1094
<異世界507日目>
おはようございます。今日はダルダン聖国を抜けて砂漠の手前まで行きたいですね。そして仮眠をとったら砂漠に突入だ。という訳で、出来るだけ早く砂漠の入り口の町に着きたいので急ぐ事になる。
皆と朝の挨拶を行ったら、宿の玄関で残りのメンバーを待つ。玄関で残りのメンバーと朝の挨拶をしたら、熊の着ぐるみを渡して食堂へと移動した。大銅貨11枚を支払い朝食を済ませたら、今日は一気に移動する事を全員に伝える。
グンツの町から全力の身体強化を使い、ブラギア王国のリャーグの町まで進んだ。流石に昼を過ぎているが、それでも相当早い事に間違いは無い。町に入り大銅貨11枚で昼食を食べたら、町を出て更に進む。
砂漠の入り口であるエトーアの町に着くと、早々に宿をとって休む。大銅貨14枚で大部屋と5人部屋を借りたら、食堂に行って大銅貨11枚を支払い早めの夕食を食べた。後は寝て起きるだけだ。
慌ただしいものの、砂漠を抜ける間は昼夜逆転するのは当然なので、こればっかりは仕方がない。ここは賊が支配する町でもあるので用心しながら眠り、何事もなく夕暮れ時に起きた。
あまり眠れてはいないが仕方ない。食堂に行って大銅貨11枚を支払い食事をすると、東の門から砂漠へと出発する。まずは真っ直ぐに進み第一オアシスを目指す。久しぶりの砂漠に、何故か藤のテンションが高い。放っとこう。
いつも通り、全力の身体強化をして一気に進んで行く。これが砂漠で魔物に襲われない為のコツでもある。素早く移動する者をわざわざ襲ったりはしない。それは魔物であっても変わらない事だ。
途中で歩き休憩を加えながらも進み、移動を続けると、野営無しに第一オアシスへと辿り着いた。今までで1番早い事は間違い無い。もう直ぐ日が昇りそうな時間だが間に合った。さっさと中に入って部屋を確保しよう。
第一オアシスの中に入り宿に行くと、中から眠たそうな人が出てきた。泊まりたいと話し、大銅貨13枚で大部屋と3人部屋を借りる事が出来た。まだ朝早いので食堂は開いていないだろう。とりあえず時間を潰すか。
部屋で適当に時間を潰していると夜が明けたので食堂に行き、大銅貨11枚を支払って食事にする。食事後は直ぐに宿に戻って夜まで寝ておく。いつも通り襲撃に備えながら寝るが、構えてるからか襲撃は無かった。
まあ、前回来た時にオアシスを牛耳っていた組織はぶっ潰しているので、今は誰が纏めているのかは知らないが、俺達に手を出すなと命じているのかもしれない。俺達にとっては面倒が無くて良い。
<異世界508日目>
おはようございます。本来なら朝に言う筈なんだが、砂漠では昼夜逆転なのでこうなる。ちなみに今は夕方だ。皆を【覚醒】で起こし、さっさと出発の準備を整えよう。今日も出来得る限りの距離を進んでおきたい。
「「「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」」」
「おはよう、皆」 「ニャ!」 「………」
「砂漠は景色があんまり変わらないから分かり難くて困るよ。昨日も気付いたら第一オアシスに到着してるしさ。相変わらずだけど、砂漠は大変だから早めに突破したいね」
「まあ、誰しもが思う事でしょうけどね。それでも少しずつ前に進んで行くしかありませんよ。大体砂漠の入り口から1日で第一オアシスまで辿り着けたんです。それで十分では?」
皆もそれぞれで言いたい事を言いつつ片付けを終わらせて部屋を出る。藤達と合流し忘れ物が無い事を確認したら、食堂に行って大銅貨11枚を支払い夕食を注文する。
早めに食べて町を出ると、まずは北へと走って行く。岩が沢山ある岩場を目指すのだが、体感で言うと前回よりも大分早く着いたと思う。ここを今度は東へと走って行くのだが、最速記録が出せそうかな?。
そんな事を考えつつ、途中で朝が近付いたので焼き場やカマクラを作って野営場所を確保する。チャパティを焼いてタコスモドキを作り、後は海鮮のスープで食事にした。砂漠の真ん中で海鮮スープか……。
「うん、分かるよ。ある意味でビックリするほどの贅沢だからね。こんな砂漠の中で海の具材のスープなんだ、気持ちは分からなくもないけど決めたのはアルドだろ?」
「いや、まあ、そうなんだけど。まさか、ここまで微妙な気分になるとは思ってもいなかったっていうか、前回も食べた気がするから気にしなくていいか」
「まあ、何処で何を食べるかなんて自由ですしね。更に言えば、アイテムバッグに長い間入っていた物ですから別に良いのでは? 腐……りはしませんが、味は落ちているでしょうしね。それでも美味しいですけど」
「砂漠で食べているから余計に美味しく感じるんじゃないかしら? まあ、分からないけど。そんな効果はありそうよ?」
そんな話をしながら食事をし、終わったらカマクラに入ってさっさと寝る。明日というか今日の夕方からも走って移動しなきゃならないんだし、休める内に休んでおかないといけない。
それじゃあ、おやすみなさい。
<異世界509日目>
おはようございます。今日は第二オアシスまで行く日ですが、流石に1番長い距離の場所です。簡単には辿り着かせてくれないが、早く着こうが第二オアシスで一旦休まないといけない。
外はあまり風が吹いていないので、今の内に料理をしてしまおう。サーサを精米し神石の土鍋2つで5合すつ炊く。スマッシュボーアの肉があるので角煮にし、冷凍野菜を解凍してサラダにする。
起きてきた皆と朝の挨拶をし、少し待つように言っておく。最後に炊けたサーサの土鍋に塩を入れて【念動】でかき混ぜる。馴染んだら【念動】を使っておにぎりを作り、1人1人の皿に乗せていく。
角煮とサラダはメルとフォルに配膳してもらったので、これで完成だ。早速朝食を食べよう。
「久しぶりのサーサだけど、やっぱり美味しいねえ。こう……あたしにとっては故郷の味だからかな? どこかホッとするよ」
「故郷の味というならば、そういう物なのでしょうね。私にとっての練り物スープみたいな物でしょうか? 小麦を塩と水で練って、丸くしたものをスープに入れて食べるんです。子供の頃はあまり好きじゃなかったですけど、あれが母の料理でしたね」
「ならば良いのではないか? 私など母上に料理してもらった事も無いからな。それに比べれば思い出があるだけマシであろう。私もヤシマの国に居た頃は、それが普通だと思っていた」
「上に立つ家柄はそんなものでしょう。私達の祖国でも、権力者の家はそんなものですよ。だからこそ、親子で殺し合いをするのかもしれませんけどね」
「権力の奪い合いによる、親子での殺し合いですか……。何処の国でもある事ですが、聞いていて気持ちの良いものではありませんね。誰にとっても損でしかない事ですから」
ちょっとしんみりしてしまったが、食事を終えた俺達は焼き場やカマクラを壊して進んで行く。体感で1時間ほど走ると第二オアシスに辿り着き、皆が「冗談でしょ!?」という顔をしている。流石にコレはなぁ……。
しょうがないと諦めて、第二オアシスに入ったら宿をとる。大銅貨13枚を支払い大部屋と5人部屋をとったらさっさと寝る事にした。どうせ皆は眠れないだろうから、俺が【昏睡】を使って強制的に眠らせる。
……気付いたら朝だったが襲撃をされたという事は無い。どうやらヴァルド少年は、ちゃんと第二オアシスを支配出来ているらしい。とりあえず昼ぐらいまで起きていて、それから夕方まで仮眠するか。
おかしなズレ方をしたが、俺達が速くなった結果だから何とも言えないところだ。それよりも今の内に水を補給しておいた方が良いだろう。朝食後に行ってくるか。
起きた皆と朝の挨拶をし、藤達を【覚醒】で起こす。宿の玄関で合流したら、食堂に行って大銅貨11枚を支払い朝食を頼む。出てきた食事を食べ終えたら、直ぐにオアシスへと向かう。
銀貨1枚で大きな水瓶2杯分と言われたので、銀貨3枚を支払い減っていた水を補給した。宿の部屋へと戻り、入れてきた水を全て神水にしたら、ゆっくりとダリア達と過ごそう。
昼ぐらいまで起きておかないと、流石に眠れない。
▽▽▽▽▽
1094終了時点
大白金貨44枚
白金貨208枚
大金貨598枚
金貨458枚
大銀貨434枚
銀貨475枚
大銅貨1404枚
銅貨408枚
ヒュドラーの毒ナイフ
山羊角の杭
キマイラの短剣
神石の直刀
神木の浄化棍棒
神木の浄化盾
アダマンタイトのサバイバルナイフ
氷擲竜の棒手裏剣
アダマンタイトの十手
神石の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




