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 海鮮鍋を食べているのだが、酒飲みどもはさっさと麦飯を食べ終わり、今は酒を飲みながら鍋の具を肴にして飲んでいる。まあ、先に麦飯をお腹に入れているからいいか。空腹のところに酒を飲むのは良くないからな。


 越後のヤツなら普通にやってそうだが、アイツは酒を飲む事に人生を賭けている気がする。まあ、アル中の事はどうでもいい、それよりも段々酒飲みがグダグダになってきた事の方が問題だ。


 平手さんは早々に撃沈したからいいが、女性陣は鍋を食べながら呂律が回らなくなってきてるぞ? 先ほどメルが子供達を風呂に連れて行ってくれたからいいが、最早ダメな大人の見本市みたいになってないか、コレ?。


 とにかく汁を飛ばしながら食べたり、零すのは止めてくれ。その度に俺が綺麗にしてるんだが、皆が良い気分なんで理解していない。これだから酒飲みってヤツは……。ここまでになるのは滅多に無いから、まだマシだけどさー。


 子供達が風呂から上がってきたが、俺はスルーする。メルの胸が大きいだ何だと言っているので、加わる気は一切無い。子供達にとってはビックリする事だったんだろう。そのメルは子供達を部屋に連れて行った。


 俺はグダグダになっている皆を部屋に連れて行き、平手さんを台所でそのまま寝かせる。鼾を掻いていて、子供達の迷惑にしかならないだろうからな。酒で撃沈している皆を【念動】で部屋まで連れて行って布団を敷いて寝かせる。


 蓮がまだ起きてるっていうのに、ダメな大人は酒に呑まれて撃沈しているんだからなぁ。ああいう大人にはならないでほしいと思う。それはともかくとして、台所を綺麗にして後片付けを終わらせたら、やっと部屋でゆっくり出来る。


 ディルや2匹と風呂に入り、上がったら縁側で涼む。既に寒いので短い時間だが、体が火照っていて心地良い。風邪をひかないうちに部屋に戻ると、メルと蓮は起きて雑談をしていた。


 ダリアが足をペシペシするので何かと思ったら、リバーシだったので出して相手をする事に。向こうにも1組出して、メルと蓮で遊んでいる。ディルはダリアを梳いているが、良い気分になりながらもリバーシを止める気は無いらしい。


 フヨウは俺の胡坐に入り込んでジッとしていて、何だか半分ほど寝ている気がする。ダリアも半分ほど瞼が下がってきているが、必死に手を打っている。が、ついに撃沈したらしい。


 向こうを見ると、蓮も舟を漕いでいるなと思ったらメルが布団に寝かせてしまった。ダリアとフヨウも蓮の横に寝かせ、メルとディルも撃沈させて寝かせる。皆を含めて家の中を綺麗に【浄化】したら、おやすみなさい。



 <異世界572日目>



 おはようございます。今日は外も晴れているようです。昨日と違って雲1つ無い晴天だ。珍しいなとも思うが、こういったスッキリ晴れる日があってくれないと困る。さっさと朝の日課を終えて朝食を作ろう。


 台所に行き、今日はチーズを入れた饅頭にしようと全粒粉の生地を練っていると、蓮が2匹と共に起きてきた。どうやらトイレらしく、行った後で台所に戻ってきたので綺麗に【浄化】しておいた。


 蓮も手伝いたいらしいので、スープの鍋を見ていてもらう。冷凍野菜とかす肉のスープだが、後で野菜を追加するので見ていてもらっている。チーズ入りの饅頭を量産していると、追加で野菜を投入するタイミングだったので蓮に入れさせた。


 蓮が自分で追加して混ぜている。自分も料理をしている気分になるのだろう、嬉しそうだ。その横で饅頭を量産していたら皆が起きてきたので朝の挨拶をする。それから蒸し始め、蒸し終わる前に3人も起きてきた。


 平手さんは頭が痛そうなので、神水を飲ませてしっかり目覚めさせておく。完全に覚醒した平手さんは謝ってきたが、俺達は気にしていない。酒飲みなんてあんなものだし、黙っていたら何の問題にもならない事だ。


 朝食後、平手さんと子供達2人は帰って行った。どうも息抜きと言うか気分転換に来たらしい。西部さんの家だしな、息が詰まる部分はあるんだろう。温泉地に来て帰蝶の付き人も休んでいるそうなので、良い事だ。


 俺はアジロのダンジョンに行ってくる事を話し、皆に一言入れて温泉地の家を出る。一気に走っていき、アツタを抜けてカリハマを通り過ぎてアジロに辿り着いた。


 周りの連中は凄い速度で走ってきた俺を警戒しているが、俺は気にせず迷宮紋の前で並んでいる連中の後ろに並ぶ。前には4組か。そう思い順番を待っていると、横から入って来て俺の前に並ぶ馬鹿が現れた。周りの奴等もニヤニヤしている。


 俺は無言でソイツを投げ飛ばし、地面に叩きつけてやった。ジャーマンスープレックスで叩きつけたからか、投げられた奴は後頭部を抑えて悶絶している。周りの連中が殺気立ったので、魔力と闘気の威圧を撒き散らして黙らせた。


 ようやく誰に喧嘩を売ったのか理解したらしいバカどもは、慌てて俺から視線を逸らす。相変わらずザコどもはイキがる事しかしないな。他人にマウントをとる猿しか居ないのかよ、と言ったら猿に失礼だな。俺も反省しよう。


 さっさと迷宮紋からダンジョンに入り1層目、光が止むと川のある荒地だった。これまた奇妙な地形だな。そんな中、人の流れがある南へと向かって移動する。転移紋があったので、直ぐに2層へ。


 2層も同じ地形なので、南から3層へと進む。3層~4層も同じで、5層に進むと今度は平原だった。次は北に移動しているようなので、北に向かって進み転移紋から6層へ。6~8層を北に行き、9層へと進む。


 9層は浅い森だった。ここは人が少なく、どちらか分からないので東へと行く。人が少ないのと、視界がそこまで良くないので一気に走って行こう。見られても大丈夫だろうという判断からだ。


 東が正解だったので、東の転移紋から10層へと進む。10~12層を突破し13層へと進むと山の地形となっていた。期待していた鳥系の魔物は居るが、美味しそうな奴がいない。仕方なく先へと進む。


 13~16層を西へと進み、17層へと入ると草原だった。やっとまともなチキンが居た。ダークチキンもウィンドチキンも入るし、数は少ないがシルバーチキンも居る。


 手当たり次第に卵をゲットしていき、肉はシルバーチキンだけ手に入れていく。そうやって卵の乱獲とシルバーチキンを絞めつつ南東の転移紋へ移動し、21層へと入ると深い森だった。そのうえ呪いと邪気を感知してしまう。


 またかよ! と思うが、他にもブンブンと音がするんだよなー。間違いなく魔豊蜂だと思うんだが、何故か呪いの方に向かってるぞ? ゆっくりと呪いに近づいて行くと、そこでは巨大な芋虫が魔豊蜂を食べていた。


 口から糸みたいなものを吐き出し、空中の魔豊蜂を絡めとって飲み込むように食べている。魔豊蜂は芋虫に対して針を刺したり魔法を放っているが、残念ながらまるで効いていない。


 魔豊蜂の全滅も時間の問題だろう。そう思いつつ、俺は【神聖世界】を使った。一気に直径2キロの範囲が浄化されていき、芋虫はともかく魔豊蜂は弱って動けなくなる。更に【氷嵐】の魔法を使い凍らせて始末した。


 ようやく1対1の状況を作れたので芋虫を一気に【浄化】すると、邪気になって襲ってきたので逃げながら完全に【浄化】し尽くす。呪いと邪気が同時に来るとやはり大変だが、これにも慣れていくしかないな。


 巨大芋虫の居た場所には何か残されているみたいだが……何て言うか、布? 鉢巻? のような物が落ちている。これは確か知神と念神が作ったっていう、頭に巻いていると物覚えが良くなるヤツだっけ?。


 こういう物もあるけど、お前には使わないので自力で覚えろとか言われた記憶があるな。これをわざわざ下ろすって事は、蓮に使えって事『そうです』かな? ……ソウデスカ、ワカリマシタ。


 何で神様が魔道具を下ろして、指示してくるんだろう? 蓮に何かあるとは思えないし、もしかして知神が関わっているんだろうか。俺は会った事が無いから分からないんだよなー。


 まあ、魔神のようなイタズラはしないだろう。たぶん。



 ▽▽▽▽▽


 1218終了時点


 大白金貨46枚

 白金貨234枚

 大金貨893枚

 金貨933枚

 大銀貨941枚

 銀貨1128枚

 大銅貨2148枚

 銅貨50枚


 ヒュドラーの毒ナイフ

 山羊角の杭

 キマイラの短剣

 神金のヴァジュラ

 神石の直刀

 神木の浄化棍棒

 神木の杵

 神木石の錫杖

 神木の浄化盾

 氷擲竜の棒手裏剣

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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