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 隠密の4つの技を使って宿の部屋を出る。ゼムの町の神殿に移動するも、ここの神殿は町の外れの方にあるんだな。何処でもそうだが、とにかく中心に近くないと気に入らないのか、神殿は町の中心近くにある事が多い。


 ここはギルドの力が強いから隅に追いやられたのか、それとも神殿は後で傭兵ギルドが先だったのか……。どちらかは知らないが、珍しく神殿が外側にある。そんな神殿に近付き中に入ると、真っ直ぐ宿舎の1番上に行く。


 すると1番偉そうな奴が居そうな部屋には誰も居なかった。次点で偉そうな奴の部屋には寝ている奴が居る。その部屋に侵入し、中の奴に白い枷を嵌めて聞いてみると、神殿長は地下に居るんじゃないか? との事。


 他にも色々聞いたが完全にアウトな奴だったので、2つ枷を嵌めて放置する。その間に地下を調べると、地下に空間があったし偉そうな奴が居る。ただ……イケメン神官が3人ほど一緒に居て、何かやってるな。


 【空間把握】で集ちゅ!? ……また見たくないものを見てしまった。何なんだよ、まったく!! 婆の赤ちゃんプレイなんて誰も見たく無いんだよ!! 誰得だよ、マジで!。


 あまりにもムカついた俺は、地下の馬鹿どもに【衝気】を使って気絶させ、【昏睡】で深く眠らせた。聖人化は終わっているので白い枷を外し、地下に繋がる場所を探す。すると、祭壇のある建物から繋がっている事が分かった。


 相変わらず不敬な奴等だと思いつつ、祭壇の裏の床にある隠し扉を開け、地下への階段を進む。地下には幾つかの部屋があるが、その内の1つに入り、中に居た婆とイケメン神官3人に白い枷を嵌めて聞いていく。


 婆は予想通り神殿長だったが、最近傭兵ギルドの本部が来た所為で、今までギルドマスターを買収していた金が無駄になったと言っている。そのギルドマスターは買収が発覚してクビになったそうだ。そりゃ、そうだろ。


 他にも色々な事を話してくれたので、お礼に白い枷をもう1つプレゼントしてあげた。問題はむしろ3人のイケメンの方だ。どうやらこの3人は領都の裏組織から派遣されているらしく、そもそも神官ではなかった。


 神官のフリをして神殿長に宛がわれた男であり、領都の裏組織と懇意にしている証拠でもある。更に言えば、この3人は神殿長を監視している立場でもあったらしい。神殿は何処も彼処も、色々腐り過ぎじゃないか?。


 婆とイケメン3人を聖人にし終わったら、【人形】を使い自分の足で部屋に戻らせる。幽鬼のように歩いているが気にしてはいけない。自分の部屋で寝させたら【昏睡】を使っておき、更に聞き込みを続ける。


 3分の2は駄目な奴等だったので聖人にしたが、裏組織と懇意にしている割には3分の1は普通だった。まともな奴が多くて何よりだが、中央神殿が腐り過ぎてただけか。とりあえずここは終わったので、領都に移動しよう。


 西にある領都ディオスに侵入し、まずはスラムの裏組織の所に行こう。手当たり次第に聖人にしていき、話も聞いていく。尋問に時間が掛かるが仕方がない。そもそも裏組織である以上クズしかいないので、全員聖人化する事は決まっている。


 どうやら領都でも、裏で神殿と繋がっているらしい。本当に碌なもんじゃないな。弱みでも握られているのか知らないが、これからは世の中の為に頑張ってもらおう。やっと終わったので、神殿へと移動する。


 神殿の中に入り、宿舎の中に居る奴等に白い枷を着けて聞いていく。駄目な奴はどんどん聖人にし、まともな奴は見逃す。そうやって進み、神殿長などの主要な役職の奴は全て聖人にして終了。これからは素晴らしい神殿になるだろう。


 ゼムの町に戻り、綺麗に自分を【浄化】してから宿に行く。窓から部屋に戻り、<浄化の三道具>を使って吸引と【浄化】をしたら、おやすみなさい。



 <異世界684日目>



 おはようございます。昨日は、いきなりルタとララが重傷を負って死にかけていたりと色々ありました。最前線が気になったのはルタとララの事だろうか? それとも他に何かあるのかな? もう1日ほど様子見をするか。


 朝の日課を終わらせ、紅茶を淹れてゆっくりする。この町に来てから気になる事も無くなったし、やはりここに何かあるんだろう。それが昨日で終わったのかは定かじゃないが……。おっと、蓮が起きたようだ。


 朝の挨拶をすると、直ぐに部屋を出て行った。戻ってきたので浄化魔法の事を聞いたが、使ったららしいので【浄化】して紅茶を出す。ハチミツを混ぜながら段々覚醒してきたんだろう、急にニンマリし始めた。早く起きられたのが嬉しいらしい。


 紅茶を飲み終わっても誰も起きてこないので詰まらなくなったのか、椅子を降りて俺の方に来た。どうやら膝の上に座りたいらしい。まあ、好きにして構わないけどな。急にどうしたのかね?。


 膝の上に乗りながらリバーシをするらしいので、相手をしてやる。手加減をしながらもギリギリで勝つ感じでやっていると、たまに此方も負けるので丁度良くなる。そうやって遊んでやっていると皆が起きてきた。



 「「「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」」」


 「おはよう、皆」 「おはよう」 「おはようございます」


 「ニャー」 「………」 「ブルッ!」


 「蓮を膝の上に乗せてリバーシをしてるのかい? また随分変わったやり方だねえ。……ああ、単に蓮が膝の上に乗りたがっただけか。まあ、そういう日もあるだろうさ」


 「それよりも、昨日は驚きましたね。いきなり重傷の2人が運ばれてきていましたから。アルドが最前線に行こうとしなければ、間違いなく死んでいたでしょう」


 「そうだね。とはいえ、あの2人を助ける為に主様に何かされたとは思えないんだよ、私は。主様が感じている何かは別の事だと思う。もっと、何か……」


 「今のところは何も無さそうだが、何かあるとしたらスタンピードか? 最前線の近くでは起こった事が無かったんだったか、どうだっただろう? 私も正しく知っている訳では無いしな」


 「どちらにしても、起こりそうな危機って言ったらスタンピードくらいだね。いつまでも居る訳にはいかないけど、2~3日ぐらいは様子を見るべきかな?」



 リバーシは終わっていたので、布団などを片付けながら話す。全て終わったので、部屋を出て食堂へと行く。王女組はまだ寝ているので放っておこう。中に入り、大銅貨14枚を支払って朝食を注文し席に座る。


 食事を待っていると5人組が来て横の席に座った。使い方は昨日教えたが、まだ上手く使えないらしい。と言っても、繊細な制御が出来ないという事であり、歩き回る事などは問題無いみたいだ。


 朝食が来たので食べていると、3人の傭兵が来て5人組に傭兵ギルドに来るように言っていた。偉そうなうえ「今すぐ来い」とでも言いたげだったので、「メシがマズくなるから黙ってろ」と言っておいた。


 こちらを睨んでくるが、俺にとっては微風にもならないので鼻で笑ってやる。プルプルし始めたが、俺にとってはどうでもいい。俺達も5人組も食事を終えたので傭兵ギルドへ行く。


 3人の傭兵がゴチャゴチャ言ってくるが知った事ではない。女性陣も疑いの目を向ける様な奴等だ。傭兵ギルドに着くと2階に上がろうとしているので俺達も後ろからついて行く。職員が止めようとするが強引に進む。


 流石に周りの傭兵も俺達を敵視し武器に手を掛けようとするが、俺は魔力と闘気と念力で威圧を使い黙らせる。ギルドに入ってからヘラヘラしていた3人の傭兵の顔が引き攣っているが、俺は構わず「早く行け」と指示した。


 ある部屋の前でノックして中に入ると、総長と副長と王女がこちらを敵視していた。が、俺だと分かると直ぐに警戒を解く。



 「なぜ貴方達がここに来たのか知らないけど、威圧を撒き散らすのは止めてほしいわね」


 「そこの阿呆な傭兵3人が疑わしいのでな、それで俺達がついて来た訳だ」


 「……どういう事?」



 5人組に対して、あからさまに罪人みたいな扱いと態度をしていたので疑っていた事を話す。すると総長と副長は3人の傭兵を睨み、阿呆どもは目を逸らしたり俯いたりしている。所詮は総長と副長の名を利用していた奴等なのだろう。


 5人組が呼ばれたのは、昨日の<竜に手を出す馬鹿>の聞き取りだった。複数の奴等が見ていたので、5人組が手を出していないのはギルドも知っている。ただ、当事者には聞いておく必要がある為に呼んだらしい。


 俺は阿呆の傭兵3人に白い枷を嵌めながら それを聞いていた。



 ▽▽▽▽▽


 1362終了時点


 大白金貨64枚

 白金貨356枚

 大金貨1336枚

 金貨1976枚

 大銀貨1405枚

 銀貨2517枚

 大銅貨2408枚

 銅貨242枚


 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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