原罪 七:マスクがあるのにくしゃみをするときはマスクを下げている
ミノル(俺は気が付いていなかった……。フィリバスターの最大の利点は、初見殺しにある!例えば、魔術師が怪しげな呪文を唱え始めた場合、それは呪文詠唱だとすぐに気がつかれてしまい、攻撃の的となるだろう。こんな風に……。)
魔術師「グルミタ ゴラシド レデル ミイル」
敵1「詠唱を始めたぞ!!止めろ!」
(だが、俺の場合は何を喋ってもそれが呪文となる。時間稼きと呪文詠唱が同時に可能なこと……そして、会話中に0時間で不意打ちができること。この2つが俺の強みだ。最後の『フィリバスターキャノン』は、発射した後の決め台詞だから、別に詠唱には関係ない。そして、六式との戦いの後、実験を繰り返して判明したことも付け加えておこう。フィリバスターキャノンのチャージは分割が可能だ。すなわち、相手の発言に割り込まれることもある程度なら許容されるようだ。全てを途切れなく言う必要はない。もちろん、間が空きすぎると、チャージはリセットされるようだがな。)
(……だから俺のすべき役割はただ1つ!殺戮だけだ!!)
彁「我が殻よ……。貴様小賢しく見えるが、案外脳みそ筋肉だな?」
ミノル「私の脳みそはシマリが良いのです、脳姦界ではみんな知っています。」
ミノル「では始めましょう!殺戮と血と大根のパーティーを!大根とは男根とは違い、地面を犯す存在です。私は性生活の充実を図るためとはいえ、寄生虫が怖いので大地を犯すようなまねはいたしません。だからこそ、七式原罪『マスクがあるのにくしゃみをするときはマスクを下げている』に対して、私は大根の滋養強壮作用を強くお勧めしたい限りでございます。マスクを着けているのにですよ、くしゃみをするときには顎に下げているので、思いっきりしぶきがかかるのです。これはいけない。だからこそ私はあなたのような最悪最強の原罪に対して、怒りをぶつけることをしなければいけないのです。賽の河原のような陳腐なメロディーをいくら垂れ流しても、私のこのスピーチに聞き惚れる人間を魅了することはできません。それは逸脱に対する願望なのか、それとも準拠に対する不信なのか、それは未だに分からないことの方が多く、死ぬ。私は友達がいました。その友達の名をAとしましょう。Aと私は同じ大学を受験しました。フィリバスター学部フィリバスター学科の定員枠は2人で、死亡者数は12000人。あまりにも狭き枠です。しかし私はフィリバスターの為の文章を書き続け、その帰結としてまともな日本語を喋れなくなったわけですから、これは日本の過酷な受験戦争の到来を今にして感じても無駄だということで、こうした社会制度を構築する上では、人々の声を聞くのも大事だとは言えても、その人々の声はやまびこのようなものでございまして、実装してからすぐに意見を聞けるわけではないのです。運用年数がしばらくしてから出ないとそのような有用な意見を聞くことができない。結論から申し上げましょう。リバーシリハビリに助成金を出したことは具作中の愚策です。確かに子供たちはリバーシをすることにより、受験戦争のストレスを和らげることができました。しかしそこに漬け込んだハゲタカファンドはリバーシを3色にするという愚行を犯し、その結果子供たちの精神は完膚なきまでに破壊され、死ぬ。窓の外を見てみましょう。廃墟です。廃墟が広がっているわけです。しかし、ここも廃墟です。神は廃墟に宿るという話を聞いたことがあるでしょうか。普通神だって豪華なところに住みたいですし、住みたいのですが、嘘かも知れないです。あなたたちはこれから反省を始めなければいけません。確かにあなたは現代日本の教育の被害者であることは認めざるをえません。しかしそれは殺人パスポートではないことを理解していただきたい。それだけです。つまり、受験生にわざとインフルエンザをばらまく知的障害者には、日本はどのような教育機関を用意しているわけでもありませんし、それを理解せずベクターとなる人たちには、しかるべき裁きが待っているでしょう。私は試験監督をしたことがあります。フィリバスター学部に首尾よく入ることのできた私が、何故今こんな目に会っているのか。そう。私はフィリバスター病という病気にかかっていたので、私は実験体として入学したのです。命の授業を行いました。それは私です。私を解剖して、フィリバスター病の実態を確認するのです。そして私を殺したのが、フィリバスター病のウィルス、ダチュルウィルスの開発者であるナパでした。もちろん私は生き返り、フィリバスター病を元気にばら撒く。それだけのクズでしたね。今思い返してみれば。まあ性病なので咳ではうつりません。ナパはなぜ狂気に走ったのかは未だにわからない。世界が2週目に入り、ミュータントという存在をすべて消し去った今でさえも分からない。あなたには創造がつかないかもしれませんが、私のような牛男は前の世界線では当然家のごとく町を闊歩していました。獣姦です。獣を犯すことで、生まれるのです。しかしそうした偶然はもちろん神の支配下にあるので、私たちが生まれない!って言えばこの世界では生まれないのです。しかし残念ながら、人間の想像力は偉大なものでございまして、GEMYと呼ばれる組織が既にミュータントのようなものを作っていたんですね。それがキングシリーズです。しかしミュータントはいい奴です。キング・ヘビーモスやキング・マンモスのように、話せば気さくな人たちばかりです。心配は必要ありません。全ての心配を杞憂にする。そのためのGEMYでした。さて、考えなければならないのが、ナパはGEMYの一員であったか?ということなんですね。ナパはインド……あの世界線ではリンドと呼ばれています。の生まれでしたが、カースト制度が根強く残るインドではレイプ事件は日常茶飯事で、ナパは二度犯されました。一回目は道端で。二回目は運ばれた病院で。ナパの顔も三度までなので、三度犯されると世界がメルトダウンするという危険性を医者は言いましたが、そこでスウェーデンの若者たちが、死姦を合法化する運動をしたおかげで、無事ナパは三度目の被害にあうことになりました。それから世界は徐々にメルトダウンしていく。フェニックスと呼ばれる存在しないはずの生物が生まれ、その結果何が起こるかと言えば、復讐です。今まで言った歴史は嘘ですが、もちろん教科書ではあたかも真実かのように書かれています。ナパもフィリバスター病も実はこの世界では存在せず、私たちの神話と言うものはまだまだ発展途上なのです。そういう部分を加味して考えれば、あなたたちのような神の獣を倒すという試練、そして12柱と呼ばれる最上位の神たちを仲間に加えるという神話は本当に最初の最初です。アルセウスが生まれるよりも前です。私は宣言します。私は神の卵を12個集め、12柱を完成させた後、今の世界をまたリセットし、新たな神話を作ります。幾分か人は道を誤った……そう思っております。その誤りの28%を占めるGEMYについても、次の世界線では存在を許しません。フィリバスターキャノンですべてを焼き払います。とにかく。私は神の殻です。それ以上でもそれ以下でもありません。しかし神話を作るのに、いささか人間界は汚れすぎている。全て滅ぼします。それこそが、私の望んだ理想郷なのです。もちろん問題点がないわけではありません。卵の供給が遅れるわけですから、神としての存続の危機にさらされるわけですが、まあ些細なことです。私のこれからのビジョンを語りますと、神と人間が密接につながった神話というアイデアは確かに良かったのです。神の界だけで完結するのは寂しいじゃないですか。だからこそ、私はもう一度世界をリセットし、よりよい世界を作り上げます。一度やり直しても、いいじゃないですか。まあ滅ぼすといっても、ちょっと痛いだけです。何も心配は必要ありません。私の夢を語ります。神と言う物は人という卵を通じて生まれ出るのです。だからこそもう一度、世界をやり直しましょう!フィリバスターァァァアアア!!キャノォォオン!!」
しかし七式原罪はダメージを受けていません。
七式原罪「コノテイドデホンキカ?ザコカヨ」
ミノル「発射されないっ……?何でだっ!!調整は済ませてきたはずだっ!!」
さらに七式は、閠を体当たりで突き飛ばしました。
閠(よしっ……これであいつは死ぬはず……。)
七式原罪「ヘクシッ!ヨワッチイヤツラダゼ」
閠(私にぶつかったのに、死んでない……?)
閠『おかしいですよ。先輩!七式にフィリバスターが無効化されているんです!』
閠『しかも私にもぶつかったのに、ぴんぴんしてるんです!』
駲「おかしいだも……あいつのHPは2500。確かにあのスピーチで死ぬだも。」
駲『すぐ行くだも!椦も連れていくから、まっててだも!!』
???「はははっ!ざまあねえな!」
ミノル「おっ、お前は……。センチピート!!」
センチピート「あのタヌキがこいつを『実名報道』した時は、こいつの能力は『殴り』だった!こいつの殴りを喰らった瞬間、3mふきとぶ!しかし今は違うんだぜ。そうだなあ。」
センチピート「俺の能力を当てられたら、お前の勝ちにしてやってもいいぜ。」
ミノル「なるほど。大きく出ましたね。あなたの能力はかつてはフラグクラッシャー。あらすじで喋ったことが全てうそになり、それは登場人物を縛るルールとなる。強力なものでした。しかし弱点としては残念ながら、『してはいけない』という形になるので、自分の思うようには動かない。自分の喋った未来以外の未来を選択するという形ですからね。おそらくあなたはなんだかんだ言って能力を発現させ、一度死んだのでしょう。だからこそ、また新しい神の黄身を取り出して、自分の身に宿した。そうではありませんか。つまりあなたの能力はフラグクラッシャーではない。……おげっ!!」
センチピート「だらだら喋ってんじゃねーよ。牛男。」
センチピートのモーニングスターがミノルのみぞおちを抉る!
彁「どうなっているのだ、殻!貴様のフィリバスター、防御・攻撃ともに発動していない!」
ミノル「私もわけが分かりませんよ!」
閠『早く来てください!大ピンチです。私たち全員の能力を封じられているみたいです……。』
そこに、二人が現れました。
椦「瞬間移動なんだから、早く来いもなにも無いだろ。」
椦「ちょっと隠れて『実名報道』してもらっていたんだが……。」
駲「???……。あのムカデ男の個人情報が読めないだも……。」
椦「とにかく退避だ!触れても死なないなら、全員俺に触れ!瞬間移動で脱出する!」
ミノルは考え込んでいるようです。
椦「ミノルさん?早く!」
ミノル「……いや!!それをしてはだめだ!」
センチピート「おいおい、逃げるが勝ちだぜ。それでもまだ、やるってのか?」
七式原罪「テメエラムシスンナカス」
センチピート「言っておくが、お前たちの能力は完全に封じた!終わりだ!」
彁「……。気付いたか。殻。能力を封じられた今、仕方がない。実力行使だ。」
その瞬間、拳を握り、センチピートに殴りかかる椦の姿が!
椦「死ねぇぇえええええええええ!!……なんちゃって。」
椦の拳は、センチピートに触れるギリギリのところで止まりました。
センチピート「は……?」
ミノル「さあこれで終わりです。あなたの能力の正体は『2人の能力を交換する』という能力ですね。すなわち、手口はこうです。あなたはまず、私と閠の能力を入れかえた。つまり、私のフィリバスターは閠に、閠の即死能力は私に備わることになった。これで両方、自分の能力は使えない。閠は喋ることはできませんからね。で、後から椦と駲が来ました。もちろん『実名報道』と『キセル乗車』を封じるには、二人を入れ替えるのが手っとり早い。あとはLINでそのことを知らせればいい。」
「すると全滅を誘うために、椦に即死能力を与えます。よって私には『キセル乗車』が椦には『歩きスマホ』が入ります。つまり、椦が殴ればセンチピートは死ぬ。椦は高校陸上時代鍛えた脚力があるので、センチピートには脚力で勝っている。彼の陸上生活は波乱に満ちたものでした。囲碁ホッケー部にグラウンドを支配され、練習するグラウンドは片道2500円ほどかかるのです。だからこそ彼は状況に適応し、瞬間移動を身に付けた。とにかく彼は瞬発力がある。特殊能力を抜いても、私の尻穴でぬくぬくしていたムカデよりも、ずっとね。だからこそセンチピートは苦肉の策として、自分の交換能力と、即死能力を入れ替え、返り討ちにしようとした。死んだら交換能力が失われますが、椦に殺されると本も子も無いので仕方ありません。そこで、彼に交換してもらいました。私の『キセル乗車』と、の『フィリバスター』をね。あなたのHPはそこまで高くないでしょうから、フィリバスタァアアアアアアアアアアアアアアア!!キャノォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」
センチピートは星になりました。
ミノル「さらば、我が敵友よ……。」
ミノル「冬の大三角形には、あと1つ必要ですね。」
七式原罪「コロスノカ、オレヲ」
ミノル「いいえ。あなたは致命的なまでに頭が悪い。殺す価値すらありません。ですが、一つだけ気がかりなことがあります。まず、あなたの能力はよくわかっていない。 にぶつかった瞬間、あなたの能力と『歩きスマホ』を入れ替えれば、閠を始末できたはずなのです。しかしそれをしなかったということは、あなたの能力はそれだけの価値があるということなんですね。もしくは、私に渡してはいけない類のものだった。違いますか?」
七式原罪「……。チジク……カタムケル…………ノウリョク……。」
ミノル「なるほど。地軸を傾ける能力ですか。センチピードはかつて『軸』を神として信仰しました。すなわち、その能力は神として崇めるのには十分なものだった。しかし、私たちの能力には何ら影響しない。ところで、能力を教えてもらったお礼に、私の能力を話しましょう。私の能力は『フィリバスターキャノン』ですが、先ほどの戦いで経験値を得たおかげで、『フィリバスターX』に進化しました。このXは計算機的XのXと同じで、Xには様々なものに内包され、かつ、様々なものの一部である。そう思うのは私だけではないはずです。ここで何が言えるのでしょうか。言葉は宇宙以外の何物でもありません。その中に神話が語られ、神話が宇宙を作り、宇宙がまた人を作り、人が神話を叙述し、そして叙述された神話が宇宙を作るかと思えば、その宇宙は神話として卑下されるという悪循環が発生します。そこに私は終止符を打つべく、このフィリバスターキャノンに思いを込めて、神話を貴様たち獣にぶつける次第です。と言っても、神話を語ると言いつつも、実際に人間がしたことを言っているだけなので、悲しい限りです。私は物語に追従するのではなく、物語を作りたい!だからこそ私は新しい世界を作り出し、貴様たちのような屑の獣を破壊し尽くしたい!そこで私は神閣を組織しました。1の神統領と、11の大臣で構成されるものをね。そこで私は何を目指していたのか、今となっては知る由も無いですが、12の神をまず集めなくてはならないのに、神に名前を付ける際に人間に絶対に使われない漢字、人間が絶対名前を呼ぶことのできない漢字を当てはめることで、事なきを得たのですが、なかなか人材が集まらない。私はこの前、地獄を作りました。地獄の神の挧に出会ったのは奇跡とも言うべきほど、彼は優れた人材でしたのです。彼は母親を殺すことはできませんでした。彼は父親を殺すことができませんでした。その弱さゆえ、彼、キング・ヘビーモスはキング・ヘビーモスなのですが、彼はリョナが大好きで、女の子がつぶされる音でご飯を2杯食べることができます。私は人間に見える牛に見える人間なのですが、草の根を食べて生きてきた結果、と言うより先天的な遺伝子変質により、米を消化できない。だからこそ私はご飯を食べることはできない。私のような屑は雑草を食べていくことが、活路となると思われます故に。そこで私は彼を地獄神に任命しました。彼の中では地獄は拷問するところと言う認識でしたので、彼は喜んで引き受けましたが、それは私の弁論術のなせる技なのではないでしょうか。真実を知った彼が慟哭すること山の如し、圧倒的書類の山の前で彼は悶絶しているのです。なんせ、死ぬ人が多い。彼は全ての罪を見とおさなければならず、誤審は許されない。そういうわけで、挧は私にひそかにお願いしました。星空が、見たいと。私は死んだ人間を地獄に落とすのではなく、お星様にすることを許可しました。そこで彼の能力の面目躍如です。彼は重力を操れるので、死んだ人間を空に飛ばすのも、地に落とすのも自由。当然彼は地獄にいる人間しか裁く必要はないので、彼はかわいい女の子だけを地獄に落とし、ひたすらリョナを続けるのみです。そうすると、私たち神の存在を軽視する愚かな人間たちがいきつく先は分かりきっていて、かわいい女の子であることは罪であるという風潮になります。それが今の性犯罪率の驚くべき高さを誇っているのです。私たち神閣を信仰している人と、それ以外の宗教を信仰している人、さらにセンチピートの地軸派、机羊国の時間軸派、それらの性犯罪の発生率をみると、その実態が浮き彫りになってきます。タブラ・ラサに戻したい。私たちを信じる人間たちは何も愚かではありません。明らかに神様が降り、普通にテレビ出演・AV出演を果たしていて、なおかつ全人類が卵だってこともあれだけ見せつけたのに、他の神を信仰するのがおかしいだけです。地軸に萌える変態は先ほどぶち殺したので、他の宗派たちも滅ぼしたい限りなのですが、世界をリセットするまでもう少し我慢です。12人そろい次第、滅ぼします。私が目指した世界は、こんなのではない。神話は神がそろってから始まります。まだまだプレ・神話で、これは黒歴史として葬り去るべき神話です。私たちが見たあのフェニックスも、おそらくそういうつもりで全人類を神に変えようとしたのでしょう。黒い雨はフェニックスの精液でした。そこで、私は人類が生き残るべきかどうか、二人の人間に託したいと思っております。とりあえずお前は死ね。フィリバスタァァァァアアアアアア!!キャノォォォォオオオオン!!ブリザァァアアアアアアアアドッ!!」
七式原罪に2108×4(属性補正)=8432ダメージ!
あたり一面は絶対零度に包まれ、七式原罪も星となりました。
これで冬の大三角形は完成しました。
つづく。
ご安心ください。リセットしません。




