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フィリバスター牛山2 ~史上最長の呪文詠唱~  作者: 空な鍵
第二部:神話(神獣討伐編)
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原罪 参:汚い手でドアノブを触ること


ミノル「神獣の中には、独自の精神世界を形成し、そこに人間たちを誘い込む者もいます。その目的はもちろん、生殖です。よりよい卵である人間を選び、種付けするのです。次に二人に退治していただく参式原罪『ドアノブ』は精神世界タイプです。もちろん、神であれども精神世界で死ねば現実世界でも死にます。くれぐれも、死なないように。」


彁「神はいとも簡単に死ぬ。しかも恐ろしいことに、神は地獄にはいけない。一度死んだらそれっきりだ。もちろん、まだ地獄は作っていないが、作ったとしても神はやり直せない。そういう意味では神は人より脆いのだ。気をつけろ。」


ミノル「さて、なぜドアノブが原罪に数えられるのでしょうか。それはドアを開けるのにドアノブが必要だからです。ドアを開けるという行為がある空間とある空間の接続である以上、それは変化をもたらします。椦は『飛躍』の神、すなわち不連続の神である一方で、このドアノブは『接続』の神獣なのです。この二人、驚くほど相性が悪いのですよ。ここをどう埋めるかが、椦が神にふさわしいか否かを判断すべきところとなります。さて。接続の獣はどのような能力を持つかは先ほどお話ししました。そして原罪と呼ばれる所以はもう一つあります。それは、鼻をすすった手でドアノブを触ること。これがパンデミックを生みます。エボラ出血熱、インフルエンザ、ノロウィルスなど悪質な感染症がドアノブによって引き起こされているという事象は誰にも看過できないでしょう。その観点からするとドアノブは苦しみを接続するわけです。皆さんの中には、ドアノブを下げようとしたら、反対側の人も同時に下げてしまい、びっくりした経験がある人がいるはずです。そうです。ドアノブは接続という役割を担っているのにもかかわらず、そこには時間差が必要だということです。同時にドアノブを握ると接続が困難になるという事実が、この仮説を強力にサポートしているでしょう。とにかく、二人の活躍に期待です。まず椦とラムネはドアが大量にある部屋にいます。ドアには3つのパターンがありました。赤、青、黄。そして看板に書いてある通り、間違った扉を開けると死ぬそうです。大変ですね。ではヒントは無いのか。どうやら無いようですね。しかしドアを開けなければいいということに気がついた椦。瞬間移動ですべての扉の先を調べます。それで一つだけ正解の部屋に行くものを見つけました。これで第一関門はクリアです。どうやら間違ったドアを開けた瞬間硫酸が降ってくるトラップを仕掛けていたようですが無駄だったようです。その次はドアノブが無い扉があります。どうやらパスワードを入力しなければ開かないようです。そしてパスワードを入力しなければ、次の部屋は存在すらしないようなので、瞬間移動も無意味。そして看板には次のように書いてありました。」


たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた

たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた1932たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた


ヒント:たぬき


ミノル「どうやらラムネと椦は相当苦戦したようです。長き沈黙が彼らを支配しました。そしてそれを先に破ったのは椦でした。タヌキと言えばキツネ。キツネと言えばエキノコックス。エキノコックス。エキノコックス。駅のコックたち。では駅のコックたちとは何か?それは駅で料理する人間、すなわちオリエント急行専属シェフたちのことです。……おっと電話です。もしもし。」ガチャ


ラムネ「もしもしラムネだよ。ミノルに頼みがあるの。今からオリエント急行に乗って、ヒントが無いか見てきてくれない?たしかに「た」を抜くことは分かるんだ。「たぬき」「た ぬき」「た 抜き」なのは分かるの。でも、私に寄生している神の触手を使っても、全部の「た」を取り除くのに時間がかかるの。いかんせん数が多くて……。全部取り除くのにあと2時間くらいかかりそう。あ、1だ。これは取り除かなくていいんだ………。9も放置…あ、ついてる!「た」じゃないのが3連続である!やった!あ、また「た」じゃない!……」ツー…ツー…


ミノル「雑魚かよ。彁なら30秒もかからないだろうな。」ガチャ


彁「いや、半日かかる。」


彁「そんなことよりもだ、我が殻よ。オリエント急行には四式原罪がいる。」


ミノル「何ですって!?」


彁「あいつらに試練を課すと言ったが、一匹ぐらいサービスしてもいいのではなかろうか。」


ミノル「分かりました!オリエント急行に直行しましょう!」



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