0131
<異世界77日目>
おはようございます。今日は領都の浄化をします。俺が神様に頼まれたのは浄化だから、目の前にダンジョンがあっても浄化が先だ。それに領都に来て直ぐダンジョンに行ってもな。
2匹と4人が起きた後、イチャイチャしてから食堂に行く。大銅貨7枚を支払って食事をしたら、領都の浄化を始める。この調子だと今日の夕方までには終わるだろう。
全員でウロウロしながら浄化していく。途中で傭兵ギルドに入って掲示板を見るが、あまり良い依頼が無かった。それよりも、面倒そうな奴等に見られていたのが気になる。狩りに行け、狩りに。
ギルドを出て、再び浄化を続ける。昼になったので宿に戻り、大銅貨7枚を支払って昼食をとった。その後、浄化を始め街をウロウロする。
その甲斐あって、予定よりも早く浄化が完了した。部屋に帰ってゆっくり休もうと相談すると全員賛成だったので、さっさと部屋に戻ろう。
夕食まで時間があるのでどうしようかと思っていると、スキンシップを要求された。ホントに好きだな、君達。折角なのでスキンシップの最中も【房中術】を使って相手をする。
「んー、チュッ!? アルド、技を使ってるね?」
「ああ。【房中術】の訓練とも言えるし、こっちの方が良いと思ってな」
「そういうのは私にもして下さい! チュッ!? ……コレ良いですね///」
「あら? なら私も。チュッ!? ……確かに、これは凄く良いです///」
「チュッ!? ……ん///。……チュッ!///」
夕食までそんなイチャイチャをしてから、食堂に行き大銅貨7枚を支払って夕食をとる。食後はさっさと部屋に戻り、再びイチャイチャを続ける事になった。
2匹が眠ると、ベッドに連れ込まれたので【房中術】で優しく撃沈して寝かせる。最近丁寧に浄化しているからか、4人は機嫌が良さ気だ。特にシュラとアルメアは機嫌が良い。
今日も丁寧に浄化してから寝よう。……さて、終わったので俺も寝るか。おやすみー。
<異世界78日目>
おはようございます。今日は戦闘ダンジョンに行きます。実際どれぐらい魔物が居るんだろう? 数が多いと言われても、実際に見てみないと分からないからなー。
そんな事よりも、2匹が起きて来たから相手をしないといけない。
「おはよう。ダリア、カエデ」
「ニャー!」 「グルゥ!」
2匹を撫でていると、体を擦り付けてきた。なので、満足するまでさせた後ワシャワシャしてやる。相変わらず凄いテンションの上がり方だが、とても嬉しそうだ。
2匹と一緒に遊んでいると、4人も起きて来た。テンションの上がった2匹が騒がしいのはいつもの事だが、起こしてしまうのは申し訳ないと思ってしまう。
「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」
「おはよう、皆」 「ニャン」 「ガウッ」
「今日はダンジョンに行くけど、何か説明しておく事ってある?」
「んー? 特には無いんじゃない?」
「ですね。アルドなら、どうにでも出来るでしょうし」
「襲われても問題ないわね」
「特に言うべき事は無いかな」
大丈夫そうなので、食堂で朝食を食べに行こう。食堂で大銅貨14枚を支払い、朝食と昼食を購入する。食後、部屋に戻って準備を整えて、ダンジョンに出発だ。
ダンジョンはエルンドの東にある。ちなみにエルンドは領都の名前で、侯爵家はエルドントと言うらしい。昨日聞くまで知らなかった、というか興味が無かった。
東に行くと石壁で囲まれた場所があり、傭兵や商人が出入りしているのが見える。随分賑わってるな、王都のダンジョンと同じぐらい賑わってるんじゃないかな。
入り口で登録証を見せて中に入る。思っているより多くの人が居て、思っているより女性が多い。……あれ? 危険なダンジョンじゃなかったか? 女性が襲われる可能性高そうだけど。
とにかく迷宮紋から中へと入る。ある程度は浄化しながら進んで行こう。そろそろお金を稼がないと、結構減ってきてるんだよな。
まずは1層目。……ビックリするほど人が多いな! これは浄化しながら転移紋を探して、とっとと先へ進もう。魔物が多少襲ってくるが倒して【浄炎】で焼いて進む。
ウロウロしながら探していると、色んな傭兵が見える。装備を見ると悲しくなってくる者が多いが、新人ならあんなものか……。心の中で”頑張れよ”と応援しながら転移紋を探す。
東に転移紋があったので、それに乗って2層目へ。2層目も多いな……。またもや、浄化しながら次の層への転移紋を探す。今度は南東にあったので、それに乗って3層へ。
3層目もかよ……。3層目も平原なんだな。そういう部分でも王都のダンジョンとは違う様だ。王都のダンジョンでは同じ地形は2回までだったからな。あった……やっぱり南か。
南の転移紋に乗り4層目へ。4層目は荒野だったが、変わらず人が多い。浄化しながら探し、南西の転移紋から5層目へ。5層目も人が多く、さっさと西から6層目へ。
6層目から、ようやく人の数が落ち着いてきた。荒野の魔物だが、コボルトやオークやダッシュボーアくらいだった。この辺の魔物で、既に厳しい奴等が多いのか。
「6層目で、やっとマシになってきた」
「人が多かったですね。魔物より多かったのでは?」
「そりゃないだろうけど、そう言いたくなる気持ちはよく分かるよ」
「魔物の奪い合いをしていましたね、流石にあれはちょっと……」
「まぁ、彼等も生活が掛かっているからしょうがないさ」
「この層もどうでもいい魔物ばっかりだ。さっさと先へ進もう」
「「「「了解!」」」」 「ニャー!」 「ガゥッ!」
6層目も浄化しながら進み、倒した魔物は【浄炎】で燃やしながら進む。ダンジョンの浄化も目的に含まれているので、そこまで暇じゃないのが救いかな。北西から7層目へ。
7層目は森だった。森と言っても浅い森なので、そこまで視界が悪い訳ではない。魔物は蜘蛛系や蛇系や狼だ。この層からは、傭兵の数がぐっと減ったな。
「森は危険だからか、傭兵の数が減ったね。中級者が来るレベルかねぇ? ここからは」
「そうでしょうね。不意打ちを受けると全滅もありえますから」
「アルドが居てくれるから私達は助かるけれど、他の傭兵は厳しいわね」
「そういえば、アルドは【浄炎】が使えるんだね?」
「殆どの魔法と【魔術】は使えるが、それがどうかしたか?」
「いや、昔を思い出してね。母は【浄炎】が使えたんだよ。里の者を【浄炎】で……神の御許へと送っていたのを思い出したんだ」
「いや、死んでも神様の下へは行かないぞ? 次の肉体に入って輪廻するだけだ」
「「「「はぁ?」」」」
仕方ないので輪廻のシステムを教える。この世界には仏様は居ないんだが、何故か輪廻のシステムが採用されている。理由は知らない。【世界】が関わる事柄の為、俺が知るのは無理だ。
「つまり、死んだ者の魂は綺麗に浄化されて、新しい肉体に宿ると……」
「それが、新しい命として生まれてくるんだね」
「もしかしたら、父上と母上も何処かで生まれてるのかもしれませんね」
「祖母もどこかで生まれてるのかしら? また男漁りをしそうだけど……」
3万人斬りの人だからね。幾ら浄化されても、何かが残ってそうだよね。何か納得できてしまう程、とんでもない人だからなぁ。男漁りも、そこまで行けば世界記録だし、おそらく今後も破られない。
話を終えて7層を探索する。たいした値段で売れそうにないので、倒しては【浄炎】で燃やして処理する。途中1匹だけイエローボアが出たので、そいつだけは処理して回収した。
北に進むも、木々と魔物に阻まれてなかなか進めない。【空間把握】で転移紋があるのは分かっているので、ちょっと焦ってしまう。処理しながら進み、やっと到着した。
転移紋に乗って8層に行くのだが、浄水を飲んで皆で落ち着く。幾ら俺達が強くても、やはり地形は強敵だ。気を引き締めて先へと進もう。
▽▽▽▽▽
0131終了時点
大白金貨1枚
白金貨2枚
大金貨14枚
金貨50枚
大銀貨29枚
銀貨38枚
大銅貨9枚
銅貨5枚
ヒヒイロカネの矛
アダマンタイトの小烏丸
真っ黒な金砕棒
剣熊の爪のサバイバルナイフ
アダマンタイトの十手
二角の角の戦斧
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
剣熊の骨の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
強打猪の革のジャケット
強打猪の革のズボン
真っ黒なブーツ
大型のアイテムバッグ