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 女性陣と子供達を寝かせたので、神水を飲みながら尾行してきた奴等を監視している。今のところは特に動きがないが、早めに動いてくれないと此方も困るんだがなー。通過してきた領都サンドとバムの神殿にも行かなきゃいけないし。


 おっ……どうやら監視の1人を残して踏み込んでくるようだ。俺達の部屋が分かっているみたいだが、針金みたいなので開けようとしているのを現在邪魔している。その間にさっさと【衝気】で気絶させ白い枷を嵌めておく。


 次に隠密の4つの技を使ったら、監視の背後に回り【衝気】を使って気絶させて白い枷を嵌めた。一旦宿の部屋へと戻り、賊を【念動】で持ち上げて監視者の下まで連れて行く。さて、【止音】を使いながら尋問の開始だ。何を喋ってくれるかな?。


 ……コイツ等は神殿を追い出された奴等らしい。つまり、俺の偽物を各国に放っていた連中という事だ。俺に恨みがあるらしいが……その理由が、何処かで聞きつけたという、俺が最古の神殿を破壊したという噂だけだった。


 ようするに恨みをぶつけられれば、何でもよかったという事だ。喋る気も失せるぐらいの馬鹿どもで呆れるしかない。聞き出すべき事は全て聞きだしたので、さっさと聖人にして放置していくか。これ以上は聞いても無駄だし。


 聖人化が終わったのでさっさと動く。まずはスラムに行ってコイツ等の残党を全員処理する。聞いていたスラムの場所に行き、手当たり次第に気絶させては白い枷を嵌めて尋問していく。駄目な奴は聖人にな~れ~。


 テンションを無理矢理上げてやらないと面倒でしょうがない。ここもそうだがクズが多過ぎる。俺が最古の神殿を破壊した事に関して確証は無かったらしい。証拠や根拠を聞いたが、まともに答えられる奴は誰も居なかった。


 挙句の果てには、何の根拠も無い噂を妄信して偽物騒動を起こしていたらしい。元の世界の地球にもそんな奴等は居たけど、妄想が逞しく無駄に行動力だけあるクズは見るに耐えないな。まあ、全員聖人にしたから終わりなんだけどさ。


 次は王都の中央神殿か、さっさと行って処理してこよう。俺は中央神殿に侵入し、役職持ちから確認していく。が、漏れなく全員アウトだったので聖人化していく事に。どう考えても”聖”王国ではないな。その看板下ろしたら? って思う。


 色々な奴への尋問を繰り返し、駄目な奴と犯罪を行っている奴は全員聖人にしていたら、かなりの時間が掛かってしまった。残念ながらここでタイムアップだ。これ以上をやると明日に差し支える。宿の部屋に帰って寝よう。


 それにしても、所属する神官の5分の4ぐらいを聖人にしたぞ。どんだけ腐ってるんだよ、この国の神殿は。世界最古の神殿を有する国の中央神殿が、ここまで腐ってるんだからなー。そりゃ他の神殿が腐っててもしょうがないって思うわ。


 さて、部屋に戻ってきたし、綺麗に【浄化】して寝よう。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界682日目>



 おはようございます。今日はゆっくりして、夜に近くの町の神殿に行きます。日中は適当に過ごそう。朝の日課を終わらせたら、紅茶を淹れて一息吐く。少し眠たいが、早めに切り上げたのでマシな方か。


 それにしても腐った奴が多かったな。驚くほど多かったが、これじゃあ神殿が腐ってるのも仕方ないって思うレベルだった。本当に神殿か? 犯罪組織じゃないのか? と何回思ったか。神殿にあるまじき姿だったぞ。


 寄付を盗んだり、もしくは抜き取ったり。下っ端を強姦したり、掘らせたり。裏金を作って溜め込んだり、適当な物を高値で売ったり。本当にやりたい放題やってたな。だいたい聖水1個で銀貨1枚って何だよ。


 神殿の井戸で汲んだ水だぜ? それが聖水って意味が分からん。浄水ですらないって、どういう事だと言いたくなる。単に汲んだだけの井戸水だからな。見る者が見れば、何の力も無い唯の水だとバレるような代物だ。


 呆れてものも言いたくなくなるぞ。そんな話を起きてきた皆にしているのだが、皆も呆れているのが分かる。犯罪の温床なうえ、聖水詐欺までやってたからな。世界最古の神殿が壊れてもコレだ。悪党の巣窟みたいな場所だったな。



 「それは浄神様が怒る筈さ。それに神様達が見放すのも当然だよ。何だい、5分の4が駄目な奴等って。滅茶苦茶過ぎるだろう。世界最古の神殿があったからこそ、余計に腐った連中が好き勝手できたって事だろうね」


 「ディアーナの言う通りだろう。各国の神殿も腐っていたけど、ここは浄神様の威光を利用していたクズどもの集まりだった訳だ。まともな者が5分の1しか居ない時点で、主様が犯罪者の巣窟と言うのも納得だよ!」


 「流石に尋常ではありませんね。帝国の諜報部隊でも、神殿の腐敗は知られていましたが……。ここまでなのは、本当に想像の埒外でした。流石に滅茶苦茶すぎます。その分だけ、聖人が増えたので良かったのかとも思いますが」


 「ああ、そう言えばそうだね。腐った奴が多ければ多いほど、アルドに聖人に変えられてしまうんだった。なら、それはそれで悪い事じゃないのかな?」


 「それも、どうなのだろうな? それだけ腐っていたとも言える訳で、何とも言えないが……。とはいえ、中途半端なのが1番厄介なのだと思う。聖人がどれだけ居ても、それ以上の数で潰される場合もある」


 「まあ、新しく神殿に来る者も居るからね。そういうのが増えていって、やがて聖人の数を越えたら……。また同じ事になってそうだよ。そうなる前に何とかしてほしいけど、どうなんだろう?」


 「ここの中央神殿は大丈夫だろう。聖人の数が多いからな。ただ、他の神殿は分からない。主要な役職持ちしか聖人にしていない所もある。そういう所は大丈夫だと思うが……」



 部屋を片付けたら食堂に行き、大銅貨14枚を支払って朝食を食べる。宿の部屋に戻って寛いでいると、女性陣と子供達はダンジョンに行ってくるそうで出て行った。俺はゆっくり休んでおけと言われたので休ませて貰おう。


 3匹も子供達について行ったので、おやすみなさい。



 「起きてください。もう夕方ですよ、起きてください」


 「……お、ん? イデアか。それにしても夕方? ……朝食以降、起きた記憶が無いな。やっぱり何だかんだと言って、疲れが溜まってたのかね?」



 そう言いながら全身を【浄化】し、アイテムバッグなどの必要な物を持って食堂へと行く。大銅貨14枚を支払って夕食を頼むと、席に座って皆から話を聞く。子供達の戦闘訓練としてダンジョンに行ったのだが、面倒な事があったそうだ。



 「子供をダンジョンに入れるのは駄目だとか、そういうのが湧いてきたんだけど、アタシの【神眼】には見えてるんだよ。その意地汚いのがさ! 奇麗事を言えば、その薄汚い心が隠せるとでも思ったのかねぇ。まったく!」


 「あからさまに、目的は私達でしたしね。あまりにしつこいのでボコったら面倒な事を喚いたので、私達が<剣の踊り子>と<血狂い>である事を教えてやりましたよ。知った途端、走って逃げていきましたけどね」


 「問題は、その後なのよね。2人のファンがこっちに来ては話し掛けてきて、なかなか子供達の練習に集中出来ない時間が続いたのよ。気持ちは分かるんだけど、邪魔をするのは止めてほしいわ」



 どうやら悪気が無いだけに面倒臭かったようだ。子供達は魔法を使ったりして順調に魔物を倒していたらしい。危ない場面は1度も無かったそうだが、それで慢心されても困るので加減が難しいな。その辺りは慎重にしてほしい。


 子供達の経験にはなったし、自分で魔物を倒す難しさも知ったようだ。何度も練習しなきゃならないが、自らの意思で魔物を倒して慣れていくしかない。それと訓練だな。まあ、急ぐ必要は無いのでゆっくり進めばいい。


 そもそも、まだ5歳だしな。小さい頃から詰め込むのも良くない。自分の血肉にならない知識や技を教えたところでな……。知識や技も、咀嚼して飲み込む時間が必要だ。それが出来ないと身につかない。



 ▽▽▽▽▽


 1359終了時点


 大白金貨64枚

 白金貨356枚

 大金貨1336枚

 金貨1976枚

 大銀貨1408枚

 銀貨2519枚

 大銅貨2464枚

 銅貨242枚


 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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