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 <異世界606日目>



 おはようございます。今日で砂漠は抜けられると思っています。起きて朝の日課を終わらせたら、朝食を作る為に外に出る。カマクラを再び閉じて、まずは小麦の全粒粉で生地を作ろう。スープは蓮が起きてからだな。


 生地が出来たら休ませておき、ゆっくりと休んでいると蓮が起きてきた。カマクラを開けてやり朝の挨拶をしたら、スープ作りをさせる。今日は冷凍松茸に干し肉と野菜と蒲鉾を入れて、最後に卵でとじたものだ。


 蓮が卵でとじるのに失敗したが気にしなくてもいい。普通に食べられるし問題無い。皆が起きてきたので朝の挨拶をし、チャパティを浮かせて一気に焼いていく。焼けたら皿に盛って、ハチミツを出したら朝食だ。


 相変わらずの食べ方を見つつ、蓮とゆっくり食事をしている。あそこまでベッタリ付けなきゃ駄目なんだろうか? そう思う朝食を終え、カマクラや焼き場を壊して準備を整える。その後、木像に乗ったら移動開始だ。


 西へと進んで行き、岩場が見えたら南へと向かう。第一オアシスが見えてきたら、真っ直ぐ西へと行く。ずっと西へと進み、そろそろ昼かな? という頃にエトーアの町が見えてきた。本当に木像は速い。


 エトーアの町の手前で木像を降り、蓮を背負ってエトーアの町へ入る。食堂に行き、大銅貨12枚を支払って食事を注文すると、直ぐに食事が運ばれてきた。俺達は食事をしながらこの後の事を話していく。


 今日は何処まで進むかだが、砂漠を越えた以上はそこまで急ぐ必要は無い。この速度だと、年越しまでには余裕で村に帰れる。なので、そこまで急いではいない。


 昼食では結局いける所まで行くというアバウトな方針に落ち着いた。町の外に出て多少離れたら、木像に乗って一気に進む。クル、ウェッソ、ブラギア、リャーグ、マレーブ、デク、そしてダルダン聖国のコベイの町で宿をとる。


 大銅貨8枚で大きな部屋をとったら、食堂に行って大銅貨12枚を支払い夕食を食べる。明日からはダルダン聖国だが早めに抜ける事を皆は話している。大きな声では話せないが、芋がキツイので長居したくないらしい。


 夕食後、宿へ帰ってまったりとしている。俺はダリアを梳いていて、蓮はフヨウとリバーシで遊んでいるようだ。ああ見えて、蓮相手だと2匹はちゃんと手加減するんだよな。他の相手に手加減しないのはワザとだとよく分かる。


 どうやらリバーシの最中で眠たくなったらしく、蓮は布団に自分から入って寝てしまった。2匹も眠かったのか、追いかけて寝たので【昏睡】を使って深く眠らせる。全員をキメて返り討ちにしたら、<浄化の三道具>で【浄化】しておいた。


 移動中にも勾玉で吸引と【浄化】はしているが、移動が速いのでキッチリ浄化は出来ていない。それでも移動中に何もしなかった頃よりは浄化しているので、神様連中に怒られはしないだろう。


 俺もさっさと寝るか。それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界607日目>



 おはようございます。今日はダルダン聖国を突破したいですが、この国は山岳国家なのでどうなるやら。木像を使っていても速度は平地より遅くなる。その影響がどこまで出るかは分からないが、1日で突破したいもんだ。


 皆を【覚醒】で起こし朝の挨拶をしたら、部屋を片付けて食堂へ移動する。大銅貨12枚を支払って朝食を注文したら、席に座ってゆっくり待つ。少し時間が掛かったが、出てきた朝食を食べて出発する。


 町から少し離れたら木像に乗って一気に進んでいくのだが、山に入るとどうしても速度が落ちる。ヤドリ、セイゴ、ロムイ、グンツの町で一旦止まり、早めの昼食を食べる事にした。


 高低差が多く揺れるからか、思っている以上に蓮が疲弊していた。休憩も兼ねて町で休んで行こう。町に入り、大銅貨12枚で昼食を注文する。案の定、定番の芋が出てきたが顔には一切出さない。


 蓮は初めてだからか、不思議そうな顔で食べている。その横で黙々と食べていく俺達。食事を終えたらフラフラと町中を見回るも、特に欲しい物は無かったので町を出た。


 気分がリフレッシュ出来たからか、蓮も元気になったので再び木像に乗って進んで行く。ブーリ、ロッゴ、アボイ、エルダ海洋国のボルダイク、ジュウ、オロッソの町で大銅貨9枚を支払い、少し早めに宿をとった。


 これ以上急いでも村に泊まる羽目になるので、大部屋がある宿なんて無いだろう。なので町で泊まる必要がある。そもそも身体強化で移動していた今までよりも速いので、早めに移動を止めてゆっくりするぐらいで良いのかもしれない。


 食堂に行き、大銅貨12枚で夕食を注文する。既に海洋国だからなぁ……出てきた料理は海産物の煮物だった。相変わらず何が入っているのか分からないカオスな煮物だ。美味しいんだけどさ。


 蓮の椀には蛸が入っていたのか、美味しそうに食べている。去年もあったなと思いながら、サザエの殻を横にどけて食べ始める俺。嫌がらせか何かか、コレ? そう思いながらも、美味しい出汁に舌鼓を打つ。


 満足した夕食も終わり、今はゆっくりと宿の部屋で寛いでいる。エルダ海洋国という事は、ガイアルムと同じ文化圏まで帰って来たという事だしな。せっかくだから海洋国の王都で珍しい物でも探すか。


 皆とそんな話をすると賛成が帰ってきたので、久しぶりに紅茶を買おうと思う。後は、酒関係だな。この辺りで買っておかないと、王国の酒を買い漁る事になる。それは流石になぁ……。


 今日の移動は疲れたんだろう、蓮が既に舟を漕いでいるので布団に寝かせてやる。2匹も揺れで疲れていたのか、さっさと蓮の両隣に潜ったので【昏睡】で深く眠らせる。


 襲ってきた全員を【精気】のみで大満足させて寝かせたら、綺麗に【浄化】しておく。<浄化の三道具>を取り出して邪気を吸引すると、思っている以上に汚れていた。


 汚いなーと思いながらも【浄化】を十分に行い、いつも通り吸い込めなくなるまで綺麗にしておく。終わったのでさっさと寝よう。明日も移動だ。


 今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界608日目>



 おはようございます。今日はエルダ海洋国の王都に寄って、買い物をしてから西へと移動します。朝の日課を終わらせたら、皆を【覚醒】で起こして部屋を片付けた。


 食堂に移動して大銅貨12枚を支払い朝食を注文したら、席に移動してゆっくり待とうと思ったのに直ぐに来た。なので急かされ気味に食事を始める。


 朝食後、町の外に出たら少し離れて木像に乗り、一気に西へと進んで行く。アッデ、ボーン、ブム、セウェル、そして王都エルダに到着した。まだ昼には早いがゆっくり見て回ってから昼食だな。そう思い、王都の前の列に並ぶ。


 年末が近いからか列も長くなく、意外に早く中に入る事が出来た。俺達はそれぞれに別れ、自分達の買い物をしていく。蓮にはメルと2匹をつけたので問題は無いだろう。俺はさっさと買うべき物を買いに行く。


 色々な店を見ながら必要な物を買っていく。驚いたのは茶葉を買った店が、エルダの<強欲>の店だった事だ。たまたま店先に居て驚いたよ。向こうは最初気付かなかったが、気付いた後は店の奥に引っ込んでしまった。


 失礼な奴だと思いながらも金貨3枚分の紅茶の茶葉を購入し、更に金貨2枚分のワインと金貨2枚分のエールも買って店を出た。店主は最初こっちを不審者のように見ていたが、最後にはニコニコ顔で見送ってきたよ。


 実に商売人らしい人物だったな、特に手の平返しの速さとか。それはいいとして、別の店も見ながら歩いていると妙な人だかりを発見した。ザワザワしていて何かの催しかと思ったのだが、【空間把握】で調べると蓮達が居るぞ?。


 目の前には蹲っている男と、何やら困惑している女。女の姿がドレスなのが面倒臭さを醸し出しているが、助けない訳にはいかないので人を掻き分けて進む。


 中央に行くと呆れているメルと2匹に、何やら構えをとっている蓮。そして股間を押さえて悶絶している男と、困惑しているドレスの女。


 訳の分からない構図だなぁ……コレ。



 ▽▽▽▽▽


 1254終了時点


 大白金貨51枚

 白金貨305枚

 大金貨1154枚

 金貨1252枚

 大銀貨1322枚

 銀貨1646枚

 大銅貨2284枚

 銅貨50枚


 ヒュドラーの毒ナイフ

 山羊角の杭

 キマイラの短剣

 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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