1419
俺達の部屋の前まで来た4人の侵入者に対して、鍵を開ける直前に【衝気】を使って気絶させる。すぐに追加で【昏睡】を強く叩き込み深く眠らせた。白い枷を1つずつ着けたら、次は宿の主人と家族が眠る部屋に移動して【昏睡】を叩き込む。
宿の主人から話を聞く気は無いので白い枷を2つ着けたら、隠密の4つの技を使って外の監視者の背後に回る。【衝気】と【昏睡】のコンボを使ったら、白い枷を1つ着けて【念動】で宿まで連れて行く。
宿の中に入り侵入者を寝かせている所に置いたら、宿の主人の部屋に行き白い枷を回収する。次に【止音】を使いながら侵入者と監視者から話を聞くと、どうやらスラムと住宅街に拠点を持つ裏の組織だと分かった。
住宅街の方で仕事を請け、スラムに居る連中が仕事をする。そういう形らしい。侵入者と監視者にもう1つ枷を着けて3分待ったら、【念動】で外に連れて行き、適当なところで捨てる。次は住宅街かな?。
隠密の4つの技を使っているので見つかる事も無く移動し、住宅街にある建物の前に到着した。さっさと裏口の閂を外して勝手口から中に入り、中に居た者達に白い枷を1つ着けて話を聞く。情報通りだった為、さっさと聖人化しておいた。
他にメンバーも居ないので、家を出たら次はスラムへ移動する。アジトの場所は聞いているので進んでいき、2人居た見張りを【衝気】で気絶させて聖人化。アジトに侵入したら次々と聖人に変えていく。
下っ端が情報を持っているとは思えないし、聞くだけ無駄だろうから最初から聞かない。聖人に変えながら進み、ようやくボスのみとなった。むさいオッサンの横に男娼が居るが、モノがデカイ男の娘だ。ついでにオッサンのケツから垂れている。
見たくもないモノを見せられているが、両者に【昏睡】を叩き込んで白い枷を嵌める。オッサンから話を聞くと、驚くべき事が分かった。コイツは裏組織のNo2の立場らしい。つまり、こっちの男の娘がボスだった。あっぶねぇ。
話を聞かずにスルーしてたら間違えたままだった。とりあえずオッサンからも色々な事を聞いたので2つ目の枷を嵌め、次は男の娘から聞く。こっちがボスな訳だが、話を聞くと貴族の女から依頼があり、請けざるを得なかったそうだ。
その貴族の女は、この町を傘下に治めている貴族の娘らしく傭兵をやってるんだと。間違い無く昼間のバカどもだな。そいつらは後で潰すとして、他にも色々と聞いてから白い枷を追加して聖人にしておく。
アジトから金銭を半分回収したらスラムを後にし、最後は貴族の女どもが休んでいる宿に侵入する。俺達が泊まっている宿とは違い、表通りの宿に泊まっていたんで分かりやすい。バカと煙は高い所が好きというが、その通りのようだな。
2階建ての1番広い部屋で寝ているが大部屋を4人で使ってるぞ。【昏睡】を叩き込んでから侵入し、白い枷を1つ着けたら聞いていく。予想した通り、ナンパが失敗した腹いせに暗殺を依頼したと喋ったので聖人化決定。
他の連中はお零れを頂戴する奴等だったらしく、貴族家の力と名前を利用して男も女も関係無く犯しているクズどもだった。碌な奴等じゃないので聖人化するんだが、よくこんな奴等が傭兵を続けられるな。流石に傭兵ギルドが動くだろ。
そう思ったんだが、どうやら傭兵ギルドとも癒着しているらしく、好き勝手が出来るらしい。向こうの傭兵ギルドと同じだが、こっちは草原を間に挟んでいるので独自の組織と言ってもいいようだ。あくまでも傭兵ギルドっぽい組織だな、コレは。
本部の監視が効いてないんじゃ、勝手な事をするわな。草原で隔てられている場所を統制しようって考えに、そもそも無理があるってところか。歴史的な事ではあるんだろうが、何でここムル国に傭兵ギルドがあるんだか。そっちの方が不思議だ。
独自の組織があっても良い気がするが、この女どもに聞いたところで答えが返ってくるとも思えないしな。さっさと聖人にして帰ろう。3分待ち、聖人化を終えたら枷を回収して宿を出る。やっと終わったので、さっさと帰って寝るかー。
俺は真っ直ぐ止まっている宿に帰り、部屋に戻ると布団に横になる。自分を綺麗に【浄化】したら、おやすみなさい。
<異世界717日目>
おはようございます。昨日はバカの所為で無駄に時間が掛かり面倒臭い事になりました。今日はここボムジェの町から西へと進むんだが、ムル国ってそれなりには大きいみたいだ。昨日町の人に銅貨を配って聞いたから大凡は分かっている。
ただ荒地が多い所為で農地に出来る場所が少なく、それで草原が欲しいらしい。とはいえ、国を作って運営出来ているぐらいなんだから、そこまで農地が無い訳でもないんだろう。攻めて来てたのもポンコツな貴族だったし。カイゼル髭のオッサンとか。
朝の日課を終えて奪ってきた金銭を数えていたんだが、そこまで多くはないので数え終わった。内訳は金貨17枚、大銀貨38枚、銀貨56枚、大銅貨254枚だ。銅貨は邪魔なんで意図的に置いてきた。
裏組織にしては少なく感じるが、コレは裏組織が宝石などを多く持っていたからと、実は孤児院を経営しているからだ。そもそもボスの男の娘自体が孤児院出身で、前のボスも孤児院出身だったらしい。それでも聖人化はするんだがな。
どうも真っ当な手段での金儲けもしていたらしく、暗殺業そのものは殆どしていないそうだ。今回は貴族に捻じ込まれた所為でせざるを得なかっただけで、本来は滅多に請ける事は無い。どちらかと言うと、悪人や犯罪者を始末する暗殺組織だった。
なので聖人化で済ませてきた訳だ。とはいえ殺す気があったか問われると、微妙だと言わざるを得ないのだが……。ちなみに、この宿の主人は孤児院の出身らしく、だからこそ裏口を開けたらしい。まあ、しょうがないと思うしかない理由だ。
こういう時代は特に……っと、起きたか。
「おはよう、ダリア」
「ニャー」
水皿に神水を入れてやると美味しそうに飲み、喉を潤すと膝の上にジャンプしてきた。今は丸まって目を瞑っている。俺の膝なんですけどね? と言いたくなるが、誰も起きてこなくて暇なので撫でていよう。
顎の下とか撫でていると「ゴロゴロ」機嫌の良い声が聞こえてくる。どうやら目を瞑っているものの、2度寝をする気は無いらしい。ダリアに構って遊んでいるとフヨウが起きたらしく、コロコロ転がってこっちに来た。
水皿に神水を入れてやると一気に吸い上げて、椅子と体を登り首に巻きついてきた。いつも通りに力を抜いて体を預けてくる。撫でられて御満悦のダリアを見たからか、首をキュッと絞めてくるフヨウ。
結局、右手でダリアを左手でフヨウを撫でる事に。何だか急に忙しくなったのは気の所為じゃない筈。そんな事を考えていると、似たようなタイミングで皆が起きた。
「「「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」」」
「おはよう、皆」 「おはよう!」 「おはようございます」
「ニャ」 「………」
「何だかアルドの手が忙しなく動いてるね。撫でられて御満悦なのは分かるけど、アルドは大変そうだ。そろそろ止めても良いんじゃないかい? 結構してたんだろ?」
「ニャー!」 「………」
「貴女達が甘えたいのは分かりますけど、そろそろ部屋の片付けもしなければいけませんし、アルドもやる事があるのですよ」
ダナやシュラが言ってくれた御蔭で渋々ながら諦めてくれたようだ。別にそこまでの事じゃなく、単に撫でていただけなんだが……何が琴線に触れたのやら。それとも誰かに触れていたかったのかね?。
とりあえず部屋の片付けを始め、忘れ物が無いかのチェックをしたら部屋を出る。昨日の食堂に行って朝食にしよう。そう思い宿を出ようとすると、穏やかな顔の宿の主人が見えた。
その瞬間、皆は何かあったと理解したようだ。
▽▽▽▽▽
1419終了時点
大白金貨64枚
白金貨374枚
大金貨1643枚
金貨2424枚
大銀貨1620枚
銀貨2335枚
大銅貨2489枚
銅貨325枚
神金のヴァジュラ
神石の直刀
神木の浄化棍棒
神木の杵
神木石の錫杖
神木の浄化盾
氷擲竜の棒手裏剣
神石の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




