0147
ウチの女性陣は性欲に溢れている。そういう時代だし、別に悪い事でもなんでもない。ただ、寝てる俺を襲ったにも関わらず、まだ足りないらしい。スキンシップが濃厚だ。
2匹がまだ起きてるにも関わらず、4人のスキンシップが濃厚で激しいんだよ。4人の相手だから大変だ。【房中術】を使ってディープキスしたのが悪かったらしい。
「私にも」「私にも」と言われて応じるとコレだ。現在の状況は自業自得なので仕方がないんだが、大変な事に変わりは無い。まぁ、大変幸せでもあるので、何とも言えないんだけどな。
2匹が寝るまでそんな事を続けていたが、2匹が寝た途端に襲われた。4人に一斉に襲われたので、【房中術】と【鋭覚】を全力かつ丁寧に使い、何度も撃沈させる。
撃沈しては復活を繰り返したが、全員を満足させて俺の勝利となった。……はぁ、疲れた。4人同時は大変だ。綺麗に丁寧に浄化しながら、明日の予定を考えていたら眠くなってきた。
何の予定も決まらなかったが、眠気に逆らわずに寝よう。今日も1日お疲れ様でした。
<異世界88日目>
おはようございます。今日の予定は決まっていません。何かあったかな……傭兵ギルドにでも行ってみるか? ヴェルさんが妙な依頼を持って来そうだが、どうしようかな?。
おっと、久しぶりに2匹から怒られたな。ちょっと撫で方がおざなりだった様だ。では、2匹の好きなワシャワシャをやってやろう。……あっ、今日はそういう気分じゃない? ゴメン。
ゆっくりと2匹を撫でていると、2匹も気分が良くなってきたらしい。俺の手に頭や体を押し付けてきたり、擦り付けたりしてくる。そうしていると、4人が起きてきた。
「「「「チュッ! おはよう、皆」」」
「おはよう、皆」 「ニャ……」 「グ……」
「何だか、2匹は撫でられてご満悦みたいだね。……アタシも昨夜の事でご満悦さ!」
「昨日は凄かったですね! あんなに愛してもらったのは、久しぶりです」
「本当に、とっても素敵だったわ。私の中の”女”も大満足だったの!」
「昨日は本当に凄かったね。朝起きても、まだ甘く痺れていてアルドを感じるよ」
「アタシもそうさ。この甘い痺れが、大好きなんだよ」
朝からそういう話はいいから。せめて、そういう話は女将さんとしてくれ。俺にされても何とも言えないんだよ。誇るのもおかしいし、納得するのもおかしい。
そもそも俺は男だから、その感覚が分からない。だから言われても、何も言えないよ。俺としては、返事をせずキスするくらいが精一杯だ。……いや、朝からしたい訳じゃないから!。
ベッドに連れて行こうとしない! 軽くキスしただけだろ! ああ……もう! 仕方ない、こうなったら相手をした方が早い。
俺は4人に【房中術】と【至天】を使い撃沈させた。帰ってこない4人を内側から丁寧に浄化して、2匹と一緒に食堂へ行く。食堂では女将さんが待っていて、声を掛けられた。
「お客さん、おはよう。ところで、ダナさん達はどうしたんだい?」
「おはよう、女将さん。4人ならベッドの上で”幸せ”になって、帰って来てないよ」
「あ、ああ……うん。ベッドの上で”幸せ”なんだね。朝からたっぷり愛してもらったのかい。……羨ましい」
「大銅貨7枚、ここに置いておくよ。4人が起きてきたら、朝食を出してやってくれるかな?」
「ああ、構わないよ。それにしても、朝からたっぷり……」
何か女将さんが怖いな……。<触らぬ神に祟り無し>とも言うし、触れないでおこう。2匹と一緒に食事をとり部屋に戻ると、まだ幸せ状態で帰ってこない4人が寝ていた。
何と言うか忘我の境地に至ってる感じだな、そっとしとこう。準備を整えて、ギルドにでも行くか。2匹を連れて朝の村を歩いて行く。宿の部屋の中とは違って空気が爽やかだ。
そんな爽やかな雰囲気の中を歩き、傭兵ギルドへと入る。中は多少の混雑はあるものの、朝のラッシュは終わっているので落ち着いている。そんな中、掲示板へと行き依頼の確認をする。
「んー? 大した依頼が無いなぁ……。せめて、面白そうな依頼はないもんかね?」
「面白い依頼なんて有る訳ないでしょう……」
「お久しぶりです。俺に何か用ですか?」
「お前! ギルマスをバカにしているのか! それとも、言葉の使い方も知らん田舎者か!!」
「ヴェルさん。何ですか、このバカは?」
「すみません。サブマスに選んだんですが、どうにも調子に乗ってましてね。躾をして頂いても構いませんよ」
「何でわざわざ俺がバカの相手をしなきゃならないんで? 殺していいなら、今すぐに殺しますけど?」
「は? フザケているのかキサマはっ!!」
「流石に殺すのは駄目ですね。怪我ぐらいなら、ギルドマスターとして許可します」
「そこまで言うなら、サブマスを辞めさせた方が良いんじゃないですか?」
「そうもいかない事情がありましてね」
「キサマ如きが何をゴチャゴチャと、身の程を知るのはキサマの方だ!!」
纏めて鬱陶しいな、また俺に面倒を掛けてくるのか……。お前等いい加減にしろよ。村に帰って来て直ぐにコレか? 俺をナメてるんだろうな。余程死にたいらしい。
そういう思いと共に、【闘気】と【魔力】と【念力】を使う。この建物に居る全員に、明確な死のイメージを植え付けていく。【闘気術】の威圧系奥義である【幻死】を使って魂から理解させる。
「いちいち俺に鬱陶しいバカを押し付けるなよ。お前も死にたい様だな?」
「………」
「はあ……この程度の威圧でダンマリか、ヴェル? お前も含めて死ななきゃ分からないなら、今すぐ死ね」
「ま……待って……」
「ミュウさん。悪いんだが、出て来ないでくれるか? 調子に乗ってるクズは死ななきゃ理解しないからさ」
「で……ですが……」
「俺を利用して何とかしよう? その考えが既に俺をナメきってるんだよ。おい、そこの調子に乗ってるバカ2人。何か言う事はないのか?」
「「………」」
「ハッ! 受付嬢に何とかしてもらおうってか? 受付嬢に何とかして貰うギルマスやサブマスって……存在する価値があるのか?」
「「………」」
「ダンマリで逃げ切る気か? もういい、死ね」
「ストップ!! アルド、気持ちは分かるけどそれは駄目だよ。その代わりアタシがキッチリ叩き直しておくから、この場はアタシに免じて許してやってほしい」
「ダナがそこまで言うなら、今回は退くよ。……ただし、次は無い」
「ヴェルもバカの仲間でしたか。愚かな貴族と何も代わりませんね」
「本当にね。アルドをコケにして、私達が許すとでも思っているのかしら?」
「蛇人族なんてあんなものだよ。どこに行っても変わらない。力を持てば周りを見下し、そして潰される。今まで何度も見てきた光景さ」
「アルメアが650年見てきた結果がそうなら、蛇人族は殆どがそういう無能なんだろう。で、無能が無能を連れてきたと。お前等はソックリなんだな?」
「「………」」
「とにかく、バカ2人はこっちに来な! キッチリ自覚させてあげるよ、誰の男をコケにしたかをねぇ!」
4人がギルドに近づいて来てたのは、【気配察知】で把握していた。だから殺そうとするのを止めるのは予定調和だったんだよ。ダナも俺がヴェル達を殺さないのは分かっていたし。
ただ、その事と俺がコケにされた事は別だった様だ。4人の怒りのオーラが凄い。何か湯気みたいに立ち昇ってないか? そんな、漫画やアニメじゃあるまいし。
俺の使った【幻死】より怖くない? 周りを見ると、俺と4人と2匹以外はこの世の終わりみたいな顔をしてるんだけど。あー……、4人が訓練場に連れて行ったなー。
これから、あの4人にボコられるのは確定だな。ヤキ入れられる程度で済めばいいけどね。全殺しは当然無いとしても半殺し、もしくは4分の3殺しぐらいはあるかもしれない。
とはいえ、完全に自業自得だ。
▽▽▽▽▽
0147終了時点
大白金貨1枚
白金貨2枚
大金貨14枚
金貨62枚
大銀貨77枚
銀貨43枚
大銅貨46枚
銅貨5枚
ヒヒイロカネの矛
アダマンタイトの小烏丸
ヒヒイロカネの小太刀
真っ黒な金砕棒
剣熊の爪のサバイバルナイフ
アダマンタイトの十手
二角の角の戦斧
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
剣熊の骨の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
強打猪の革のジャケット
強打猪の革のズボン
真っ黒なブーツ
大型のアイテムバッグ