1332
皆は【探知】や【気配察知】で探っているようだが、意味が無いからか止めたようだ。どうせ俺がぶっ殺すと思ったらしいが、まあ間違ってはいない。どうやら皆が殴り飛ばしたスラムの連中らしいしな。
王都のスラムという事で縄張りがあるのか、それとも暗殺組織があるのかは知らないが、妙に遠巻きにこっちを監視しているな。監視が下手クソでバレバレなのは横に置いておくとして、それよりも酒飲みが五月蝿い。
集中できない訳じゃないが、酒が増えて喜んでいる酒飲みは本当に面倒だ。子供2人の迷惑になっているんだけど、酒飲んでるとあんなもんか。蓮は絵を描いて、イデアは字の練習をしてたんだが、トランプで遊ぶ事にした。
やるのはババ抜きだが、2人は楽しそうだ。そうやって遊んでいると舟を漕ぎ始めたので、2人を布団に入れて2匹も左右に入れてやる。既に寝ていた2匹も含めて【昏睡】を使った後、酒飲みもベッドに寝かせた。
ディルを満足させて寝かせた後、椅子に座って監視を続けている。未だ外の奴等は宿の中に入って来ようとはしていない。監視だけに留めるのか、それと……何か黒ずくめの奴等が合流したぞ?。
黒ずくめの怪しい奴等は、外で見張っている奴等と話した後に侵入してきた。やはりこいつらが実行部隊らしいな。起きていた宿の従業員から鍵を受け取り、俺達の部屋へと迷わず来た。
俺は鍵を開けようとしている奴等と宿の従業員を【衝気】で気絶させ、【昏睡】を叩き込んで深く眠らせる。部屋の扉を開けて黒ずくめの奴等と宿の従業員を入れたら、手枷と足枷を嵌めて放置。
隠密の4つの技を使い、外で見張っている奴等の背後に回り【衝気】で気絶させ、【昏睡】を叩き込む。手枷と足枷を着けたら放置し、部屋の中の奴等を【念動】で出したら、全員纏めて王都の外へ連れ出す。
王都から離れたら、1人1人起こして【白痴】を使って聞き出していく。どうやら王都のスラムで最大の組織らしく、結構な貴族とも関わりがあるそうだ。自慢気に話しているが、どうでもいい。
必要な事を聞いたら再び【衝気】と【昏睡】を使って寝かせる。その後、【忘却】を使ったら実験開始だ。俺は一人一人のズボンを【念動】で脱がし、ケツに例の薬を塗っていく。
塗り終わったら【人形】を使って起こし、腹下しの方を飲ませる。全て終わったら手枷と足枷を外して放置して終了。黒ずくめの連中も下っ端だったらしいので、命を奪わずに経過観察の刑に処した。
黒ずくめだったのは娼婦と男娼だったからで、顔がバレるとマズいので暗殺の時は常に黒ずくめだったそうだ。俺はバカどもから聞いたスラムの一角に行き、そこの建物の門番を即座に殺した。
久しぶりに地下に拠点を持っている連中だが、厄介な事に貴族街の一部に繋がる地下道まで掘っていた。貴族の協力があれば出来るだろうが、よくこんな地下道を作ったもんだ。その努力だけは褒められる部分だろう。
組織の連中を順調に殺戮しながら先へと進んで行く。本拠地も地下にあるとか、本当に面倒臭い連中だ。前回この国の王都に来た時は、地下道なんて調べなかったからなぁ。そもそも普通は調べないけどさ。
そんな愚痴を心の中で吐きつつ死体を収納しながら進む。最奥とも言える場所に辿り着いたが、当然その向こうには脱出する道がある。中に居る女は何かを書いているようだが、即座に【衝気】を使って気絶させた。
中に入って手枷と足枷を嵌めたら【白痴】を使ってから起こす。俺達を何故狙ってきたのかなど聞いたものの、単なる舐められたら負けの報復に過ぎなかったらしい。そんな事を短絡的にやるから壊滅するんだがなー。
バカバカしいが聞ける事は全て聞いたので、こいつも被験者にしよう。【衝気】と【昏睡】を使った後で手枷と足枷を外したら、【忘却】で忘れさせる。ケツに塗り薬を塗った後で【人形】を使い腹下しを飲ませたら、後は解除して放置だ。
俺は戻りながら金銭を回収しつつ、さっさとスラムから王都を出て、離れたら穴を掘る。中に死体を放り込んで【浄炎】で燃やし、【粉砕】して埋めた。全て終わったので、そろそろ宿の部屋に戻ろう。
部屋に入り一息吐くと、神水を一杯飲んで寝転がる。それじゃあ、おやすみなさい。
<異世界665日目>
おはようございます。今日はダンジョンアタックの日ですが、バカどもの所為で眠たいです。朝の日課を終わらせたら、紅茶を淹れて飲みながら金を数える。金貨67枚、大銀貨37枚、銀貨73枚、大銅貨211枚、銅貨44枚。
随分少ないが、奴等は何故か宝石を沢山持っていた。その所為で手持ちの金は多くなかったんだろう。厄介な事をしてくれるが、貴族と繋がりがあったから換金出来る伝手はあったんだろう。ちなみに宝石は置いてきた。
実験結果がどうなったかは分からないが、とりあえず今日はダンジョン攻略に集中しよう。そんな事を考えていたら子供達2人が起きたので、戻ってくるまでに準備を終えておく。いつも通り浄化魔法の事を聞き、その後に紅茶を出す。
2人とのんびり静かな時間を過ごしていると、アルメアが起きて満足するまでキスしてから部屋を出た。紅茶を入れて待っていると戻ってきたので、蓮が浄化魔法の事を聞いている。アルメアも自分で使っているので問題無い。
もう膨れっ面はしないが、ちょっと悔しそうなのは変わらないな。4人での時間は長くなく、皆が起きてきたので挨拶して飲み物を入れる。皆が飲んでいる間に部屋を片付け、忘れ物が無いかを確認した。
飲み終わったら部屋を出て、食堂へと向かい中に入る。大銅貨13枚を支払って席に着くと、周りから随分と視線が向く。視線の先はウチの女性陣なので、いつもの事でもあるけど鬱陶しいな。
皆はもっと大変だろうけど、慣れたものという感じで無視している。子供2人は微妙に居心地が悪そうだ。運ばれてきた朝食を食べて食堂を出たら、王都を出てダンジョン街へと歩いて行く。
迷宮紋の前の列で待っていると、勧誘とナンパがしつこい。昨日、皆がスラムの奴を殴り飛ばした事が、もう噂として流れているらしい。俺は蓮とイデアの肩を抱き2人を安心させる。それにしてもマナーの悪い奴等だな。傭兵の方がマシか?。
そうやって待っていると、やっと俺達の番が来たのでダンジョンに入る。やれやれ、さっさと移動するか。【探知】では東の方に進んでいるので、イデアを背負って一気に走って行く。平原の中を高速で走り向けて、転移紋から2層へ。
2~5層を突破し、6層に着くと川が流れる草原だった。前回も水の多いダンジョンだった事を思い出しながら、脱出紋から少し離れて木像を出す。変な奴等が追いかけて来たら鬱陶しかったので走ったが、ここからは木像で移動していく。
6~10層は南、11~15層は沼地で西、16~20層は湖のある平原で北。現在、20層の転移紋前で昼食の用意をしている。次の層が食事の出来ない地形だとマズいので、今の内に食べておこうという事だ。
サーサを炊いてもらい、野菜のみの味噌汁を作ってもらっている間に、この層で狩ったデスボーアを解体する。使わない分は冷凍して収納し、【熟成】したら一口大にして揚げていく。パン粉が無いのでカツにはならないが、気にしなくていいな。
ウチのメンバー全員が気にしてないし、早く出来ないかと待っている。蓮とイデアにはサラダとマヨネーズ作りをしてもらったので、今はゆっくり休んでいるが目が釘付けだ。
サーサが炊けた頃には唐揚げも終わったので、大皿を出して食事にする。今日の昼で味噌も終了か。まあ、仕方ないと諦めよう。それよりも、早く食べないと無くなりかねない。それじゃあ、いただきます。
「からあげは当然だけど、サラダのまよねーずも美味しい。……からあげにまよねーずを付けてみようっと」
蓮が禁断の領域に踏み込もうとしている。もしかしてマヨラーが誕生するのか?。
▽▽▽▽▽
1332終了時点
大白金貨61枚
白金貨330枚
大金貨1183枚
金貨1372枚
大銀貨1390枚
銀貨1770枚
大銅貨2051枚
銅貨94枚
ヒュドラーの毒ナイフ
山羊角の杭
キマイラの短剣
神金のヴァジュラ
神石の直刀
神木の浄化棍棒
神木の杵
神木石の錫杖
神木の浄化盾
氷擲竜の棒手裏剣
神石の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




