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1342




 俺達はカラッグの町へと戻り、真っ直ぐ食堂に行く。中に入り、大銅貨13枚を支払って夕食を注文したら席に座る。ゆっくりと雑談をしていると、ガチャガチャ音を立てて兵士が店に入ってきた。鬱陶しいが、何だ?。


 その兵士は俺達の周囲を囲うと、偉そうな奴が出て来て一方的に話し始めた。



 「貴様等がオーデン男爵の子息を切りつけた者か。皆の者、この者どもっ!?」



 俺は再び周囲一帯に【幻死】を撒き散らす。途端に周囲の兵士は崩れ、失禁し始めた。兵士といっても所詮こんなもんか。俺はそのゴミどもに威圧をぶつけ続けながら、店の従業員に夕食を催促する。


 既に金は払っているし、このゴミどもが勝手に来て下らん事を喚いただけだ。ちなみにだが、兵士以外の人達には威圧の効果は及んでいない。だからこそ、他の客からすれば理解出来ない訳だ。



 「どうでもいいが、お前等とっとと失せろよ。食堂の中で失禁しやがって。ここは食事をするところだぞ。漏らしたきゃトイレでやれ、汚い奴等だな」


 「「「「「「ぷっ……」」」」」」



 周りの客は横を向いて笑いを堪えている。兵士どもは威圧されたままなので、ノロノロと動きながら店を出て行った。奴等が出た後でコッソリ【浄化】したので臭くは無いが、兵士なら少しは耐えろと言いたいところだ。


 もう1度「早く持ってきてくれ」と頼むと、やっと俺達の食事を持ってきた。既に出来ていたのは知ってるんだから、早く持ってこいよな。オデン男爵だか何だか知らないが、そこの兵士が来た程度で食事が出てこないのはおかしいだろう。


 さっさと食べた夕食後、宿の部屋に戻って休んでいると、宿の周りに複数の気配を感知した。とことんまで殺し合いをしたい様なので、その喧嘩は買わせてもらおうか。ついでに男爵家から慰謝料を貰ってこよう。


 何故ならさっきの兵士どもの1部が居るからな。それを皆に話すと呆れたような顔をしている。こちらの誰もが予想した通りの事をしているからだが、クソ貴族はそんなもので終わる話か。とはいえ、ここまで予想通りだと、呆れるわな。


 トランプをしながら遊んでいるものの、既に舟を漕いでいる2人を布団に入れていく。既に寝ている2匹も左右に入れて、【昏睡】を使ったら皆の相手をする。【極幸】と【法悦】でキメたら皆も寝かせ、外の監視に集中しよう。


 未だ動く気配は無いが、いつになったら動くんだろうな。監視は兵士に冒険者に……それとスラムの連中か? 3種類に分けられる。


 兵士は食堂で見た顔が居るから分かる。冒険者は剣を佩いているので分かりやすい。スラムの奴は汚いうえにナイフを懐に忍ばせている。


 兵士だけが武器を持っていないので分かり難いが、顔を覚えているので助かった。顔を覚えていなければ特定出来なかったかもしれない。まあ、後で吐かせれば分かっただろうけど。


 スラムの連中が突っ込んできたので、兵士と冒険者は様子見らしい。宿の玄関の鍵を針金っぽいので開け、中に侵入したら迷わず俺達の泊まっている部屋へ。そこの鍵も針金っぽいので開けて、踏み込んできた瞬間に【衝気】を喰らわせた。


 白い枷を手に嵌めて、一旦部屋の中に転がしておく。気になったのか、冒険者連中が宿の裏庭に回ったが、そいつらも【衝気】で気絶させて【昏睡】で眠らせる。共に3人ずつだが、兵士だけ2人なんだよな。まあ、気絶させるんですけど。


 外に居る兵士に【衝気】を使い、遠隔で気絶させる。アレは放っておいて隠密の4つの技を使ったら、【念動】でスラムの奴等を浮かせ、鍵を戻しながら宿の外へと出る。裏に回り、冒険者に白い枷を嵌めたら連れて行く。


 最後に兵士に白い枷を嵌めたら、その場で【止音】を使い聞いていく。すると、予想通り男爵家の命令だったようだ。予想外だったのは、冒険者ギルドは関わりが無く、こいつらは男爵子飼いの冒険者だった事ぐらいか。


 さっさと足枷も嵌めて3分待つ。終わったら全員に【昏睡】を叩き込んで深く眠らせ、見張りの位置に戻しておく。さて、まずはスラムからか。スラムの連中は金を貰ったゴロツキが仕事を受けただけだった。


 聞いた話だと、この町のスラムは小さく数が少ないので、全員がチンピラ組織に属しているらしい。全部で30人弱ぐらい居るらしいので、どんどんと聖人にしていこう。手早く気絶させたら手枷と足枷を嵌めていく。


 スラムと言うよりは、そういう連中の小さな区画と言った方が正しいな。単に建物があるだけで、薄汚れた感じじゃない。あくまでも見た目は、だが。その中に侵入し、手当たり次第に気絶させて枷を嵌める。


 3分経ったら次の奴に嵌める。そういう感じで進み、体感で1時間も掛からず聖人化できた。それじゃあ、次に行こう。次は冒険者だが、これは直ぐに終わる。男爵子飼いの冒険者は2チームしかなく、そいつらの場所も聞き出してある。


 こいつらは自分達の家を借りているので、居場所が非常に分かりやすい。聞いていた建物に近付き中を確認すると、残り全員が寝ていた。良かった、娼館とかには行ってなかったらしい。外から【昏睡】を使った俺は、中へと侵入する。


 全員に枷を嵌め、3分経ったものから回収して終了。所要時間は7分くらいだ。次は兵士の宿舎へと向かう。忙しいが、仕方ない。反撃の手を緩める訳にはいかないからな。


 兵士は命令されていただけなので、役職にある奴全員を聖人にする事で許してやろう。単に兵士全員だと面倒臭いだけなんだけどね。宿舎に居る役職持ち全員を聖人にし、聞きだした他の幹部の家がある住宅街へと行く


 そこにも侵入し、聖人化していく。最後に残したのは食堂で出てきた偉そうな奴だ。実は兵士長だったらしいので、最後に残すに相応しい人物でもあった。まあ、さっさと侵入して枷を嵌めるだけだし、もう終わったんだけどさ。


 これでやっと本丸である、男爵の屋敷へと行ける。さっさと勝手口に行き、万国共通の閂を外して中に侵入していく。俺が股間を切り落としてやった馬鹿も居るみたいなので、まずはそいつの寝所へ行こう。


 寝室に侵入し、枷を嵌めてから詳しく聞くと、やはり俺達を殺すつもりだったらしい。よって強制聖人化の刑に処す。これで2度と悪さは出来まい。ちなみに、俺に難癖をつけて女性陣をゲットしようと考えていたようだ。バカじゃね?。


 呆れるがさっさと聖人にし、次は男爵の寝室へ。こいつにも枷を着けて聞いたが、息子の言い分を聞いたフリをし、こいつも女性陣を手篭めにしようと思っていたようだ。宦官の刑に加えて強制聖人化の刑に処す。


 ちなみに長男が居るらしいので、そいつが後を継ぐだろうから問題なし。今は王都に行っていて居ないようなので都合が良い。俺達は明日には町を出るからな。そろそろ3分か、後は慰謝料を貰って帰ろう。


 ダンジョン貴族だからか、結構な金を持っていたなー。まあ、宝石類も結構あったので相当儲けていたんだろう。あれだけ宝石があれば問題なく暮らしていける筈なので、根こそぎ回収してきた。さっさと帰ろう。


 今日の夜は本当に長かったな。部屋に戻って早く寝よう。足早に宿へと戻ってきた俺は、窓から部屋に戻った。綺麗に自分を【浄化】したら、<浄化の三道具>で周辺を【浄化】する。やっと全て終わったので、さっさと寝よう。


 今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界670日目>



 おはようございます。眠たいですが、そのうち覚醒するでしょう。朝の日課を終わらせて、紅茶を淹れよう。煮出した紅茶をコップに入れてゆっくりと飲んでいると、蓮が起きだしてきた。


 自分だけが起きたのでニンマリしていると、その動きと気配でイデアも起きたようだ。途端に落胆する蓮。下らない事やってないで、トイレに行ってきなさい。


 戻ってきた2人に浄化魔法の事を聞き、【浄化】してから紅茶を淹れる。3人でゆっくりとしていると、2匹が起きてきたので水皿に神水を入れていると皆も起きてきた。


 皆は早速、昨夜何があったか聞いてくる。まずは紅茶や神水でも飲んで落ち着いてくれ。話はそれからな。



 ▽▽▽▽▽


 1342終了時点


 大白金貨61枚

 白金貨330枚

 大金貨1183枚

 金貨1372枚

 大銀貨1390枚

 銀貨1766枚

 大銅貨1908枚

 銅貨50枚


 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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