ややこしくなったので整理 ~人物編~
原罪をすべて狩り終え、神閣はもう一度集結しました。
恐ろしい龍が羽ばたいています。龍の顔はまるで牛のようです。
そして胸のあたりに、足と手がない人間が埋め込まれています。彼が口開きました。
ミノル「最終原罪は強かったですね。私は経験値を得たことにより、今は牛のような龍のような姿に進化しました。もちろん、人間部分である私は変化はなく、すべて彁の力です。私の首から、牛の角が生えた龍のような首が、そして背中から龍の翼が、足からは龍の脚が生えてきたわけです。こうして十全なる神閣を統べるにふさわしい姿になりました。」
すると、龍の口が動きました。彼もまた、喋ることができるようです。
彁「なんだかんだ言って、神が7人集まったわけだ。12柱を早くそろえたい。」
ミノル「ここで、皆さんの能力を一度、整理してみましょう。まず、神たる私の能力は進化し、喋った文字数だけ相手にダメージを与える『フィリバスターキャノンX』です。このXは計算機的Xと同じXであり、Xは政治学、生物学、タイポグラフィー、免疫学、情報学、社会学などあらゆる分野を内包しているXです。何度も言いますが、言葉は宇宙です。とにかく、属性攻撃ができるのと、不意打ちができるのが最強の魅力ですね。」
彁「私は牛なのか龍なのか分からなくなっているが名前は彁だ。ミノルの能力が強いのは私のおかげだ。ミノルは自分の力量を勘違いしてはいけない。私の口から放たれるフィリバスターキャノンは万物を焼き尽くす『論 理 災 害』だ。さて、他の神々よ!自分たちの名、そして能力を語るがよい!」
羊の姿をした女の子が喋ります。
顔はワニ、身体は羊ですが、それを差し引いてもキュートです。
ラムネ「私はラムネ。クロノダイスと羊村ハギスの間の子。要するに羊とワニのハーフ。私の神の名は妛よ。妛は結局死んだんだけど、最終的には戻って来た。そこで私は二つの能力を持っているわ。まず1つは、フィリバスタードリームといって、演説に催眠効果を付与する能力ね。ユメオチなんてものがあった気がするけど、あれは1度しか使えないから、もう無視していいと思う。」
羊の女の子の股間から、何かが這い出てきています。
妛「あら。私の紹介がないなんて、ちょっとひどいんじゃないかしら。でもいいのよ。あなたと私は何もかも一心同体。フィリバスタードリームの力を強めて、能力無効化をできるようになったんだから。私に肉体を委ねて、あなたはさらに強くなるのねえ。既に、私のと・り・こってわけだわあ。あなたの股間は私が守ってあげる。前回あなたに宿っていたポンコツとは違って、簡単に死なせはしないわよ。」
ラムネ「私の神が変態すぎるのが欠点だけど。次!」
ばねの体に、丸坊主の頭がついた男が語り始めました。
椦「俺は瞬間移動が使える。キセル乗車の常習犯だったが、ミノルさんによって神にさせてもらったわけだからな。俺の殻が陸上で鍛えた脚力はだてじゃないが、瞬間移動に頼りすぎると筋肉が落ちてしまう。殻は完全に脱げ、完全体となったわけだ。他の神とは違う。すごいだろ。ちなみに、俺の全身はバネのようになっているが、まあいいだろう。上下関係には厳しいことで有名だが、何の躊躇も無くキセル乗車を犯す。びよんびよんばいんばいんしてることが多いが、気さくに話しかけてくれよな!」
次に話すのは、全裸のサラリーマン。股間にはタヌキがついています。
ちなみにアタッシュケース以外にサラリーマン要素はないです。
宮沢「私は宮沢。駲を宿しています。元検事で、数々の事件を解決してきます。検事を辞めた後は、麻薬を大量輸入する麻薬日帝と呼ばれ、悠々自適な日々を送って来たのですが、オリエント急行に乗っている際に神にさせられてしまったんです。何故麻薬王になったかと言うと、女子高生を薬漬けにできるからです。」
駲「僕は実名報道の神だも。宮沢検事の体に取りついているだも。股間からたぬきが出ていて気持ち悪いように見えるだもが、次第に慣れるだも。実名報道は、周りに存在するあらゆるものの経歴をリサーチできるだも。でも弱点があるだも。まず、未来のことは察知できないのと、なぜか植物に関しては全く効かないだも。文字や空間など、概念に関しても有効だも!」
ずっとケータイを弄っている女の子がいます。
ラムネさんが彼女のメッセージを見せてくれました。
閠『私は閠です。殻も本体も喋れないので、こうしてLINを使ってコミュニケーションを取っています。昔はぶつかった相手が必ず死ぬ「歩きスマホ」という能力を持っていましたが、それは昔の話です。紆余曲折あって、今は任意の2人の能力を入れ替えられる「スキルスワップ」を持っています。非常に便利です。他の能力との組み合わせがしやすいのです。歩きスマホで逮捕された、学校も退学しました。暇なので神やります。好きなまとめサイトは虐殺速報です。』
そして次に話すのは……。説明を放棄します。こいつの言うことは分かりません。
挧「俺は、かつてキング・ヘビーモスと呼ばれた男。自分で言うのもなんだが、重度のリョナラーだ。地獄を統括している。俺は女の子の悲鳴が大好きだ。野郎の悲鳴は耳触りだから、地獄には男は入れない。むさくるしい男たちは全部空に落とさせて星にする。俺は重力を操作できるのだ。男は星になり、女は地の落とし拷問する。俺は無敵だ。ちなみに、キング・ヘビーモス自体が神で、挧だ。殻は存在しない――――」
挧が話している最中に、背の高い青年が割って入りました。
暃「誰もリョナ武勇伝なんて聞きたないねん!ワイは前回殺されたはずの九式原罪や。元々は空亡と呼ばれる妖怪で、偽物の太陽や。もちろん、ミノルはんに殺されて、殻であるワイだけが地獄に行って転生したからなぁ、神は死んで能力はうしなっとるわけやけど、他の奴から強奪すればええねん。能力募集中や!とにかく人数が足りないから、ワイが神になったんや!よろしくな!神のみんな!ワイが7人目の神や!」
挧「元々暃は偽の太陽と言えど、星だった。だからあいつが死んだも星にするわけにはいかない。あえなく地獄に呼ぶしかなかったわけだ。……あれは俺にとっての地獄だったね。」
暃「挧はんの拷問もなかなか良かったけどな、愛が足らんねん。愛が!それじゃあかん!あれじゃわいを更生させられへんで!更生させるためには、犯すしかあらへんねんや!あんとき実名報道を反射したから、あんたを含めてみんなの境遇はよーしっとるがな、親を殺すのも愛があればちょっとは許されんねんで!それを理解せなあかん!」
挧「……。」
彁「ともかく、残り5人だ。もう一度世界を作りなおそう。」
一人忘れています。
彁「すまなかった。ナレーターよ。お前も神だったが、存在を無視していた。
いるのかいないのか、はっきりしてほしいところだが。ミノルのフィリバスターでは語りきれない、この神話を紡ぐのはお前だ。お前も必要な存在だが、名を与えるのはまだ早い。12人そろったところで余った名をやるから待ってろ。」
私の名前はありません。いつからいたのかも分かりません。
でも、名前をもらえるのはうれしいです。
私は、全員の神の名前、読めないですけど。
つづく。




