていない。容姿が良いというのも大変だ。改めてそう思う。


 順番が来たので中に入ると、1層は林が疎らにある草原だった。近くではビッグラビットと戦っているチームが居る。新人っぽいが、関わらないのが1番だな。人が多いのは北なので、そちらに向かって移動しよう。


 銅鏡を使って邪気を吸引しながら進み、北の転移紋から2層へ。2~4層を北へと進み、5層に到着すると荒地だった。【空間把握】で確認すると人の流れは東に向かっているので、俺達も東に向かって進む。


 銅鏡で邪気を吸い込みながら進み、5~8層を突破する。9層は山だったが、南に進んでいる者がそれなりに居るので、俺達も南に進んで行く。古い時代のダンジョンの事があったので銅鏡で吸引しながら進んでいるが、これで良いのだろうか?。


 今のところ皆は何も言って来ないし、モンスターは多くないので適当に襲ってきた奴だけを倒している。まだまだ魔戦士も居るし、こちらを襲ってくる奴は多くない。いつもよりは移動が遅いがモンスターが少ないので、皆もストレスは少ない。


 古代のダンジョンが多すぎただけだと言えば、それまでなんだろう。あそこは桁違いに多かったからなー。



 ▽▽▽▽▽


 1507終了時点


 大白金貨101枚

 白金貨498枚

 大金貨1704枚

 金貨2679枚

 大銀貨1637枚

 銀貨2491枚

 大銅貨2069枚

 銅貨50枚


 神銅の処刑剣

 神金のヴァジュラ

 精霊木の浄化棍棒

 精霊木石の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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