前へ目次 次へ 4/13 アンドロメダ ある晴れた 月の眠る夜に 陽の影より星空が覗きこんでいる 虫たちが声限りに呼んでいる 幾重もの感情を閉じ込めた 光りたちはまったく静かに その眷属たちを同心円状に従える 彼らの大きな母である銀河は 理を気儘に導く もしもそこへ辿り着くなら 叶わないことは何もない アンドロメダは眩い騒めきの すべての虹を詰めたガラスの一瓶 永遠が漏れ出している (文字数調整-----------------------------------) NOTE既出。