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1402




 <異世界704日目>



 おはようございます。今日は休みですので、何も考えず適当に過ごそうと思います。朝の日課を終えた後、麦茶を淹れて冷やしてから飲む。風の季節も残り16日か……まあ、だからと言って何も無いんだけどさ。


 今日は全員が一斉に起きる形だったので、静かな時間を1人でゆっくり過ごせたな。幸先が良いような気がする。食堂に行き大銅貨14枚を支払って朝食を注文し、席に座って雑談していると運ばれてきたので食べよう。


 朝食後、ギルドに向かって歩いて行く。皆は適当に過ごすそうだ。ダナとシュラとディルはサブマスターを鍛えている最中だったらしいし、メルは町長の所に行ったがアルメアがついて行った。


 フォルとリューとエリアは娼館に行って、浄化魔法をちゃんと使っているか確認するんだと。俺は子供達の魔法の練習の為、ギルドの訓練場に移動している。ギルドの建物が変わったんだが、その時に外から訓練場に入れるように通路が出来た。


 今回はそこから入っているんだが、特に咎められたりはしなかったな。ただの訓練場だし、大事な物がある訳でもないから当然か。まずは子供達に身体強化をしながらの体操を教える。忘れている部分もあったが、思い出したのか動きが良くなった。


 とりあえず修正し、その後は多少の運動をさせる。最近は木像に乗っての移動が多いので運動不足じゃないかと思っていたんだが、子供だからか動けているな。でも、午前は運動だけにした方が良いだろう。


 ひたすら微弱な身体強化をしながら闘神直伝の体操をさせる。もっと強化すれば楽になるんだが、微弱な身体強化しかさせない。だから体力を使うんだが、それこそが運動だと言えばそれまでだ。午前中はキッチリやらせた。


 疲れきっている子供達を連れて宿に戻り、大銅貨6枚を支払って昼食を食べる。昼食後、再び訓練場に行き、今度は魔法の練習をしていく。動きが無いから体力的には楽だが、精神的には思っているよりも厳しい。


 最初は復習のように使わせていくが、そこから段々と緻密に精密に素早く使わせていく。完全に制御出来ていないと3つを満たす事は出来ないので、緻密に精密に速く使おうと思うと制御力も鍛えないといけない。頑張れよ、子供達。


 夕方まで練習させていたのだが、周りの傭兵が相変わらずこちらを見ながら練習している。図々しい連中だなと思うと同時に、これぐらい図々しくないと大森林の近くでは生き残れないかとも思い直す。


 宿に戻り、食堂で大銅貨14枚を支払い夕食を注文する。部屋に居るメンバーに【念話】を使って呼びかけるも、ダナ達だけがまだ帰ってきていない。とはいえ、居るのはギルドなので放っておいて大丈夫だ。【探知】でも分かっている。


 今日一日の話をしていると、ダナ達が帰ってきたのでそちらも聞く。どうもサブマスターは今一つ物覚えが良くないらしい。どちらかと言わずとも体を動かすタイプなので、事務仕事は苦手としているようだ。


 本人はジャンがランク7になったら、さっさと交代してほしいとまで言っているらしい。気持ちは分かるが、何でヴェルはそんなのを指名したんだ? そう思ったら、他に成り手が居なかったみたいで、已む無く引き受けてもらったんだと。


 成り手が居ないっていうのも……と思ったが、よくよく考えれば貴族関係の仕事を請けなきゃならないんだったな。そりゃ成り手は少ないわ。それ以前に、貴族関係の仕事をする奴が少ない。仕方がないし、俺もしないので他人の事は言えないな。


 ランク6で止める奴が多く、ランク7以上になっている奴も少ない訳だ。そもそも一定程度の実力がないと、簡単にランクは上がらない。弱い魔物を幾ら倒しても、お金は稼げるがランクは上がらない形になっている。


 貴族の仕事を請けなくても上がるとはいえ、ゴブリンやオークなどでランクが6になるほど甘くは無い。自然に上がる中での最高ランクは6だが、だからといって誰でもランク6まで上がる訳じゃ無いんだよ。


 秘匿されていて、そろぞれの町や村で基準が違うらしいが、それでもダンジョンのアーマーベアぐらいは狩らないと上がらないらしい。……なんだ、その程度か。そう思ったんだが、よく考えれば鉄の武器では厳しいな。


 アーマーベアは思っている以上に毛皮が強い。毛が強靭で、皮も弾力がありながら分厚い。特に強靭な毛で剣が流され、槍の穂先は受け止められる。斧だと打撃になってしまうくらいだ。せめて武器強化がしたい相手だな。


 とはいえ鉄の武器では壊れるだろうから、生体素材の武器を……。それで王太子から武器製作依頼が来てたのか? そこまで王太子が考えたかどうかは分からないし、どのみち依頼を請けたら俺は粛々と作るだけだ。それが仕事だし。


 食事後、部屋に戻ってダラダラと休む。子供達は3匹とリバーシをしているようだが、成績は微妙なところだ。最近ダリアもフヨウも手加減する事が無くなってきたので、2人の勝率はガクッと落ちている。


 それを見ながらゆっくりとしていたんだが、フォル達から浄化魔法を見てほしいと頼まれた。どうも娼館で教えていたのが本当に正しいのか、いまいち自身が無くなってきたらしい。とはいえ、特に問題無さそうだが……。


 細かい部分の指導はするが、そこまで間違ってはいないので自信を持つように言っておく。そもそも俺が皆に教えているのは神様から習ったものだ。そういう意味でも自信を持っていいと思うんだがなぁ。


 子供達も3匹もウトウトし始めたので、布団に寝かせ【昏睡】を使う。早速とばかりに連れて行く皆をキメて寝かせ、部屋と体を綺麗に【浄化】する。全て終わったので、俺も寝よう。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界705日目>



 おはようございます。今日も休みで問題ありません。傭兵ギルドからの返事も時間は掛かる。一応の建前として、バウラのギルドが何をやったかを調べなきゃいけないからな。今は帝国か商業国家から派遣された奴等が調べているだろう。


 ギルドマスターなどは始末したが、それでも多くの連中を聖人にしているので連中が証言してくれる筈だ。妙な連中ではあるものの、あの連中は嘘を吐かない。特に受付嬢は確実に答えるだろうから、彼女達が生き残ってさえいれば大丈夫だ。


 朝の日課を終えて麦茶を淹れて飲んでいるが、今日も誰も起きてこない。なので今日もゆっくりと過ごす事が出来た。皆が起きた後に部屋を片付けたら食堂に移動し、大銅貨14枚を支払って朝食を食べる。


 その後は昨日と同じくギルドに行き、午前は闘神直伝の体操をさせていく。昼になったので食堂に戻り、大銅貨6枚を支払って昼食を食べたら訓練場へ。今度は魔法の練習だが、それなりに属性魔法も使えるようになってきたな。良い事だ。


 夕方になったので宿に戻り、大銅貨14枚を支払って夕食を食べる。夕食後、部屋に戻って神水を飲んでいたら、蓮が胡坐を枕に寝転がってきた。太腿に頭を乗せていて、逆側の太腿はイデアが寝転がっている。


 そして大変五月蝿いダリアさん。仕方なく首に巻いて落ち着かせる。するとフヨウが俺の体をスルスル登り、頭の上に鎮座した。ツバキは我関せずと布団の近くで寝転がっている。大物感が出ているが、ちょっとした事で騒ぐダリアは反省してほしい。


 そんな感じで過ごしていると、いつの間にか子供達は寝ていたので【念動】で布団に寝かせる。3匹も所定の位置で寝かせ、【昏睡】を使っておいた。今日はリクエストが色々とあったので、【精気】だけを使って相手をする。


 今は満足して全員寝ているが、思っているより時間が掛かったな。部屋と体を綺麗に【浄化】したら、<浄化の三道具>で吸引して綺麗にする。やはり1度やると、次からは吸引量が大きく減るなぁ。仕方ないし、綺麗にしてるんだろう。


 ここの神殿も聖人はそれなりに居るんで、綺麗にしているなら簡単には増えないか。そもそも俺が吸引してるのは漂っている分だし、その範囲も広い。だから時間が空くと増えるが、時間が立たないと増えないとも言える。


 邪気を浄化する身としては困った事だ。結局、動かなくちゃいけないという結論になる。まあ、考えていないでさっさと寝よう。それじゃあ、おやすみなさい。



 ▽▽▽▽▽


 1402終了時点


 大白金貨64枚

 白金貨374枚

 大金貨1643枚

 金貨2410枚

 大銀貨1582枚

 銀貨2279枚

 大銅貨2385枚

 銅貨355枚


 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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