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魔女標本 初版

蛇足かもしれないおまけです。

主人公のビジュアルを最後に載せています。

登場人物の概要や、作中では描かなかった設定、その後のストーリーなども書いてあります。


ネタバレになりますので、本編よりも先にじっくり読むのはあまりお勧めしません。挿絵だけ見るとか、流し見程度に。

◎ウィスパー・マーキュリー


 「切断」と「刻印」の魔力を持つ『継接』の魔女。

 享年19歳。

 呪われていると形容されるほどの美貌を持つ本作主人公。黒髪蒼眼。

 非常に大きなジレンマと抑圧、そして魔女生活で肥え太った独占欲をその体に抱え込んでおり、イデアの策やサンサーラの隠れた協力もあり最期はそこから解放されて恋を終えた。

 その血筋を辿ると、東国のとある貴族に行き着く。

 その貴族は彼女と同様、恋に燃えていたが、やがて愛想を尽かされて悲惨な人生を送ったという。




◎マーシレス・グレイス・フュルステンベルク


 ウィスパーの想い人。

 19歳。

 レモンのような色合いの短髪金眼。

 貴族に嫁いだ平民娘。夫の名前はランベル。

 その本質は無知で愚かで、それでもなお愛おしい者といった感じ。




◎リンドヴェル・ストナス


 世界最高の人形師にして『形代』の魔女。

 「補綴」の魔力を持つ。

 享年16歳。

 淡い紫と翡翠を交えたような髪、そしてそれと同様の瞳。

 大きな丸眼鏡をかけている。

 ウィスパーの自決後、最後の人形を作り上げ、大衆の前で火炙りの刑に処され亡くなった。

 最後の人形の題は「Mother's Day」。

 その人形は公開されておらず、王国に多大な寄付をしたとある侯爵に彼女の屋敷は警備され続けている。




◎サンサーラ・コンバロ


 「輪廻」と「変身」の魔力を持つ『否定』の魔女。

 ボサボサで長い黒髪に、銀色の瞳。

 26歳。

 自分のことを人格の歪んだ人物であることを理解しているが、それでも他者の不快そうな顔を見ることを辞められない。

 決して本質は正義ではないが、奇しくも彼女が否定した人物はより強く成長する無自覚の救世主。

 愛した男に魔女であることを密告され初めて処刑されると、二度と恋はしないと誓った。




◎ヨルシカ


 「黄金姫」の名を冠する異端審問官最強の女。

 プラチナブロンドの髪と瞳。24歳。

 12万種の魔力を保有し自在に操るという、まさに世界が生み出した異常存在である。

 本気を出すことの危険性を理解しているため、普段から自分の目的を100%達成するために必要な力しか出さないようにしている。

 異端審問官は一応宗教的な団体であり、階級が与えられる。ヨルシカは司祭枢機卿。かなり偉い。

 彼女も神を信じているが、中には無宗派寄りのメンバーもいる。特にカルダン・グリルなんかは「事実」しか信じていない。




◎カルダン・グリル


 「銀弾」の名を冠する異端審問官。

 燻銀のおかっぱ頭。

 二つ名のある異端審問官は彼女やヨルシカを含めて13名存在し、各都市や街を担当している。

 19歳。

 その正体は「何でもやる」研究者で、実のところ直接戦闘はあまり得意ではない。異端審問官の中でもぶっちぎりで倫理に反しており、かつヨルシカのことが嫌い。足を引っ張ることだけを考えている。

 銃こそが今後の戦争を左右する要素だと信じている戦争マニア。

 ヨルシカのような瞬時の逆算は出来ないが、時間をかければ「解析」ができ、魔法のコントロールを支配することができる。




◎ベイジャフロル・オレアンド(捌号)


 魔力を持たない、カルダンに作られた魔女。

 一般人の人格を破壊し、無理やり魔女の制約を交わした際の極度のストレスで髪がすべて白く染まった。

 20歳。

 魔力が無い代わりに膨大な魔力を吸収し内包する受容体としての力があり、カルダンはこれに自身の魔力を譲渡し、魔女たちを釣るための擬似絵として解き放っていた。

 リンドヴェル捕縛任務終了後はカルダンにより調整中。機会を見てまた縛られたまま利用され続けるだろう。




◎アイリス・オーリン


 「腐食」と「固定」の魔力を持つ『相剋』の魔女。

 灰褐色の長髪に、黴に侵されたような灰色を持つヘテロクロミア。

 23歳。

 戦争地帯の極貧層に生まれ、あまりの貧しさに人を食べながら生きていた。

 両親の肉を食べてしまって以来、「腐った人肉」という禁忌の味に心酔し、飢えや衝動と共に殺人行為を始める。

 殺した者の肉を敢えて腐らせながら食べては全部吐き出してを繰り返して生きていた。彼女は「魔女の薬」を服用していない。腐った人肉で固めた悪魔の干し肉を毒物がわりに摂取している。




◎フレデリカ・グラヤノ・フルボディ


 「宇宙」と「不完全」の魔力を持った『遊星』の魔女。

 現存する魔女とはその成り立ちから根本的に異なっており、数万年の時間を生きている正真正銘の魔女。

 金髪ツインテールと、夜空の輝きをそのまま瞳孔に押し込めたような瞳。

 現在伝わる魔女の創り方は全て彼女が一から発見したもの。フレデリカやイデアがどのように魔女になったのかは不明だが、その方法は普通のやり方ではとてもじゃないが再現不能のようだ。

 遥か昔、天文学に心を打たれ、宇宙に恋をしたという噂が一部の魔女の間で囁かれている。




◎イデア・アリストロ・レイテンシー


 「阿頼耶識(あらやしき)」「量子」「表象」「特異点」の魔力を持つ『眼窩』の魔女。

 フレデリカの同級生で、この物語における裏の主人公。←照れるなあ

 自分が創作の存在であることを理解しており、自分たちの未来を決定づけてしまう読者を遥か遠い未来から永遠に憎み続けている。←人聞きの悪い。同時に感謝もしているよ?

 しかし「創作」が持つ特性の裏をかき、遥か遠い未来から創作への干渉に成功。

 物語の結末を書き換える特異点の力を獲得し、本来無限遠の可能性を含んでいる創作を「一定の結末」に導くことで、全ての魔女の願いを叶えることを目論む。←「目論む」とか悪事のように言わないでくれたまえ


 フレデリカもイデアも、魔女としての質が現代の魔女とはまるで違う。

 その永久に近い時間を過ごす為に、フレデリカは「観測不能な擬似宇宙」、イデアは「人々の無意識の集合空間」という場所に自らを置くことにしている。

 そのため、彼女たちに会おうと思っても、向こうから許しが無ければ会える訳ではない。←その人が真に望めば、別に会ってあげてもいいよ?


 余談だが、ヨルシカとアイリスが出会ったあの洋館は、イデアが建築に携わっている。

 ヨルシカはフレデリカの魔法で時間が滅茶苦茶になっていると考えたが、あれは実は、過去のイデアがヨルシカに依頼されて建築した「夜空を永遠に観測するための家」である。←凄いでしょ。あれ作るの頑張ったんだから




◎とある女性の姿絵


 羊皮紙に描かれている。作者不明。

挿絵(By みてみん)

第一部完結です。ウィスパーが他者に願いを託すまでのこのお話は、何の因果か七夕に完結しましたね。

お付き合いいただきありがとうございました。


第二部は連載中。よしなに。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 混沌とした世界観に、美醜入り混じる登場人物が合っていると思いました。感情移入ができないというのは確かにその通りなのですが、それゆえに読者が傍観者として振り回されるお陰で、最後に放り込まれた…
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