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詩のようなものたち

いままでも、これからも

作者: 暮 勇

 君に恋をする事は

 ない

 今までも

 多分、これからも


 愛は醜く

 重く

 恐ろしい

 愛は欲だ

 心も体も欲しくなる

 故に変ずれば嫉妬に

 憎しみに

 怒りになる

 だから、愛を見ると

 人間の奈落を覗くような

 そんな気分になる

 愛は、おそろしい


 勿論、恋などしていない

 そもそも恋とはなんぞや

 惚れただとか

 腫れただとか

 そう言うものが

 わからない

 人は幾ら見ても人であり

 男も同じく、男でしかない

 恋とは、なんぞや


 好きでは、あるかもしれない

 嫌いでもなく

 興味がないわけでも

 関心がないわけでもない

 確証はないが

 多分、好きなんだろう


 ならば何故君といるのだろう

 仕事の合間に駄弁ったり

 つまらない冗談を言い合ったり

 当て所なく出かけてみたり

 妙な話だと思う


 ただそこにあるのは

 君の持つ知識と

 思考と

 配慮と

 ほんのちょっとの愚かさへの

 敬意だけだ

 私がはっきりと君に言える事は

 ただ一つ

 君の、その人間らしさを

 尊敬している


 今までも、多分これからも

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