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1021




 気付いたら、ダリアが寝るより早く酒飲み達は寝ていた。ダリアを布団に寝かせるついでに酒飲み達を寝かせると、ディルとアルメアの相手をする。大満足して撃沈した2人も布団に寝かせ、部屋と体を綺麗に【浄化】しておく。


 周囲を詳しく【探知】で調べると、早速と言っていいのか怪しい奴等が居た。ギルドマスターが言っていた通り、子爵の所に登録証を持って行って話をしてきた様だ。俺達が泊まっている宿も言ったのだろう。


 そもそも【探知】は使っているので、怪しい奴等が此方を監視しているのは知っていた。ダリアとリバーシを始めて直ぐぐらいに監視者が来ていたのは把握している。向こうは分かっていないだろうが。


 監視している奴等はどうするつもりなんだと相手の出方を窺っていたら、5人1組になって宿に侵入してきた。外に監視役を1人残したままだが、1人だけか? ……調べても1人だけの様だ。


 素早く部屋の前まで来たら細い針金の様な物で鍵を開けようとしているので、侵入者全員に【衝気】を使って気絶させる。いつも通り気を失った後に【昏睡】を叩き込んで寝かせたら、部屋の中に入れ手枷と足枷を着けて放置する。


 次に隠密の4つの技を使い窓から外に出て、監視者の背後に回ったら【衝気】と【昏睡】のコンボを喰らわせる。手枷と足枷を嵌めたら他の監視者が居ないか探り、改めて居ないのを確認してから部屋へと戻る。


 中に居る5人と監視者を【念動】で浮かせて連れて行く。町の外まで素早く運び【白痴】を使ったら、1人ずつ起こして情報を聞きだす。どいつもこいつも下っ端だったが、この町の闇組織であるのとアジトの場所は分かった。


 6人を殺して死体を処分したら、闇組織のアジトへ行く。まさかこの町の木材問屋の1つが闇組織のアジトだとは思わなかったが、時間を掛けるのも嫌なのでさっさと侵入して始末するか。


 木材問屋なので既に閉まっているが、裏に問屋を営んでいる闇組織のボスの家があるのは知っている。どうも問屋の従業員全員が組織の者らしい。流石にバラけて居るので全員を始末する事が出来ない。その為、ボスだけ始末する。


 家に侵入し聞いていたボスの人相にそっくりな奴を見つけたので、まずは部屋の前に居る1人と、横の部屋の2人に【衝気】と【昏睡】のコンボを喰らわせた。


 こいつ等は不寝番なんだろうが、普通の家に不寝番なんて居ないぞ? 何か所々抜けている組織だと思ってしまうが、知っている奴等から命を狙われているのかね? まあ、そんな事はいいか。


 不寝番の奴等にも手枷と足枷をして【念動】で運ぶ。この家には家族らしき者達は居ない。別の場所なのか一人身なのかは知らないが、わざわざ探す気にもならないので無視しよう。


 侵入者と同じく町の外へと連れて行き、1人ずつ【白痴】で聞き出しながら処分する。ボスに聞いて分かったが、やはりギルドマスターが言っていた子爵から依頼されたそうだ。


 俺は子爵とやらの住んでいる所と人相を聞き出すと、始末してから穴を掘って【浄炎】で燃やす。死体を処分したら次は子爵だ。ボスの家からは金銭だけを根こそぎ奪ってきたので、物盗りの犯行にでも見えるだろう。


 町に戻って子爵の屋敷へと行く。この子爵は伯爵の下で木材を一手に任されている人物らしく、そっちの方面では有能らしい。ただし家族には非常に甘い人物としても有名で、その所為で娘は好き勝手にしていたみたいだ。


 ギルドマスターでさえ毛嫌いしているのだから相当だったんだろう。俺は勝手口の閂を開けて侵入し、まずは屋敷内の全員に【昏睡】を叩き込む。後は聞いていた子爵の人相に該当する人物を見つけるだけだ。


 2階の広い部屋で寝ているのが分かったので、素早く侵入し手枷と足枷を嵌める。次に屋敷内に金銭がないか調べると、地下室に隠し部屋があった。面倒な形にしてあるが脱税でもしてるのかね?。


 子爵を放置した俺は地下室へと下り、ワインの貯蔵庫の隣にある隠し部屋を探る。どうやら壁の窪みに取っ手の様な物を嵌め込み、それを使って隠し扉を開ける必要があるらしい。


 仕方がないので【念動】を使って強引に隠し扉を開けて中に入る。様々な宝石やら絵画やらとあるが、俺には売り捌く伝手が無いし、何よりこういう物は足がつく。なのでいつも通りに金銭だけ貰うのだが……多いな。


 何故かワイン樽に入れてある貨幣を樽ごと収納しながら慰謝料を貰っていく。貨幣だけを回収したら外に出て隠し扉を閉めた。その後、子爵を連れて外に出たら【白痴】を使ってから起こし、俺を狙った理由を聞いておく。


 案の定、娘の仇討ちだとかホザいたので真実を教えてやるも聞く耳を持たない。まあ、分かっていた事なのでさっさと処分する。俺が剣を抜いた事で自分の末路を悟ったのか、必死に弁明するがもう遅い。


 首を切り落として死体を穴に捨てると、【浄炎】で焼き尽くした後に埋める。これでようやく終わりなので、帰ってゆっくり寝よう。


 全て綺麗に【浄化】してから宿に戻った俺は、部屋と皆をもう1度綺麗に【浄化】してから布団に横になり目を閉じる。今日も一日お疲れ様でした。



 <異世界476日目>



 おはようございます。子爵はブチ殺したので、今日は商業国家マールの王都であるマルドーへと行く日です。あの子爵も下らん事をしなければ生き残れたものを、ああいう子供に甘いクズは本当に居なくならんな。


 地球でも居たが、何故あんなに目が曇るのか俺には理解出来ない。何でもそうだが、信じる事と妄信する事は同じじゃない。信者と狂信者ぐらい差があるって、何で分からないんだろうな?。



 「「「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」」」


 「おはよう、皆」 「ニャー」


 「今日は朝から眠そうだね? もしかしてバカが夜中に襲ってきたのかい?」


 「ああ。木材問屋を隠れ蓑にした闇組織だったが、面倒なんで侵入者とボスだけ処分した。後は闇組織に依頼した子爵も屋敷に行って始末したんで、今は外に埋まってる。ただ、慰謝料として貰ってきた金をまだ数えてないんだよ。樽に入れてあったから……」


 「ああ、たまに居ますね。ワイン樽に入れていればバレないだろうと考えて、ワインの貯蔵庫などに置いておくんだとか言ってました。本人は頭が良いつもりなんでしょう」


 「少し揺らせば分かるし、何なら重さでバレるのにね。村にも昔、ワインの樽にお金を貯めてた人が居たわ。家族に使われてたけど……」


 「お金はともかく、愚かな貴族が1人減ったなら喜ばしい事さ。主様なら証拠を残したりしないし、後は知らぬ存ぜぬで終わる話だよ」


 「そうだな。次はマルドーの草ダンジョンだろう? あっちの方が魔法の練習はしやすいだろうから、部屋を片付けて宿を出る準備をしよう」



 送風機や冷房を収納し、布団や敷いてあった革などを仕舞ったら、宿を出て食堂へと向かう。大銅貨10枚を支払って朝食を注文し、席に座ると近くから傭兵の声が聞こえてきた。



 「知ってるか? <ゆる姫>がダンジョン内で死んだらしいぜ。なんでも取り巻きに魔物を押し付けて逃げた所を、別の魔物に襲われたんだってさ」


 「おーおー、あの股座が緩い事で有名な<ゆる姫>が死んだか。自分好みの男を捕まえてはヤリまくって捨てるのを繰り返してたが、最後は呆気無かったみたいだな?」


 「そもそも<ゆる姫>の取り巻きは顔だけだからな。大した実力も無いから<ゆる姫>の金に群がってただけだし、最後まで下らない連中だよ。男達は全員命からがら逃げ出したらしい」


 「レッドベア2頭にブラッドグリズリーとダッシュボーア……。よく逃げられたなソイツ等。ああいや、ブラッドグリズリーが暴走した隙に逃げたのか。運が良いのか悪いのか、俺には分からねえな」


 「確かにな。逃げられたのは運が良かっただけだが、奴等の実力じゃ13層なんて自殺行為だろうに……。もしかしたら<ゆる姫>が何か言って、無理矢理行かせたのかもな」


 「そういや、何回かあったな。無理に深層に行ってチームメンバー死んだっての。あれも同じでワザとか……? もう死んでるんで分からねえけど、あの女だとありそうじゃねえか?」


 「確かにな」



 <ゆる姫>とか呼ばれてたのかよ、あの女。



 ▽▽▽▽▽


 1021終了時点


 大白金貨17枚

 白金貨72枚

 大金貨771枚

 金貨876枚

 大銀貨928枚

 銀貨1116枚

 大銅貨1086枚

 銅貨291枚


 神木石の浄化槍

 神石の浄化剣

 神木の浄化棍棒

 神木の浄化盾

 アダマンタイトのサバイバルナイフ

 氷擲竜の棒手裏剣

 アダマンタイトの十手

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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