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 <異世界642日目>



 おはようございます。外から音がするので雨が降っているのがよく分かります。風の季節では最初に雨が降った日から魔物が活性化するけど、風の季節に入ったばかりだし……。どうなのか分からないな。


 傭兵が調査に行くだろうから判明するだろう。それに、俺達は大森林を南下しなきゃならないから、活性化しようが突破するけどね。朝の日課も終わったし、食堂に行くか。


 食堂で紅茶を煮出して飲んでいると、蓮と2匹が起きてきたので準備をしておく。戻ってきたので綺麗にし、白湯と紅茶を出してやると美味しそうに飲み始めた。外の雨音がBGMだが、五月蝿いだけだな。


 風情の無い言い方だが、五月蝿いだけの雨じゃなー……。何だか微妙な気分になる。それと、勉強会は雨の日には出来ないな。ギルドの邪魔になるだけだし、子供達も集まれないだろう。迷惑なだけだ。


 女将さんが来たので大銅貨9枚を支払い朝食を注文すると、丁度皆も下りてきたので朝の挨拶をする。皆にも白湯や紅茶を出してゆっくりしていると、朝食が運ばれてきたので食事にしよう。


 朝食後、そのまま食堂で蓮とエリアに書き取りをさせていると、リクも来て書き取りを始めた。リクにも多少教えていたが、蓮よりも出来ないという危機感が芽生えたらしい。まあ、大変だろうが頑張ってくれ。


 書き取りをさせていると昼になったので、大銅貨9枚を支払い昼食を頼む。アルエル達や王女組にリク達も注文していたが、ダラダラしているなー。今日は雨だから仕方ないけどさ。もう少しシャキっとしろよ。


 昼食後、リクには書き取りを続けさせるが、蓮とエリアは遊び始めたので放っておこう。


 皆の方は朝から暇潰しで魔法の練習をしている。皆も上手くなっているので指摘する部分は殆ど無いが、それでも間違っている箇所は指摘しておいた。


 夕方までそうやって過ごし、女性従業員に大銅貨9枚を支払って夕食を頼む。リクは1日ぶっ通しで書き取りをしていたが、特に問題ないようだ。【集中】も使っていたんだが回復が早いからなぁ、流石は権能。


 夕食後、部屋に戻ってゆっくりする。今日は1日雨だったな。昼からは雨足は落ち着いていたが朝は激しかったし、明日の傭兵は歩くのも大変だろう。調査に行く奴は大丈夫かね? まあ、俺の心配する事じゃないんだが。


 蓮は絵を描いて遊んでいるみたいなので、そのまま放っておきダリアをブラッシングする。相変わらず気持ち良さそうにして、うっとりしているダリアさん。そして首に巻きついてくるフヨウ。多分甘えたいんだろう、好きにしなさい。


 そうやっていると、蓮もダリアも舟を漕ぎ始めたので布団に入れる。首のフヨウも【念動】で布団に寝かせ、【昏睡】で深く寝かせる。待っていた女性陣を大満足させて寝かせると、ようやく一息吐いた。


 部屋と体を綺麗にし、<浄化の三道具>で周辺を【浄化】したら、ゆっくりと白湯を飲む。宿の外に複数の気配がするので確認すると、娼館に向かっている奴等が歩いているみたいだ。これって、もしかして……。


 あー……神官のケツは今日から売られているようだ。そんな事はどうでもいいので、もう寝よう。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界643日目>



 おはようございます。今日は朝から晴れていますが、魔物は活性化されたんでしょうか? サンズ王国に行く際には大森林に突入するので、活性化しているかどうかは気になるところだ。


 朝の日課を終わらせ、いつも通りに食堂に下りて紅茶を淹れる。飲んでいると、今日は2匹が先に下りてきたので白湯を出してやる。いつもと違うが、気にせず静かな時間を過ごす。2匹とも今日は大人しい。


 といっても片方は首に巻き付いているし、もう片方は膝に乗っている。静かに甘えていると言うのが1番正しい気もするな。そんな2匹と過ごしていると女将さんが来たので、白湯と大銅貨9枚を渡す。


 そうしていると皆が起きてきたので朝の挨拶をし、白湯と紅茶を出していく。雑談をしながら待っていると運ばれてきたので、朝食を食べよう。


 朝食後、俺達は傭兵ギルドへと向かい中へ入る。テーブルの上に道具を出して用意していると、ジャン達も来たので勉強会の開始だ。ジャンが頑張って講師の役をしているが、初々しいと言うか何と言うか……。


 一言で言えば頑張っているなー、で終わる話なんだが、もう少しハッキリと喋るようにな。ジャンにはジャンのやり方があるが、分かり難いとか聞こえ難いとか、根本的なところが駄目だと話にならない。


 そういった基本的な部分は注意しながら監督していく。蓮とエリアとリクに関しては、俺が教えているので問題ない。後の子供達や若手をジャンが教えているのだが、頑張ってもらうしかないな。


 昼になったので宿に戻り、大銅貨9枚を支払って昼食を頼む。椅子に座って待っていると運ばれてきたので、早速食事にしよう。昼食後はギルドに戻って、再び監督をする。リクも昨日と同じく書き取りだ。


 セシルとヴェスタは訓練場に居て、皆と一緒に魔法の練習をしている。蓮とエリアも午後からは魔法の練習なので、昼からはリク1人だけなので楽だ。ジャンも教師役に慣れてきたのか、スムーズに熟している。


 何となくだが、明日から1人でやらせても大丈夫そうだな。そもそも字を教えるだけなんだから、そこまで難しい事でもない。ジャン達なら身体強化や魔法の指導も出来るだろうし、そっちの方が難しいだろう。


 着々と経験を重ねて、目指せギルドマスター! そんな下らない事を考えながら、リクに指導をしていった。


 夕方になったので宿に戻り、女性従業員に大銅貨9枚を支払って夕食を注文する。周りに傭兵も居るのでゆっくり待っていると、意外に早く運ばれてきたので慌てて食べ始めた。他に客が居るんだけどな?。


 何で俺達が先だったのかは分からないが、さっさと食べて部屋に戻ろう。急いで食べて部屋に戻ったので、今は一息吐いてゆっくりとしている。蓮は魔法を使って遊んでいるらしい。


 魔力枯渇も経験したし大丈夫だろうと思っていたら、メルからの指導だったみたいだ。魔力枯渇を起こさない為には、枯渇前の感覚を身につけないといけない。枯渇しても良いように、寝る前にやるのが基本らしい。


 それでも枯渇する事はあるものの、感覚を身につけておく事は重要だ。ちなみにメルは祖母である、<伝説の魔女>に同じ指導をされたらしい。感覚を身につけるまで何回も枯渇したと言っているので、大変だったんだろう。


 それを見ていたが、蓮は【清浄】を使っていると魔力枯渇を起こし、気分が悪くなったようで布団に入れられた。顔色が悪いものの、メルが横について練習の必要性を何度も聞かせている。


 魔法を使う以上、魔力枯渇は避けて通れない。ならば自らの体で経験し、乗り越えるしか道は無い。というのが、<伝説の魔女>の指導だったらしい。身につくまでは大変だが、身につくと無茶をしない限りは分かる様になる。


 傭兵というか、戦闘で魔法を使う者にとっては必要な技術だろう。いきなり魔力枯渇で倒れられても仲間が困るし。2匹も蓮の左右に入ったので、【昏睡】を使って寝かせる。


 女性陣もキメて寝かせたら、白湯を飲みながらゆっくりと過ごす。昨日と同じで今日も外を歩いているのが居るが、どうやら神官のケツは大好評らしい。聞きたくもなかったが、不審者かどうかチェックしなきゃいけないので仕方ない。


 それにしても……何でだ? 神官のケツを買いに行く女性が居るぞ? 正真正銘の女性なのは【空間把握】で分かるが、意味が欠片も理解できない。何で女性がケツを買うんだよ。


 何だろう、見てはいけない深淵を見ている気分になってきた。見なかった事にして、もう寝よう。


 今日も一日お疲れ様でした。



 ▽▽▽▽▽


 1297終了時点


 大白金貨51枚

 白金貨305枚

 大金貨1153枚

 金貨1255枚

 大銀貨1315枚

 銀貨1616枚

 大銅貨1250枚

 銅貨50枚


 ヒュドラーの毒ナイフ

 山羊角の杭

 キマイラの短剣

 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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