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たとえ君が本当の君じゃなくても

作者: 妃穂子

 高校2年、16歳。杉村花……。え、いま何してるかって。昨日、夜まで漫画描いてたの。そしたらこの通り、まだお昼の2時だって言うのに睡魔が襲ってきたわけ。

 机にぐてーっとしてボーっとしてるわけです。

 小学校中学校とどんどん1年が早く終わるのだが、今年はやけに早い。早く感じるのは楽しいからだと言うけど、特にリア充なわけでもないし、毎日の楽しみがあるわけでも…あ。ありました。でもこれは楽しみっていうか悩みなんだけどな。

 杉山祐摩、28歳。

 私が彼のことを好きだと気づいたのは最近のこと。誰にやられてもドキッとしない頭を撫でられるという行動にドキッとしてしまった。さらに、私は気づけばいつも杉山先生を探している。キモいのはわかってます。でも、2つほど問題があるんです。先生は28、私は16。歳の差の問題だよね。もう1つ、先生は嫌われ者だ。私のお母さんも先生のことは大嫌いだ。そんな人を好きになってしまった。

 こんな弱音を吐いていて良いわけがない。

「先生と歳の差が縮まるほど仲良くなれますように」

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