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 <異世界679日目>



 おはようございます。昨日はグリュウの神殿を終わらせた後、すぐに帰ってきて寝ました。ここまでで、ガイアルム王国の南側は粗方終わったので、次は中央から北側となる。


 既に王都と東は終わっているので、北の侯爵領の辺りがメインだな。そのまま聖王国に進んで行くんだが、多少の時間が掛かるだろう。それよりも、王都周辺の直轄地も聖人化してこないといけないし時間が掛かる。


 覚悟はしていたが、これも<下界の浄化>なので仕方ない。ゆっくりと、しかし着実に進めていこう。朝の日課を終わらせて、紅茶を飲みながら考えていたんだが、蓮が起きてきてトイレに行ったので準備しておく。


 戻ってきた蓮に浄化魔法の事を聞くと、【聖浄四重浄化】で綺麗にしたらしい。胸を張っているが、何をやってるんだか。俺は蓮に発動できるだけの魔法より、完全に制御された魔法の方が優れている事を教える。


 【小浄】【清浄】【聖浄】【聖浄四重浄化】で俺の発動した魔法と比べさせると、直ぐに俺の言っている事が理解できたらしい。蓮は悔しそうな顔をしながらハチミツを入れて混ぜている。今は制御力を磨かないとな。


 蓮は自分が完全に制御できている【小浄】と【清浄】は置いておき、【聖浄】の練習を始めた。やる気になった時に練習するのは悪くない。俺は適度に見せてやりながら、制御のコツを教えていく。


 そうしていると皆が起きたので、紅茶や神水を出す。蓮が魔法の練習をしているのを不思議がっているが、身の丈に合っていない魔法を使ったので、使い熟す事の意味を教えただけだと説明した。


 イデア以外は直ぐに理解したし、イデアも遅れて理解したようだ。後片付けをし、忘れ物がないかチェックしたら、食堂に行って大銅貨14枚を支払う。それと王都に行く必要が出来たので返金は不要だと言い、残りの宿泊をキャンセルした。


 美味しい朝食後、宿を出たらそのまま領都も出る。王都を目指して走って行き、サウスアルムを越えて王都ガイアルムへ到着した。列に並んで待ち、順番が来たので登録証を見せると例の兵士だった。


 物凄く丁寧で、悪意の欠片も無い顔をしている。冗談抜きで聖人と化しているのが分かった。俺は内心で慄きつつ、登録証を返してもらい中に入る。皆も微妙な表情になっているのが答えだ。



 「聖人ってあんな風になるんだね……アレを見ていると何とも言えなくなってくるよ。裏側を知っているだけにさ、元はクズだったと知っているから余計にね」


 「エリアの言いたい事も分かります。あんな悪意も何も無い善意の顔を向けられると、知っているだけに自分の心に来るものがありますね。とはいえ、聖人にされても仕方のない者だった訳ですが……」



 王都の中に入った俺達はラーファンさんの宿に行き、銀貨1枚と大銅貨10枚で5日間とった。まだ昼にもなっていないので、部屋で朝の続きである魔法の練習をしている。子供達2人の筈が、大人達も練習を始めた。


 ツバキはダリアとフヨウから身体強化の訓練をさせられている。使えるようにはなったものの、使えるだけでしかない。その為、練習させているんだろう。俺はゆっくりと休んでいて、特に関わる事はしていない。


 昼になったので皆に声を掛け、食堂に移動する。大銅貨14枚を支払って昼食を頼んだら、席に座って雑談をしながら待つ。運ばれてきた食事を食べていると、10数人の傭兵が1度に入ってきた。合同で狩りをしているのか?。



 「いやー、午前中だけで結構稼げたな。人数が多いと先に進めるのがありがたいぜ。俺達じゃ12層から先は無理だからなぁ。少し前まで居た5人組とか、王女様方のチームは居なくなったしよ。王都が寂しくなっちまったもんだ」


 「まあ、あの5人組はともかくとして、王女様方は仕方ないんじゃないか? 何かあったら困るだろうしさ。その割には俺達なんかより遥かに強いけどよ。何でも誰かに習って強くなったらしいぜ?」


 「誰かって誰よ? 王女様方に教える事ができる奴なんて、聞いた事が無いんだけど? 嘘を教えられたんでしょ、どうせ」


 「嘘じゃねえっての。王女様に聞いたんだからマジに決まってるだろ。色んな奴が集まってる時にドサクサ紛れに聞いたんだよ。そしたら「ある方に習いまして……」て仰られたんだ。だから間違いなく居る!」


 「まあ、王女様が仰ってたんならそうなんだろうなー。しっかし、それって近衛騎士団長とかじゃないのか? 俺達じゃ会う事も出来ない人から習ったんだろうさ。強くなりたいけど、教えてもらえないんじゃ意味無いな」


 「仕方ありませんよ。ああいう所の技は外の者には教えたりしませんから……。僕は兄が近衛騎士団に居ますけど、何にも教えてくれませんしね。守秘義務というのがあって、バラしたりすると首が飛ぶそうです」


 「「「「「「「うわぁ……」」」」」」」



 まあ、近衛なんて国の中枢だからな。中の情報を漏らせば、物理的に首が飛ぶに決まっている。そんな事は何処の国でも当たり前の事だ。むしろ首を飛ばすところを見せないと、簡単に買収されて漏らす馬鹿が出るからな。


 昼食後、部屋に戻って皆は練習の続きをするようだが、俺は寝る事にした。それじゃあ、おやすみ。


 夕方頃に起こされたが、何も無かったようだ。良かった、良かった。蓮やイデアが居るのに襲われても困るしな。子供に説明すんの? って話になってしまう。とりあえず、夕食を食べに食堂に行こう。


 食堂に入り大銅貨14枚を支払って夕食を食べたら、宿の部屋に戻ってゆっくりする。子供達とトランプで遊びながら女性陣は酒を飲んでいるが、チビチビとしか飲んでいないので問題は特に無い。


 何度もやっていると子供達が眠たくなったのか、自分で布団に入りに行ったのでトランプを片付ける。あー、残念。イデアは何とか届いたが、蓮は布団に入れず寝てしまった。抱き上げて布団に入れてやる。


 3匹はとっくに寝ていたので、所定の位置に入れて【昏睡】を使っておく。全員を【房中術】と【鋭覚】で撃沈したら、ベッドに寝かせ綺麗に【浄化】する。<浄化の三道具>を使って綺麗にしたら、やっと聖人化開始だ。


 隠密の4つの技を使い外へ出たら、木像に乗ってサウスアルムに入り神殿へと突入する。神殿長以下、役職全員を聖人にしたらさっさと次へ。ウェストアルム、ノースアルム、イーストアルムを終わらせるも時間はかなり余ってるな。


 仕方なく北の侯爵領の領都エルンドまで行き、神殿に突入する。ここも腐っている奴は多くないが、それは侯爵が頑張っているからだろうな。そんな事を思いながら、役職連中を全員聖人にした。終わったし、そろそろ帰るか。


 明日国境の街まで行って、残りの街を綺麗にしたら王国は殆ど終わりだ。帝国との国境は、腐ってないと務まりそうにないのでスルー。あそこは帝国との謀略の最前線だから、流石に迂闊には手を突っ込めない。


 そんな事を考えながら戻り、部屋に入って自分を綺麗に【浄化】したら、布団に横になってさっさと寝よう。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界680日目>



 おはようございます。今日は聖王国との国境まで行きます。夜中に動かなきゃいけないから仕方ないんだけど、無駄に時間が掛かってるなー。それでも木像の御蔭で、大分早いんだけどさ。愚痴ってもしょうがないか。


 朝の日課を終わらせ、紅茶を飲んでいるとリューが起きてきた。先に起きると満足するまでキスしていくのは何なんだろうな? 早く起きた者の特権なんだろうか? ……ま、考えても無駄か。


 リューは機嫌良く戻ってきては紅茶を飲み始めた。静かな中でゆっくりとしていると、皆が起きてきたので朝の挨拶をする。紅茶や神水を飲んでいる間に後片付けをし、終わったら忘れ物がないか確認して部屋を出た。


 ラーファンさんに返金不要を言い、俺達は隣の食堂に行く。大銅貨14枚を支払って朝食を食べたら、北へと出発する。道の上だし人も多いから、魔物が出てこないんだよなぁ。


 子供達の実戦、どうしよう?。



 ▽▽▽▽▽


 1356終了時点


 大白金貨64枚

 白金貨356枚

 大金貨1336枚

 金貨1976枚

 大銀貨1408枚

 銀貨2519枚

 大銅貨2570枚

 銅貨242枚


 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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