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 「今回のものが普通の戦争だとした場合、戦争って、その……凄くゆっくりなんですね。もっと戦闘というのは頻繁に起きるものだと思っていたのですが、そうでは無いようですし……」


 「私も戦争には出た事が無いから、そもそも分からないよ。出た事があるだけリンデの方が知っているさ。私は虫相手の戦いぐらいだからね」


 「私達はずっと傭兵稼業しかしてきていませんし、そもそも戦争に参加する気も無かったので分かりません。今回、初めて戦争関連の依頼を熟しています」


 「そうだね。アタシ達は憧れから傭兵になったし、その憧れに戦争は含まれて無かった。もし含まれてたら参加したかもしれないけど、特に無かったですよね?」


 「アンタの言う通りさ。アタシ達だって戦争に参加した事は何度もあるけど、特に活躍したって事は無いね。する気も無かったから、適当にやってたよ。心の中では「早く終われ!」と思ってたけどね」


 「そうでしたね。いちいち面倒な者どもが声を掛けて来ますし、鬱陶しい事この上ないんですよ。限界に達したら、呼びつけてボコってましたが……それぐらいですかね?」


 「活躍なんてする気もなく、アタシ達が参戦しているって事を使いたいというだけだったしね。初めて参加した時は多少活躍してやろうって気持ちはあったけど、途中からそんなもの無くなったよ」


 「多くの死体を見れば誰だって同じ事を思います。魔物相手に戦うならまだしも、下らない戦いで亡くなってますからね。無念でしょう」



 2人の父親も戦争で亡くなっているので、一瞬緊張感に包まれたが大丈夫な様だ。ホッとするものの色々言葉のチョイスは考えた方がいいな。食事がマズくなるだけじゃ済まなくなる。


 夕食後、家に帰って部屋に入り革と布団を敷く。狼革と邪生の革だが持っていて損は無かったな。今まで布団で済んでいたが、革が無かったら木の板の上に直接寝なきゃいけないところだった。


 ちょっと厳しいものがあるが、火の季節だし眠れるか……。これで水の季節だと相当厳しいだろうが、火の季節なので寒くはない。暖房は有るものの、カマクラより隙間が多いからな。


 ダリアとカエデはミードを欲しがったので入れてやったが、良い感じの気分らしくフラフラしている。おそらくそろそろ限界なんだろう、自分から布団に行くのは流石だと思うが、その千鳥足で大丈夫か?。


 おー……頑張ったなー。なんとか布団まで辿り着いて、そして直ぐに寝たな。そして直ぐに連れて行かれる俺。皆さん早くないですか……?。


 【房中術】【鋭覚】【精気】で大満足させた俺は、部屋と体を綺麗に【浄化】する。他の部屋を確認すると、リンデ達の部屋以外は大丈夫だったので綺麗にしてから寝る事にした。


 それじゃあ、おやすみなさい。



 <異世界467日目>



 おはようございます。今日は情報収集2日目です。いつまで情報を集めればいいのか分からないが、戦争終わりまで情報を集めていれば問題無いだろう。問題はむしろ、それがいつになるかという事だ。


 小競り合いばかりで一向に攻め入る様子も無いし、かと言って隙を窺っている感じでもない。いったい水面下で何をやっているのか気になるが、どちらも戦争に勝とうとしている事は間違い無い。


 やはり情報収集をしながら探るしかないな。俺の技を駆使すれば強引に手に入れられるが、あまり多用すると技の存在がバレる。バレても良い相手なら問題無いんだが、この場所ではなるべく気付かれたくない。


 起きてきた皆と挨拶をし、布団や革を片付ける。朝起きた時に家の中と体は綺麗にしてあるし、昨夜忘れていた勾玉での吸引と【浄化】は朝にやっておいた。


 軍が駐屯している所から邪気が流れてきているのか、普通の町や村に比べれば多かったのが気になる。ラグナンドは大丈夫かもしれないが、ヴェスティオンの駐屯地は邪気塗れかもしれない。


 昨日と同じく他のメンバーを待とうと玄関まで出たら、リンデ達もフィレネ達も既に居て驚いた。慌てて出発して食堂に入ると、大銅貨12枚を支払って朝食を注文する。席に座って一息吐くと、近くから傭兵の話が聞こえてきた。



 「昨夜、邪生が出たって大騒ぎだったらしいぜ、ヴェスティオンの奴等。この前も邪生が出たんだろうに懲りない連中だな、まったく」


 「懲りない連中と言うより、汚ねえ連中なんだよ。神殿と結託して、傭兵から金を巻き上げる様な連中だからな。汚れが溜まりに溜まってんだろうさ」


 「それってギルドがやってたとか聞いた事があるけど、違うのか?」


 「正確にはギルド内に居たヴェスティオンの内通者なんだと。どうもヴェスティオンから相当の奴が入れられていたらしい。傭兵ギルドそのものを牛耳ろうとしていた様だな、失敗してるが」


 「副長を暗殺しようとしたのが最後の内通者だったらしいけど、俺も詳しいところまでは知らねえ。そういう噂があんのは知ってるけど、今の総長と副長は狙われてるからなぁ」


 「まだヴェスティオンの奴等は諦めてねえのか!? アイツ等どんだけ暗殺が好きなんだよ。傭兵国家じゃなくて暗殺国家か?」


 「「「ハハハハハハ!」」」



 言いたい事は分かるが暗殺組織なんて何処の国も抱えてる。表に出てこないし、殆どは内部の粛清用だ。国を維持する為にはどうしても必要な闇だからな。中には騎士団にやらせている国もあるだろう。


 実態が分からない様に隠すのは当たり前だし、露見すると困るような組織でもある。騎士団なんかに秘密の部隊として置いておくのは安心出来るのだろうが、露見すると却って言い訳出来ないからな。


 朝食後、俺達は昨日と同じく家に戻り、庭で訓練を開始する。昨日で身体強化までいけたが、大変なのはここからだ。少量の魔力と闘気を使って微弱な身体強化を行い、それを維持し続ける。地味だが重要な練習だ。


 昨日と同じく【集中】を使って身体強化の練習をさせるも、昨日よりはマシというレベルにしかならなかった。時間が掛かりそうな、それでいてコツを掴めば一気に上達しそうな感じだ。


 とりあえず体を綺麗に【浄化】してやり、昼食を食べに食堂へと行く。大銅貨5枚を支払い注文をしたら、朝と同じ席に座り食事が来るまで雑談をしながら待つ。


 運ばれてきたので食べていると、ガチャガチャと音の鳴る鎧を身に着けた傭兵が食堂に入ってきた。そいつ等はドカドカ椅子に座ると、金を払い食事を注文する。何と言うか、金属鎧以外は普通の傭兵に見える連中だ。



 「ヴェスティオンの連中が攻めてきたが、あいつ等は大した事が無いな。驚くほどの雑魚どもだし、俺達の手に掛かれば簡単に捻れる相手でしかない」


 「まあ、所詮は傭兵国家と言い張ってる連中でしかない。戦いは俺達傭兵に任せているだけの連中だし、化けの皮が剥がれればこんなもんよ。俺達の敵じゃ無えな」


 「俺達が居なきゃ戦えねえっつうのに、その俺達から金を巻き上げてたっていうんだからな、許せる筈が無い。今まで溜め込んだ鬱憤は奴等に倍にして返してやるぜ!」



 自分達の正当性をアピールしなきゃならないのはよく分かるが、宣伝工作部隊か知らないが下手くそだなぁ。兵士にやらせてるのか、それとも傭兵を雇ったのか知らないが、もう少しマシな奴等は居なかったのかよ。


 そう思えるほど演技が下手な連中だ。ヴェスティオンの奴等がワザと用意したんじゃないかって思うくらい下手だぞ。本当に宣伝工作がこのレベルなら、やらない方がよっぽど良い。平民にすら気付かれるって意味無いだろ……。


 そんな事を考えながら昼食を終えて家へと戻る。再び庭で練習を開始すると、1時間ほどでコツを掴んだのか急速に上手くなっていった。苦手だった魔力の扱いも上達しており、これなら闘神直伝の体操に移行しても問題無さそうだ。


 じゃあ、体操を始めようか。



 ▽▽▽▽▽


 0999終了時点


 大白金貨17枚

 白金貨72枚

 大金貨771枚

 金貨876枚

 大銀貨931枚

 銀貨1121枚

 大銅貨1356枚

 銅貨291枚


 神木石の浄化槍

 神石の浄化剣

 神木の浄化棍棒

 神木の浄化盾

 アダマンタイトのサバイバルナイフ

 氷擲竜の棒手裏剣

 アダマンタイトの十手

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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