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 皆は【探知】や【気配察知】で探っているようだが、意味が無いからか止めたようだ。どうせ俺がぶっ殺すと思ったらしいが、まあ間違ってはいない。どうやら皆が殴り飛ばしたスラムの連中らしいしな。


 王都のスラムという事で縄張りがあるのか、それとも暗殺組織があるのかは知らないが、妙に遠巻きにこっちを監視しているな。監視が下手クソでバレバレなのは横に置いておくとして、それよりも酒飲みが五月蝿い。


 集中できない訳じゃないが、酒が増えて喜んでいる酒飲みは本当に面倒だ。子供2人の迷惑になっているんだけど、酒飲んでるとあんなもんか。蓮は絵を描いて、イデアは字の練習をしてたんだが、トランプで遊ぶ事にした。


 やるのはババ抜きだが、2人は楽しそうだ。そうやって遊んでいると舟を漕ぎ始めたので、2人を布団に入れて2匹も左右に入れてやる。既に寝ていた2匹も含めて【昏睡】を使った後、酒飲みもベッドに寝かせた。


 ディルを満足させて寝かせた後、椅子に座って監視を続けている。未だ外の奴等は宿の中に入って来ようとはしていない。監視だけに留めるのか、それと……何か黒ずくめの奴等が合流したぞ?。


 黒ずくめの怪しい奴等は、外で見張っている奴等と話した後に侵入してきた。やはりこいつらが実行部隊らしいな。起きていた宿の従業員から鍵を受け取り、俺達の部屋へと迷わず来た。


 俺は鍵を開けようとしている奴等と宿の従業員を【衝気】で気絶させ、【昏睡】を叩き込んで深く眠らせる。部屋の扉を開けて黒ずくめの奴等と宿の従業員を入れたら、手枷と足枷を嵌めて放置。


 隠密の4つの技を使い、外で見張っている奴等の背後に回り【衝気】で気絶させ、【昏睡】を叩き込む。手枷と足枷を着けたら放置し、部屋の中の奴等を【念動】で出したら、全員纏めて王都の外へ連れ出す。


 王都から離れたら、1人1人起こして【白痴】を使って聞き出していく。どうやら王都のスラムで最大の組織らしく、結構な貴族とも関わりがあるそうだ。自慢気に話しているが、どうでもいい。


 必要な事を聞いたら再び【衝気】と【昏睡】を使って寝かせる。その後、【忘却】を使ったら実験開始だ。俺は一人一人のズボンを【念動】で脱がし、ケツに例の薬を塗っていく。


 塗り終わったら【人形】を使って起こし、腹下しの方を飲ませる。全て終わったら手枷と足枷を外して放置して終了。黒ずくめの連中も下っ端だったらしいので、命を奪わずに経過観察の刑に処した。


 黒ずくめだったのは娼婦と男娼だったからで、顔がバレるとマズいので暗殺の時は常に黒ずくめだったそうだ。俺はバカどもから聞いたスラムの一角に行き、そこの建物の門番を即座に殺した。


 久しぶりに地下に拠点を持っている連中だが、厄介な事に貴族街の一部に繋がる地下道まで掘っていた。貴族の協力があれば出来るだろうが、よくこんな地下道を作ったもんだ。その努力だけは褒められる部分だろう。


 組織の連中を順調に殺戮しながら先へと進んで行く。本拠地も地下にあるとか、本当に面倒臭い連中だ。前回この国の王都に来た時は、地下道なんて調べなかったからなぁ。そもそも普通は調べないけどさ。


 そんな愚痴を心の中で吐きつつ死体を収納しながら進む。最奥とも言える場所に辿り着いたが、当然その向こうには脱出する道がある。中に居る女は何かを書いているようだが、即座に【衝気】を使って気絶させた。


 中に入って手枷と足枷を嵌めたら【白痴】を使ってから起こす。俺達を何故狙ってきたのかなど聞いたものの、単なる舐められたら負けの報復に過ぎなかったらしい。そんな事を短絡的にやるから壊滅するんだがなー。


 バカバカしいが聞ける事は全て聞いたので、こいつも被験者にしよう。【衝気】と【昏睡】を使った後で手枷と足枷を外したら、【忘却】で忘れさせる。ケツに塗り薬を塗った後で【人形】を使い腹下しを飲ませたら、後は解除して放置だ。


 俺は戻りながら金銭を回収しつつ、さっさとスラムから王都を出て、離れたら穴を掘る。中に死体を放り込んで【浄炎】で燃やし、【粉砕】して埋めた。全て終わったので、そろそろ宿の部屋に戻ろう。


 部屋に入り一息吐くと、神水を一杯飲んで寝転がる。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界665日目>



 おはようございます。今日はダンジョンアタックの日ですが、バカどもの所為で眠たいです。朝の日課を終わらせたら、紅茶を淹れて飲みながら金を数える。金貨67枚、大銀貨37枚、銀貨73枚、大銅貨211枚、銅貨44枚。


 随分少ないが、奴等は何故か宝石を沢山持っていた。その所為で手持ちの金は多くなかったんだろう。厄介な事をしてくれるが、貴族と繋がりがあったから換金出来る伝手はあったんだろう。ちなみに宝石は置いてきた。


 実験結果がどうなったかは分からないが、とりあえず今日はダンジョン攻略に集中しよう。そんな事を考えていたら子供達2人が起きたので、戻ってくるまでに準備を終えておく。いつも通り浄化魔法の事を聞き、その後に紅茶を出す。


 2人とのんびり静かな時間を過ごしていると、アルメアが起きて満足するまでキスしてから部屋を出た。紅茶を入れて待っていると戻ってきたので、蓮が浄化魔法の事を聞いている。アルメアも自分で使っているので問題無い。


 もう膨れっ面はしないが、ちょっと悔しそうなのは変わらないな。4人での時間は長くなく、皆が起きてきたので挨拶して飲み物を入れる。皆が飲んでいる間に部屋を片付け、忘れ物が無いかを確認した。


 飲み終わったら部屋を出て、食堂へと向かい中に入る。大銅貨13枚を支払って席に着くと、周りから随分と視線が向く。視線の先はウチの女性陣なので、いつもの事でもあるけど鬱陶しいな。


 皆はもっと大変だろうけど、慣れたものという感じで無視している。子供2人は微妙に居心地が悪そうだ。運ばれてきた朝食を食べて食堂を出たら、王都を出てダンジョン街へと歩いて行く。


 迷宮紋の前の列で待っていると、勧誘とナンパがしつこい。昨日、皆がスラムの奴を殴り飛ばした事が、もう噂として流れているらしい。俺は蓮とイデアの肩を抱き2人を安心させる。それにしてもマナーの悪い奴等だな。傭兵の方がマシか?。


 そうやって待っていると、やっと俺達の番が来たのでダンジョンに入る。やれやれ、さっさと移動するか。【探知】では東の方に進んでいるので、イデアを背負って一気に走って行く。平原の中を高速で走り向けて、転移紋から2層へ。


 2~5層を突破し、6層に着くと川が流れる草原だった。前回も水の多いダンジョンだった事を思い出しながら、脱出紋から少し離れて木像を出す。変な奴等が追いかけて来たら鬱陶しかったので走ったが、ここからは木像で移動していく。


 6~10層は南、11~15層は沼地で西、16~20層は湖のある平原で北。現在、20層の転移紋前で昼食の用意をしている。次の層が食事の出来ない地形だとマズいので、今の内に食べておこうという事だ。


 サーサを炊いてもらい、野菜のみの味噌汁を作ってもらっている間に、この層で狩ったデスボーアを解体する。使わない分は冷凍して収納し、【熟成】したら一口大にして揚げていく。パン粉が無いのでカツにはならないが、気にしなくていいな。


 ウチのメンバー全員が気にしてないし、早く出来ないかと待っている。蓮とイデアにはサラダとマヨネーズ作りをしてもらったので、今はゆっくり休んでいるが目が釘付けだ。


 サーサが炊けた頃には唐揚げも終わったので、大皿を出して食事にする。今日の昼で味噌も終了か。まあ、仕方ないと諦めよう。それよりも、早く食べないと無くなりかねない。それじゃあ、いただきます。



 「からあげは当然だけど、サラダのまよねーずも美味しい。……からあげにまよねーずを付けてみようっと」



 蓮が禁断の領域に踏み込もうとしている。もしかしてマヨラーが誕生するのか?。



 ▽▽▽▽▽


 1332終了時点


 大白金貨61枚

 白金貨330枚

 大金貨1183枚

 金貨1372枚

 大銀貨1390枚

 銀貨1770枚

 大銅貨2051枚

 銅貨94枚


 ヒュドラーの毒ナイフ

 山羊角の杭

 キマイラの短剣

 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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